平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(1524)成り行きの新潟旅。(2)

旅(国内)

3月24日(月曜日)に新潟に行ったときの話を、だらだらと書いております。

成り行きで来てしまった新潟でありますが、そして、新潟駅の観光案内所のお姉さんに薦められるままに、新発田市に行ったのではありますが、これが意外にも楽しかったのであります。

さて、新潟駅に戻ったら、ホテルに向かいましょう。

今日のホテルは、万代シルバーホテルさん。

前から、1度、泊ってみたかったんです。

詰まり、凡の希望で決めた。

というのも、以前、レンタルサイクルをお願いするのに、ロビーに入ったことがあるんですが、そのロビーの微妙な薄暗さと、調度品のテイストが、昭和っていう感じで、そんなレトロな雰囲気が漂っていた。

最近、歳を取ったせいか、昭和の雰囲気に感傷的になってしまう。

ここで言う昭和とは、今の若い子がいう昭和ではない。

最近、テレビの歌番組で、昭和の歌謡曲みたいなタイトルで、トップ10とかを紹介していることがあるが、凡にしてみれば、あれは、もちろん、昭和なのだが、凡の思う昭和じゃない。

テレビを見ながら、「ちゃうねん、ちゃうねん。それ、昭和とちゃうやん。」とツッコミを入れてしまう。

テレビで紹介されている、中森明菜さんとか、松田聖子ちゃんとか、、、と、名前を挙げてみると、ああ、確かに、あの時代も昭和だったと、今、改めて気が付いたのだけれど、話の流れで、前言は撤回しないで続けよう。

やっぱりね、朱里エイコさんとか、山本リンダさんとか、ゴールデンハーフとかね、あのあたりが、凡にとっての昭和なんだな。

そんな時代の、元気があるけど、薄暗い部分もあるみたいな雰囲気が、このホテルのロビーにはあるのである。

なので、今回、新潟に来ることになって、ホテルを決めるときに、凡は、万代シルバーホテルにしたいなと思ったのであります。

因みに、ミニボンは、既に、サザンのコンサートで泊ったことがある。

ということで、シルバーホテルに到着。

部屋は、薄暗いが、それを求めて決めたので、予想通り。

特に、バストイレには、昭和のホテルの名残がある。

バスタブの壁に付けられたシャンプーやリンスの器具(あれは、何という名前なのかな)。

昔のビジネスホテルは、これだったんだよね。

まだ、使っているところが、素晴らしい。

んでもって、バスタオルの棚に引っかけられた洗濯物を干す道具(これも、名前を知らない)。

長期滞在の人が多いのだろうか。

ミニボンに聞いたら、前に泊まったシングルの部屋にも、この洗濯物を干す道具があったそうだ。

テレビはもちろん、小型のもの。(ブラウン管のテレビだったら、最高だったんだけど、もうアナログ放送してないもんね。)

枕もとのラジオのスイッチを入れたら、ちゃんと、ラジオ放送が聞こえた。

自動販売機のコーナーの文字も、なんだかレトロ。

ということで、昭和を満喫。

窓の外は、万代シティという商業施設が見える。

このホテルは、宴会場もあって、レストランも充実してるし、昔ながらのちゃんとしたホテルですね。

さて、そろそろ夕食をいただく店をさがしましょうか。

その前に、折角だから、新潟が誇る信濃川に掛かる萬代橋まで行ってプチ散策。

観光案内所のお姉さんの、おすすめの散歩スポットだ。

夕日が、どーの、こーの、おっしゃってられたが、それまでは待てない。

そして、ホテルで教えてもらったお店に向かう。

地図を見て辿り着いたら、満席だという。

予約をしないと入れない人気店のようだ。

となると、当てが無くなって、駅の方に向かって歩き出す。

ミニボンが、「ここもあるよ。」と、安そうなお店の前を通るたびに、凡に言うのだが、兎に角、安く飲めるだけのお店と言う感じで、こういうお店なら、大阪には、どこにだってある。

ここで、凡のひとり旅なら、1時間ぐらいかけて、この周辺を歩くに違いない。

店を決めるのに優柔不断で決められないということもあるが、折角の街なんだから、あっちこっちの路地を散策してみたいのだ。

とはいうものの、ミニボンと一緒の時は、それは無理だ。

凡も、少しばかり焦ってくる。

「早く決めなくちゃ。」

ね、いろいろ、大変なことになる。

ということで、歩いてた時に、いくつかチェックしていたお店に行ってみることにした。

まずは、ある店の前に着いたら、どんなお店なのか、ちょっと掴めない感じだ。

もう、ここで良い。

そう思って、店に入って、お姉さんに「ここは、どんなお店ですか。」と訊いた。

説明では、まあ、普通の居酒屋という感じだったので、そのまま入店して、テーブル席に着いた。

店内は、空いていて、凡の後ろのテーブルには、若い男の子が、テンション高めで話をしている。

テーブルとテーブルの間が、割と空いているので、まあ、大丈夫か。

全部、喫煙席なのが、気になるが、ミニボンに聞いたら、空間もゆったりめだし、大丈夫だという。(ミニボンは、喫煙のお店には、まずもって、入らない。)

