10月1日(火曜日)。
飛行機は、無事、ハノイのノイバイ空港に到着。
追加の両替をして、待ち合わせの場所に向かう。
今回も、KKdayさんというサイトで、ホテルまでの送迎を頼んでいた。
待っててくれるので安心だし、料金も、空港からは、2000円ぐらい、ホテルからは、1500円ぐらいなので、タクシーなどと変わらないか、安いぐらいじゃないだろうか。
送迎の車に乗ってホテルに向かう。
街に近づくにつれて、ああ、こんなだったと、懐かしくもあり、再訪できたことが嬉しくもある。
「ハロー、ベトナム。そして、シンチャオ、ハノイ。」
ぐるぐると街中を走って、ホテルの路地の入口に着けてくれた。
ホテルは、路地になったところにあるので、ホテルの前までは、車が入れないのだ。
エリアナ・ルビー・ホテル&トラベルさん。ELIANA RUBY Hotel and Travel

フロントに行くと、チェックインは、14時からなので、ロビーで、ちょっと待っててという。
フロントの女の子が、アオザイを着ていたので、テンションが上がる。
そう思うと、日本のホテルも、着物を着ていたら、きっと、外国の観光客は、テンションが上がるだろうね。
とはいうものの、和服で、仕事は、難しいかもですけどね。
部屋は、4階。
女の子が案内してくれるのだが、エレベーターを降りると、すぐ目の前に壁があったので、「わっ、狭っ。」と思ったが、部屋に入ると広い。
ホームページには、35平米と書かれていた。




4階は、凡の部屋と、反対側に、2室の3部屋だ。
床は、カーペットじゃなくて、フローリングなので、これは気持ちよいですね。
書き物をするデスクもあって、窓からは、ホテルの正面の路地が見えている。
向かいに、雰囲気のあるレストランが見える。
朝ごはんなどに行ってみたいが、今回は、朝食付きだ。


トイレは、ここも後ろの壁にホースが付いていて、それで、お尻を洗う方式だ。
これも慣れれば、シャワートイレと同じなので、快適である。
ただ、ミニボンは、使わなかったようだが。
シャワーは、ガラスで区切られていて、壁や床が、プラスティックじゃなくて、石みたいなので造られているので、こういうのもまた、雰囲気だ。
アメニティは、最低限程度かな。
ということで、これで、朝食付きで、3泊、約3万円。
一人当たり1泊5000円と考えると、まずもって、ホテルの選択は、正解だった。
一応、貴重品は、セイフティボックスに、預けていこう。
説明書を読むと、なになに、リセットボタンを押して、、、、あれ?リセットボタンが無い。
横からミニボンが、「こうするんちゃうの。」と、ボタンを押したら、開かなくなってしまった。
仕方がないので、ミニボンが、フロントから、若いお兄ちゃんを連れてきた。
開かなくなった扉を、マスターキーで開けてもらって、説明を聞く。
「ここを、こう押して、番号を押して、、、、。そして、開けるときは、こうやって、、、。」
あれ?開かない。
また、マスターキーで、扉を開けて、再度、やってみる。
なんか、セイフティボックスの調子が悪いみたいなんだよね。
何度かやっている間に、普通に戻ったみたいだ。
すると、兄ちゃんは言った。
「練習しましょう。」
いやいやいや、こういうセイフティボックスは、だいたい、どこも同じような仕組みだ。
凡は、それぐらい知ってるよ。
それより、機械自体が、調子悪いんじゃないのだろうか。
でも、お兄ちゃんは、真面目だ。
というか、素直な良い子なんだろう。
だから、お兄ちゃんの申し出を、むげに断るのも可哀想であるからして、付き合うことになってしまう。。
「はい、番号を押して、エンターを押して、これを廻す。はい、今度は、番号を押して、、、、、。」
いや、初めから、どうやるかは、知っているんですよ、お兄ちゃん。
「はい。もう1度。番号を押して、エンターを押して、、、、、。」
「はい、もう1度。番号を押して、、、、、。」
お兄ちゃんに言われるまま、ボタンを押す凡。
これを4回ぐらいやらされた。
ミニボンは、後ろで笑っている。
でも、ありがとうね、お兄ちゃん。
荷ほどきをして、休憩をしてから、いざ、街中へ繰り出しましょう。
とはいうものの、今回の観光の予定は、無い。
この時点で、どこに行こうという予定は無いのだけれど、ただ、街を歩くだけというのが、最高の楽しさなんですよね。
そうそう、空港から気になってたんだけど、街中に、ベトナムの国旗が掲げられている。
フロントで、今日は、特別な日なんですかと聞いたら、この通りで、朝は、朝市があると、まったく見当違いな返事だ。
凡の英語は、こんなものだ。
やっぱり、非常口のシートピッチの席に座る資格がないのだろうか。(これは、関空のチェックインの時のお話でしたね。)
ホテルを出ると、路地にも、ずらっと国旗が掲揚されている。
きっと、何かあるんだよね。
後で、知ったのだけれど、10月10日の、ハノイ首都解放70周年を祝うためのものだったんですね。
フランス領だったベトナムから、フランスの軍隊を追い出して、占領から解放されて、ハノイにベトナム人民軍が入城した日だそうです。
街中を揚げて、この祝典の準備がされてましたよ。
路地から出ると、近くに、ブンチャーというハノイの名物を食べさせる「ブンチャー・ダック・キム」というお店がある。
ミシュランでも紹介されている有名なお店で、6月に来た時に入った。
まずは、何か食べようかと思っていたので、名物なので、もう1度食べようかと思う。
ただ、先に行った有名店は、1度行ったので、その隣にあるお店に入ってみよう。
隣同士で、ブンチャーのお店って、すごいね。


