平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

創作劇場は、ここをクリックしてください。⇒⇒⇒

散散歩歩。(1527)見えなくても、天国。(2)

サザンオールスターズのライブを見に福岡までやってきた凡とミニボンであります。

4月14日(月)。

今回の目的は、サザンのライブなので、もう昨日で目的は達成してしまいました。

なので、今日は、オマケの1日。

ホテルの窓から。

ホテルには、朝食をつけていたので、早めに頂きに行くことにした。

種類は、それほど多くはないのですが、美味しい朝食であります。

焼き魚も、ビジネスホテル用のミニサイズじゃなく、普通のサイズだしね。

んでもって、やっぱり、カレーは食べちゃうんだよね。

さて、今日の予定は、まずは、筥崎宮に行ってから、大宰府に行ってみようと思う。

ということで、まずは、筥崎宮なのだが、ここは、応神天皇と神功皇后、そして、玉依姫命を祀られている所謂、八幡神社だ。

かなり近いところを飛行機が飛んでいる。

湧出石といわれる触ると運気がアップするパワースポットもあり、なかなか楽しい。

というか、人も少なく、小雨も降っていて、空気が澄んでいる。

それもまた、気持が良い。

神社から参道を見ると、遠くに海が見えて、鳥居が立っている。

その海の風景が見たくなって、歩いて行ってみたら、柵が張り巡らされていて、その海岸までは行けないようになっていた。

残念。

この筥崎宮は来てよかったです。

さて、また博多駅まで移動して、大宰府行のバスに乗ろうとしたら、これが長蛇の列で、50分だとか掛かるというので、西鉄で行くことにした。

大宰府は、何度か来たことがあるので、普通にお参りをさせていただく。

牛のオブジェと記念撮影しようと外国人が長蛇の列。
本殿は修理中なので、こんなヘンテコなことになっている。
ちょうど結婚式が執り行われていた。お幸せにね。

んでもって、隣に、九州国立博物館があるので、行ってみようと思う。

凡は、行ったことがあるのですが、展示内容も変わってるだろうし、と、そう思ったのだけれど、休館日だった。月曜日だものね。

また、参道を引き返しつつ、梅ケ枝餅だとか、明太の焼売とかを立ち食い。

そして、ちょうどお昼ごろだったので、駅前の「梅のくら」といううどんのお店に入ることにした。

お姉さんが、熱心に呼び込みしてたからね。

ここの名物は、梅を練りこんだうどんだそうです。

ただ、全部が梅でなくて、梅と普通のをミックスしているので、所謂、紅白になっているのだ。

凡は天とじ丼と、冷たいうどんのセット。

天とじ丼は、もう少し、玉子を多めにしてもらって、つゆも多めだったら言うことなしなんだけど、それでも、天とじの具も大きくて、美味しかったです。

また、うどんは、紅白になっていて、これまた、可愛い。

博多のうどんは、凡の好きな柔らかいうどんだけれど、このお店は、入り口の看板にデカデカと、稲庭流と掲げられている。

とはいうものの、美味しければ、それでよい。

というか、1点だけ気になることがある。

テーブルの85パーセントぐらいの人には、女性のスタッフが、「これは、サービスです。」と、小声で言いながら、蕎麦猪口のような器を渡しているのだ。

あれ、何なんだろう。

何が入っているのかな。

とはいうものの、凡のところには、何も持っては来ないので、何なのか分からない。

注文するメニューによって、サービスするかしないかを決めているのだろうか。

或いは、地元の人だけに、サービスとか。

想像するに、あの器には、甘酒のようなものか、或いは、お団子が、2つ、3つ入っているのも知れない。

みんながそれを食べている瞬間を確認してないので、何かは分からないのである。

いや、別に、どうしても欲しいというのではないんだ。

ただ、85パーセントの人には渡して、凡には来ないというのは、何でかなあーーーって思うだけなんだ。

だって、お店に入ったのは、お姉さんの呼び込みが熱心だったからで、別にサービスをしてもらいたいなんて、微塵も思ってなかったんだもんね。

ただ、サービスしてもらった客から、「わー、嬉しい。」とか、「これ、美味しいーっ。」なんて声が出ていないし、サービスしてもらった客の表情も、特別に嬉しそうじゃないので、大したサービスでも無いのかもしれない。

