平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(1526)見えなくても、天国。(1)

旅(国内)

サザンオールスターズのライブに参加してきました。

サザンの場合、ライブっていう表現になるんですよね。

みゆきさんなら、コンサートっていう言い方になるのだけれど、内容が違うからね。

ミニボンは、サザンが結成された当時からの、熱烈なファンだ。

というと、年齢を想像してしまうが、そういうお年頃である。

かなり前の話になるが、サザンが、一時、活動をお休みした時の、直前の福岡の公演に行く予定だったのですが、その数日前に、ミニボンが、海綿状血管腫で脳内出血をしてしまったのだけれど、そのときも、コンサートに行くって言い張って、病院から帰って来たぐらいのファン。

説得をして、入院させたら、2、3か月、病院から出られなかったんだよね。

そんなファンなのに、凡には理解しがたい行動をする。

例えば、コンサートに行きたいのであれば、ファンクラブで申し込んで、そして、興行元などを探して、申し込んで、ローチケならローチケで、会員枠や、先行などを申し込んで、先着を申し込んで、リセールを申し込んで、と兎に角、必死になって申し込むだろう。

凡も、そうである。

でも、ミニボンは、何故か、ファンクラブで落選したら、ああ、もうアカンと、諦めてしまう。

ローチケなども、申し込まないで、どうせ、ファンクラブで落選したんだからと、申し込まなかったりするのだ。

そして、ひとり、泣きそうな顔をして、落ち込んでいる。

そこが、理解しがたいところなのである。

でも、凡は、ミニボンに、ライブに行かせてあげたいから、勝手に、ローチケなんかに、申し込んでしまうのだ。

だって、申し込むのは、タダなのだから。

そうすると、余計なことをすると、怒り出す。

いつも、凡の思うとおりに、あたしを動かそうとすると。

でも、今回も、勝手に、福岡の公演を申し込んだ。

注釈付きという、始めから、見えませんよ、若しくは、見えずらいですよという注釈が付いている席である。

でも、ここは、凡もミニボンも、意見は同じなのだけれど、会場の中と外では、天国と地獄。

たとえ、見えづらくても、会場に入れるだけで、幸せというものである。

ということで、今回は、凡が当てた、福岡の公演のお話でございます。

ウダウダな話から始まりましたが、4月13日(日)の当日。

朝、8時10分発のANA421便で、福岡に向けて出発。

空港では、キムチチゲ定食を頂く。

これ、ついつい、注文しちゃうんですよね。

んでもって、9時25分、福岡に着。

まずは、ホテルに荷物を預けた。

チェックインは、済ませてあるが、入室できるのは、3時からなので、まずは、ライブに参加してから夜に、部屋に入ろうと思う。

さて、駅を、ちょっと散策してから、お昼を食べるなら、天神あたりの方が良いかと移動した。

とはいうものの、今日は、ライブがメインなので、あまり、歩き廻るのは避けよう。

ということで、目の前にあったビルの焼き肉屋のランチを頂くことにした。

牛の文字がつく焼き肉屋さん。(この後、あまり良いことは書かないので、そこはぼんやりと。)

