どんな悪い結果が出てるんやろ。
そんな期待と不安を感じながら、ドアの前で待っていた。
痛風の経過と検査の結果を見ながら、これからの治療を考える日なのです。
先生に呼ばれて診察室に入る。
尿酸値の結果は、7.7だった。
あまりの普通の数値に少しガッカリした気持ちになった。
始めて通風になったときは、尿酸値が13以上あったのだけれど、今回はもっと痛みも症状もひどいので、これはもうかなり数値が高いぞと思っていたのだ。
先生の「わあ、これはひどい結果だな。」という言葉を期待していたのです。
でも、結果はそれほどでもない。
どうして、凡はいつもこんな具合になってしまうのだろう。
ずっと痛みとか苦痛にくるしんで、それで病院に行く時になって、急に症状が良くなってしまう。
それで、先生に軽く扱われてしまうのだ。
そして、帰ってきて次の日からまた症状が悪化するということが、たびたびあるのであります。
今回の痛風も、そうなってしまった。
とはいうものの、痛風は発作が起きると一時的に数値が下ることが多いそうだ。
先生もそれは分かっているだろう。
結局、また検査をして様子をみることになった。
それにしても、病気になった人、もちろん凡を含めてなのですが、病気の程度が大きいことを自慢する傾向にないだろうか。
近くの病院に行っても、お年寄りの方が話をしているのを聞くと、
「いや、あんたはまだましや。うちは、手ぇも痺れてきてな。先生もどうしたらいいか分からんらしいわ。」
「いや、それやったらまだましや。うちは、手ぇもアカンし、目ぇもアカン。それに最近は腰が痛あてな、この後、針もしにいかなあかんねん。」
なんて会話をいつも耳にする。
どうも大変らしい。
サラリーマンでもそうだ。
飲みにいくと、肝臓の数値の自慢大会が始まったりする。
「オレなんか、ガンマGTPが、エライ事になっとるわけや。」
どうも、ガンマGTPが高いほど、エライようだ。
その内に、墓場から自慢話の声が聞こえてくるかもしれないな。
「あんたら全員まだましや。オレなんか、血圧もないし、肝臓もない。体はもうボロボロやし。オレが一番病状が悪いな。」
うん、これには勝てないですね。
凡は、病気にはなりたくない。
もしなってしまっても、軽いものであってほしい。
でも、先生に診てもらう検査結果は、悪いものであってほしい。
つまるところ、病気にはなりたくないが、先生や看護婦さんにチヤホヤされたいというところか。
痛み止めと尿酸を排出する薬と、尿をアルカリ性にする薬を貰う。
家に帰ると、ミニボンが「どうやった。」と聞いた。
「何か食べたらアカンとか、お酒飲んだらアカンとか言ってた?」
「いや、何も言ってない。」本当にそのあたりの話はなかった。
何も言われてなければいいと思ったのか、夕食は、マグロのお刺身とトンカツ2枚とポテトサラダをボールに山盛りと、最後にチキンカレーだった。
これは、どうぞお酒を飲んでくださいねというメニューだ。
良かった。
やっぱりO型で良かった。
あまり痛風を重大なことと考えてないようだ。
尿酸値はストレスで上がるという説がある。
その点、これだけ飲んで食べたらストレスはないだろう。
ということは、痛風にもいいだろう。
きっと。
コメント
凡蔵さん、正常値に戻ったんですね
健康で美味しい物をいっぱい食べましょうよ~
良かったじゃないですか♪
でも、そんなに痛いのに結果に特別異常がないなんて、とても不思議。
まだ痛みはあるんですよネ・・・
ミニボンさんの肝っ玉の大きさに、拍手です!
凡蔵。さんは、素敵な奥さまが傍にいてくれるから、大丈夫ネ(*^_^*)
ありがとう、とっちゃん。
今度また病院で経過の検査をするんですけど、これからずっと薬を飲んで尿酸値をコントロールしていかないといけないようです。
でも、薬を飲んだら数値も安定するだろうし、暴飲暴食も大丈夫かなって勝手に思っているところです。
ありがとう、oriverさん。
発作が起きると、一時的に数値が下ることもあるそうです。
次の検査でもっと詳しく分かるんじゃないかと思っています。
普通は、1、2週間で痛みが消えるそうなんですが、まだ痛いんです。
勿論、かなり痛みはましなんですが。
尿酸値が高いと、他の病気にもなりやすいらしいので、この際、いい機会だから、じっくり薬も飲んでいこうと思っています。
こんにちは。
尿酸値を下げるのは一筋縄ではいきませんね!
私も情報収集して有用な情報を流せればと思います。