和歌山の南部にあるグランドメルキュール南部に来ております。
昨日は、ただ、ホテルに来て、温泉に入って、美味しい夕食を頂いただけで、あとは、のんびりしていた。
正しく、リゾートしてるよね。
正しく、ブルジョアだよね。
って、こんな言葉、今も使う人がいるのだろうか。
今日も、のんびりは続くのだけど、そのまま帰るのは勿体ないので、すこしだけ観光でもして帰ろうかと思う。
まずは、温泉に入りに行く。
これが、温泉ホテルに泊まった時の、楽しみなんだよね。
朝風呂というか、朝温泉。
幸せだね。
とはいうものの、普段の凡も、なんせ、汗かきなので、夜にお風呂に入っても、必ず、朝のシャワーはするんだよね。
なので、毎日が、幸せ、、、なのか?なのか?なのか?
そして、朝食会場へ。
やっぱり、年配の方が、オープン前から並んでいた。
という、凡も、年配の人で、オープン前に並んだんだけどね。
まずは、洋風なお料理や、カツバーガーなどを頂く。
んでもって、今度は、和風。


すきやきなんてのがあって、昨日のファミリーのパパの、「ここの肉食べたら、他のところの肉たべられへんからなあ。」という言葉を思い出す。
さて、ここまでなら、普通のホテルの朝食バイキングだ。
メルキュールは、朝食に、スパークリングワインが飲み放題で付いている。
ちょっと、洋風の前菜的なもので、スパークリングワインを頂くことにした。





最後は、ご飯と、これぞ朝食という感じのものと、フォーなんてのと、ドーナツなんてのを頂いて終了。
スパークリングワインを、何度もお替りをしたら、さすがに朝のお酒は、ちと回りますね。
ふわっとした気分で会場を出た。


折角だから、ホテルの下の海岸に降りて、窓から見えていた小さな島というか、岩を眺めたりしていたのだが、あの岩の見えるでっぱったところの向こう側は、どうなってるのかなと、行ってみようとしたときに波が来て、膝から下がびしょぬれになった。
部屋に戻って、ドライヤーで乾かしたりと、これもまた、楽しい。
ということで、ホテルをチェックアウト。
今回のグランドメルキュールさんは、客の人数が少なかったので、ゆっくり出来て最高でした。
こういう温泉のある夕朝食がバイキングの宿は、その日の、客数によって、感想が変わる。
これが、チェックインの時にもらった案内の紙に書かれていたように、夕食が、90分制だったなら、感想もまた、違ったものになっただろう。
これから、泊ることを計画してらっしゃる方がいらっしゃったら、そこを踏まえて考えてくださいね。
直前の予約なら、電話をしたら、客の入りの感じも教えてくれると思いますのでね。

ということで、送迎バスで、南部駅まで送ってもらう。
そして、JRで、道成寺駅まで移動した。

観光のひとつ目は、道成寺である。
安珍清姫の物語の舞台になったお寺で、物語は、有名なので、ご存じの方もおおいのじゃないでしょうか。
物語については、割愛して、駅からお寺まで歩いていく。


写真では、山門の前に長い階段があって、高所恐怖症の凡は、果たして上れるのかと思ったが、何とか、境内までたどり着く。
本堂にお参りをして、資料館の受付に行くと、今ちょうど、「絵とき説法」が始まったから、良かったら、すぐに入ってくださいとのことで、急いで、絵とき説法の会場に入る。


説法は、もう、安珍が逃げ出したところまで来てたので、もう少し、早く入れば良かったか。
先に聴かれているのは、年配のご夫婦と、若い男性2人組。
その後ろに座ろうと思ったら、どうぞ、1番前にと言われたので、特等席で拝聴することになった。
絵巻を繰りながら、安珍清姫の物語を喋りながら、ちょっとした、面白い話もされて、すごく、楽しかったです。
力んで話すというより、穏やかに話されるので、リラックスして聴くことができました。
最後に、道成寺では、仏教の「西方極楽」という言葉にに掛けて、「妻宝極楽」という造語を広めようとされているそうです。
詰まりは、奥さんを大切にせよということらしい。
お寺の説明によると、「主婦は家庭の柱なり、我が妻こそ日本一なりと、大切にしたまえば、家門の繁栄疑いなく、極楽は西方の遠きのみならず、家庭すなわち、妻宝極楽の浄土となりぬべし。」ということらしいのであります。
それを聞いて、ミニボンが、「ほれ。」と言って、その字を凡に見せた。
何が、「ほれ。」なのか。
とはいうものの、ミニボンは、ある意味、やっぱり日本一の奥さんであることは間違いないのではあります。
こんな、情けなく、お金もなく、愚で凡で、ダメダメな人間に、今まで、いろいろやってきてくれているのでありますから。
さて、気を取り直しまして、っていうか、気を取り直さなきゃいけないのね。
安珍が、清姫に焼き殺された鐘を埋めたところなどを見物しまして、道成寺を出る。
駅までの道に薬屋があったので、入ってみる。




