10月1日(火曜日)。
ハノイに向けて出発の日である。
自宅を、4時45分ごろに出発して、ほぼ、始発で、難波まで移動。
ラピートで、関西空港まで移動した。
ベトジェットエアは、チェックインに、兎に角、並ぶと聞いている。
1時間ぐらい並ぶのは日常茶飯事らしい。
なので、チェックイン開始の3時間前に、関西空港に到着するように出発したのだ。
ただ、心配していたけれど、ハノイ行きは、ホーチミン行きに比べて空いていた。
さて、カウンターで、印刷したQRコードを見せる。
すると、お姉さんが、非常口のシートは、65歳未満で、英語かベトナム語を話せる必要があるという。
緊急事態になった時に、乗務員の手伝いが出来るようにということだ。
これは、非常口のシートに座ったら、どこの航空会社でもする念のための確認だ。
凡は、軽く、「大丈夫。」と言った。
すると、ミニボンが、「英語なんて、出来ひんやん。無理やん。」と言い出したのだ。
「それに、65歳未満って、65歳やから、アカンやん。」と言うのだ。
「なんでー、何で、このタイミングで、そんなことを言うのよー。」
声には出さないが、凡の半泣きの情けない声が出そうになった。
いや、こういうのはね、形式的に聞いているだけなんだよ。
何も、法律などで、厳格に決まっている訳じゃない。
それに、緊急事態なんて、まずもって、起きる確率は、極めてゼロに近いのである。
なので、「大丈夫。」と、再度、凡は言った。
でも、「英語なんて、出来ひんでしょ。英語で話しているの聞いたことないわ。それに、65歳未満じゃないやん。」と、これまた言い張るのだ。
いや、未満というのは、見ると、目の前のスタッフは、外国の女性。
「65歳以下」と「65歳未満」の違いが分からないだけだよ。
ホームページには、利用できるのは、65歳までと書かれてあったのを覚えている。
だから、これが最後の非常口の席になるねと思った記憶があるのである。
65歳までというのは、65歳を含むんだよね。
それにしても、ミニボンは、凡が、わざわざ、足許の広いシートを選んだということを理解していないのだろうか。
なんせ、ベトジェットのシートは、狭くて窮屈だと評判のLCCなんだよ。
少しでも、楽なシートということで選んだんだ。
カウンターの前で、大丈夫、出来ひんやん、というコソコソ話が、凡とミニボンで続く。
カウンターの女性スタッフは、席を変えましょうかという。
「でも、ここは、足許が広いでしょ。」と食い下がった。
でも、女性スタッフも、ミニボンの言うことが気になるようで。
ここは、凡が折れるしかなさそうなのである。
「じゃ、後ろでも良いから、3席空いているところがありますか。」と聞いた。
すると、女性スタッフは、別の座席に変更しますと、パソコンを操作した。
んでもって、別の席が用意されたのだ。
そして言葉を付け足した、3席の、凡とミニボンの間の1席は、ブロックして、誰も座らないようにしておきますと言ってくれたのであります。
今までの、凡とミニボンのやり取りから、何かを感じたんでしょうね。
というか、LCCの安いチケットで、こんな融通を聞かせてくれるんだと、驚いてしまった。
普通なら、こんなことしてくれないよね。
JALでも、ANAでも、ピーチでもしてくれないだろう。
勿論、3席を、2人で使えるなら、それは有難い。
足許のスペースは狭いけれど、横のスペースがあれば、楽に違いない。
紙のチケットを発券してもらって、チェックイン完了。

さて、飛行機は、欠航もしないみたいだし、まずもって、あとは、ハノイに行くだけだ。
まだ、搭乗まで時間が有るので、朝食を頂きましょう。
かつ丼と、そばのセット。
少し、ボリュームがあり過ぎたか。

早めに出国審査と手荷物検査を済ませる。
それにしても、今回、また施設が変わっていて、出国審査の簡単なこと。
ほとんど、並ぶ必要がなかった。
ベトジェットの機内では、日本円が使えなかったかもしれないので、念のため、2万円両替したら、細かい紙幣で両替しておきましょうかと言ってくれた。
こんな配慮をしてくれるのなら、予定の金額を全部両替しても良かったかな。

コメント
おっと、チェックイン時の奥さまの一言、これは厳しいですね
せっかく足元の広い座席をよやくしていたのにね
でも結果的には3席を2人で使えて良かったんじゃないでしょうか?
真ん中をブロックして誰も座らせないようにする事ができるなんて知りませんでした
出発前のカツ丼&そば、これはちょっと重いような気がしますよ(笑)
ありがとう、ゆけむりさん。
ですよねー、折角の足許の広いシートが、、、と思いましたよ。
でも、確かに、足許は広いのですが、乗船してから見たら、3人とも座っていたので、横が窮屈だったかも。
なので、隣が空いている席の方が、結果、快適でした。
かつ丼はね、食べ過ぎかもですが、朝ごはん食べてなかったので、お腹空いてて、つい注文しちゃいました。