平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(1468)はじめてのハノイ。(8)

旅(海外)

6月6日(木曜日)。

ハノイの最終日、大教会を見学したところだ。

それにしても、暑いし、トイレにも行きたい。

海外で、こういう状況になったら、百貨店などを探すだろう。

でも、ハノイの旧市街には、百貨店は無い、、、と思う。

なので、スターバックスに入った。

エアコンも効いているし、トイレもある。

ということで、スタバで、休憩。

ハノイに来たら、行ってみたいというか、やってみたいことがあると、ミニボンが言っていた事がある。

足のマッサージだ。

旧市街を歩いていると、ビックリするぐらいの数のマッサージ店を見かける。

横を通ると、お姉さんが、「マッサー。」と声を掛けてくる。

大概が、20代ぐらいの女の子が、店先で、気ダルそうに椅子に座っていたりしている。

ひょっとしたら、イカガワシイお店もあるのかもしれない。

なので、入りそびれていたのだが、ホテルの近くまで来た時に、ホテルの横か、その横かに、マッサージ店があって、ちょっと、料金表を覗いていたら、中から、40歳ぐらいのお姉さんが、店から出て来たのだ。

今まで声を掛けられてきた気ダルそうな女の子ではなく、ちょっと、しっかりとした女性だ。

そして、何時間かと聞いた。

足のマッサージで、30分と答えると、それなら、120Kドンだという。

というか、お姉さんは、全身マッサージを薦めたいようなのだが、それは、ちょっと苦手だし、時間的にも、余裕が無い。

120Kドンというと、720円ぐらいか。

それならと、お願いすることにした。

凡の行ったマッサージ屋さん。

1階は、マッサージ用の椅子が3脚あって、その内、一脚は、既に、西洋人の女の子が座っている。

ネイルをやっているようなのだが、ずっと、携帯で、ペチャクチャ話している。

よく、あんな喋ることがあるねと思うのだが。

凡とミニボンは、椅子に腰かけると、お姉さんが、水を持って来てくれる。

しばらく待っていると、2階から、女の子が降りて来た。

、、、あれれ、可愛いんじゃないか。

しかも、気ダルい感じじゃなくて、スッキリとした感じ。

凡とミニボン、そして、声を掛けてくれたお姉さんと、可愛い女の子。

どうなるのと思っていたら、可愛い女の子は、凡の担当になった。

いや、何か、マッサージ店に入って良かったね。

先ずは、お湯で足を洗ってくれる。

そして、クリームを塗って、足をマッサージ。

台湾などの足つぼマッサージのように痛いっていう感じではなくて、足の裏も、ちょうど良い押し加減だ。

可愛い女の子の細い指が、凡の足をマッサージしている。

こんな幸せを感じるものだったのか。

と、エロおやじ発現。

いや、凡はおやじじゃないので、ピンクお兄さん発現か。

しかも、細い指なのに、しっかりとした強さで、痛、気持ちいぐらいに押してくれる。

左右の足が終わったら、足を拭いてくれて、ちょっと、椅子の前に座るように促される。

何するのかなと思ったら、肩を揉んでくれて、背中に膝を当てて、海老反らしてくれる。

足のマッサージのオマケという感じで、海老反りは、1回だけだった。

ということで、マッサージは、終了した。

これで、720円は、かなりのお得。

これなら、初日から、毎日、通っても良かったな。

マッサージの内容は、見ていると、凡とミニボンと全く同じで、同じタイミングだった。

してもらっている間に、チップは、どうしようという話になった。

マッサージが120Kドンだから、50Kドンかな。

でも、もうちょっと、サービスしてあげたい気持ちだ。

なんせ、可愛いもの。

となると、50Kの上は、100Kとなるだろう。

10万ドンで、600円ぐらいか。

12万ドンのマッサージで、10万ドンのチップは、果たして、バランスは妥当なのだろうか。

さて、お会計となるころに、店のオーナーだろうか、男性が入って来て、会計は、その男性に渡す。

その時に、チップのお金が無かったので、20万ドンを渡して、10万ドン2枚に両替できないかとお願いした。

2人で分けてと20万ドンを渡すより、10万ドンずつ、別々に渡す方が、喜んで貰えると思ったからだ。

すると、男性は、10万ドンを持っていなかったらしくて、お札を持って店の外に出て行った。

