平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(1961)和歌山の南部のリゾートホテルで、のんびりの旅。(2)

旅(国内)

和歌山の南部にあるグランドメルキュール南部に来ております。

昨日は、ただ、ホテルに来て、温泉に入って、美味しい夕食を頂いただけで、あとは、のんびりしていた。

正しく、リゾートしてるよね。

正しく、ブルジョアだよね。

って、こんな言葉、今も使う人がいるのだろうか。

今日も、のんびりは続くのだけど、そのまま帰るのは勿体ないので、すこしだけ観光でもして帰ろうかと思う。

まずは、温泉に入りに行く。

これが、温泉ホテルに泊まった時の、楽しみなんだよね。

朝風呂というか、朝温泉。

幸せだね。

とはいうものの、普段の凡も、なんせ、汗かきなので、夜にお風呂に入っても、必ず、朝のシャワーはするんだよね。

なので、毎日が、幸せ、、、なのか?なのか?なのか?

そして、朝食会場へ。

やっぱり、年配の方が、オープン前から並んでいた。

という、凡も、年配の人で、オープン前に並んだんだけどね。

まずは、洋風なお料理や、カツバーガーなどを頂く。

んでもって、今度は、和風。

すきやきなんてのがあって、昨日のファミリーのパパの、「ここの肉食べたら、他のところの肉たべられへんからなあ。」という言葉を思い出す。

さて、ここまでなら、普通のホテルの朝食バイキングだ。

メルキュールは、朝食に、スパークリングワインが飲み放題で付いている。

ちょっと、洋風の前菜的なもので、スパークリングワインを頂くことにした。

梅干しは、南部の名物だよね。
フォーを食べたら、また、ハノイに行きたくなったよ。

最後は、ご飯と、これぞ朝食という感じのものと、フォーなんてのと、ドーナツなんてのを頂いて終了。

スパークリングワインを、何度もお替りをしたら、さすがに朝のお酒は、ちと回りますね。

ふわっとした気分で会場を出た。

この左側に行ったら、何があるのかなと思って行ったら、びしょぬれになった。

折角だから、ホテルの下の海岸に降りて、窓から見えていた小さな島というか、岩を眺めたりしていたのだが、あの岩の見えるでっぱったところの向こう側は、どうなってるのかなと、行ってみようとしたときに波が来て、膝から下がびしょぬれになった。

部屋に戻って、ドライヤーで乾かしたりと、これもまた、楽しい。

ということで、ホテルをチェックアウト。

今回のグランドメルキュールさんは、客の人数が少なかったので、ゆっくり出来て最高でした。

こういう温泉のある夕朝食がバイキングの宿は、その日の、客数によって、感想が変わる。

これが、チェックインの時にもらった案内の紙に書かれていたように、夕食が、90分制だったなら、感想もまた、違ったものになっただろう。

これから、泊ることを計画してらっしゃる方がいらっしゃったら、そこを踏まえて考えてくださいね。

直前の予約なら、電話をしたら、客の入りの感じも教えてくれると思いますのでね。

ということで、送迎バスで、南部駅まで送ってもらう。

そして、JRで、道成寺駅まで移動した。

味のある字。

観光のひとつ目は、道成寺である。

安珍清姫の物語の舞台になったお寺で、物語は、有名なので、ご存じの方もおおいのじゃないでしょうか。

物語については、割愛して、駅からお寺まで歩いていく。

写真では、山門の前に長い階段があって、高所恐怖症の凡は、果たして上れるのかと思ったが、何とか、境内までたどり着く。

本堂にお参りをして、資料館の受付に行くと、今ちょうど、「絵とき説法」が始まったから、良かったら、すぐに入ってくださいとのことで、急いで、絵とき説法の会場に入る。

SNSにアップ可なんて、素晴らしいね。

説法は、もう、安珍が逃げ出したところまで来てたので、もう少し、早く入れば良かったか。

先に聴かれているのは、年配のご夫婦と、若い男性2人組。

その後ろに座ろうと思ったら、どうぞ、1番前にと言われたので、特等席で拝聴することになった。

絵巻を繰りながら、安珍清姫の物語を喋りながら、ちょっとした、面白い話もされて、すごく、楽しかったです。

力んで話すというより、穏やかに話されるので、リラックスして聴くことができました。

最後に、道成寺では、仏教の「西方極楽」という言葉にに掛けて、「妻宝極楽」という造語を広めようとされているそうです。

詰まりは、奥さんを大切にせよということらしい。

お寺の説明によると、「主婦は家庭の柱なり、我が妻こそ日本一なりと、大切にしたまえば、家門の繁栄疑いなく、極楽は西方の遠きのみならず、家庭すなわち、妻宝極楽の浄土となりぬべし。」ということらしいのであります。

