昨年の話である。
えっ、昨年?
えー、昨年の話でありますが、ここに凡の記録として書いておこうかなと思っております。
えっ、えっ、この前まで、年が変わったのにもかかわらずにさ、昨年の台北の旅行記を書いてたよね。それでまた、今から、年も変わって随分となるのに、これまた、昨年の話を書くんですねっ。
と、後ろの凡が、ツッコミを入れてくる。
後ろの凡って、昔あった、つのだじろうさんの漫画「うしろの百太郎」みたいで、ちょっと怖いですね。
というか、この漫画、今の人知らないだろうな。
面白かったんですよね。
まあ、それは、さておき。
昨年の12月17日(火曜日)と18日(水曜日)がお休みだったので、ミニボンとお出かけをしてまいりました。
行き先は、ミニボンがネットで見つけた徳島県の鳴門の「アオアヲ ナルトリゾート」さんだ。
12月という月は、毎日が残業のちょっと忙しい時期でありまして、まずは、今回は、のんびりとお出かけをしようと思う。
鳴門(なると)に行くとなると、(というか、ここは、ダジャレじゃありません)、まず思い浮かぶのが、「とくしま好きっぷ」というきっぷだ。
これは、南海電車の難波から和歌山港までの電車賃、そして、和歌山港から徳島港までのフェリー運賃が、両方入って、2500円という安さだ。
凡としては、これが第1選択になるのだが、今回は、ゆっくりとするために行くリゾートホテルなので、高速バスで行くことにした。
というのも、神戸から出ている高速バスは、ホテルの前に停車するのである。
これは、楽に違いない。
ということで、朝から神戸に移動。

バスの時間まで、オープンしたばかりの百貨店の丸福珈琲店さんの支店で、モーニング。
丸福さんのコーヒーは、大阪の昔から濃い目で淹れているので、凡は大好きだ。
サーブされたカップの取っ手は左、スプーンの柄は右であることが、昔からのちゃんとした喫茶店を感じさせてくれる。
それに、ちゃんと、サンドイッチには、食塩が付いてくる。
そして、小さなポットに入ったクリームと、シュガーポットに入った砂糖。
あたりまえのことを、ただ、書いているだけなんだけど、最近の喫茶店は、こうじゃないお店が多い。
と、こんなことを書いてしまうのは、最近の人間じゃないせいだなのだろう。
まあ、そんなことは置いておいて、美味しく朝食を頂きまして、バス乗り場で待つ。
バスは、空いていたので、快適だ。
瀬戸内海を渡って、しばらく走って、ホテルの前に到着。

12時半ごろについたので、まだ、チェックインも始まっていないだろうから、荷物を預かってもらおうと思ったら、もう、部屋が用意できているので、チェックインオッケーだという。
本来のチェックインは、3時なので、これは、ありがたいですね。
フロントの男性は、凡に説明してくれた人以外も、みんな外国の方なのだが、その日本語の流暢な事。
それに、細かく、館内の説明などをしてくれる。
インドか、ネパールか、そのあたりの人みたいだが、素晴らしい対応だった。
後で、廊下で会った時に、日本語が上手いねというと、漢字は、まだ苦手だと返って来た。
今回泊まったプランは、低層階のプランで、安く泊まれたのだが、後ですれ違う人もみんな同じ階で降りていたので、みんな安いプランで泊まっているのだろうね。




さて、部屋は、リゾートホテルだけあって、広々としている。
凡のひとり旅なら、狭い、ビジネスホテルに泊まるのが定番なのだが、最近は、こんなリゾートホテルの広い部屋泊まることもある。
ただ、部屋が広いというだけで、こんなにもリラックス出来るものなんだなあと、思うようになった。
さらに、このホテルには、リゾートを感じさせるバルコニーが付いている。
まあ、簡素な感じなのだけれど、でも、椅子に座って海を見ることも出来るのだ。
バルコニーから、下を見ると、波消しのブロックがあって、海の水が汚れていないことが見える。
さて、施設の温泉などが利用できる3時までは時間が有るので、うず潮でも見に行きましょうか。
うず潮を見れる船の発着所は、ホテルからだと2カ所ある。
1カ所は、小さな船で運行しているところで、前に1度乗ったことがある。
なので、今回は、もう1カ所から乗ろうと思う。
ということで、バスで移動して、乗船。