このお店の名前は、街中で良く見かけるので、チェーン店だろうと思われる。

凡も、以前、カウンターで、ステーキだったか、ハンバーグだったかを食べさせるお店に入った記憶がある。

んでもって、ビルの4階に上がって、店に入った。

空いている。

注文は、無難にロース定食を頼んだ。

テーブルで、自分で焼くスタイルなので、期待できそうである。

んでもって、サーブされた肉を見て、ああ、そうなんだと呟いた。

肉が薄いのは、良い。

というのも、凡は、薄い肉の方が、タレが絡まって、それに、噛みやすいので好きだ。

でも、提供された肉は、どこかの安売りのスーパーで売っているよりも、さらに安っぽい感じの冷凍の肉を切りましたという感じのもので、テンションが下がってしまう。

何か、肉じゃないというと変だけれど、肉は肉だが、シートのような感じで、且つ、元気のない肉だ。

そんな薄い肉なのだが、しっかりと、噛み応えがある。

それよりも、奥の方で、調理スタッフのおっちゃんや、給仕する担当の方が、髪を直すのに、頭を触ったりしているのが気になる。

見えないところで、やってほしいなと思うのだ。

ということで、1人前、税抜き1400円なので、そこまでは、質を求めちゃいけないが、福岡でのランチが終了。

会計をして、店を出たら、ミニボンが、「福岡の食事。1食、損したね。」と、凡に言った。

珍しく、ミニボンも、そんなこと思ったんだねと思うと、何だか、おかしかった。

さて、ランチも終ったので、早いけれど、会場へ行きましょうか。

みずほPayPayドーム福岡。

地下鉄で移動して、そこから徒歩で会場に着いたら、まだ、12時半にもなっていなかった。

会場は3時、開演は5時なので、かなり早い目の会場着である。

でも、既に、多くの人が、グッズなどに列を成していた。

サザンのトラックの写真を撮ったりしても、まだ、まだ、時間が有るのだ。

会場の周りには、有名人の手の型を取ってオブジェにして設置してあって、それを見て回ると、ちょうど会場を1周する仕掛けになっているので、時間もあることだし、のんびり見て回ろうか。

ブロンズ製なのかな、人気のある有名人は、みんなが触るので、ぴかぴかに光っている。

こんな時は、やっぱり、みゆきさんを探してしまうが、勿論、無い。

始めに見たのが、サイモンとガーファンクル。

すごいね。

というか、フランクシナトラさんもあるじゃない。

えっ、ポールマッカートニーも?

結構、大物が参加してるね。

んでもって、テンションが上がったのは、アントニオ猪木だよね。

思わず、手をつかんで、記念撮影。

だーっ。っとね。

そんなことをしていると、清掃の年配のお姉さんが、マイケルジャクソンもあるよと教えてくれた。

って、時間が有るせいもあって、凡は、この手の型を見るのに夢中だ。

あと、個人的にテンションが上がったのは、倍賞千恵子さんか。

「さくらーっ。」なんてね、寅さんの真似をしたくなったよ。

んでもって、美輪明宏さんは、なんか、金運が上がりそうなので、ここも握手。

と、そんなことをしても、まだまだ、時間が有る。

なんせ、会場まで1時間半、開演まで、3時間半あるからね。

ということで、1周回ったら、入り口付近のベンチに座って、ぼーっとしていた。

んでもって、入場時間になったので、会場に入る。

会場の写真を撮ると、まだ始まっていなくても、スタッフのお姉さんに叱られる。

サザンのライブの場合は、入場するときにQRコードをかざした時に、始めて、席が分かる。

凡とミニボンは、スタンドの端っこの方だ。

座ってみると、なるほど、目の前に、ホームランを判定するときの鉄柱がある。

位置としては、ほぼ、ステージに対して真横で、たぶん、桑田さんが立つであろう場所とホームランのポールの延長線上に凡の席があるのだ。

かろうじて、見えるかもしれないという第一印象だ。

ただ、会場の中と外では、天国と地獄。

なので、まあ、ここは、天国ということになるのだろう。

あとは、この席で、2時間待つだけだ。

まだ、会場には、人が少ない。

ミニボンは、ここから、少しづつ人が増えていくのを眺めているのが好きだという。

場内は、スモークが焚かれている。

あれ、どういう理由なんでしょうね。

みゆきさんのコンサートの時もそうだけれど、折角の主人公が、かすんで良く見えないんだよね。

特に、サザンの今回のライブは、ドームなので、かなり広い。

あれじゃ、スタンドの1番後ろなら、煙というか、霞んで、さらに見えないだろうね。

コンサートに詳しい人がいたら、あのスモークの理由を教えて欲しいものだ。

或いは、映像を撮るのに何か関係しているのだろうか。

それなら、映像より、そこに来ている人を優先してくれないかなあと思ってしまう。

んでもって、2時間という時間が過ぎて、ライブが始まった。

やっぱりね、ファンじゃないっていう凡だけど、ライブは楽しいですね。

桑田さんも、長い期間やり続けているので、見せ方も上手いし、音の迫力もある。

ただ、やっぱり、双眼鏡で見ても、桑田さんだなと確認できる程度。

ドームじゃ、8倍の双眼鏡は、ちと、弱いかな。

サザンのライブの場合は、スタンドでも、みんな立ち上がる。

始まってすぐに、みんなが一斉に立ったら、左後ろの方で、「立たないでーっ。」と女性の叫ぶ声が聞こえた。

まあ、その気持は、実によく分かるんだけど、サザンの場合は、諦めるしかないんだよ。

という凡は、はじめっから、立ち上がらずに、椅子に座っていた。

それでも、スタンドは傾斜があるし、凡も座高が高いということも幸いして、奇跡的に前の男性の肩と肩の間から、さらに、ホームランのポールをすり抜けて、桑田さんが見えたんだよね。