んでもって、なかなか、帰って来ない。

「押し加減が、ちょうど良かったです。」みたいな、女の子に気に入られようとして、意味の無いことを言ったりして待つ。

女性スタッフも、水を飲むかとか、意味の無いことを言って、時間調整。

ややあって、男性が帰って来て、10万ドンを2枚くれたので、それを、そのまま、凡とミニボンは、お互いに、マッサージをしてくれた女性に渡した。

喜んでくれたので、良かったです。

さて、最後の夕食を食べて帰りましょうか。

お店を探しながら、歩いていると、また、マッサージ店の前まで来てしまったら、さっきの女の子が、店の前の道端で、仲間と、ご飯を食べていた。

凡とミニボンを見て、手を振ってくれた。

やっぱり、可愛いぞ。

それにしても、店の奥とかで食べずに、どうして、店の前の道端で食べるんだろうね。

さて、ぶらぶらと歩いていると、コーヒーを売るお店があったので、そういえば、凡は、ハノイで、インスタントコーヒーを買いたかったので、と店に入る。

気になっていた欲しかった赤い箱のインスタントコーヒー。
店員さんが、こっちの方が高級だとイチオシのインスタントコーヒー。
カフェインが多いというインスタントコーヒー。

ハノイのホテルだとか、いろんなところで、よく目にするのが、チュングエン(TRUNG NGUYEN LEGEND)というメーカーの名前(だと思うのだけれど)の、赤い色をしたインスタントコーヒーのスティックだ。

棚にあったので、あ、これだこれだと、手に取って見ていると、お姉さんが、コーヒーなら、こっちだと、銀色の箱を見せた。

「これは、レジェンドと言って、こっちの方が、高級だ。」とか、そんな事を言う。

それでも、赤いコーヒーを見ていると、いや、こっちが良いと、かなりの銀色のコーヒー推しなのだ。

後で見ると、その銀色の箱も、チュングエンレジェンドと書かれていたので、同じメーカーのようである。

とはいうものの、ホテルなどに置いているのは、赤色のコーヒーなのだ。

でも、銀色推しなので、仕方なく、銀色と、赤のコーヒーと、キングコーヒーと書かれたパッケージのコーヒー、これは、カフェインが3倍入っているみたいな謳い文句のコーヒーなのだけれど、その3種類を買った。

帰国してから飲み比べてみたが、そういえば、銀色は、1番美味しいかもしれない。

まあ、どっちにしたって、ベトナムのインスタントコーヒーを買って大満足の凡には変わりないのであります。

お菓子屋さん。

少し歩いたら、お菓子を売っているお店があった。

店先に、地元のお菓子らしきものが並べてあるのだけれど、いや、綺麗に並べてあるんだ。

丁寧にね、陳列してある。

でも、この高温多湿のハノイで、この店先に並べていて大丈夫なのかと思う。

誰も、客がいないし、売れている気配もないので、賞味期限とか、そっちも、どうなんだろうと邪推してしまう。

まあ、お菓子ならドラッグストアとかコンビニで買うのが無難だろうなと思っていると、ミニボンが、すでに、何かを買おうと物色しているではないですか。

いや、凡も、買ってあげたい気持ちはあるんだよね。

あげたいという表現をすると、ちょっと、申し訳ないのですが、奥で、かなりの年配の、始めはオッチャンかと思ったオバチャンが座っているので、買いたいのである。

職場のお土産にと、チョコレートを買おうとしているので、一応、ベトナム産かどうか確認した方がいいのではと、んでもって、ベトナム産だったので、ミニボンが、2つ購入。(確か、2つで480円ぐらいだったような)

さて、そろそろ、夕食の事を考えなきゃね。

周辺を歩いていると、ちょっと、良い感じの、やっぱり、路上にテーブルと椅子を出しているお店があって、今日は、ここにしようかとミニボンと話をしながらホテルに戻ろうとしていた時だ、ミニボンが、昨日の夕食のお店のベッピンさんを見つけた。

今日は、また、別のお店で働いていたのだ。

あれ、今日は、ここなのとか、そんな感じで出会ったので、ホテルに戻る途中、やっぱり、ベッピンさんのお姉さんのいるお店にしようとなった。

買い物を、一旦、またホテルのキャリーケースに詰め込みに帰って、さて、夕食に出かけましょう。

昨日のベッピンさんがビアガールをする別のお店。
つくねみたいな料理。
肉の焼いたもの。
トリのレモングラス炒め。一昨日食べたお店とは、また、ちょっと違う味付け。
海鮮焼きそば。他のお店から運ばれてきた。