乗客は、東アジアから来られた外国の方の方が、圧倒的に多い。
うず潮は、今まで、写真で見るような綺麗な渦を見たことは無いが、潮がぶつかって、大きく海面がうねっている感じは、よくわかる。
渦ができていなくても、楽しいものだ。
船が帰りかけた頃に、雲の間から、太陽の日が差しているのを見た。

雲の間から、光の筋が、放射状に広がっている。
これ、よく見る光景だよね。
それを見て、ミニボンが、「あ、あれ見たら、いいことあるねんて。」と言った。
いいことは、まあ、あればいいのだが、この光景を見るたびに、その理屈を考えてしまう。
この現象を例えに揚げて、フラットアース説を主張する陰謀論者(陰謀論ではないのですが、ここでは、こう書いておきます)は、ほれ見てみろと言うのである。
フラットアース説とは、地球は、今、みんなが思っているような球体じゃなくて、平面なんだということを主張する説である。
普通の人が聞いたら、「そんなアホな。」ということだろう。
実際に飛行機が海外にも飛んでいて、まっすぐ飛んだら、ちゃんと地球の裏側にも着くじゃないかと思うよね。
陰謀論者を自認する凡も、それは、そう思うのである。
ただ、雲の間から、太陽の光が放射線状に差し込んでいる光景を見ると、地球は球体であると思っている凡も、どうなんだろうと、気持ちが揺らいでしまう。
どういうことかというと、フラットアース説を唱える人は、地球は平面で、太陽は、雲のすぐ上あるというのだけれど、だから、雲の間から放射線状に光が差しているのだと。
そういえば、そうだなと思う。
太陽は、すごく離れたところにある訳で、そこから、太陽光線が地球にやってきたなら、その太陽光線は、平行に直進しているはずだ。
雲の間からは、地上に、一直線に落ちるはずなのだ。
ひょっとすると、スポラディックE層のように、(中学生のころ、BCLとかやってたので、こういう単語を使うと、嬉しくなってしまう。昔のことだけどね。)電離層が発生して、太陽光が屈折するのかもしれないが、太陽光線のように周波数の高い光線が、こんな風に放射線状になるのだろうかと思うのである。
だれか、詳しい人、その辺の理屈を教えてほしいのであります。
んでもって、雲の間から太陽光線が、放射状に差し込んでいるのを見て、ミニボンは、良いことがあると喜んでいるのだけれど、「ほら、あれ。実は、フラットアース説といううのがあってね、、、、、」と、凡が、ちょっとだけ言うと、「ほら。また、変な事言い出したで。」と鼻で笑って、この凡を完全無視。
どうして、こうも、不思議な現象を、どうしてかなと疑問に思わないのかねえ。
凡は、別に、地球が平面だと言ってるわけじゃなくて、その理屈が知りたいだけなんだけどね。
ということで、うず潮観測船は、船着き場まで戻って来た。
ここで、鳴門には、橋の上からうず潮を見学できるところとかあるのですが、高いところは苦手だし、そろそろ、ホテルに帰って、温泉にでも入りたいなと思う。
なので、ホテルまで戻る。
さて、温泉にでも行きましょうか。
ホテルには、1階に露天風呂と、8階に大浴場がある。
時間が有るので、両方、行っちゃいましょう。
ということで、まずは、露天風呂。
そこまで広くはないが、狭い視界ながら、しっかりと海が見える。
凡が湯につかると、洗い場で、80歳オーバーぐらいの男性が、頭を洗っている。
白髪の、年齢にしては、ちょっと長めの髪。
見ると、その泡立ちがすごい。
テレビの石鹸のCMかっていうぐらいに、泡が盛り上がっている。
メレンゲかっ、とツッコミをいれたくなった。
ゆっくりと、湯につかって、気持ちが良いなという時間を楽しんで、さて、凡も体を洗おうかなと思って、洗い場に行くと、例の老人が、まだ、頭を洗っている。
いや、あれからかなりの時間が経っているんだけど、大丈夫なのか。
それにしても、泡立ちが尋常じゃない。
頭の上に、綿菓子を乗っけてるんじゃないかと言うぐらいに泡立っている。
というかね、普通、温泉に来ると、その成分のせいかな、普段のお湯より、泡立ちが悪いというのが普通だと思う。
その状況からして、あの綿菓子を頭にのっけたような泡立ちは、どうやったら出来るのだ。
まあ、人のことは気にしても仕方がない。
凡も、体と頭を洗う。
さて、またお湯に浸かろうかなと思って、ふと、老人を見ると、まだ、頭を洗っている。
そして、頭の上には、綿菓子だ。
いやいや、それは、尋常じゃないよ。
大丈夫なのか。
そして、凡が、いよいよ、湯から出ようとしたころに、やっと、頭を流しだしたのだ。
ほっとしたと同時に、早く出なきゃと急いだ。
何故なら、このあと、老人が、コンディショナーとかを使いだしたら、気になってお風呂から出られなくなってしまう。
あとで、食事会場で、老人を見かけたが、普通に家族で楽しんでおられたので、ただ、頭を綺麗にしたい老人というだけのことだったのかと安心した。
さて、次は、8階の大浴場だ。
さっきの露天風呂も、この大浴場も、2、3人しか利用していないので、すこぶる快適だ。
ということで、大浴場も楽しんで、部屋に戻る。
このホテルの大浴場について、1つ、書いておきたいことがある。
大浴場には、タオルが、自由に取れるように置いてあって、部屋からタオルを持参する必要がないということだ。
これは、本当に、ありがたいですよね。
お風呂から上がって、そのまま、乾いたタオルを使える。
部屋から持っていくスタイルの場合は、部屋で乾かしても、生乾きだっりすることもあるんですよね。
それに、リゾートホテルを謳ってる訳だから、好きなだけタオルを使えるというのは、これは、やっぱり必要なんじゃないかと思う。(ホテルには、おひとり様1枚でと書かれています。一応、念のため。ただ、自由に使えるというのは、嬉しいものです。)
街中のサウナとかに行っても(凡は、サウナには、あまり行かないのですが)、タオルは、普通使い放題だ。
街中のサウナに出来て、リゾートを謳うホテルに出来ない訳ないものね。
そこは、全国のリゾートを謳っているホテルは、ちょっと、考えてほしいなと思う。
まだ、夕食までは、少し時間が有るので、テレビを点けてみる。
すると、地元のテレビ局が、運動場で、踊っている女子高生を映しているじゃないか。
それが、延々と流れているのだ。
どうも、地元の運動会を、テレビ中継しているようなのだが、徳島県では、これが普通なのか。
しかも、どうにも、動きが、ぎこちないダンスだ。
まあ、素人なのだから、仕方が無いのだが、それを、何故か、することもないので見てしまう。
女子高生の体育会のダンス。

