平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(872)青春18きっぷの掛川の旅。(4)

3月27日(金曜日)。
浜松の駅で降りる。
ここは、2週間前に、ミニボンの母親が倒れたことを知った場所だ。
良い意味ではない懐かしさを感じていた。
でも、折角、降り立ったのだから、駅前も散歩しよう。
とはいうものの、この時点で2時過ぎなのだけれど、凡には最後の計画があった。
それは、名古屋でビールを飲んで帰ることだ。
名古屋のミユキステーションホテルさんに、またもや、お邪魔したい。
ということなので、その時間を考えると、観光するほどの時間もない。
駅前を歩いて雰囲気だけでも味わおう。
その前に、前回来た時に見つけてあった駅の中にある餃子屋さんに入ろう。
浜松といえば、浜松餃子が有名だ。
浜松餃子「石松」さん。
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ここでお腹いっぱいになる訳にもいかないので、餃子10個と生ビールを注文。
餃子は、やや甘めの餡に、やや甘めのタレで、これが浜松餃子の特徴なのかな。
餃子640円、ビール590円。
少しだけ高めの値段設定か。
と、大阪人の凡は、餃子を比較するときに、いつも「王将」の値段と味を基準に考えてしまう。
ある意味、悪い癖だが、どうしても、そうなってしまう。
王将の餃子が、身体に染みついているんだ。
とはいうものの、浜松餃子も、美味しかったです。
店を出て、駅周辺を、キャリーを引っ張りながら歩き回る。
すると大きなヤマハのビルを発見。
ヤマハってスゴイよね。
旅をしていると、そこかしこで、ヤマハの文字を見かける。
んでもって、ほんの少しだけど、みゆきさんとの縁を感じるんだ。
かなり薄い縁だけれどね。
でも、それが結構、嬉しかったりする。
恋するものの、なせる業だ。
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んでもって、更に歩いていると、とあるビルの柱を見ると、ものまねのライブハウスの宣伝が貼ってあった。
近くに寄ってみると、なんと「中垣みな」さんの写真があるではないか。
知らない人の為に書いておくと、中垣みなさんは、みゆきさんのモノマネをされていて、みゆきさんファンの中でも人気のタレントさんだ。
それに何といっても可愛いし。
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これまた、薄い薄いみゆきさんとの縁を感じた。
しかしね、こんなことで、みゆきさんとの縁を感じていたら、もう何にでも縁を感じられるようになるよね。
東京という文字だけで、みゆきさんとの薄い縁を感じることも出来る。
地方であっても、みゆきさんがコンサートをした会場を訪れたら、その誰もいない空間に、みゆきさんとの薄い縁をかんじるだろうし。
みゆきさんが、力うどん天かす抜きということを言えば、凡も力うどんが食べたくなるもの、そこに縁が生まれるよね。
もう、「みゆき」(さん)とか「中島」とか、「世田谷」とか、「札幌」もそうだ、「ヤマハ」なんて街中に文字が溢れてるものね、そんな文字を見たら、それだけで、愛おしくて、気持ちが温かくなる。
こうやって、薄い薄い、更に薄い縁を探してみたら、道端に咲いた名前も知らない花にも、みゆきさんとの縁を感じられるだろうし、激しく行きかう道路で聞こえる車のクラクションの音にも、薄いみゆきさんとの縁を感じることができるだろう。
或いは、もっと空間に神経を集中したら、朝トイレに行って、お尻を拭いたトイレットペーパーにも、薄い薄いみゆきさんとの縁を感じるだろうな。
ただ、いくら、お尻を拭いたトイレットペーパーに薄いみゆきさんの縁を感じても、その縁が、どうにも愛おしくても、そのトイレットペーパーに頬ずりするまでの想像力は、今のところ持ち合わせてはいないな。
遠い将来、そのトイレットペーパーに頬ずり出来た時、凡は、この世界中の空間と時間に、みゆきさんの縁を感じるようになることができる達人になっているのだろう。
でも、そんな世界は、実に幸せに違いない。
すべてが、みゆきさんと繋がっている。
さて、そろそろ名古屋に移動しよう。
