平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

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そうだ、ソウルへ行こう!(30)

しまった。
凡のうっかりだ。うっかりは水戸黄門の八兵衛だけでいい。
ミニボンの眼鏡に傷がいったのです。
それで、凡とミニボンは眼鏡屋にいきました。
最近は日本でも安い眼鏡屋さんが増えてきていますね。
ミニボンが眼鏡のグラスを交換している間、凡は何気なくそこあるフレームを試しにかけたりして待っていました。
すると眉毛を綺麗にカットした男性店員がやってきて、いろいろ話しかけてきました。
凡は話をしながら眼鏡を掛けているうちに、買ったら便利だろうなと思い始めたのであります。
最近度が進んできたのでありますが、眼鏡を掛けたり外したりするのが面倒くさいなと思い出してきたとろこだったのです。
ミニボンのグラスの修理が出来上がってきた時には、凡は検眼台の前に座って
「あ、右です。あ、それはちょっと見えないです。あ、そっちのほうがはっきり見えます。」
などと眉毛の綺麗な男性店員さんの質問に答えてました。
ああ、何と馬鹿な凡なのであろう。
しかし、買ってしまったものは仕方がない。
また、ソウルへ行く目的が振り出しに戻ってしまった。
しかし、目的は何でもいいのだから、その内考えよう。
それにしても最近うっかりとか、ボーっとしってとかが多い。
一度脳みそを調べてみたい。
先日も、朝出勤前に、ミニボンにゴミを出してほしいと頼まれました。
普段はミニボンが出すのですが、その時は丁度タイミングが良かったのでしょう。
凡はこころよく引き受けましたよ。ゴミ捨て場はマンションの一角にあります。
それで、ゴミ袋を持って出勤しました。
そしてあることに気がつきました。
丁度家から駅までの中間ぐらいに差し掛かった頃です。
ふと凡の手を見ると、ゴミ袋があるではありませんか。
「あーーーーー。」
凡はゴミ袋を捨てるのを忘れて駅の近くまでゴミを持って来てしまったのであります。
しかもゴミ袋を持っていることに5分も気づかなかった。
ああ、凡の脳みそはどうなってしまったんだろう。
でも、ゴミ袋を持って電車に乗らなかったんだから、まあ、いい事にしよう。
何でもプラス思考だ。
近所の誰かに見られていなければいいのだが。
そうだ、ソウルへ行く時はうっかりはやらないぞ。

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