いや、ここで、断っておきたいのだが、別に、変な趣味ではない。
ちゃんと、同じ部屋に、ミニボンもいるからして、鼻の下も伸ばしてはいない、、、はずだ。
それにしても、素人のダンスを見ていると、テレビに出てくる、何のことは無いアイドルグループのダンスでさえ、実は、ものすごく上手だったんだなということが分かるのである。
ということで、そんな時間を過ごして、時間が来たので、今日の最大のイベントである夕食に行きましょう。
1階に降りると売店があって、そして、これから行くレストランとは、別のレストランがあった。
こういうのポイントが高いですね。
メインの夕食会とは別に、軽く食事ができるレストランがある。
利用することは少ないのですが、安心だし、あるだけで、楽しい。
さて、凡が行く予定の会場に行くと、時間前だけど、既に、入り口に列が出来ている。
見ると、年齢層が高い。
そうだよね、他にすることないしね、先に来て待つよね。
それで、安い料金で、低層階の部屋に泊まる。
それって、幸せな老後だよね。
後で、エレベーターの前で出くわしたが、高層階の高い部屋に泊まるお客は、スタッフが、荷物をカートで押して、一緒に部屋に向かっていた。
でも、低層階の老人の方が、幸せそうに見えるのは、別に無理している訳じゃないんだよね。
凡も、低層階の老人初心者ではありますが、幸せである。
ということで、バイキングの夕食に突撃。



凡の好きな揚げ物のコーナーなども充実している。
それに、鳴門といえば、やっぱり、海が近いから、魚も美味しいに違いない。
こだわった料理と言えば、鯛のしゃぶしゃぶ、鯛のあら炊きなどが用意されている。
ということで、やっぱり、鯛のしゃぶしゃぶは、これは、どうしても食べなくちゃね。
それと、鯛のあら炊き。
鯛のあら炊きは、数が少ないのだけど、誰も取ってなかった。
まあ、食べるところ少ないからね。
凡は、もちろん、お酒にも合うし、頂きましたよ。


