平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(1486)ハロー、ベトナム。ハノイの木陰に惹かれて。(4)

旅(海外)

10月1日(火曜日)。

飛行機は、無事、ハノイのノイバイ空港に到着。

追加の両替をして、待ち合わせの場所に向かう。

今回も、KKdayさんというサイトで、ホテルまでの送迎を頼んでいた。

待っててくれるので安心だし、料金も、空港からは、2000円ぐらい、ホテルからは、1500円ぐらいなので、タクシーなどと変わらないか、安いぐらいじゃないだろうか。

送迎の車に乗ってホテルに向かう。

街に近づくにつれて、ああ、こんなだったと、懐かしくもあり、再訪できたことが嬉しくもある。

「ハロー、ベトナム。そして、シンチャオ、ハノイ。」

ぐるぐると街中を走って、ホテルの路地の入口に着けてくれた。

ホテルは、路地になったところにあるので、ホテルの前までは、車が入れないのだ。

エリアナ・ルビー・ホテル&トラベルさん。ELIANA RUBY Hotel and Travel

左がホテルの入り口。

フロントに行くと、チェックインは、14時からなので、ロビーで、ちょっと待っててという。

フロントの女の子が、アオザイを着ていたので、テンションが上がる。

そう思うと、日本のホテルも、着物を着ていたら、きっと、外国の観光客は、テンションが上がるだろうね。

とはいうものの、和服で、仕事は、難しいかもですけどね。

部屋は、4階。

女の子が案内してくれるのだが、エレベーターを降りると、すぐ目の前に壁があったので、「わっ、狭っ。」と思ったが、部屋に入ると広い。

ホームページには、35平米と書かれていた。

窓から見える風景の真下に、おしゃれなレストランが見える。
窓から左を見ると、お寺と民家。

4階は、凡の部屋と、反対側に、2室の3部屋だ。

床は、カーペットじゃなくて、フローリングなので、これは気持ちよいですね。

書き物をするデスクもあって、窓からは、ホテルの正面の路地が見えている。

向かいに、雰囲気のあるレストランが見える。

朝ごはんなどに行ってみたいが、今回は、朝食付きだ。

ホースでお尻を洗う方式。壁から掛かっているコップが、レトロ。

トイレは、ここも後ろの壁にホースが付いていて、それで、お尻を洗う方式だ。

これも慣れれば、シャワートイレと同じなので、快適である。

ただ、ミニボンは、使わなかったようだが。

シャワーは、ガラスで区切られていて、壁や床が、プラスティックじゃなくて、石みたいなので造られているので、こういうのもまた、雰囲気だ。

アメニティは、最低限程度かな。

ということで、これで、朝食付きで、3泊、約3万円。

一人当たり1泊5000円と考えると、まずもって、ホテルの選択は、正解だった。

一応、貴重品は、セイフティボックスに、預けていこう。

説明書を読むと、なになに、リセットボタンを押して、、、、あれ?リセットボタンが無い。

横からミニボンが、「こうするんちゃうの。」と、ボタンを押したら、開かなくなってしまった。

仕方がないので、ミニボンが、フロントから、若いお兄ちゃんを連れてきた。

開かなくなった扉を、マスターキーで開けてもらって、説明を聞く。

「ここを、こう押して、番号を押して、、、、。そして、開けるときは、こうやって、、、。」

あれ?開かない。

また、マスターキーで、扉を開けて、再度、やってみる。

なんか、セイフティボックスの調子が悪いみたいなんだよね。

何度かやっている間に、普通に戻ったみたいだ。

すると、兄ちゃんは言った。

「練習しましょう。」

いやいやいや、こういうセイフティボックスは、だいたい、どこも同じような仕組みだ。

凡は、それぐらい知ってるよ。

それより、機械自体が、調子悪いんじゃないのだろうか。

でも、お兄ちゃんは、真面目だ。

というか、素直な良い子なんだろう。