今回入ったのは、「BUN CHA so1 HANG MANH」さんというお店。
席に座ると、単品もあるみたいなのだが、外国人だということだろうか、ブンチャーと言っただけで、ブンチャーと揚げ春巻きのセットが来た。
作っているのは、道を隔てた向かい側のお店。
こういうパターン、ハノイでは、結構見かけるんですよね。
さて、お味拝見。
ミンチ肉と、塊の肉が、結構、たっぷり入っている。
ボリュームも、内容も、お隣のお店と、ほぼ同じ。
ただ、汁の味付けが、やや、マイルドか。
ただ、このブンチャー、量が多い。
お腹いっぱいになってしまいました。


また、街を歩いていると、薬屋を発見。
「吐き気止め。」と、翻訳アプリで見せる。
吉例に従って、旅先での二日酔いの薬探しだ。
それで、出てきたのが、「Domper-M」という薬だった。
これは、日本の薬のドンペリドンという薬のようで、効能は、「胃・十二指腸のドパミンの働きを抑えて、消化管運動を改善し、吐き気に関与するCTZ(化学受容器引金帯)に作用して、吐き気を抑えます。」と、「くすりのしおり」というサイトにありました。
なるほど、試してみたいな。

ぶらぶらしていると、よく、街中で、天秤棒にフルーツなどを乗せて売り歩いているお姉さんに出会う。
ミニボンが、お姉さんに声を掛けた。
マンゴーが欲しいみたいなのだが、気が付いたら、ビニール袋に入れられて、渡されていた。
そこで、値段を聞くことになるのだが、600円(10万ドン)だとかなんとか言われて、「それは、高すぎる。」とビックリして返そうとしたら、お姉さんは、バナナを2本、ビニール袋に入れて、また渡した。
仕方なく、マンゴーを買うことになってしまった。
この600円が、高いのか、普通なのか、凡は知らない。
ミニボンだって、相場は知らないはずだ。
でも、隣にバイクを停めて休憩していたおっちゃんが、その様子を見て、笑っていたので、やっぱり、高い買い物だったのだろう。
そんなことをしていたら、雨が降り出した。
さっき通ってきた道に、コーヒーショップがあったので、そこで雨宿り。