若いお姉さんが来て、お通しは、卓上の小さなコンロで焼いて食べると説明があって、お盆に乗せた具材から、好きなのをチョイスできる。

ミニボンは、エビを、凡は、牡蠣を選択。

まずは、こんな演出も楽しい。

店内には、若い女の子が2人いるのだが、最初に対応してくれた女の子が、受け答えもハキハキとしていて、ちょっとボーイッシュで可愛い。

なので、まずは、気持ちよくスタート。

これ、飲食店では、最重要なんですよね。

何と言っても、接客が大事。

ミニボンも、会計の時に、「可愛い子に接客してもらって、楽しかった。」と、まあ、おべんちゃらも含まれてはいるけれども、その女の子に伝えていた。

接客の悪い子には、たとえ、おべんちゃらでも、そんなことは言わないものね。

あとで来た女の子は、能面付けてるんかというぐらい無表情で、動きも、けだるそうな感じで、あの子が、始めに担当したなら、途中で、店を変えたかもしれない。

さて、料理なのだが、まあ、女の子が言うように普通の居酒屋だ。

卓上にコンロはあるけれども、焼ける具材は、少ない。

もう少し、何か焼きたかったな。

そうそう、サーロイン串なるものがあったので、コンロで焼くのかと思ったら、焼いたのをもってきた。やや、微妙な味と値段だった。

ちくわの中にポテトサラダを入れて揚げたものは、如何にも、居酒屋と言う感じで、間違いが無い。

〆サバの炙りは、これは、ボリュームもあり、グッド。

熱燗に変えたので、イカの一夜干しを追加。

やっぱり、コンロがあると、焼きたくなるものね。

他に、ピザなんてものも頼んでみるが、やや、微妙。

ここで、凡としては、もう1軒ぐらいハシゴしたいところだけれど、ここで〆ることにして、焼うどんをいただく。

ということで、「万事屋(よろずや)」さんの夕食でありました。

感想をいうなら、普通の居酒屋であり、それほど安くも無いし、わざわざ行こうとは思わないかもしれないが、空間がゆったりしているので、若い子が、だらだらと、おしゃべりするのには、良いのかもしれない。

凡の今回の場合は、お姉さんの一人が、しっかりしていたので、まずもって、快適に過ごせました。

ということで、ぶらぶらとホテルに戻る。

ただ、もう少し、何か食べたかったのと、甘いものが欲しかったので、ミスタードーナツに寄って、ホテルで頂いた。

そのまま、シャワーをして、就寝。

枕も2種類用意されていて、そのあたりも、嬉しい気配りだ。

ということで、このまま、翌日の朝食まで書いてしまおうと思う。

シルバーホテルの流れでね。

宴会場や、レストランもある立派なホテルなので、朝食も期待していて、予約するときは、迷わず、朝食付きプランにしたのである。

ロビーの前にあるレストランに行くと、テーブル周りは、ゆったりとはしていないが、スペースは広い。

バイキングスタイルで、オムレツと、名物だというフレンチトーストは、オーダーしてから作ってくれて、席まで持って来てくれる。

まずは、バイキングの料理を見てみると、意外と、品数は少なめ。

凝ったメニューも無い。

とはいうものの、好きなだけ頂けるし、気兼ねなしという点でもそうだし、まずもって、凡の基準では、満足の朝食である。

そして、オムレツも、何か、最近、オムレツを作れば、それで、お客も満足するだろうという、そんな安易な考えでやっているのじゃないのかと、どうも、批判的な目で見てしまっているのだが、でも、それで1品増えるなら、大歓迎である。

ミニボンが食べたフレンチトーストは、美味しかったそうです。

どう見ても業務用を温めただけ。

さて、折角だから、カレーも頂ましょうか。

どうもね、こういうバイキングの朝食でカレーがあると、もう、お腹も満ちてはいるんだが、カレーを食べてしまう。

ということで、カレーを取りに行って、鍋の蓋を開けた。

、、、、アカン。

もうこれは、評価を減点しても仕方がないだろう。

100点満点で、50点のマイナスだ。

新潟で、カレーと言えば、バスセンターの万代そばのカレーじゃないか。

万代そばというのは、バスセンターにある立ち食いそばのお店なのだが、カレーライスが、昔からの味ということで、新潟のソウルフードと言っても過言じゃないほど、有名で人気がある。

