平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(1481)青春18きっぷの旅。赤穂の御崎の海岸は、最高!

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今年の夏は、何か、バタバタと過ぎてしまって、もう9月である。

青春18きっぷを買ったが、まだ、2回分、残りがある。

とはいうものの、もう連休はないし、きっぷの使用期限まで、2回の単発の休みだけだ。

この2日とも、どこかへ行こうかとも思ったが、ミニボンも休みだったので、一緒に、どこかへ出かけることにした。

これで、2回分を消化できる。

とはいうものの、ミニボンは、凡が、いつもやっているような青春18きっぷの旅は嫌いなのである。

どこか田舎の駅で、長時間待ったり、ずっと、列車に乗っていたりというのも好きじゃない。

簡単に言うと、目的地まで、最短で行きたい方なのである。

なので、近場に行こうと思う。

そこで、ミニボンが、赤穂は、どうかという。

赤穂は、行ったことがあるが、お城を見る訳でもなく、街をちょっと、ぶらぶらしただけだ。

それと、赤穂の前に、姫路の手前にあるパワースポット「生石(おうしこ)神社」に寄ってみよう。

ということで、9月4日(水曜日)。

自宅を出発して、京橋駅で、吉例に従い入鋏。

大阪から、快速で、宝殿という駅に到着。

朝から、何も食べていないので、駅前の喫茶店で、モーニングを頂く。

奥では、ママと常連の女性が、今度、生まれ変わったら、男がいいか、女がいいかと、昔からある話題で盛り上がっている。

凡は、生まれ変わっても、やっぱり男がいい。

なんせ、気楽だ。

ミニボンや、他の女性を見ていると、いろいろ大変そうである。

特に、結婚をしたら、その苦労は、男性より、遥かに、女性の方が大きいだろう。

でも、女性に生まれてこなきゃいけないのなら、是非とも、美人に生まれたいものである。

というか、ムー民としては、その生まれ変わりのシステムを知りたいものであります。

喫茶店のママに、ここから、生石神社まで歩いていけるかとか、聞いてみると、歩けるには歩けるが、遠いという。

なので、駅前に停まっていたタクシーで向かった。

乗ってみると、やっぱり、徒歩では、無理だと思った。

神社には、タクシーなら、本殿の横の駐車場に着けてくれるのだけれど、ちょうど、道を工事していたので、下から歩くことになった。

神社の下から上を見上げると、階段が急だ。

凡は、異常なまでの高所恐怖症である。

その階段を見て、無理だと思った。

とはいうものの、上るしかない。

ほとんど、四つん這い状態で、どうにか途中まで登りきったところで、階段の向こうの道路で、転んだ。

最後の階段の段差が高かったのだ。

そこから、本殿まで、さらに階段がある。

ここは短いのだけれど、やっぱり、怖い。

見ると、今転んだ道路は、どうもタクシーが行ってくれようとした駐車場に繋がるのじゃないかと気が付いた。

なので、階段を上らずに、道路を歩いていく。

すると、駐車場があった。

本殿には、横から入れる。

この生石神社は、石の宝殿という大きな石がご神体で、大穴牟遅(おおあなむち)と、

少毘古那(すくなひこな)の二柱の霊が籠られている。

その大きな四方形の石は、池に浮いているように見えるので、不思議なパワースポットとして、知られているのだ。

さて、お参りしようとすると、お休みだと札が掛かっている。

あれ、ここまで来て、見られないなんて、やっぱり凡は、こうなるのね。

すると、近くにいた人が、横の山を登れば見れるというので、これまた、ちょっと怖いが登ってみる。

この神社のある山は、岩山で、全体が石だそうだ。

その山を切り分けて、この四方形を削り出したそうだ。

なので、削った残りの山を登れば、ご神体が見える。

なるほどと、石を上から見て、腰砕け状態で、下まで降りた。

すると、今までお休みだと掛かっていた札が無い。

今日は、調査のために入場できないようにしていたが、今、調査が終わったので、入って良いという。

なので、参拝させていただく。

