平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(90)贅沢な旅行。示現流資料館は休館日。

天文館で黒豚しゃぶしゃぶの昼食を食べた後は、帰りの飛行機の時間まで、近くを観光しよう。
天文館あたりは鹿児島繁華街とあって、人通りも多く、飲食店や沢山のお店が続いている。
観光に来たら地元の人気スポットをブラブラするのも楽しい。
どこへ行こうかと思って地図を見ていると、「示現流資料館」なるものを発見。
示現流とは、薩摩地方で昔から行われている剣の流派の1つです。
今まで鹿児島を観光していて、凡には桜島しか思いつかなかった。
でも、この地図の示現流の文字を見て、急に凡は何十年も前の学生時代に記憶が戻った。
あれは高校生だっただろうか、NHKの大河ドラマで「花神」という司馬遼太郎さんの小説の幕末を舞台にしたものが放送されていて毎週欠かさず見ていた。
大学時代には、これも司馬遼太郎さんの「竜馬が行く」を、当時大学が京都にあったので、すごく興味を持って読んだのを覚えています。
その小説に、司馬遼太郎さんが一番強いと考える剣法が、示現流だと書いてあった記憶があります。
示現流は「一の太刀を疑わず。」と言って、最初の一撃にすべてを掛けて振り下ろすそうで、受けの技はないのであります。
一度剣を抜けば、相手が死ぬか、自分が死ぬか。
すごい潔い剣法ですよね。
これは、ちょっと興味が湧いてきました。
鹿児島へ来てから知ったのですが、示現流には、「示現流」と、「自顕流」というのがあるそうです。
示現流は、薩摩藩の認めた流派で、自顕流は、示現流を修めた薬丸兼陳という人物が始めた流派で、どちらかと言うと当時の下級武士が学んでいたようです。
幕末に活躍した薩摩藩の下級武士は、自顕流の方を学んでいたようですね。
こんなことも、その地方に来なければ、興味を持って調べないだろうし、知ることがなかったでしょう。
そういう意味でも、旅と言うのは、興味や知識を増やす絶好のチャンスと言えるのではないだろうか。
ミニボンに、「行ってもいいかな。」と聞くと、今いるところから歩いてすぐ近くなので、オッケーを貰いました。
地図を片手にたどり着くと、休館日でした。

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またしても、こんなことが起きてしまいました。
凡は何故か何処かへ行くと、そのお目当てのものが休んでいることが多いんです。
平日に出かけることが多いので、月曜日や、水曜日などの閉館日にあたることも理由の一つでしょうか。
それに、旅行に行くときは、目的を出来るだけ少なくして出かけますので、その目的以外は、行き当たりばったりの事が多いのも理由のもう一つでしょうね。
門の前で背伸びをしたり、飛び跳ねたりしながら、中の様子を窺うが、まったく反応がないので、仕方がありません。
しかし、どうしてこんなにも不運と言うか失敗に導かれて行ってしまうのでしょう。
こんどは、どこかへ行きたいと思ったら、「回れー右!」をして、180度反対方向に歩き出してみようかな。
そうすれば、こんな不運に遭遇することはないだろう。
とはいうものの、反対方向には何があるのだろう。
何か解らないものを求めて、目的とは反対の方向に進むというのは、これまた意味がないような気もする。
それに、そんなだったら、ミニボンがオッケーとは言わないだろう。
詰まるところ、どっちに向かって歩いても不運に遭遇するということなのかもしれません。
そして、示現流資料館。
仕方がないので、看板のみ写真に収める。
では、次はどこに行こうか。
ガイドブックに「維新ふるさと館」というものを発見。
鹿児島中央駅からも近いので、ここに行ってみることにした。
維新ふるさと館は、幕末に活躍した英雄を紹介したり、シアターもあり、当時の下級武士の生活を再現したコーナーもありと、300円の入館料から考えるとオススメの施設です。
維新ふるさと館を見学した後、ミニボンと行って良かったねと、話をしながら、歩いて鹿児島中央駅まで戻る。
預けていたバッグを取り出して、空港へ向かうことにした。
短かった鹿児島の旅も終盤です。
あとは、贅沢旅行のANAのプレミアムクラスを愉しんで帰るのみとなりました。
さあ、プレミアムクラスでサントリーのプレミアムビールを痛飲しなくちゃいけません。

コメント

  1. oriver より:

    凡蔵さんの旅行記は話題が満載で楽しませてくれるので、旅行雑誌に売り込みたいくらいです♪
    行ったら休み、そんな事はあるコトですよ。
    せっかく来たのにぃ~私もあるもん、私はそれを「残念」で終わらせてしまうから、覚えていないだけです(^^ゞ
    過去記事、楽しませてもらいました。桜島の最初に写真は見事ですね。❤の石は石として、この雄大な景色は、良いパワーを頂けそうです。
    さて、帰りの飛行機は「飲んで、飲んで」になるのでしょうか?(*^_^*)

  2. とっちゃん より:

    ANAのプレミアムクラスですか?
    凄いですね~
    羨ましいです・・・
    軽食が出るようですが、どんなのが出たか気になりますよ~

  3. とっちゃん より:

