平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(903)青春18きっぷ、UFOに出会う北陸旅。(1)

新年、あけまして、おめでとうございます。
と、こんな挨拶も、やや気が抜けたものとなりつつある、今日なのでありますが、ブログの更新をしようと思うのであります。
んでもって、新年早々、昨年の話でゴザイマス。

昨年末は、余裕もなく、ただただ、日々をこなすだけでありましたが、なので、ブログの更新も出来ないでいたのではありますが、新たな気持ちでスタートしたいと思います。
昨年の出来事で、気の抜けたようなブログではありますが、お時間がありましたら、どうぞ、お付き合いくださいませ。
何しろ、このブログは、老後に読み返して、ああ、こんなところにも行ったなと、そんな楽しみにしようと思っている次第でゴザイマスので。

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先日、青春18きっぷの練習の旅に名古屋へ行って大甚さんで、美味しいお酒を頂いてきた。
さて、今回は、連休とあって、1泊2日で、本番の青春18きっぷの旅という訳であります。
いつもは、行き当たりばったりで、ある程度目的地を決めたら、時間配分は、その場その場で、決めていた。
でも、今回は、予め乗る電車の時刻も調べて行こうと思う。
何しろ、北陸へ行くつもりだからだ。
行ったは良いが、途中で雪が降って電車が停まっちゃったよ、なんてことになったら、帰ってこれない。
3日後のシフトは、早番で、どうしても遅れて出勤することはできないのであります。
そんな今回の行き先は、まずは、石川県羽咋市(はくい)にある宇宙科学博物館・コスモアイル羽咋さんだ。
羽咋市は、UFOの目撃情報も多くあり、市としてもUFOで押している。
ムー民の凡には、たまらない施設に違いない。
(ムー民とは、雑誌ムーの愛読者のことです。)
そして、計画としては、そのまま富山市まで移動して、次の日に、皇祖皇大神宮に参拝をする。
ここは、竹内文書によるとキリストや釈迦も修行をした神社ということだ。
これもまた、ムー民の凡なら、1度は訪れてみたい神社なのであります。
ということで、12月19日(水曜日)、05時28分発の京阪電車に乗り込む。
久しぶりに早い時間の出発だ。
JR京橋駅で、青春18きっぷにスタンプを押してもらい、そのまま環状線で、大阪駅に出る。
06時00分発、京都行きの普通電車に乗った。
意外と、乗客も多い。
京都駅、06時48分着。
京都駅、07時00分発、近江今津行き、湖西線。
琵琶湖の上に上った朝日がまぶしい。
近江今津駅、08時07分着。
近江今津駅、08時14分発、湖西線。
敦賀駅に着くと、かなりの乗客が降りて、またかなりの乗客が乗り込んで来た。
一瞬、降りてみたい気になったが、今日の目的地は、ここじゃない。
敦賀駅を出ると、北陸隧道に入った。
長いね。
凡の座っている4人掛けのシートの前に、インド人の若者が座った。
黒い革ジャンに黒いズボン、全身黒ずくめで、ずっと携帯でユーチューブのインド映画を見ている。
ブルートゥースのイヤホンから、大きな音が漏れる。
今からこんな大音量で音楽を聴いていて、年を取ったら、耳大丈夫かなと心配になるよ。
ちょこっと若者の足が凡の足に当たったら、スミマセンというジェスチャーをした。
少しばかり話をしてみたいなと思ったけれど、武生駅で降りて行った。
武生に何をしに行くのだろうね。
武生駅で、特急通過待ちで10分停車。
福井駅、09時46分着。
ここで29分ほど時間があるので、トイレ休憩もしたく、改札を出る。
へしこのおにぎりと、蟹の笹すしを購入。
さあ、ここから先は、青春18きっぷでは、行ったことがない。
1つひとつ停まる駅を見るのが楽しみだ。

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10時15分、福井駅発。北陸本線。
11時42分、金沢駅着。
ここで、47分ほどの時間があるので、昼食をとることにしよう。
とはいうものの、料理を注文してサーブされるまでの時間が分からないので、駅の飲食店で食べるのが無難だろう。