なので、凡も、別に欲しいという訳じゃないから、それで良いんだけどね。

何なのかなーーーーーって思ったってことだけ。

ということで、また、博多駅に戻る。

さて、これからどうしようかなと思った。

こういう時は、X(旧ツイッター)に搭載されているGrok3に聞いてみよう。

最近、このGrok3は、よく使ってるんですよね。

「博多の変な観光地を教えて。」と、実は昨夜、聞いてみていたのだ。

すると、いろいろ案を提示してくれた中で、「柳橋連合市場」というのが気になった。

ローカルな市場で、昔ながらの活気が感じられると書いてある。

よし、そこに行ってみよう。

ということで、行ってみると、割と、ひっそりとしている。

いくつか美味しそうなものを売るお店もあったが、凡が、欲しそうな目で見ていても、声も掛からないし、あれ?活気が感じられる?って、Grok3が言ってたんだどなあ、みたいな感じだったので、一往復しただけで、また博多に戻ることにした。

んでもって、歩き出したら、「サンセルコ」というショッピングセンターが入った複合ビルがあって、その階段の下に、「愛報地蔵尊」と書かれたお地蔵さんの形の看板が立てかけられているじゃない。

愛が報われる、、、素晴らしいじゃないか。

一体、愛というものは、報われないということが、いちじょうである。

或いは、ここにお参りをすれば、凡のみゆきさんへの愛も、報われるのかもしれないではないか。

ということで、ビルの4階にある中庭みたいなところに出る。

愛報地蔵尊。

そこに小さな祠が置かれていた。

地蔵尊だけど、鳥居がある。

子供に慈悲深いお地蔵さんであり、商売繁盛のお地蔵さんだそうだ。

愛報の名前のご利益は、どうなったの?

凡の愛は?凡も、みゆきさんの愛に報われたいよー。

或いは、凡の愛が報われる地蔵尊じゃなくて、凡が、誰かの愛に報いなきゃいけない地蔵尊だったりして。

福岡から帰った大阪でのこと。

仕事から帰る途中、鼻水を垂らしている髪の毛ボサボサの女の子が凡に声を掛けてきた。

気が付くと、ヨダレもだらだらと流れ落ちてるじゃないか。

「うち、凡ちゃんが、好きやねん。あへ、あへ、あへ。」

この女の子、一体誰なんだ。

「あんなーーー、うちなーーー、そやからーーー、あへ、あへ、あへ、凡ちゃんの女にしてーーーな。」

いや、だから、誰なんだっていう話なんだけど。

「君、誰なの。」

「うちーーー?うちも、わからへん。」

「わからへんって。まあ、とりあえず、これ、ティッシュやから、鼻かんほうがええんちゃうかな。」

「いやや、いやや、うち、鼻水垂らしとくーーー。」

「そんな、アホな。」

「なあ、そやから、凡ちゃん、あたしと付き合ってえな。」

「ごめん。凡も、女の子は好きやけど、鼻水垂らして、ヨダレ垂れ流してる女の子は、無理や。」

そういうと、女の子は、キッと、厳しい表情になって、「あんたな。福岡の愛報地蔵尊にお参りしたやろ。そやから、もう、あたしから逃げられへんで。あたしの、この愛に、報いてもらわんと罰あたるで。」