    凡蔵さんは目的をなるべく少なくとありましたが自分は逆ですね・・・
    限られた時間を有効に使おうと予定を組み過ぎる悪い癖があります
    滅多に行かれないのだから目一杯楽しまなくちゃと、予定を詰め込み過ぎちゃうんですよ・・・
    昔のスタイルを思い出すと、けっこう行き当たりばったりと言うか、風の吹くまま気の向くままの旅をし、予想以上に楽しい旅になった事を思い出しました!
    凡蔵さんのブログを再度見て、「目的を少なく」や「回れ右して180度反対に」なんてくだりを見てハットしました!
    忘れかけていた自分の旅のスタイルを思い出しましたよ
    う~ん、無性に旅に出たくなってきましたよ~
    そう言えば示現流は凄いですね!
    一の太刀を疑わず!なんて、なんだかみんなが忘れしまった古き良き時代の生き方に通ずるものがありそうですよね!
    うまく表現できませんが、示現流気に入りました!

  4. koji より:

    おはようございます。
    休館日は残念でしたが、維新ふるさと館に行けてよかったですね。
    だからちっとも不運には見えませんよ。
    「また来てね」
    と鹿児島が言ってるようにボクには聞こえます(^^)。

  5. 凡蔵。 より:

    ありがとう、oriverさん。
    桜島の溶岩は、本当に荒々しくて、自然のパワーに満ち満ちている感じでしたよ。
    一日、のんびり散歩でもしていたら、すごい運気があがったかもしれません。
    帰りの飛行機は、ご想像通り、飲んでしまいました。何しろただなんですから。

  6. 凡蔵。 より:

    ありがとう、とっちゃん。
    帰りのANAのプレミアムクラスは、時間帯によって軽食がでます。
    もちろん、私の便も出ましたよ。
    早く記事を書こうと思っていたのですが、百貨店の催事が入り、余裕がまったくなかったので、のびのびになりました。
    写真入りで、記事をアップしますので、よかったら、参考にしてくださいませ。
    プレミアムクラスは最高でしたよ。

  7. 凡蔵。 より:

    ありがとう、とっちゃんさん。
    とっちゃんさんも、よく旅行に行かれているので、ブログを拝見して、私も行った気になって、楽しませていただいています。
    目的を少なくと言っても、ついつい私も実際に行ってみると欲張りになってしまいます。
    だって、そうそう行ける旅行ではないですもんね。
    とっちゃんの気持ちわかりますよ。
    これからも、どんどん旅行の記事をアップしてください。

  8. 凡蔵。 より:

    ありがとう、kojiさん。
    「また、来てね。」と言われたら、また行きたくなってしまいますね。
    でも、いつも思うのは、行って良かったということです。
    休みでも、その場所に行けたんだから、その部分は良かったです。

  9. KAHOKO より:

    コロナの早き終焉を願い。
    さの際は、KAHOKOと凡さんの、あっ、ミニはん

  10. KAHOKO より:

    その2
    そそっかしいKAHOKOは、文章を書きかけ、ふと、気が散り。室内も散らかり、片付けないからか?スマホやパソコンのコードに手が触れて、送信をおし。
    それ故に その2 と上記に記し、続きを書きます、ね。
    サンロイヤルホテル、かつて、みゆきさん御一行もお泊まりに。当然ながら、御存知でしょうが。初期のみゆきさんは、違うホテルに宿泊、もしくは、空港へと向かう時代がありました。バスに乗り。バスタブでは無く、マイクロバス。ヤマハサマーの用意した。長崎に向かった時もありました。
    KAHOKOも、ある意味、みゆき狂かも知れません。が、女性だからこそ、分かる(心の女神。)好きな殿方に別れを告げられた時。みゆきさんが救いに。
    と、いうわけで、鹿児島は?
    あっ、街並み、景観、毎年、変化を続け。新鮮な喜び。霧島神宮、文化遺産に。奄美大島、自然遺産に。焼酎が食文化と。
    サンロイヤルホテル、料理長。調理賞をもらうほどになり。
    海辺を見ながら、桧♨️に入り。ふかふかベッドで疲れをとる。
    ゆるやかに時間が過ぎ行く、南の島。鹿児島。島より、コメント書きました。

  11. 平 凡蔵。 より:

    ありがとう、KAHOKOさん。
    ちょ、ちょ、ちょっと、待ってー。
    みゆきさんが、サンロイヤルホテルに泊まっていたんですか。
    それに、その他にも泊まったホテルがあるとな。
    急に、思いが、みゆきさんに飛んで行っちゃいました。
    ああ、みゆきさん。
    それにしても、泊まったホテル知ってるとか、KAHOKOさんも、スゴイですね。
    まあ、それは置いておいても、鹿児島は良いですねえ。
    この後もまた、独りで鹿児島に行ったりしているんですよ。
    そうだ、KAHOKOさんにも会いたかったですよ。
    ただ、行きはしましたが、ただ、飲んだり食べたりしただけですけどね。
    また、鹿児島に行きたくなってしまいました。

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