見えたというか、そこにいることが確認できるという感じか。

しかし、今回のライブじゃない場合でも、この立ち上がるという行動は、どうなんだろうと思う。

背の高さは、人によって違うからね。

そこで、立ってしまうと、後ろの人が見えなくなってしまうことだってある。

ミニボンの場合も、そうだ。

身長が、143センチと、いささか、低い。

低くて、丸い。

いや、丸いは、この際、関係ないのではありますが。

詰まり、他の人より低い訳で、これがアリーナだったら、ほぼ、見えないということになってしまうのだ。

なので、いつも、スタンドがいいなと言いながら、申し込んでいる。

凡の後ろの人は、女性だったので、凡が立ち上がったら、たぶん、見えづらいだろうなという気もあったが、コンサートは、座って見たいという凡の気持もあったのであります。

と、いろいろ、サザンのことなども語っておりますが、実は、凡のライブの目的は、ダンサーである。

桑田さんのライブは、兎に角、可愛い女の子が、水着だったり、そんなセクシーな格好をして踊ってくれる。

特に、いつも桑田さんの近くで踊っている郁美ちゃんの脚を見たりね、そんなことをするのが楽しい。

それと、バックコーラスのタイガーさんも、なかなか、スタイルも良くてカッコイイ。

今回も、マンピーのG★SPOTでは、歌っていたというか、叫んでいましたね。

というか、郁美ちゃんも探したのだけれど、あまりにも小さくて、顔を判別することが出来なかったよ。

んでもって、今回も、やられましたよ。

ドーム公演のスタンドの場合、たまに、客で、歌うやつがいるんですよ。

凡の後ろのお姉さんが、桑田さんと一緒に歌っている。

凡の後ろだから、どうしても、その歌の声が聞こえてくるのだ。

あれ、何とかしてほしいと思うのであります。

いや、コンサートをしている歌手の声を聴きたくて来ているのに、全く知らない人の、しかも音程を外した歌声を聞いて、当人は、迷惑をかけてるだろうなとは思わないのだろうか。

これ、もし、みゆきさんの時にやられたら、、、、まあ、気が弱い凡の事だから、何にも云えないけれど、予め用意しておいた百均のスプレーボトルに、おしっこを入れておいて、それを、日向に置いて、2、3日発酵させたものを、コンサートが終ってから、その人をつけていって、頸のところにスプレーしてやろうかと思うよね。

、、、、って、予め、そんなものを用意しておくって、怖いな。

いや、凡は、勿論、やりませんけどね。

ということで、サザンオールスターズのライブも無事終わりまして、ずっと、椅子に座ったままの凡ではありましたが、それなりに、楽しんだわけでございます。

規制退場に従って、ドームを出たら、前もって、ミニボンが調べていた、1個前の駅に歩いて行く。

んでもって、ホテルまで戻った。

と、ここで、凡自身も、だらだらと書いているなとは思うのですが、最近、少し遊び回ってたことも書きたいので、このまま、ちと、長くなりますが、今日の分だけでも、書いてしまおうとおもうのっであります。

今日のホテルは、ミニボンが予約した東急レイホテルです。

フロントは小さいけれど、部屋は、まずもって、快適なスペースである。

バスは、バスタブは無くて、シャワーブースのみ。

さて、夕食に出かけましょうか。

ホテルのある方を歩いてみるが、あまり良さそうなお店は無い。

なので、反対側に行くと、こちらは、そこそこ賑わっていて、何店舗か入り口まで入って、やめた。

というのも、靴を脱いであがるシステムだったからだ。

仕方がないので、駅前の「信長」さんへ入る。

このお店は、2回ぐらい来たのだけれど、串焼きのお店だ。

メニューの種類は少ないが、気楽に飲めるお店でもある。

カウンターに座って、ビールを頂いて、ふと、右隣の年配のカップルを見ると、首にサザンのタオルを掛けている。

ライブの帰りなんだね。

少しあって、話しかけると、鹿児島から来られたという。

メニューを見たときに、偏食のミニボンの食べれそうなものが少ないなと思ったのだけれど、話し相手が出来て、この店で良かったか。

すると、その隣の若い女の子の2人組もサザンの帰りだという。

そして、凡の右隣もサザンの帰りで、その人が帰ってから席に座った男の子も、サザンの帰りだという。

すごいね。

サザンのファンは、串焼きが好きなのかな。

お店で頂いたのものを書いておくと、ゴマサバに、焼き鳥などを何本か。

ここは、焼き鳥は、塩で食べさせる。

そして、締めの博多ラーメン。

ということで、無事、夕食も頂きまして、コンビニで、甘いもんを買ってホテルに戻る。

なんやかんや言って、楽しかったです。

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