そして、大好きな揚げもの。
わかめの天ぷらが珍しかったな。
料理のお味の方は、どれも美味しかったです。



途中で、寿司コーナーの前で、マグロの解体ショーが始まった。
でも、凡は、食べる方に集中である。
そして、ショーが終わって、みんなが、マグロを貰った後に、寿司コーナーに行く。
解体したマグロで作ったお刺身と、レアステーキを頂いた。
そのあと、漬け丼用のマグロで、これまた、お酒を頂く。

そうそう、今回もまた、飲み放題を付ける。
ひとり2300円(90分)と、やや高めの設定だが、ビールが、1杯890円なので、まあ、付けない訳にはいかないだろう。
ただ、日本酒を熱燗で頂きたいと思って、カウンターに行くと、燗をつける日本酒は、別料金だそうだ。
なので、冷で頂いた。
気分は、熱燗だったが、酔えることには違いは無い。
んでもって、最近、流行りの丼のコーナー。
欲張って、天丼と海鮮丼。

ご飯を、少量にして、エビの天ぷらとわかめの天ぷら。
海鮮丼は、思いっきり魚などを乗っけた。
どちらの丼も、定食屋さんで食べるよりも、遥かに豪華だね。
ということで、美味しい夕食を頂きました。
今回のバイキングは、説明の時には、時間制限を言われなかったが、凡が出ていく頃には、かなり人が減っていた。
部屋に戻る前に、縁日みたいなコーナーが開催されていたので寄ってみる。
子どもなんかは、喜ぶだろうね。
部屋に戻って、バルコニーから夜の海を眺めたりして、リゾートを楽しむ。
ただ、かなり寒かったけどね。

んでもって、このアオアヲリゾートでは、夜に阿波踊りのショーをやっているので、それを見に行った。
阿波踊りっていうのは、踊れそうで踊れないんだよね。
細身の女性が、細い腕を上げて踊るさまは、本当に、うっとりしてしまう。
そんな阿波踊りのショーを拝見させていただいた。


会場は、結構、みんな宿泊客があつまっていて、年齢を見ると、高齢者が多い。
最後に、みんなで輪になって踊るのだが、足を1歩踏み出して、半歩下げるとか、踊り方を教えてもらっても、そのように出来ないのだ。
もう、幼稚園かというぐらいのギコチナイ動きで、会場を1周した。
ふと、ミニボンを振り返ると、うれしそうに笑っていたな。
楽しい食事の後のアトラクションで、リゾートを満喫している凡とミニボンなのでありました。
コメント
台湾の後に徳島に行かれていたんですね
連れが風呂場でのメレンゲ頭に大爆笑して笑い転げていましたよ
それが自分にも波及し、全体の話が全然入ってきませんでした(笑)
しかし長い時間頭洗う人ですね
長すぎますよね(笑)
こちらのホテルですが自分は行った事は無いのですが連れは行った事あって懐かしがっていました
それにしても夕飯バイキングはかなりレベルが高く美味しそうですね
お刺身お寿司ステーキはもちろんですが、鯛しゃぶと鯛のあら炊きとかもあるようですね
〆の天丼&海鮮丼は豪華ですね
ホテルで阿波踊りが見られるのも楽しそうですね
ありがとう、ゆけむりさん。
そうなんです、12月で休みにくい月なんですが、たまたま、また休みがあったので、行ってきましたよ。
お風呂場のメレンゲ頭は、どうしちゃったんでしょうねっていうぐらいに洗ってましたからね。
その時は、少し認知が入った老人かなとも思ったのですが、(だって、そんな長時間、しかも、メレンゲ状態洗ってられませんもんね)夕食会場で見かけたら、
家族で普通にしてましたので、普通の人だったんですね。家でも、あんな頭洗ってるのか不思議でした。
そして、お連れ様は、このホテルに行かれたことがあるんですね。
場所的に、なかなか、行かないようなホテルですけど、やっぱり、鳴門の渦潮とか見に行かれたんでしょうか。
夕食は、品数は、少ないのかもしれませんが、ちゃんとした料理で、美味しかったです。
鯛のしゃぶしゃぶも良かったですし、マグロの解体も、小ぶりのマグロでしたけど、盛り上げようとしてられましたしね。
締めの海鮮丼などは、写真では分からないかもですが、ご飯は少量で、その上に、思いっきり海鮮を乗っけてるんですよ。
もう、丼というより、海鮮のみっていう感じです。
夜の阿波踊りは、イヤだったんですが、わたしも踊らされました。
なかなか、難しかったです。