広角で撮ったので、ひし形のように見えますが、長方形です。

いつもは、水が張られていて、それで、石が浮いているように見えるのだけれど、今日は調査で水を抜いているとのことで、石の足のところまで見えている。

これは、滅多に見ることのできない光景だそうだ。

説明書きには、「池中の水は、霊水にして如何なる干ばつに於いても渇することなく海水の満干を表し、又、万病に卓効有るものと云い伝えられている」と書かれている。

神社のお世話をしているお姉さんに聞いたら、実は、水道の水だと教えてくれた。

なるほど、おもしろいね。

横には、石の分身である「霊石」があって、全身の力を込めて押すと偉大なる力を授かるので、その手で悪いところを撫でてくださいとある。

身体全体を撫で繰り回した。

さて、駐車場まで戻って、タクシーを呼んだ。

さっきまでの工事は、タクシーが来る直前で、終了したので、そのまま、駅まで直行。

さて、これから、赤穂まで行きましょうか。

加古川まで戻って、そこから、新快速で姫路に移動。

ホームのまねきさんで、駅そばを食べる。

いつもの味。

冷静に判断すると、もっと美味しいそばがあるけれども、姫路に来たら、絶対に食べたくなる味なのである。

そこから、赤穂に移動。

赤穂といえば、忠臣蔵。

赤穂城などの忠臣蔵関係の観光スポットが人気だ。

ただ、海の方に行くと、神社や、きらきら坂と呼ばれるインスタ映えするスポットのあるエリアがある。

そこは、凡も行ったことがないので、まずは、そこに行ってみよう。

バスで、御崎というバス停まで移動。

伊和都比売(いわつひめ)神社さんは、バス停の横にある。

まずは、お参りをする。

そして、振り返ると、鳥居の向こうに、海が広がっている。

その景色の素晴らしいこと。

鳥居を降りて、ぐるりと回ると、海岸に降りることのできる場所があって、降りてみる。

海岸のすぐ向こうに大きな岩の島があって、かすかに、道が出来ている。

干潮なら、歩いて渡ることが出来るだろう。

きらきら坂。短かっ。

海岸から上がると、目の前にきらきら坂がある。

階段に、タイルを貼ってあるのが、ポルトガルだか、ヨーロッパ風だとか、そう見えるので、きらきら坂という名前が付いたのかな。

階段の横には、アクセサリーのお店とかあるのだけれど、閉まっていた。

短いきらきら坂を、また海岸までもどったら、遊歩道があるので、歩いてみる。

これが、実に素晴らしい。

山の裾を削り取って出来た遊歩道は、海岸のごつごつした岩の変化を見ながら歩くと、どうにも気持ちが良い。

歩きながら、ミニボンも、「ここは、良い。気持ちいい。好きだ。」と繰り返している。

それだけ、気持ちの良い遊歩道なのだ。

しばらく歩いて、おしゃれな民宿があるところで折り返す。

赤穂に、こんな素晴らしい海の遊歩道があるなんて、知らなかった。

赤穂は、お城も良いけれども、凡とミニボンのお薦めは、この御崎の海岸である。

さて、バスの時間まで、30分ほどある。

神社の前にあるオシャレなお店。

そういえば、神社の前に、おしゃれなお店があったので、入って休憩しよう。

ちょうどランチが終わって、今から、かき氷が食べれるという。

なので、凡は、塩小倉の抹茶のかき氷、ミニボンは、桃と紅茶のかき氷を注文。

それが、なかなか来ないのだ。

20分ほど待って、ようやく凡の氷が来た。

ふわふわで美味しい。

そして、ミニボンの氷。

でも、バスの時間が有るので、急いで氷を食べている。

必至である。

バスの時間に間に合わそうと、急いでカキ氷を食べているミニボンを見ていると、可哀想になってきた。

「Pity is akin to love.」

何十年も、遠い昔に読んだ漱石の小説の頭の中に残った記憶の欠片が、ふわりと浮かんでくる。

小説の登場者は、それを、「可哀想だた惚れたって事よ。」と訳すのだけれど、なぜか、ストーリーは忘れてしまっても、その部分だけは、覚えている。

今度、三四郎を、もう1度、読み直してみるかな。

可哀想だと思うということは、或いは、まだ、凡も、ミニボンに惚れているのか。

それにしても、5分で食べたのは、すごいよね。