ベッピンさんのお姉さんがビアガールをする昨日とは別のお店。

後で、常連のお客さんに聞いたら、2軒を掛け持ちしているそうだ。

いや、働き者だよね。

つくねのようなもの、牛肉の焼いたもの、そして、初日に食べて気に入った料理のとり肉のレモングラス炒め、後で、シーフード焼きそばを追加。

どこのお店も、テーブルのギリギリに人やバイクや車が通るのだけど、今日は特に、ギリギリを通って行く。

そういう風景を眺めながら、飲むビールは最高だ。

それに、今日も、ベッピンさんは、可愛いし、よく働くんだよね。

そこは、感心する。

凡は、写真を見て、日本の焼き鳥のつくねみたいなものだろうと思って注文したのだけれど、サーブされたつくねは、日本なら、竹串にミンチ肉を巻いているのが普通だけれど、知らない野菜の茎のようなものに巻いてある。

凡とミニボンが、戸惑っていると、ベッピンさんが、ライスペーパーに、つくねを乗せて、そこに、葉っぱを、いくつか乗せて、野菜スティックも少し乗せ、ライスペーパーでくるりと巻いてから、その野菜の茎みたいな芯を抜いて、こうやって食べるんだと教えてくれた。

いや、これ教えてもらわなきゃ、ただ、つくねだけを食べてたよ。

それに、ベッピンさんが、親切なのは、つくねに葉っぱを添える時、葉っぱの中から、葉っぱの種類が重ならないように、違う種類を選んで、しかも、大きさを考えながらピックアップしていたことだ。