普通なら、二日酔いの薬を探すのが凡の趣味なのですが、見ると、免疫に効くみたいなスプレーがあったので、購入。
エキナセアというハーブである。
そして、これまた免疫に良いというキノコから抽出した錠剤を買った。
昨年の11月から、ずっと、咳や、鼻の奥の痛みや不快感などに、悩んでいたので、少しでも楽になれば良いのだけど。

さて、道成寺から、今度は、御坊駅に移動。
ここから、紀州鉄道という路線に乗ろうと思う。
紀州鉄道は、「日本一短いローカル私鉄」(2番目とする説もあるが)と言われていて、全長2.7キロの距離を走っている。
ここまで来たら乗ってみたいよね。


JRの端っこに始発駅の紀州鉄道の御坊駅があって、そこまで行くと、もう出発する時間だったので飛び乗る。
1両編成で、西御坊駅までの旅であります。
ディーゼルの音を聞きながら、列車に揺られていると、もう、西御坊の駅に着いちゃった。
昔は、この先もあったのだが、今は、ここが終着駅だ。
終着駅から伸びている線路が、何故か悲しく見える。



また、引き返す列車まで時間が有るなと思っていたら運転手さんが、もしよかったら、このまま歩いて紀伊御坊駅まで行けば昔のきっぷ(硬券)も買えますよという。
そして、皆さん、そうされていますよというので、アドバイスに従って、歩くことにした。
2つ離れた駅だけど、歩けちゃうんだよね。



紀伊御坊駅に着いたら、なんとも良い感じで、列車が2台並んで停まっている。
駅舎にショウケースがあって、六角精児さんの飲み鉄のサイン色紙が飾ってあった。


さて、ここからまた、御坊駅まで、ディーゼルの2駅の旅。
さて、これから、自宅に向かって帰ろうと思うのだけど、帰路は、特急で帰ることにした。
出来れば駅弁を買って乗り込みたいのだが、探し回ったが、どこにもない。
それどころか、食べるところも、時間が中途半端で、ランチタイム終了の店ばかりだ。
仕方なく、コンビニと、お土産屋さんのようなところで、味噌と玉子のサンドみたいなのを買って、駅のベンチで食べる。
このサンドは、値段は高かったが、思った味じゃなかった。

ということで、特急くろしお24号に乗り込んで、のんびりと、そして、ちょっと豪華に帰宅したのでありました。
今回も、最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
コメント
まず、「さて、ここまでなら普通のホテルの朝食バイキングだ」とありますが、すき焼きやカツバーガー、しかも梅を使ったようなタルタルが掛かっているみたいですけど、これは特別ですでテンション上がりますよ(^o^)丿
それに生ハムにスパークリングワインだなんて、南の島のリゾートと間違えそうですよ
これだけを楽しむだけに泊っても良いと思えるホテルですね
近かったら泊まりたいです
道成寺も安珍清姫の物語も恥ずかしながら知らなかったんですが、奥さまの「ほれっ」と言う時の得意そうな表情を思い浮べると可笑しいですね(笑)
最後のバインミーに使うようなフランスパンは見るからに美味しそうですが、中身は味噌と玉子とはなんか微妙ですね(^^;)
ありがとう、ゆけむりさん。
今回泊まったホテルは、チェーン展開されているのですが、そのなかでも、グランドとついているので、メルキュールでも、ちょっと、高級路線で行ってるようです。
んでもって、食事は、チェーン店なので、半分以上は、どこも同じ内容です。でも、梅を使った料理や、すきやき等は、この南部だけのオリジナル料理です。
どこも同じと書いたのですが、質も良いので、すごく満足感はありますよ。
それに、朝食の時にも、提供されるスパークリングワイン。
これがあるだけで、またまた、食べちゃいますよね。
もし、ゆけむりさんも、行かれるようなら、今のうちかもしれませんよ。
そのうちに、湯快リゾートや、大江戸温泉物語のように、値段が上がるんじゃないかと、これは、想像ですが。
道成寺は、有名なストーリーのお寺で、「年配の」関西に住む人なら、誰でも知っているお寺なんですよ。
なので、行けて楽しかったです。
最後の、パンは、フランスパン的なパンだったのですが、そして、炙ってくれてたのですが、どうも、しけった感じで、ここだけの話ですが、次は買わないと思います。
というか、結構なお値段だったんですよ。