「愛に報いてもらわんと罰あたるって。」

「あそこにお参りしたら、誰かの愛に、無理でも報いたらな地獄に落ちるっていうお地蔵さんやねん。

その誰かっちゅうのが、今回の場合、あたしやったっちゅう訳やねんな。」

「訳やねんなって、急に、普通の喋り方になるんやな。」

「ほな。」そう言ったかと思うと、目をつぶって、「チュー。」なんて言いながら、唇を突き出した。

凡は、慌てて、その場から走り去ったのである。

とはいうものの、愛報地蔵尊の罰から逃れることは出来ない。

その後、ずっと、凡の後ろに、女の子が付いてきている。

って、これまた、アホな妄想をしてしまったじゃないか。

とはいうものの、今回は、この妄想に、みゆきさんを登場させなかっただけでも上出来か。

みゆきさんに、鼻水たらさせる訳にはいかないからね。

愛報地蔵尊にお参りをしたら、そのビルに薬局を発見。

1丁目薬局さん。

時価の起死回生の薬。

何となく店頭を見てみると、興味深い品揃えである。

店内に入ってみると、まずもって、「起死回生」なんてコピーが飛び込んでくる。

「霊黄参」という薬。

んでもって、10カプセルで、価格が、時価と書いてある。

そんな、時価ってかいてある薬、見たことないよね。

1日量が4カプセルとあるので、2日半の量。

年配のお姉さんがいらっしゃったので、いくらかとお聞きしたら、66000円だという。

さすがに、それは無理だとお答をした。

どこの薬局でも聞く話なのだが、最近の牛黄(漢方薬の名前です)の値上がりは、半端ないそうです。

これも牛黄を使った薬。結局、これは1個買った。

それにしても、面白い品揃えだ。

胃腸薬にしても、「片仔黄」なんてものある。

片仔広という胃腸薬もある。

40年ぐらい前かな、「片仔廣」という同じような名前の漢方薬が、中国で製造されていて(今も売ってます)、東南アジア中の薬局やお土産物屋さんなどで売られていたことがある。

その時は、ガンに効くとか、何にでも効くとか、そんな噂みたいのものが広がっていて、かなりの高額で売られていた。

凡も頼まれて、海外に行ったときに買ったりしたけど、ニセモノも、かなりの種類が出回っていたので、果たして、凡の持っていたものが、本物なのかニセモノなのか、今もって判然としない。

でも、このお店の片仔黄は、その薬じゃなくて救心さんが出しておられる胃腸薬である。

因みに、これ、帰ってから飲んでみたのですが、かなり気に入りました。

んでもって、見ていると、このお店オリジナルの薬も沢山あるんですね。

お聞きしたら、年配のお姉さんの亡くなったご主人が、作られた薬もあるとか。

オリジナルは、このお店の向かいに、調剤薬局があって、そこで製造されているようだ。

牛黄とあったし、お姉さんとの話の流れで購入。
アンプルが気に行ったので。
自家製の塗り薬。
この胃腸薬は、おすすめです。

ということで、牛黄を使った「広東牛黄清心元」という1粒5500円の丸薬(これは牛黄の話をしていたので、その流れで買いました。)と、ゼネル50内服薬というアンプルのドリンク、この薬局オリジナルのインドメタシンの塗り薬(これは、注文してから作ってくれました)、そして、片仔廣を購入。

買う時に、別の若い兄ちゃんにレジをしてもらったら、「マニアックなものばかりですね。」と笑ってくれた。

それにしても、楽しかった。

こういう薬局は、大好きなんですよね。

あの愛報地蔵尊にお参りをしなければ、この薬局にも来ることはなかったと思うと、愛報地蔵尊様に、感謝であります。

ここで、ミニボンが、ネットで、桑田佳祐さんが、地元のFM放送に出るという情報を得た。

3時からなので、急いで、スターバックスに入ってラジコで聞く。というか、ミニボンが聞いていた。

さて、そろそろ、帰りましょうか。

ホテルで荷物を受け取って、福岡駅で、夜に頂く駅弁などを購入。

博多駅で購入。
ゴマサバと高菜は、有名店なのかどうなのかは知らないが、若い女の子が売ってたので、買っちゃいました。

そして、空港で、また、ゴマサバなどを買って、帰路の飛行機に乗り込んだ。

今回は、サザンのライブに参加するために来た福岡でありましたが、ファンでなくても、楽しめました。

やっぱり、会場の中は、天国だったのかもしれません。

それに、面白い薬屋さんで、知らない薬を買うことも出来ましたしね。

というか、みゆきさんは、一体、今年は、何か、コンサート的なものを、やってくれるものだろうかね。

ということで、今回も、だらだらとしたレポートにお付き合いくださいまして、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました