平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

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そうだ、ソウルへ行こう!(119)

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伝統茶で一服したので、また散歩を続けよう。
仁寺洞ギルのお店を覗きながら歩いていると、地下鉄1号線の通り大きな通りに出た。
ここが仁寺洞の終点のようだ。
さあ、これからどこへ行こうかな。
もう言っても夕方だ。夕食を食べることも考えなきゃね。
大きな通りの交差点で立ち止まって考える。
明洞なんかにも出てみたい気もするが、折角、仁寺洞に来たんだから、この辺をもう少しぶらぶら散歩したい気がする。
そして、どうせなら人の多く集まるところがいい。
交差点には仕事を終わって帰る人が沢山あるいている。
右から左へ、左から右へ、あっちからこっちへ、こっちからあっちへ。
どっちに向いていくのがいいだろう。
観察していると、通りを鐘閣(チョンガク)の方へ向かって歩く人が多い気もする。
でも、通りを横断して真っ直ぐ行く人も多い。
そうだ、チョンガクの辺りは以前歩いた事がある。
このまま真っ直ぐ直進しよう。
何もなくても、真っ直ぐ行くと清渓川という小さな川に突き当たる。
ここはテレビでも紹介されていて最近注目を浴びている若いカップルの散歩には最高のデートスポットだ。
中年のカップルが行って悪いということもないだろう。
真っ直ぐ直進することにして、横断歩道を渡った。
そして、ほんの少し行くと、急に賑やかなところに着いた。
飲食店が沢山集まっているエリアだ。
その飲食店も比較的リーズナブルな感じのお店が多く広い範囲で続いている。
個別のお店もあるし、ビルに入っているお店も多い。
何か雰囲気のいいところに来たぞ。
その一角をサラリーマンや若い人がうろうろ歩いている。
人も多くて気軽な繁華街といった感じである。
ガイドブックを手に場所を調べてみると、「貫鉄洞」というエリアらしい。
でも、この地域はガイドブックには紹介されていない。
でも、丁度いい塩梅の繁華街だ。
よし、雰囲気が気に入った。
時間も時間だし、今日はここで夕食をとろう。
とりあえず、このエリアをぶらぶらと歩いてみることにしよう。
そして混んでいる店を探そう。
2周ぐらい回ると、焼肉のようなお店で混んでいるお店を発見。
でも、順番待ちで並んでいる。
表に並べられた椅子に座って待っている。
しかも、10人以上は待っているのである。
うん、ここは美味しいのかもしれないな。
でも、待つのは面倒くさい。
次に混んでいるなと思ったのは、これもどうも焼肉のようだ。
入り口には「豚」という字も見える。
表には練炭をいこしては、店内に七輪を運んでいるおじさんがいる。
こんなに流行っているのだったら、きっと美味しいだろう。
とはいうものの、表に書かれている「ドンキホーテ」という日本語も気になる。
ひょっとして日本人がよく来るのだろうか。
とはいうものの、あまり、ウロウロしてミニボンが怒り出しても困る。
流行ってそうだから、ここにしよう。
流行っていることはいいことだ。
練炭のおじさんに声を掛けて中に入る。
さて、どんな料理があるのだろうか。

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練炭を店内に何度も何度も運んでいるおじさんと記念撮影。

コメント

  1. とっちゃん より:

    貫鉄洞ですか???
    自分も初めて聞いた地名なのでガイドブックを見てみると、地名は地図上には記してありますが、その地域の詳しい記述は全くありませんでした・・・
    なるほど!若い人やサラリーマンが集まる地元っ子に人気のエリアだったんですね
    さすが凡蔵さん、ガイドブックには出ていないのに、凄く良い地域を発見しましたね~
    やはり旅上手&オリジナルの旅を楽しむセンスを感じられます!
    いつかチャンスがあったら、自分も行って見たくなってきました
    仁寺洞から歩いてもすぐってのが良いですね~
    確かに日本語でドンキホーテって文字が気になりますが、なかなか良い雰囲気のお店っぽくて、続きが楽しみです

  2. 凡蔵。 より:

    とっちゃんさん。
    そうなんですよ。たまたま歩いているとこんな所に出てきました。ガイドブックに載っていないのが不思議なぐらいです。
    でも、エリアの規模は明洞なんかに比べると、かなり狭いですよ。それに飲食店ばかりのエリアのようです。
    何回も行った訳ではないので言えないのですが、賑わっていました。
    私的にはまた行きたいなと思う場所でした。

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