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とりあえずは、名物だ。
ということで、8番ラーメンさんに入る。
チェーン店なのだけれど、関西では見かけない。
スタッフは、半分以上が外国人だ。
金沢にも留学生が多いのかな。
メニューを見ると、五目あんかけのラーメンが美味しそうだ。
食べたいなと思う。
とはいうものの、たぶん、初めての8番ラーメンさんであるからして、1番基本の物を食べてみたい。
なので、店名が名前についている8番セットを注文。
汁は、人気があるという味噌味をお願いした。
さて、運ばれてきたラーメンを見たら、ボリュームにビックリした。
ちょっこっと食べようかと思っていたのだけれど、これはお腹いっぱいになりそうである。
そして、そのお味については、やさしい味付けだ。
濃い味が好きな凡にとっては、やや薄いと感じる味噌味も、これはこれで、子供からお年寄りまで、誰でも食べられる味ということだろう。
麺は、硬くはなく、太めの平打ち面で、もっちりとした食感は、やや重い感じもする。
優しい味付けなので、嫌いと言う人は無いだろうけれど、その分クセも無いので、どうしても食べたいという感じのものではない気がした。
次にラーメンを食べる時は、別の店をチョイスしてしまうだろう。
とはいうものの、金沢の人気店のようなので、金沢に住んでいると、これはこれで、どうしても食べたくなる味なのかもしれない。
それに好感が持てるのは、この駅のお店は、他店は知らないが、調味料などのラベルを、きちんと正面に向くように置いてある。
マニュアルにあるのだろうけれど、マニュアルを、きちんと守ることがチェーン店では大切な訳で、凡は、気に入ったのではあります。
ということで、取り敢えずは、名物を頂いたので、何か1つやり遂げた感で、ホームに戻った。

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12時29分、金沢駅発、七尾線。
このあたりは、青春18きっぷを使って乗る場合は、やや注意を要する。
というのも、JRと第3セクターの路線が組み合わさっているからだ。
金沢駅から、今から行こうとしている羽咋までは、その途中の金沢駅、津幡駅(つばた)間がIRいしかわ鉄道という第3セクターの路線なので、青春18きっぷで乗ることはできないのです。
とはいうものの、特例があって、津幡駅から続く七尾線は、JRなので、通過する場合は乗車しても良いということになっている。
今回の凡も、金沢駅から、羽咋駅まで、降りることなく通過するので、ここはOK。
七尾線に乗って走り出すと、急に雨が降り出した。
そして、時に雹に変わったりする。
これは、困ったなと思いながらも、羽咋駅に着いたら、雨が上がっていた。

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駅でコスモアイル羽咋までの地図のコピーを頂いて、歩き出す。
空を見ると、とてつもなく大きな黒い雲が凡の頭の上を移動している。
かなりのスピードで流れているのだ。
ひょっとして、これは凡を歓迎する宇宙船が、この黒い雲の中にいるのではないかと思う。
この大きさなら、母船だろう。
周りに誰もいないのを確認して、凡は呪文を唱えだした。
「ユンユンユン、、、。」これは、UFOを呼ぶことができるという呪文だ。
少し前に、テレビ番組で、中年のオジサンが、この呪文でUFOを呼び出していた。
なのだけれど、これを唱えても雲に変化はない。
なので、続いて、別の呪文を唱える。
「ベントラ、ベントラ、スペースピープル。ベントラ、ベントラ、スペースピープル。」
これもまた、伝統的なUFOを呼ぶ呪文だ。
しかし、これを唱えても、黒い雲には変化がない。
とはいうものの、ものすごく大きくて黒い雲の塊なのである。
気にはなるけれども、コスモアイル羽咋に着いたので、UFO召喚は諦めることにした。
ある体験談によると、UFOの中に入ると、スンゴイ美人の宇宙人がいたという話もあるので、少しばかり期待をしたが、残念である。

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コスモアイル羽咋は、思った以上に大きな施設だ。
ドーム状の建物の横には、ロケットがある。
このロケットの1部は、本物だ。
入場料は、展示室だけなら、400円。
凡は、コスモシアターという映像も見たかったので、800円のセット料金を支払った。
まずは、少しだけ時間があるので、2階の展示室に行く。
すぐに出迎えてくれたのは、アメリカのマーキュリー型宇宙カプセルだ。
ロケットの先端部分で、これはレプリカだけれど、本物と同じ素材を使って忠実に再現されている。
なんか、ワクワクするね。

