先日のこと、凡とミニボンが休みだっったので、どうしようかということになった。
家で、ごろごろしているか。
それもいいが、せっかくの一緒の休みなので、出かけようかとも、ふたりで話していた。
行き先の候補は、ひとつは京都だ。
ミニボンは、桑田佳祐さんの大ファンなのですが、その奥さんの原坊さんのコンサートが京都のロームシアターであるので、その会場の下見に行こうかというものだ。
それにしても、不思議である。
ミニボンも、桑田さんを、歌手としても好きなのだけれど、それよりも、男性として好きなのだという。
そこは、凡が、中島みゆきさんを好きなのと同じだ。
凡は、みゆきさんの顔とか声とか、或いは、雰囲気とか、そういうのが好きなんだ。
もちろん、歌も好きだけど、そこは、どうだっていい。
なんせ、まだ、みゆきさんの歌詞を、ちゃんと見たことがないぐらいである。
さらに言うと、みゆきさんが、独身だから好きなんだ。
凡の中では、みゆきさんは、二号さん候補なんだよね。
詰まりは、ファンじゃない。
一応、凡の本妻は、ミニボンでありまして、そこは、一応、不動なわけなのでありますのでね。
二号さんしか無理なんだ。(こんなことを書きながら、自分自信で、アホや、とつぶやいている。)
まあ、それは置いておいて、なので、もし、もしですよ、みゆきさんが、誰か他の人と結婚なんてことになったら、凡は、みゆきさんを諦めるかもしれない。
今までに買ったDVDなども捨ててしまうだろう。
ミニボンも、そういう感じで桑田佳祐さんが好きなのですが、原坊さんに対してだけは、可愛いとかいって、レコードも(表現が古いね)買ったり、こうやって、コンサートも行くのである。
理解不能だ。
まあ、喜んで行っているので、それは良かったねということなのだけれど。
今まで、ミニボンは、フィギアスケートの高橋大輔さんが好きとか、俳優の岡田准一さんとか好きとか言ってた時期もあったのですが、いざ、彼女ができたり、結婚したりしたら、もう知らない、ぷいっ、ってなっていたのですが、桑田さんだけは例外ということみたいなのである。
まあ、特別な存在ということなのだろう。
そんな、ぐだぐだな話は、これ以上、要らないか。
ということで、そのコンサートの場所を確認しに下見に行こうかということなのだが。
でも、京都なら、迷子になることもないだろうし、その日は休みなので、早い目に行くだろうしということで、もうひとつの候補に決まった。
神戸の中華街だ。
その意味するところは、中華街にある老祥記(ろうしょうき)さんの豚まんを買いに行くということだ。
凡は、学生時代に友達に教えてもらって、このお店を教えてもらった。
当時は、小さなお店で、普通に買って店内でも食べることができたのですが、今は、大行列の人気店だ。
何と行っても、生地がクセになってしまう美味しさなのだ。
たぶん、この豚まんの生地には、これは凡の推測だけど、ラードか何かを練り込んでいるんじゃないかと思う。
というのも、豚まんの生地がもちもちで美味いのだけれど、全体的に油がギトギトで、手に持つと、べっとりと油がついてしまうぐらいに、油がまわっている。
凡は、油大好きなので、この豚まん、大好きなんですよね。
豚まんの餡は、やや肉が少なめですが、味が濃く、しっかりしているので、少なめの餡でも満足できるのであります。
ということで、神戸に決まって、JRで三宮に移動。
中華街は、元町なのだが、久しぶりなので、三宮からぶらぶら歩こうかということだ。
JRに乗っているとき、ミニボンがこんなことを言った。
普段の何気ない日々で、こんなお休みのときとか、他に何をするということもなく、ただ、豚まんを買いに行くとき、幸せだなあと感じるというのだ。
そうだったんだなと思う。
別に、特別じゃない日、そして、特別な料理じゃない豚まんを買いに行く。
高級とか、スペシャルじゃない。
とはいうものの、近所のスーパーの冷凍物でなく、また、割と近くのデパートで買える551の豚まんでもなく、(551も大好きだけどね)そこまで日常ではなく、ちょっと1時間半とか掛けて、よしっ!買おう!という気持ちじゃないと行かない距離の、近くでは売っていないお気に入りの豚まんを買いに行くというのがミソなんだろう。
少しだけ、特別。
何となく分かるかなと思った。
お休みの日に、ちょっとだけ特別というのは、楽しいものなのは、間違いないに違いない。
ということで、三ノ宮駅で降りて、ぶらぶら歩く。
2時ぐらいだったかな、何か食べるかという。
とはいうものの、豚まんを買って帰るのだから、そこまでボリュームのあるものは食べたくない。

