平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

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散散歩歩。(89)贅沢な旅行。桜島観光。

観光バスは、桜島の外周を海に沿って走って行く。
次に下車したのは、有村溶岩展望所です。
ここは大正3年の大噴火で出来た広い溶岩原で、全長1キロメートルの溶岩遊歩道があります。
ここは、桜島の中でも必見のポイントではないでしょうか。
隆々とした溶岩が、見渡す限り広がっていて、ただそれだけで自然の力強さを実感させられます。
何か頭ではなく、細胞の一つひとつから、というか心の底から、大地の下のマグマのうねりに対する畏敬の念が湧いてくる。
噴火からの長い年月で、溶岩と溶岩の間には松だろうか、木々がそこここに溶岩を割るように生えていて、その溶岩茶色と松の緑が、ダイナミックなコントラストを見せている。
その荒々しい溶岩の広がる平原を見ていると、その先に何があるのか探検してみたい。
子供でなくても、そんな気持ちにさせられるほど、大胆な形の岩岩が広がっていた。

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(写真では、その迫力と広さが伝わらないので残念)
ここには遊歩道があるということなのですが、記念写真をとったり、ガイドさんの説明を聞いたりした後、少しの自由時間しか残らないので、ほんの数十メートル四方をぶらぶらしただけで、バスに戻る。
もう少し時間がほしかったですね。
そして、遊歩道を歩いたら、どんなにこの風景を楽しめただろう。
このツアーで、心残りなことを上げるなら、この展望所でもう20分長くいたかった。
バスに乗り込むと、また海岸沿いを走りながら、桜島フェリーの桟橋に向かう。
そして、フェリーで桜島桟橋に渡った。
この観光バスは、ここからはドルフィンポートや天文館といった市内の観光スポットで下車して終わることが出来る。
そして、更に下車したポイントから鹿児島中央駅までは、この観光バスのチケットで戻ることができるのです。
凡は、ちょうどお昼時間だったので、繁華街の天文館で下車することにした。
さて何を食べようか。
バスガイドさんにお勧めのお店を聞くと、「いちにいさん」という黒豚のしゃぶしゃぶのお店を紹介してくれた。
バスガイドさんが、誕生日に食べに行ったと言うので、地元の人も行くお店なんだろうということで、オススメにしたがって、このお店に決定。
でも、後でガイドブックを見ると、黒豚のお店のトップに記事が載っていて、あれ観光用なのかなと思ったが、料理は美味しかったです。
お店はSOBAビルの2階にあります。
お店に入ると、綺麗な明るい造りになっていて、地元のサラリーマンや主婦が多い。
ちょうどお昼時分なので、ほとんどの人はランチメニューを食べていた。
メニューのランチの写真を見ると、どれも美味しそうです。
ですが、ここはバスガイドさんが美味しいと言っていた黒豚のしゃぶしゃぶを注文。2500円×2人前。

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普通は、しゃぶしゃぶをしたら、ポン酢かゴマダレを付けて食べるところが多いですよね。
このお店は、黒豚を蕎麦湯でしゃぶしゃぶした後、そばの出汁を付けて食べさせます。
食べる前は、そばの出汁なんて、ポン酢などに比べると薄い味だから、黒豚には合わないんじゃないかって思っていたのです。
それが、一口食べて驚きました。
こんなに美味しいとは。
丁寧に育てられた黒豚は、まったく臭みもなく、この豚があってこそ、この出汁が合うんでしょうね。
黒豚の油の甘味と、そばの出汁の和風の旨味が、絶妙にマッチして、箸が止まりません。
いくらでも食べられる。
とはいうものの、いくらでも食べていたのでは、お金がいくらあっても足りません。
お昼にしゃぶしゃぶなんて、ちょっと重いかなと思ったのですが、すっと食べてしまいました。
ここは姉妹店がそば屋ということもあり、最後は蕎麦を入れて食べます。
お店を出る時に、凡の隣の席に、観光旅行ですという女の子が2人来て座りました。
やっぱり、観光ブックに載っているお店なんですね。
とはいうものの、本に載っている載ってないは、どちらでもいいぐらい、この黒豚のしゃぶしゃぶは美味しかったです。

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コメント

  1. koji より:

    豚しゃぶ、旨そう(^^)
    桜島に行きたくなりました(笑)

  2. とっちゃん より:

    ほ~、蕎麦湯でシャブシャブしてそばつゆで食べる!
    更に〆はうどんではなく蕎麦ってのも乙ですね~
    こんな食べ方はやはり現地に行かなければ分からないですもんね~
    ところで隣の席の女の子に焼酎は奨めなかったんですか?

  3. 凡蔵。 より:

    ありがとう、kojiさん。
    しゃぶしゃぶは美味しかったですよ。
    そばの出しで食べるというのも変わっていましたし。
    また、行きたくなりました。

  4. 凡蔵。 より:

    ありがとう、とっちゃん。
    しゃぶしゃぶは、出汁が良かったです。
    でも、あれを家で再現するとなると、味の濃さとか難しいかもしれません。
    でも、また食べたくなる味でした。
    隣の席の女の子は、凡のことは眼中にないようで、ガイドブックでどこに行こうかと2人で楽しそうに話をしていたので、話ができませんでした。残念!

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