こんなところに気を遣える人は、素敵だよね。

残念ながら、ベッピンさんが作ったつくねのライスペーパー巻きは、ミニボンが食べた。

昨日は、ミニボンが頼んだスイカジュースは、別の店から、おばちゃんがバイクで持って来たのだけれど、今日も、ミニボンのジュースは、他の店から持って来た。

それだけじゃなくて、凡の頼んだシーフード焼きそばも、他の店から持って来たのだ。

この場合の金銭のやりとりは、どうなっているんだろうね。

途中から、凡の前の席に、地元のご夫婦と、その子供が座った。

旦那の方は、店の奥にあるテレビのサッカーの中継に夢中だ。

ちょうど、ベトナムのチームが試合をしていた。

腹出てる。

さて、大好きになったハノイとも、そろそろお別れの時間が近くづいてきた。

ホテルに戻りましょうか。

時々、見かけたのだが、路上で、ドラム缶のようなもので、お札のようなものを燃やしているのを見かけた。

こんな風景を何度か見かけた。

先祖に、何か追善供養のようなものをしているのだろうか。

というか、今は、ハノイのお盆みたいな時なのだろうか。

これもまた、気になったんだよね。

空港へは、送迎の車を、8時に頼んである。

そして、時間通りにやってきたので、車に乗り込む。

ホテルのスタッフも、見送ってくれて、ああ、また、このホテルに泊まりたいなと思った。

良いホテルだったね。

空港に着いたら、出国手続きをして、登場エリアに、早々に入った。

まだまだ、時間はある。

免税店などを見るも、買いたいものは無かった。

帰路の便は、ベトナム航空 VN334便。

00時30分発である。

機内に乗り込むと、凡は、最後尾列を予約していたのですが、3-3-3のシート配列の3の部分は、凡とミニボンだけだったので、楽ちんである。

飛行機が安定飛行に入ったら、ドリンクのサービスが始まる。

ナッツとハノイビール。

貰ったけれど、ビールが冷えてなかったので、氷を貰う。

ハノイで思う事は、飲食店は別として、コンビンの水や、今回の機内のビールもそうだけど、飲み物が冷えてないんですよね。

ぬるい。

でも、機内のビールも、敢えて、キンキンに冷してないと分るのは、ビールを貰った時に、氷は要るかとCAさんに聞かれたことだ。

冷えてるなら、そんなこと聞かないよね。

凡は、冷えてるのが前提だから、要らないと答えたけど、ビールの缶を手にもったら分かったので、すぐに氷を貰ったけどね。

飲み物のサーブが終わったら、機内の照明が落とされて、おやすみモードとなる。

んでもって、2時間ぐらいしたら、電灯が付いて、これから朝食がサーブされるという。

洋風と和風と、別々のものをお願いした。

ただ、朝食なので、品数が少ないのか、洋食は、長方形の器にパンが1個、正方形の器にマーガリンが1個しか乗ってないのは、ちと、寂しい気もする。

それでも、機内食は、大好きなので、楽しんで頂きまして、もう旅の楽しみは、これで終わってしまった。

6時40分、無事、関空に到着。

そして、自宅にもどってきたのであります。

朝、自宅に帰って来るというのは、楽ではあるのですが、この時間の分、もう少し、ハノイに居たかったな思うのは、仕方ありませんよね。

今回は、3泊5日と、いつもより、ゆっくりめで、旅行したのもあり、充実感も、それだけ大きい。

そして、思うのは、ハノイが大好きだという事だ。

帰って来た瞬間から、ハノイロスに陥ってまっている凡とミニボンであります。

ああ、また、行きたいなあ。

今回もまた、うだうだとした話でありましたけれども、最後まで、お付き合いくださいまして、ありがとうございます。

感謝。

コメント

  1. ゆけむり より:

    凡蔵さん、自分はアジアに行ったら足つぼマッサージは必ず行きますよ
    まず安いし、歩き回った後に休憩がてらマッサーを受けるのも好きです
    30分720円は安いですよね
    チップを弾む、貰った方は本当に喜んでいると思いますよ
    そして日本人に一生懸命施術すればもしかしたらまた貰えるかもしれないと頑張るに違いないと思います
    今後遊びに来る日本人の為にもなっていると思います
    買われたインスタントコーヒーは所謂日本のインスタントコーヒーと同じで、粉をカップに入れて熱湯を注げばOKなのですか?
    自分が買ってきたのはアルミの独特のドリップ式のタイプで淹れる粉を買いましたが、けっこう粉がカップに入ってしまいました
    でも濃厚でコンデンスミルクとか入れると現地の味そのものになりました
    最後の夕食も良いですね~
    特に鶏のレモングラス炒めと海鮮焼きそばに惹かれますよ
    これではビールが進んでしまいますが、6本は飲み過ぎでは???
    つくねみたいな串焼きも食べてみたいなぁ、親切に食べ方も教えてくれてこんなちょっとしたことが旅先では嬉しいんですよね
    そして良い印象になってまた来たいって思えるんですよね
    どこかのホテルのフロントの女とは雲泥の差ですね(笑)
    帰りの機内食は深夜便だから朝ごはんだったんですね
    2人で行くと別々の機内食を選べるのが嬉しいし、違いを楽しめるし味見したりもできますからね
    ハノイロスですか?
    よっぽど気に入られたようですね
    ハノイも良いですがホーチミンもお奨めですよ
    街中に見どころも多いですし、メコンデルタを小舟に揺られてのクルーズはメチャクチャお奨めです
    そうそう、蓮茶は飲みましたか?
    はちみつ入れて飲むバージョンもあったりして、ベトナム感満載ですよ
    凡蔵さんのハノイ旅行記を見ていたら自分もベトナムやカンボジアに行きたくなってきましたよ
    でも今は予算的に海外は厳しいので、お得なマイルで国内を楽しんでいます
    楽しい旅行記でした、また次の旅行記も楽しみにしていますね~

  2. 平 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    足のマッサージは、やっぱり、安いですよね。
    勿論、もっと高いコースもありましたけど、これで十分でしたよ。
    チップは、上げたくなる人と、そうでない人といますよね。
    今回は、上げたくなる人だったんですよね。
    いや、可愛いということもあるけど、ちゃんとやってくれたので。
    というか、他のお店は、ちょっとスレたというか、気怠いというか、そんな感じの人が多かったのですが、
    今回は、見た目も、対応も、ちゃんとしてたんですよね。
    それと、インスタントコーヒーは、インスタントコーヒーの粉と、砂糖と、クリームの粉が、1本のスティックに入ったものです。
    説明通りに作ると、かなり、甘くて、濃厚です。
    でも、ベトナムっぽくて、なかなか、良いですよ。
    路上のお店は、どこも美味しかったです。
    八角を使って無いので、日本人好みかもですね。
    ビールは、小瓶ですから。
    それに、エアコンの効いてない暑いところで飲むので、そこまで酔っぱらわなかったです。
    んでもって、ハス茶は、ハロン湾に行くツアーバスのトイレ休憩で立ち寄ったお土産物屋さんで、試飲をしただけです。
    でも、お土産に1個買いましたので、飲むのを楽しみにしているところです。
    また、行きたいですよー。
    もう1度、ハノイに行きたい気もするし、ホイアンとか、ちょっと違う場所にも行ってみたいし、ゆけむりさんのおすすめのホーチミンも行ってみたいです。

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