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その横を見ると、旧ソ連のヴォストーク帰還用宇宙カプセルが展示されている。
これは、実際に、宇宙を旅して、戻って来たカプセルの本物なのである。
スゴイね。
見ると、カプセルに擦り傷のようなものが沢山ついている。
これが、実際に、宇宙空間を飛んでいたなんて、最高だ。

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それにしても、ロケットの先端なのだから、大きくはないだろうことは想像できるのだけれど、想像以上に小さく、中のスペースも狭い。
こんなので、宇宙を飛んでいたなんて、これは勇気がいっただろうね。
でも、最高の気分だったに違いないね。
このカプセルは、どの宇宙旅行の時のかは見落としたけれど、ガガーリンが飛んだのも、この同じタイプのカプセルだそうだ。
この2つを見ていたら、コスモシアターでの時間が来たアナウンスがあったので、移動する。
プラネタリウムのような形になったスクリーンで、観客は、凡だけだった。
映像の内容は、宇宙に関するものだったけれども、可もなく不可もなし。
さて、また2階に戻って、展示物を見る。
アポロ指令船や、バイキング火星着陸船、アポロ月面着陸船など、迫力の展示物が続く。
これがスゴイのなんのって、本物でなくても、本物のバックアップ機だったり、実物を忠実に再現したものだったり、兎に角、気の入れようが半端ないのである。
この展示物を引っ張って来た人に敬意を表したい。

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ここまで見て来て、本当にスゴイなの連続だったのですが、少し期待が裏切られている感も心に芽生えてきたのである。
兎に角、展示物はスゴイのだけれど、凡が求めてやってきた目的は、UFOだ。
いささかアヤシゲなものも含んだ、UFOの情報だ。
これは、期待し過ぎたかと思ったら、小さなブースで映像が流されている。
見ると、月刊ムーの編集長の三上さんと、飛鳥昭雄さんじゃないですか。
科学ジャーナリストの高野さんと言う人と、何やら楽し気にトークをしているじゃないですか。
やっと、凡の求めているものがあったと、座って見てみる。
この映像は、このコスモアイル羽咋で以前に行われたUFOシンポジウムの映像だそうだ。
なかなか、民法では放送できないような内容のようだ。
楽しいね。
ただ、全部見ると時間が電車の時間に間に合わないかもしれないので、途中で次に進む。
この映像は、売店で、DVDで購入。
これこそ、このコスモアイル羽咋に来なきゃ買えないDVDだものね。

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ここから、ちょっとだけ、UFO関連のパネルや、ロズウェル事件の解剖された宇宙人の模型とか、墜落したUFOの破片とかが陳列されていたが、UFOsというUFOの映像のブースは、調整中で見られなかった。
もっと、このUFO関係を充実して欲しいなと思う。

