平 凡蔵。の 創作劇場

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そうだ、ソウルへ行こう!(165)台湾慕情。

お花畑が綺麗な公園にピクニックに行った。
芝生の感触を楽しみながら、歩いているとベンチがあるので腰かける。
春の柔らかい風に乗ってチューリップやいろんな花の香りが凡の頬を吹きすぎていく。
気持ちいい休日だなって思っていると、急に黒い雲が広がってきて、大雨に変わった。
それも凡の周りだけ集中的に降っているようだ。
おろしたての白いスニーカーが泥でぐしょぐしょに汚れてしまった。
、、、。
今の凡は、そんな気持ちに打ちひしがれている。
職場のメンバーの一人が、凡の台湾旅行に予定してた16日に用事が出来るかもしれないと言ったのであります。
しかも、その用事が16日かもしれないし、17日かもしれないし、ひょっとしたら18日かもしれないというのです。
そんなあ。
それは、あかん。
だって、前から3月には3連休させてって言ってたやん。
この辺が少人数でやっているお店の辛い所です。
誰かが休むためには、誰かが出勤しなければいけません。
それは解っているんだけれど、前から言ってたんだから、少しぐらい調整してくれてもよさそうなものです。
とはいうものの、病院に行くためと言われると、仕方がありません。
とはいうものの、どうしても台湾に行きたいのでありまして、既に飛行機のチケットも購入してしまっています。
そして、行けるか行けないか解らないというのは、一番困ります。
結論が出ないまま、その日は自宅に帰ることになりました。
帰りの京阪電車の長椅子に腰かけて揺られていると、ミニボンのことが頭に浮かんできます。
「台北の本買って来たよ。」
「このホテルなんかどうかな。」
「台湾新幹線の時刻表がインターネットに乗ってるよ。
嬉しそうに台湾旅行を楽しみにしているミニボンの表情が思い出されるのであります。
このことをミニボンに言おうかなと迷いながら駅からトボトボと歩いて帰った。
でも、計画が直前になって変わるのは、これもまた辛い。
スーツを脱ぎながら、ミニボンに「台北旅行の危機が来てるねん。」というと、あまりにも凡の表情に落胆の様子が出ていたのだろうか、ミニボンが言った。
「あんまり無理しなくてもいいよ。」
ありがとう、ミニボン。
その一言で、何かほっとした。
海外旅行なんて、そう何回も行けるものではない。
なので、行くと決めたからには、行きたいのであります。
ミニボンの一言で、ほっとしたけれども、絶対行くのであります。
行きたいのであります。
行くのであります。

コメント

  1. oriver より:

    行けるといいですネ~。
    優しいミニボンさん。
    2人で行かせてあげたいなぁ。

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、oriverさん。
    行きたいよーーー。
    (足をバタバタ)
    せっかく行くと決めたんだから、行かなきゃ。
    奥さんも休みとったんだし。

  3. とっちゃん より:

    凡蔵さん、頑張って絶対に行って下さい!
    やはり最初に休みを申請した人に優先権があるのではないでしょうか?
    たしかに病院と言われると辛いですが、その方には凡蔵さんが休む前後にしてもらうしかないですよね~
    なんせキャセイのチケットも買っちゃったんですからね~

  4. 凡蔵。 より:

    絶対に行きたいです。
    そして、絶対に行きますよ。
    だって、このまま行かなきゃ、何か今まで夢を膨らませてきたことが、ゼロになってしまう。
    条件が悪くなっても、行かなきゃ。
    先日、台北の映像がテレビで流れていて、ますます行きたくなってきたところなんです。
    行くーーー。

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