1525浜松駅発、岐阜行き、普通。
1557豊橋駅着。
1602豊橋駅発。
1658名古屋駅着。
名古屋駅に着いたら、もう行く場所は決まっている。
ミユキステーションホテルの「みゆき」さんだ。
名前は「みゆき」だけれど、みゆきさんとは、全く関係ない。
果たして、そこに凡は、みゆきさんとの縁を感じられるのだろうか。
さすがに、縁までは感じられない。
とはいうものの、何となく居心地が良いと感じるのは、やっぱり縁を感じたいと願っているからだろうね。
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店の前まで来ると、17時開店なのに、まだ準備中の札が掛かっている。
仕方ないので、駅周辺をグルッと回って、15分ほど潰して店に入る。
いつもの壁に向かって飲むカウンターに座る。
凡は、ラーメン屋など、壁に向かって食べる方式のお店は、あまり好きじゃないのですが、このお店は、何故か落ち着ける。
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メニューは、いつもと同じ、お刺身やアジのフライ、手羽先などを注文。
みゆきさんとは全く以って関係のないお店なのだけれど、みゆきさん恋しさに来てしまう。
定食を食べている人も多いようなので、今度は、定食を食べてみようかな。
今回は、新型コロナのせいか、お客も少なかった。
さて、折角の名古屋なんだから、やっぱり台湾ラーメンも食べて帰ろう。
お店を出て、駅構内の「味仙」さんに行く。
まずは、アサリ炒め(750円)で、ビール(550円)をやる。
味付けが濃いめなので、これまたビールに合うんだな。
そして、台湾ラーメン(750円)。
味付け自体はシンプルなのだけれど、この辛さが堪らない。
このラーメンは、味がどうのこうの言うよりも、この辛さをヒーヒー言いながら食べるのが良いんだよね。
頭のてっぺんから汗がドッと出た。
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1920発名古屋駅発、米原行き、快速に乗り込む。
車内は、意外と満員だった。
途中で座れたので、名古屋駅で買った名古屋名物天むすを食べる。
んでもって、名古屋でのビールが効いたのか、ウトウト寝てしまって、気が付いたら乗り換えの米原駅。
急いで、乗り換えて、無事大阪駅まで戻ってきました。
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ということで、今回は札幌に行く予定が、掛川で泊まるという計画に変更した旅でしたが、また、素敵な場所や素敵な人に会えて、微妙な時期ではありましたが、行って良かったと感じた次第であります。
最後まで、お付き合いしていただいて、ありがとうございました。

コメント

  1. yukemuri より:

    浜松餃子美味しそうですね
    焼き加減が実に良いですよね
    たまに焼きが甘くてほぼ焦げ目がついてないのがありますが、あれは悲しいですよね
    お次は「みゆき」さんでアジフライやお刺身、手羽先などで一杯飲られたんですね
    更に更に味仙でアサリ炒めに台湾ラーメン&ビールとは凄いですね
    お腹パンパンになったのではないでしょうか?
    本物の台湾ラーメンはいつか食べたいと思っています
    あ~、また名古屋に行きたいなぁ~

  2. 平 凡蔵。 より:

    ありがとう、yukemuriさん。
    焼き色は、良い感じに焼けてますよね。
    私も、餃子は、焦げ目のついたのが好きです。
    なので、王将でも(また、王将ですが)、忙しい時間以外の時は、「よくやき」でと
    注文します。
    王将でも、たまに焼きの甘いのがありますからね。
    んでもって、名古屋でも、またお腹いっぱいになりましたよ。
    名古屋の台湾ラーメンは、台湾のラーメンとは、ちょっと違うようですが、台湾ラーメンとして通っているようです。
    美味しいと言うよりかは、何故か食べたくなる一品なんですよね。

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