ということで、明石焼きのお店に入る。
明石焼き、大好きなんですよね。
量的にも、ちょうど良かった。


んでもって、中華街に行って、豚まんを購入。
40個。
小さいとはいえ、1回では食べきれないので、10個は、翌日に食べることが多い。
さて、これで用事は終わった。
そんなとき、ちょうど、中華街の十字路になったところに、焼豚屋がある。
店舗というか、店のガラスの壁の向こう側に、いつも、焼豚の塊を吊るしてあるのだ。
切り分けた焼豚がショウケースに綺麗に並んでいるというお店じゃない。
卸なのかなとも思える殺風景な店構えなのだ。
堂記豚肉店さん。
知らないと、どちらかというと、入りづらいお店である。
何度か買ったことがあるのだが、せっかくだから、ちょっと買って帰ろうかと思う。
ロースとバラと特製というのがあった。
特製ってなんですかと聞いたら、もも肉だという。
なので、ロースが良いかなと思ったら、それは売り切れで、結局、もも肉をもらったようだ。
ようだというのは、はっきり覚えてなかったからでありまして、というのも、グラム450円とか400円とか書かれていて、脂っこくないやつと言ったら、兄ちゃんが目の前に、どーんと焼豚の塊を置いたんだよね。
その迫力のある焼豚のボリュームを見て、それに気を取られて、どっちだったか忘れてしまったのだ。
グラムって書いてあるから、「じゃ、300グラムくださーい。」なんて風に頼むのかなと思っていたら、塊を、どーんって置いたんだ。
んでもって、重さを図って、2800円ぐらいのことを言った。
もう、塊を買うっていうのが前提だ。
前に買ったときは、半分ぐらいに切って売ってくれた記憶があったのだけれど、あれは幻だったのか。
ということで、塊を買った。


特製は、100g400円とかだったので、700gだったのかな。
まあ、それで、2800円とかなら、安いのかもしれない。
とはいうものの、こんな風に買い物をするのは楽しい。
普段ではやらない買い方だものね。
ということで、豚まんも買ったし、焼豚も買ったので、帰ることにしましょうか。
ということで、その日の夜。
やっぱり豚まんは、30個でお腹いっぱい。
焼豚の塊は、半分ぐらい食べたか。
今日は、ちょっと特別なメニューなので、ビールと紹興酒を、少しばかり、、、まあ、たっぷりと?頂きましたので、夜中、胃腸の動きが止まってしまって、寝ると、消化していない豚まんと胃液が喉まで上がってくる。
眠れないまま、豆球の薄暗い部屋で、布団の上で、横になっている。
眠れないけれど、横になっていると身体も休まっているに違いないと思う。
酸が上がってくるので、胃腸薬を飲む。
そして、また横になる。
すると、横からミニボンの寝息が聞こえてきた。
そして、思った。
凡が、日常で、ああ、幸せだなあと感じるときは、こんな時だなと。
愚で凡で、どうしようもない、ダメダメな凡と一緒にいてくれるミニボン。
凡自身でさえ、凡自身が嫌なぐらいなのにね。
そして、寝息を聞いていると、ひょっとして、この寝息が、何らかの異変で止まってしまうんじゃないかと、不安になってくるのだ。
若いときには思うこともない年齢ゆえの不安なのか。
ミニボンの息が止まってしまうことに対して、急に不安になってしまうのだ。
、、、、異常である。
朝起きたら、ミニボンの呼吸が止まっていて、冷たくなっているのではないかという漠然とした不安。
それにしても、あとどのくらいの時間を、この世で一緒にいられるのだろう。
残りの時間を計算してしまう。
20年なのか、10年なのか、2年なのか、1年なのか、或いは、1年もないのだろうか。
、、、結論の出ない計算式。
とはいうものの、お別れの時間は、間違いなく、この瞬間も近づいているんだよね。
と、そんなことを考えてしまうのは、精神異常者に違いないだろう。
その後、うとうとと、半分寝たような感じで朝を迎えたが、やっぱりまだ、胃腸は重かった。
そして、ミニボンが、まだ息をしていたことにホッとする。
、、、精神異常者の、1日の始まりである。

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