それを聞いて、ミニボンが、「ほれ。」と言って、その字を凡に見せた。

何が、「ほれ。」なのか。

とはいうものの、ミニボンは、ある意味、やっぱり日本一の奥さんであることは間違いないのではあります。

こんな、情けなく、お金もなく、愚で凡で、ダメダメな人間に、今まで、いろいろやってきてくれているのでありますから。

さて、気を取り直しまして、っていうか、気を取り直さなきゃいけないのね。

安珍が、清姫に焼き殺された鐘を埋めたところなどを見物しまして、道成寺を出る。

駅までの道に薬屋があったので、入ってみる。

普通なら、二日酔いの薬を探すのが凡の趣味なのですが、見ると、免疫に効くみたいなスプレーがあったので、購入。

エキナセアというハーブである。

そして、これまた免疫に良いというキノコから抽出した錠剤を買った。

昨年の11月から、ずっと、咳や、鼻の奥の痛みや不快感などに、悩んでいたので、少しでも楽になれば良いのだけど。

お近くの係員って、道成寺駅は、無人駅なんだけど。

さて、道成寺から、今度は、御坊駅に移動。

ここから、紀州鉄道という路線に乗ろうと思う。

紀州鉄道は、「日本一短いローカル私鉄」(2番目とする説もあるが)と言われていて、全長2.7キロの距離を走っている。

ここまで来たら乗ってみたいよね。

JRの端っこに始発駅の紀州鉄道の御坊駅があって、そこまで行くと、もう出発する時間だったので飛び乗る。

1両編成で、西御坊駅までの旅であります。

ディーゼルの音を聞きながら、列車に揺られていると、もう、西御坊の駅に着いちゃった。

昔は、この先もあったのだが、今は、ここが終着駅だ。

終着駅から伸びている線路が、何故か悲しく見える。

また、引き返す列車まで時間が有るなと思っていたら運転手さんが、もしよかったら、このまま歩いて紀伊御坊駅まで行けば昔のきっぷ(硬券)も買えますよという。

そして、皆さん、そうされていますよというので、アドバイスに従って、歩くことにした。

2つ離れた駅だけど、歩けちゃうんだよね。

紀伊御坊駅に着いたら、なんとも良い感じで、列車が2台並んで停まっている。

駅舎にショウケースがあって、六角精児さんの飲み鉄のサイン色紙が飾ってあった。

鉄道むすめに、入鋏してもらう凡。

さて、ここからまた、御坊駅まで、ディーゼルの2駅の旅。

さて、これから、自宅に向かって帰ろうと思うのだけど、帰路は、特急で帰ることにした。

出来れば駅弁を買って乗り込みたいのだが、探し回ったが、どこにもない。

それどころか、食べるところも、時間が中途半端で、ランチタイム終了の店ばかりだ。

仕方なく、コンビニと、お土産屋さんのようなところで、味噌と玉子のサンドみたいなのを買って、駅のベンチで食べる。

このサンドは、値段は高かったが、思った味じゃなかった。

ということで、特急くろしお24号に乗り込んで、のんびりと、そして、ちょっと豪華に帰宅したのでありました。

今回も、最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。

コメント

  1. ゆけむり より:

    まず、「さて、ここまでなら普通のホテルの朝食バイキングだ」とありますが、すき焼きやカツバーガー、しかも梅を使ったようなタルタルが掛かっているみたいですけど、これは特別ですでテンション上がりますよ(^o^)丿
    それに生ハムにスパークリングワインだなんて、南の島のリゾートと間違えそうですよ
    これだけを楽しむだけに泊っても良いと思えるホテルですね
    近かったら泊まりたいです

    道成寺も安珍清姫の物語も恥ずかしながら知らなかったんですが、奥さまの「ほれっ」と言う時の得意そうな表情を思い浮べると可笑しいですね(笑)

    最後のバインミーに使うようなフランスパンは見るからに美味しそうですが、中身は味噌と玉子とはなんか微妙ですね(^^;)

    • tairabonzou tairabonzou より:

      ありがとう、ゆけむりさん。
      今回泊まったホテルは、チェーン展開されているのですが、そのなかでも、グランドとついているので、メルキュールでも、ちょっと、高級路線で行ってるようです。
      んでもって、食事は、チェーン店なので、半分以上は、どこも同じ内容です。でも、梅を使った料理や、すきやき等は、この南部だけのオリジナル料理です。
      どこも同じと書いたのですが、質も良いので、すごく満足感はありますよ。
      それに、朝食の時にも、提供されるスパークリングワイン。
      これがあるだけで、またまた、食べちゃいますよね。
      もし、ゆけむりさんも、行かれるようなら、今のうちかもしれませんよ。
      そのうちに、湯快リゾートや、大江戸温泉物語のように、値段が上がるんじゃないかと、これは、想像ですが。
      道成寺は、有名なストーリーのお寺で、「年配の」関西に住む人なら、誰でも知っているお寺なんですよ。
      なので、行けて楽しかったです。
      最後の、パンは、フランスパン的なパンだったのですが、そして、炙ってくれてたのですが、どうも、しけった感じで、ここだけの話ですが、次は買わないと思います。
      というか、結構なお値段だったんですよ。

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