平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

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散散歩歩。(112)鳥羽湾めぐり観光船。

近鉄鳥羽駅の改札を出ると、すぐにお土産物のコーナーがある。
観光地に来たんだなって、嬉しくなった。
そして、今回の旅行では、まずやらなければいけないことがある。
駅の改札で、「まわりゃんせで、鳥羽に泊まりゃんせ」キャンペーンのチラシを貰わなきゃいけない。
これに宿泊施設でスタンプを押してもらうと、1000円のクーポン券として、お買い物や食事に使えるのであります。
(これは、今年の12月28日までのキャンペーンです。)
その後、またやらなければいけないことがある。
鳥羽駅の横にある「鳥羽一番街」の2階のJTBのサービスカウンターに行かなきゃいけないのであります。
ここで、サービスの手荷物無料お預かりをしてもらう。
旅行会社で貰ったコピーを渡すと、5時まで無料でコインロッカーを貸してくれる。
そして、さらに「伊勢志摩ご当地クーポン」を受け取る。
これは、伊勢志摩の指定されたお店で、ちょっとしたオヤツを食べることができるという嬉しいクーポンだ。
ロッカーも無料。
クーポンも無料。
無料サービスの連続で、旅行会社で今回の旅行を手配したことが正解だったことを実感。
ご当地クーポンは、1人1枚くれるので、早速1階のミネルヴァさんというお店で「パールラッテ」という真珠のアイスクリームを1つだけ貰った。
こんな時、少し申し訳ないような、恥ずかしいような気分になる。
何しろタダで貰うんだから。
1つは無料で貰って、何か他に違うものを買わなきゃいけないのだろうかと思ってしまう。
買わなきゃいけないということはないだろうが、買ってあげた方がお姉さんも嬉しいだろう。
でも、今回は無料であることを最大限に楽しもう。
やや媚びるようね表情でクーポンを渡した。
「無料クーポン、1枚目から、そっと出し」凡蔵。こころの俳句。
そんな凡の心配は無用だったようで、お店のお姉さんは気持ちいい笑顔でアイスを渡してくれた。
真珠のアイスは、そういえば真珠の粉が入っているのかなという舌触りで、少しリッチな気分になれた。
ありがとう、無料。

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そして、時間はお昼前。
何か食べようかと思うのだけれど、これから観光船に乗ってイルカ島に行く予定なので、鳥羽マリンターミナルへ向かった。
これから鳥羽に行こうと思っておられるかたに、少しアドバイスをするなら、昼食は鳥羽1番街の3階でするか、鳥羽駅を挟んで鳥羽1番街の反対側にあるエリアで食事をしてから観光船に乗られるのがいいかもしれない。
この反対側には、美味しそうなお店も多いみたいでした。
でも、この時は、そこまで考えていなかったので、取りあえずマリンターミナルへ向かう。
次のイルカ島へ行く船は12時発だ。
この時、受付のお兄さんが、「今日はイルカ島のレストランは休んでいます。」と言った。
これが失敗の原因だったのだろう。
2階に上がると、小さなカウンターの喫茶店のようなスペースがあった。
立て看板を見ると「鳥羽ッグ」の文字が。
最近、ご当地バーガーや、ご当地ドッグが流行っているようですが、ここ鳥羽でも「とばーガー」なるものがあるそうです。
これは鳥羽っぐ。
じゃ、これにしよう。
鳥羽ッグとポテトフライとドリンクのセット。500円×2
乗船まで30分弱なので、カウンターで食べている時間がない。
テイクアウトで頼んだ。
するとオバサンは、冷凍のポテトを出して、フライの油に入れた。
この時点で、注文は確実に通っている。
5分経過。
オバサンはカウンターのお客さんと大声で話をしながら、カウンターのお客さんのランチを作っている。
10分経過。
オバサンはカウンターのお客さんと大声で話をしながら、凡より後にきて注文したカウンターのお客さんのランチを次々と出している。
15分経過。
だんだん凡の注文が通っているか不安になってくる。
20分経過。
まったく鳥羽ッグを作っている様子がないので、オバサンに言った。
「あの船に乗りたいんだけど、大丈夫?」
オバサンは、これと言って急ぐ様子もなく。
また、そう言えばそんな注文あったかなという態度で、鳥羽ッグを作り出したのであります。
それも、「わざと?」と聞きたいぐらい、ゆっくりとパンに炒り卵を挟んでいる。
チックタック、チックタック。
もう、時間がない。
それでも、凡の言った、あの船に乗りたいということをまったく聞いていないかのような、ゆっくりとしたスピードと態度だ。
チックタック、チックタック。
もう時間がない。
あと2分で出航だ。
凡は、ミニボンに言った。
「先に行って、出航をちょっと待ってもらうね。」
このまま待っていては、乗り遅れちゃう。
凡は観光船に向かって走った。
ちょっとしてミニボンが走って来た。
凡とミニボンが乗船して、すぐに出発。
聞くと、ドリンクがないので言ったら、「あ、そうやったかな。」という反応だったようです。
船に乗り込んでから、冷えたポテトと冷えたドッグ(ドッグは冷たいパンに炒り卵とじゃこを挟んだだけのもの)を食べた。
ふと見ると、凡の乗った観光船には売店があって、生ビールやおでん、焼きそばなどが買えるようだ。
横のテーブルでは、60歳ぐらいのご夫婦が楽しそうに生ビールを飲んでいた。
凡たちのお昼ご飯は、どうも失敗したようであります。
(観光船は3種類ぐらいあって、竜宮城を模した船は売店がありましたが、後で乗った小さい船には、ありませんでした。)
観光船は、竜宮城をイメージして作られていて、船全体が極彩色で、物語に因んだ像があちこちに散りばめられていて、楽しい。
絶好の撮影スポットだ。
鳥羽の海に浮かぶ小さな島々を見ながら、潮風に吹かれていると、今回の旅行を鳥羽にして良かったと実感するのでありました。

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(観光船の中)

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(観光船の上)

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(イルカ島に着いた観光船)

コメント

  1. 桃井はるこ より:

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  2. とっちゃん より:

    凡蔵さん、ふざけた売店のおばはんですね
    時間がかかるのも腹が立ちますが、何と言っても後から来た人のを先に作られるほど腹が立つことは無いですよね
    しかも冷えていたんですか?
    う~ん、今回のお昼はハズレだったようですね・・・

  3. 凡蔵。 より:

    ありがとう、とっちゃん。
    そうなんですよ。鳥羽に着いたしょっぱなから、ちょっとねという昼食になりました。
    前もって調べとけば、地元の美味しいお店があったようですが、いつも行き当たりばったりで。

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