平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(88)贅沢な旅行。桜島観光とハートの石。

桜島は、遠くから見るのと、上陸して見るのとでは、その様相が全く違う。
サンロイヤルホテルの窓から見る桜島は、錦江湾にどっしりと腰を据え、静かにそこに存在している。
しかし、上陸して見る桜島は、大正3年の大噴火で出来た溶岩の塊が、いまでも躍動感をもって天に向かって隆々と立ち上がっている。
その力強い姿は、そこに立っている凡のこころの奥深くに、地球の振動をダイレクトに伝えてくる。
鹿児島へ来たなら、桜島の観光はオススメであります。
さて、桜島フェリーが桟橋に着くと、鹿児島市交通局の観光バスで、桜島の観光に出発する。
するとすぐに、凡は車窓の風景に釘付けになった。
都市部では見ることのない、荒々しい大自然が目の前に広がっているのです。
この観光バスは、ほぼ桜島を1周するように走って行く。
まず最初は、湯の平展望所で下車。

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ここからは、見ている人を威嚇するかのように迫力のある南岳の姿を見ることが出来る。
錦江湾を隔てて見ていた桜島とは全く違った表情だ。
この風景を見て、やっぱり桜島観光に来て良かったと実感した。
この展望所の石垣には、ハートの形をした石がいくつかあって、全部見つけると幸せになるとか恋人が見つかるとか、何かいいことがあるそうです。
あまり興味がなかったので、いい加減にバスガイドさんの説明を聞いてたため、どんなご利益があるのかハッキリ覚えていません。

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しかし、思うのであります。
この展望所を設計した人は、どうしてハート型の石を隠すという、こんな仕掛けをしようと思ったんでしょうね。
以前、長崎のグラバー亭に行った時も、その敷石にハートの形のするものが隠されていて、見つけると、やっぱり何かいいことがあるということになっていました。
そもそも、占い師とか、どこかのお寺の偉い人が、このハートの仕掛けをしたんだったら、まだご利益がありそうなものですが、普通の霊感もない建築士さんが考えたものなんですから、ハートを見つけたからといって幸せになる道理はひとかけらもない訳であります。
それに、グラバー亭だったらまだしも、ここ桜島の雄大な姿と、このハートの石は、あまりにもチグハグな感じだ。
そんなことを思っていると、ミニボンが「全部見つけた。」と喜んで報告に来た。
一部の物事を深く考えない人には、楽しいというご利益があるのかもしれません。
それに、このハートを考えた人も、喜んでくれるだろうなと思って作ったのですから、きっと優しい人なんでしょう。
素直に「全部見つけた。」って喜ぶ方が正解なのかもしれませんね。
南岳をバックに写真を撮った後は、すぐにバスに乗り込んで次のスポットに向けて出発した。
途中、大噴火で火山灰で埋もれてしまった神社の鳥居などを車窓から見て、旅の里というお土産屋に着いた。
ここは、説明書には桜島を体感するスポットだと書いてあるのですが、いわゆるツアーに組み込まれているお土産屋です。
始めにオッチャンの説明があって、その後商品の説明があります。
ここで何故か日本人と外国人は、引き離されて、日本人だけ説明を聞くことになります。
でも、お土産は韓国人の方が買っていたかもしれません。
バスに再度乗り込んで、次のスポットに向けて走り出すと、通路を隔てて横に座っていた韓国人が、このお土産屋さんで買った紫イモのお菓子の袋を無言で凡に差しだした。
見知らぬ韓国人が凡とミニボンに、お裾分けをくれたのであります。
それから話を聞くと、ソウルから来て、大分や宮崎を回って鹿児島に来たとのことだった。
凡も、鹿児島で二日酔いになった時にと鞄に入れていた、お守りの最後の1本のソウルのドリンクを見せると、ものすごく喜んで笑ってくれた。
これでまた、この観光バスが楽しいものとなった。

コメント

  1. とっちゃん より:

    凡蔵さん、自分も桜島に行ってみたいのでとても参考になりました!
    それと嬉しかったのは観光できていた韓国の方と交流ができたようですね~
    旅って、こんな嬉しいサプライズが良いんですよね~
    普段では近くにいるだけで知らない韓国の人と話す事なんてありませんからね!
    それが旅先だとお互い言葉をスマートに交わすことができる
    旅ならではですよね

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、とっちゃん。
    鹿児島にも沢山の韓国人をはじめ、外国の方が来られていました。
    そんな外国の人とも、気軽に話ができるのは、やっぱり旅の効用というものでしょうね。
    九州って韓国から近いので、観光客も多いようです。

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