この万代そばは、ホテルを運営している、その名も、シルバーホテルという会社が運営している。

詰まりは、ホテルと同じ会社がやっているお店なのだ。

ということは、ホテルの朝食に提供するということは、簡単にできる筈であろう。

どうして、ホテルの朝食のカレーを、バスカレーにしないんだ。

とはいうものの、ホテルはホテルということで、ホテルらしい、ホテルでシェフが仕込みましたというような高級感のあるカレーならいざ知らず、これは、間違っていたら御免なさいなのでありますが、どう見たって、業者から仕入れた業務用のカレーだ。

しかも、そこに具をプラスするとか、別の味付けをするとかしないで、業務用のパックに入ったそのままを、何の工夫も無く温めているだけだ。

凡は、ビジネスホテルに泊まった時は、結構な割合で、カレーを食べるので、間違いないと思う。

そう思うと、今年に泊ったベイリゾートホテル小豆島のカレーは、凡的には最高だった。

まあ、夕食については、全体的に、イマイチ的な評価を書いたけれど、(誤解のないように書いておきますが、内容は、イマイチでしたが、凡の判断基準の好きなものを、好きなだけ、気兼ねなしにという基準は、ちゃんとしていたので、満足の夕食でありました。)こと、カレーに関しては、手作りで、具もゴロゴロ、味は家庭で作るようなカレーなのだが、あれが、どうにも、旨かった。

ある意味、今までで、1番のホテルのカレーだ。

ほんとね、万代シルバーホテルさんは、ベイリゾートホテル小豆島さんのカレーを、1度食べに行って欲しいのもだ。

というかね、朝食で、オムレツのその場で作るサービスをやっているけれど、そんなことは、他のホテルでもやってるんだから、どうだろう、シルバーホテルさんでは、オムレツは廃止して、(別に廃止しなくてもいいですが)バスカレーのライブキッチンを取り入れてみてはどうだろうか。

バイキングのメニューを楽しんだ後に、締めで、バスカレーをいただく。

これ、最高じゃないだろうか。

きっと、賛成っていうひと多いと思う。

と、そんなことを思いつつも、美味しく、満腹になるまでいただきました。

ごちそうさま。さて、今日も予定は無いけれど、どこかに行ってみましょうか。

コメント

  1. ゆけむり より:

    こちらはケンコバ曰く、ストロングタイプのホテルのようですね
    バスタオルの棚に引っかけられた洗濯物を干す道具はハンガーと言うようですね
    今時ホテルでは見かけませんよね(^^;)
    チェーンではないものの安いお店は嫌ですよね
    禁煙可なのも嫌ですし、若者が大騒ぎしているお店も嫌ですよね
    焼くお通しも珍しいし、ちくわの中にポテトサラダを入れて揚げたものも美味しそうですね
    お店の構えはなかなか良さげですが、何となく何を目指しているお店かイマイチ分かりませんね
    ホテルの朝食は普通とありますが、普通に美味しくオムレツやカレーもあるので凄く良いと思いますよ
    おっと、バスセンターのカレーとは違っていましたか
    食べた事無いので一度食べてみたいと思っています
    あ~、こちらは業務用のカレーでしたか
    業務用はすぐに分かりますからね
    それはちょっと残念でしたね・・・

    • tairabonzou tairabonzou より:

      ありがとう、ゆけむりさん。
      洗濯物を干す道具は、これもハンガーっていうんですね。
      吊り下げますもんね。
      こんな庶民的なものがある感じのホテルじゃないんですけどね、外国の人が多いのかな。
      長期滞在の人用なのかもしれません。
      旅行先の夕食は、迷います。
      安くても、折角、新潟まで来て、ポテトフライなんて、まあ、それも面白いのかもしれませんが、
      もう少し良いとこないかなと探したくなります。
      んでもって、今回の居酒屋は、そうなんですよ、いろいろ中途半端。
      でも、そこそこ空いてたので、大丈夫でした。
      それに、お姉さんの一人がハキハキとして良かったので。
      ただ、次は行かないと思います。
      悪くはないけど、若い子向けかな。
      それにしては、値段安くないけど。
      んでもって、ホテルの朝食で、業務用のカレーは、ちょっと、がっかりなんですよね。
      それなら、いっそ、カレーが無い方がいいかも、
      バスセンターのカレーは、美味しいって特筆すべきものじゃないけれど、
      新潟の人のソウルフードみたいなものなので、行くと食べたくなります。
      でも、今回は、食べなかったんですけどね。

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