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最後には、雑誌ムーのコーナーや、色々な資料を見ることのできるコーナーもあって、なかなか、楽しい施設だと、最後にまた感心した。
入口まで戻って、売店を覗く。
先ほどの、DVDと、宇宙人のアップリケと、宇宙人のボールペンを買った、
すると、5000円を超えてるとのことで、トートバッグをプレゼントしてくれるというので、宇宙人柄のものを貰った。
さっき展示を見ていたら、天井を雨が打つ音がすごかったので、それを聞いたら、雹が振っていたという。
傘を持ってこなかったことを言ったら、忘れ物の傘を貸してくれて、使うなら、そのまま持って行ってよいというので、外を見ると、もう止んでいたけれども、また降り出しそうなので、貰うことにした
これが、この後、2日間、思いもかけない重宝をすることになったのではあります。
コスモアイル羽咋を出て、駅に向かう。
時計を見ると、次の電車の発車時間が迫っている。
これを逃したら、また待たなきゃいけない。
重い身体を必死で走って、コスモアイル側の改札を入って、反対側の改札を出て、コインロッカーから荷物を出して、また改札を入ろうとしたら、もう電車は行ってしまったよという。
そんな筈はないと時刻を確認したら、時間を間違えていた。
無駄な全力疾走。
仕方なく、駅前を少しブラブラ歩いて、また改札に戻って、電車に乗り込む。
16時29分、羽咋駅発、津幡駅行き。
17時13分、津幡駅発、泊行き、IRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道。
17時58分、富山駅着。
ここで、改札で、青春18きっぷを見せると、駅員さんが、「高山本線からですか。」と聞いた。
富山駅は、青春18きっぷを使うには、高山線を経由した場合にのみ、富山駅を利用することが出来る。
富山駅に接している他の路線は、全部第3セクターの路線なのだ。
JRじゃない。
なので、凡が青春18きっぷを見せたと言う事は、高山本線を使ったどうか確認する必要があるのです。
ここで、「そうです。」と答えたなら、そのまま富山駅の改札を出ることが出来る。
なのだけれど、気に入らないけれども、そこは青春18きっぷを使うものの礼儀として、ルールを守らなきゃいけない。
なので、羽咋駅から来たことを告げる
そして、津幡駅からの乗車料金、1090円を支払った。
今日のホテルは、電車の中で予約したダイワロイネットホテル富山さんだ。
反対側の改札を出てしまったので、地下道でホテル側の改札に出る。
なかなかの都会ぶりを見せてくれる駅舎であるが、さて、実際は、富山は都会なのだろうかと期待も膨らんでくる。
すると、急に雨が強くなってきたと思ったら、ゴロゴロドーンと大きな雷がとどろいた。
まさかの雷雨だ。
しかも、雷がぜんぜん治まらない。
あのコスモアイル羽咋で貰った傘があって良かったと思う。
路面電車で、荒町まで移動すると、目の前にホテルがあった。

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平 凡蔵。へのファンレターや
       お褒めの言葉は
sansanpopo@tairabonzou.jp
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コメント

  1. ゆけむり より:

    あけましておめでとうございます
    今年も宜しくお願いしますm(__)m
    なるほど、老後に読み返して思い出を振り返るですか、なかなか良いアイディアですね
    自分は日記的に感じでブログをアップし、旅の思い出を時々振り返れれば良いと思っていたんです
    なるほど、老後ってのは考えていませんでしたよ
    良いヒントをありがとうございます
    そんな風に考えると旅の記録をアップするのも張り合いが出ますね!

  2. ゆけむり より:

    今回は石川から富山ですか、なかなか良いですね
    まずは福井でへしことカニのおにぎりですね
    福井感満載のおにぎりとは、旅の気分も盛り上がりますね
    その後は8番ラーメンですね
    石川県民のソウルフードと言っても過言では無いラーメンですよね
    写真を見ると醤油よりも味噌の方が美味しそうですね、醤油は以前食べたから、機会があったら味噌を食べたいです
    え~、UFOの中には美人宇宙人がいるのですか?
    それだったらちょっと捕まってみたいですね
    あっ、UFO呼ぶ呪文はイマイチ届かなかったようですね・・・
    コスモアイル羽咋、ノーチェックでしたよ
    自分も宇宙系は大好きなので、すごく行きたいですよ、何度か金沢に行ったのに、あ~、悔やまれますよ・・・
    宇宙を旅して戻ってきた本物のカプセルが展示してあるなんて、これは夢がありますね、是非見てみたいです!
    ガガーリンが乗っていた物と同じ方のカプセルやアポロ指令船や、バイキング火星着陸船、アポロ月面着陸船、バックアップ機と言ったってほぼ本物じゃないですか、良いなぁ~、凄く見たくなってきましたよ
    UFO関連も凄く気になります、これはいつか行かなくっちゃね!
    富山駅で正直に申告し、1090円を支払うなんて流石ですね
    でもJRが無く、第3セクターの電車ばかりってのも困りますよね
    富山では何を食べたんでしょう
    次が楽しみです!

  3. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    今年もよろしくお願いいたします。
    コスモアイル羽咋は、私も行く前は、そんなに期待をしていなかったのですが、実際に見てみると、なかなか充実した展示品にビックリしました。
    本物だったり、本物の素材を使ったレプリカだったりと、それを見るのは、楽しいです。
    売店でDVDを買ったのですが、帰って来て見てみると、そのすごさが分かりました。行く前に見てれば良かったかな。というか、また行ってみたいです。
    ただ、興味ない人にとっては、DVDが4000円というのは、ちょっと高いですけれどね。

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