だから、お兄ちゃんの申し出を、むげに断るのも可哀想であるからして、付き合うことになってしまう。。

「はい、番号を押して、エンターを押して、これを廻す。はい、今度は、番号を押して、、、、、。」

いや、初めから、どうやるかは、知っているんですよ、お兄ちゃん。

「はい。もう1度。番号を押して、エンターを押して、、、、、。」

「はい、もう1度。番号を押して、、、、、。」

お兄ちゃんに言われるまま、ボタンを押す凡。

これを4回ぐらいやらされた。

ミニボンは、後ろで笑っている。

でも、ありがとうね、お兄ちゃん。

荷ほどきをして、休憩をしてから、いざ、街中へ繰り出しましょう。

とはいうものの、今回の観光の予定は、無い。

この時点で、どこに行こうという予定は無いのだけれど、ただ、街を歩くだけというのが、最高の楽しさなんですよね。

そうそう、空港から気になってたんだけど、街中に、ベトナムの国旗が掲げられている。

フロントで、今日は、特別な日なんですかと聞いたら、この通りで、朝は、朝市があると、まったく見当違いな返事だ。

凡の英語は、こんなものだ。

やっぱり、非常口のシートピッチの席に座る資格がないのだろうか。(これは、関空のチェックインの時のお話でしたね。)

ホテルを出ると、路地にも、ずらっと国旗が掲揚されている。

きっと、何かあるんだよね。

後で、知ったのだけれど、10月10日の、ハノイ首都解放70周年を祝うためのものだったんですね。

フランス領だったベトナムから、フランスの軍隊を追い出して、占領から解放されて、ハノイにベトナム人民軍が入城した日だそうです。

街中を揚げて、この祝典の準備がされてましたよ。

路地から出ると、近くに、ブンチャーというハノイの名物を食べさせる「ブンチャー・ダック・キム」というお店がある。

ミシュランでも紹介されている有名なお店で、6月に来た時に入った。

まずは、何か食べようかと思っていたので、名物なので、もう1度食べようかと思う。

ただ、先に行った有名店は、1度行ったので、その隣にあるお店に入ってみよう。

隣同士で、ブンチャーのお店って、すごいね。

今回入ったのは、「BUN CHA so1 HANG MANH」さんというお店。

席に座ると、単品もあるみたいなのだが、外国人だということだろうか、ブンチャーと言っただけで、ブンチャーと揚げ春巻きのセットが来た。

作っているのは、道を隔てた向かい側のお店。

こういうパターン、ハノイでは、結構見かけるんですよね。

さて、お味拝見。

ミンチ肉と、塊の肉が、結構、たっぷり入っている。

ボリュームも、内容も、お隣のお店と、ほぼ同じ。

ただ、汁の味付けが、やや、マイルドか。

ただ、このブンチャー、量が多い。

お腹いっぱいになってしまいました。

薬屋発見。

また、街を歩いていると、薬屋を発見。

「吐き気止め。」と、翻訳アプリで見せる。

吉例に従って、旅先での二日酔いの薬探しだ。

それで、出てきたのが、「Domper-M」という薬だった。

これは、日本の薬のドンペリドンという薬のようで、効能は、「胃・十二指腸のドパミンの働きを抑えて、消化管運動を改善し、吐き気に関与するCTZ(化学受容器引金帯)に作用して、吐き気を抑えます。」と、「くすりのしおり」というサイトにありました。

なるほど、試してみたいな。

あまりにビックリした顔をしているので、一応、顔はぼんやりと。

ぶらぶらしていると、よく、街中で、天秤棒にフルーツなどを乗せて売り歩いているお姉さんに出会う。

ミニボンが、お姉さんに声を掛けた。

マンゴーが欲しいみたいなのだが、気が付いたら、ビニール袋に入れられて、渡されていた。

そこで、値段を聞くことになるのだが、600円(10万ドン)だとかなんとか言われて、「それは、高すぎる。」とビックリして返そうとしたら、お姉さんは、バナナを2本、ビニール袋に入れて、また渡した。