同じようなお店を、あちこちで見かけたのでチェーン店かもしれない。
店頭に、コンデンスミルクのコーヒーがあったので、それを注文。
カップの上に、コーヒーを抽出する器具がついているベトナム式のコーヒーだ。
これが飲んでみたかったんだよね。
フィルターコーヒー・トラディショナルというのと、WEASELという豆を選ぶ。
その場で挽いてくれるので、香りが最高である。
60Kと50Kだった。
ベトナムでは、1万ドンが、大体、60円ぐらいだ。
なので、今回のコーヒーも60000ドンなのだけれど、街中では、1000ドンをKで表して、60Kと書かれていることが多い。
口頭では、Kを略して、シックスティとか言われる。
ゼロが多いと大変だよね。
サーブされたコーヒーは、コンデンスミルクが入ってなくて、コーヒーと砂糖だけだった。

ゆっくりと雨宿りをして、また、歩き出したら、お土産屋さんがあったので、覗いてみる。
ミニボンは、可愛い柄のノートなどを購入。
凡は、アオザイの小さな人形を買った。
お姉さんは、ストーンだと言ったけれど、石膏のような感じだ。
なんかね、テンションが上がってるから、こういうのを買ってしまう。
本当ならね、みゆきさんのコンサートのグッズのクリアスタンドを買って、持ってくれば良かったのかもだが、今は、凡は、ハノイのアオザイのお姉さんに夢中なのである。
ただ、街を歩いていても、アオザイの美人には、あまり出会わないんだよね。
いたと思ったら、外国人の年配のお姉さんがアオザイを着て記念撮影みたいなね、ベトナムの女の子とは関係ない人だったり。
なもので、今回は、人形のアオザイ美人に、旅の案内をしてもらおうと思う。
名前は、勿論、「ジャスミン」ちゃんであります。
中島みゆきさんの夜会「2/2」から命名したのは、みゆきさんのファンなら、分かりますよね。
ということで、今からは、ジャスミンちゃんとハノイのぶらぶら散歩でございます。
とりあえず、トイレに行きたくなったので、スターバックスに入った。

「なあ、なあ、うち、可愛い?なあ。うち、可愛いかな。」(ジャスミン)
「う、うん。可愛いよ。これから、よろしくね。」(凡)
「いやだあ。もう、凡ちゃん、うちの胸とか、腰のライン見て、にやにやしてるーっ。」(ジャスミン)
「いや、そんなん見てないし、にやにやしてないし。」(凡)
「冗談やん。言うてみただけやん。そや、うち、ずっとお店で売れへんかったから、何も食べてへんねん。うち、何か食べたいわ。そやから、うち、何か食べたいわ。もっかい言うけど、うち、何か食べたいわ。」(ジャスミン)
「分かったよ。前に行ったターヒエン通りでも行きますか。そやけど、そんな3回も繰り返して言わなあかんのかいな。」(凡)
まだ、雨は上がってはいないが、凡とジャスミンちゃんと、ミニボンは、前に行ったターヒエン通りに向かった。

コメント
ホテルの部屋は広くて快適そうですね
しかもかなりキレイじゃないですか
これはナイスですね
それとタクシーでは無くKKdayと言うサイトでホテルまでの送迎、しかも2000円ですか?
これは安くて便利ですね
マンゴー600円は安いのか高いのは分かりませんが、自分は言い値の半額の半額から交渉しろと言われ、当時はそれを実践していました
コーヒーが60円ですか、正統派ベトナムコーヒーの淹れ方ですね
少し粉っぽかったんではないでしょうか?
でもそれがベトナムコーヒーなんですよね
あ~、良いなぁ~
夕飯はブンチャーだったようですが、かなり量が多かったようですね
できたらもう2~3品おかずを食べたいところでしたね
ありがとう、ゆけむりさん。
送迎の車は、1度使うと、もうこれしかないという感じです。
兎に角、楽だし、安心だし。
んでもって、コーヒーは、60円ではなくて、60Kドンだったんです。360円ぐらいでしょうか。こんな、カップに、ドリップする器具を乗っけて、抽出するのを待つというのは、初めてだったので、楽しかったです。
んでもって、ブンチャーは、夕食ではなくて、昼食と夕食の間、というか、お腹空いたから食べたという感じです。
夕食は、これから、また、前回に行ったターヒエン通りに行くつもりなんです。
めちゃ、気に入ったんですよね。