さて、バスで、赤穂駅まで戻って、観光案内所で、お土産を買う。

赤穂と言えば、塩だ。

案内所には、何種類もの塩が並べられている。

なので、お姉さんに、これは、どれも赤穂の塩ですかと聞いた。

すると、赤穂の塩は、これだと、教えてくれたのが、赤穂観光協会が発売している「真塩」と「差塩」だ。

赤穂でも、今では、昔ながらの製法で塩は作っていない。

イオン交換膜式製塩法で作られているそうだ。

でも、この塩は、赤穂市海洋科学館で、昔ながらの方法で、海水を濃縮して、それを、赤穂化成さんが、平釜で炊き上げたものだという。

なので、その塩のうち、濃厚な味だと説明のある「差塩」を買った。

そして、横に置いてあった別の赤穂の塩は、これは原料が外国産だと説明してくれた。

赤穂と名前の付いた有名な塩でも、原材料がオーストラリアだったりするんですよね。

別に、原材料が、どこの国でも、凡は構わない。

美味しければ、それでいいじゃない。

でも、それなら、如何にも赤穂の海水で作ったみたいな表現は、やめた方が良いと思う。

というかね、凡は、自宅では、茹で玉子とかを食べるときは、アジシオを使ってますからね。

アジシオは、いいよね。

なんせ、塩に味の素をコーティングしている。

他の国にはない、最高の発明だと思う。

現代人は、科学の力を信じて、その発明の恩恵を、大いに享受すべきでしょう。

塩の説明。

そして、牡蠣の佃煮。

牡蠣の佃煮。

さて、赤穂から、姫路、そして、大阪、京橋と帰ってきまして、自宅に到着。

早めの時間に帰ってきました。

そして、お土産の塩だ。

なるほど、カツオのタタキや、ゆで玉子に付けると、美味しい。

そして、牡蠣の佃煮は、これだけの量で、安い値段で良いのだけれど、牡蠣の風味みたいなものは、無い。

ということで、今回は、凡とミニボンの青春18きっぷの旅でございました。

お付き合いくださいまして、ありがとう。

コメント

  1. ゆけむり より:

    海をバックにした鳥居の写真、キレイですね
    パンプレットの表紙みたいですよ
    冒頭の生石神社、凄いですね、こんな大きな石を削ったりして
    全体を見たい、でも階段を上るのは辛いですね
    せっかくタクシーで行ったのに階段を上るのは嫌ですよ
    実は今回の福井でも同じような事がありましたよ
    詳しくはブログに書きますが、行き先は間違えるし、結果的に途中でおろされて急な階段を猛暑の中上らされました
    バスの時間まで30分あるからかき氷を注文する、でもなかなか出てこない
    焦りますよね、そもそもかき氷になんで20分も掛かるんだって思っちゃいますよ
    赤穂の塩、原材料がオーストラリアとか使っているのに現地の海水を使っているように感じさせてはいけませんよね
    実は凡蔵さんの18きっぷの真似した旅を考えたんですが、連れはやはり列車に乗り続けるのには難色を示しましたよ
    静岡おでん、焼津で海鮮、名古屋でひつまぶしってな感じをざっと話したけど乗り気ではありませんでした
    やはり18きっぷを使った旅は一人旅が基本のような気がしてきましたm(__)m

    • tairabonzou より:

      ありがとう、ゆけむりさん。
      最初の神社は、パワースポット好きな人には、有名のようです。
      年々、高所恐怖症が加速しておりまして、こんな階段でも怖いです。
      それと、赤穂の海は、想像以上に美しく、また、気持ちよかったです。
      ひょっとしたら、赤穂のお城よりも、おすすめかもです。
      青春18きっぷの旅は、やっぱり、好きな人じゃないと、ダメかもですね。
      なので、今回も、乗る時間も短い、乗り換えの時間もない、初心者コースにしましたよ。
      横浜からなら、1泊するつもりなら、静岡、浜松、名古屋とか、ところどころで、美味しいものを食べ歩くのも面白いんですけどね。
      でも、やっぱり、一人で行くのが気楽ですよ。

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