仕方なく、マンゴーを買うことになってしまった。

この600円が、高いのか、普通なのか、凡は知らない。

ミニボンだって、相場は知らないはずだ。

でも、隣にバイクを停めて休憩していたおっちゃんが、その様子を見て、笑っていたので、やっぱり、高い買い物だったのだろう。

そんなことをしていたら、雨が降り出した。

さっき通ってきた道に、コーヒーショップがあったので、そこで雨宿り。

同じようなお店を、あちこちで見かけたのでチェーン店かもしれない。

店頭に、コンデンスミルクのコーヒーがあったので、それを注文。

カップの上に、コーヒーを抽出する器具がついているベトナム式のコーヒーだ。

これが飲んでみたかったんだよね。

フィルターコーヒー・トラディショナルというのと、WEASELという豆を選ぶ。

その場で挽いてくれるので、香りが最高である。

60Kと50Kだった。

ベトナムでは、1万ドンが、大体、60円ぐらいだ。

なので、今回のコーヒーも60000ドンなのだけれど、街中では、1000ドンをKで表して、60Kと書かれていることが多い。

口頭では、Kを略して、シックスティとか言われる。

ゼロが多いと大変だよね。

サーブされたコーヒーは、コンデンスミルクが入ってなくて、コーヒーと砂糖だけだった。

ゆっくりと雨宿りをして、また、歩き出したら、お土産屋さんがあったので、覗いてみる。

ミニボンは、可愛い柄のノートなどを購入。

凡は、アオザイの小さな人形を買った。

お姉さんは、ストーンだと言ったけれど、石膏のような感じだ。

なんかね、テンションが上がってるから、こういうのを買ってしまう。

本当ならね、みゆきさんのコンサートのグッズのクリアスタンドを買って、持ってくれば良かったのかもだが、今は、凡は、ハノイのアオザイのお姉さんに夢中なのである。

ただ、街を歩いていても、アオザイの美人には、あまり出会わないんだよね。

いたと思ったら、外国人の年配のお姉さんがアオザイを着て記念撮影みたいなね、ベトナムの女の子とは関係ない人だったり。

なもので、今回は、人形のアオザイ美人に、旅の案内をしてもらおうと思う。

名前は、勿論、「ジャスミン」ちゃんであります。

中島みゆきさんの夜会「2/2」から命名したのは、みゆきさんのファンなら、分かりますよね。

ということで、今からは、ジャスミンちゃんとハノイのぶらぶら散歩でございます。

とりあえず、トイレに行きたくなったので、スターバックスに入った。

「なあ、なあ、うち、可愛い?なあ。うち、可愛いかな。」(ジャスミン)

「う、うん。可愛いよ。これから、よろしくね。」(凡)

「いやだあ。もう、凡ちゃん、うちの胸とか、腰のライン見て、にやにやしてるーっ。」(ジャスミン)

「いや、そんなん見てないし、にやにやしてないし。」(凡)

「冗談やん。言うてみただけやん。そや、うち、ずっとお店で売れへんかったから、何も食べてへんねん。うち、何か食べたいわ。そやから、うち、何か食べたいわ。もっかい言うけど、うち、何か食べたいわ。」(ジャスミン)

「分かったよ。前に行ったターヒエン通りでも行きますか。そやけど、そんな3回も繰り返して言わなあかんのかいな。」(凡)

まだ、雨は上がってはいないが、凡とジャスミンちゃんと、ミニボンは、前に行ったターヒエン通りに向かった。

コメント

  1. ゆけむり より:

    ホテルの部屋は広くて快適そうですね
    しかもかなりキレイじゃないですか
    これはナイスですね
    それとタクシーでは無くKKdayと言うサイトでホテルまでの送迎、しかも2000円ですか?
    これは安くて便利ですね
    マンゴー600円は安いのか高いのは分かりませんが、自分は言い値の半額の半額から交渉しろと言われ、当時はそれを実践していました
    コーヒーが60円ですか、正統派ベトナムコーヒーの淹れ方ですね
    少し粉っぽかったんではないでしょうか?
    でもそれがベトナムコーヒーなんですよね
    あ~、良いなぁ~
    夕飯はブンチャーだったようですが、かなり量が多かったようですね
    できたらもう2~3品おかずを食べたいところでしたね

    • tairabonzou tairabonzou より:

      ありがとう、ゆけむりさん。
      送迎の車は、1度使うと、もうこれしかないという感じです。
      兎に角、楽だし、安心だし。
      んでもって、コーヒーは、60円ではなくて、60Kドンだったんです。360円ぐらいでしょうか。こんな、カップに、ドリップする器具を乗っけて、抽出するのを待つというのは、初めてだったので、楽しかったです。
      んでもって、ブンチャーは、夕食ではなくて、昼食と夕食の間、というか、お腹空いたから食べたという感じです。
      夕食は、これから、また、前回に行ったターヒエン通りに行くつもりなんです。
      めちゃ、気に入ったんですよね。

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