6月5日(水曜日)。
朝から、ハノイの街を散策した凡とミニボンであります。
一旦、ホテルに戻って、シャワーをして、汗だくになったTシャツを着替えて、これから、晩御飯でも食べに行こうかというところであります。
ホテル周辺を、ぶらぶら歩いていて、また、1周して、ホテルの前まで戻ってきたら、路上にテーブルと椅子を並べた、一昨日に行ったようなお店があって、あってというか、この辺り、そう言うお店ばかりが並んでいるのだけど、呼び込みのお姉さんが、シーフードだと説明した。
よく見ると、なかなかの、ベッピンさん。
なので、ここで良いかということになった。
「KHU12」さん。
イカの炒め物、牛肉の焼きそば、豆腐の揚げたものを炒めたようなもの、生牡蠣、そして、ミニボンが、これが食べたいと言うので、ロブスターのチーズ焼き。
牛肉の焼きそばは、麺が、インスタント麺なので、これがまた、美味しいと言うか、インスタント麺大好き凡の大好きな味。
生牡蠣は、ミニボンは、こんなところで生牡蠣は、大丈夫かと聞いたが、まあ、あと1日だけだから、大丈夫じゃなくても、大丈夫だろう。
ちょっと、生臭いかなと思ったが、何となくシーフードを満喫している気になった。
そして、ロブスターである。
いや、こういう店で、ロブスターというのは、お値打ちのような気もするし、素材は、大丈夫なのかという気もするのではある。
それに、この一品だけで、550Kドン(3300円)という、路上のお店にしては、高級品。
これも、ハノイ夜のハイテンションの故でありましょう。
凡は、ビールを飲んで、ハノイの夜を楽しんでいる。
ふと、見上げると、目の前にホテルがあるのだが、斜め右上に、凡の泊っている部屋が見える。
こうして見ると、可愛いホテルである。
そして、目の前には、ベッピンさんが、熱心に仕事をしている。
ベッピンさんと、ホテルの凡の部屋と、行きかう人々を眺めながら、ビールを頂く。
最高だ。
それにしても、ミニボンが頼んだ、スイカのジュースが遅い。
そう思っていたら、急に目の前に、バイクが止まって、見ると、おばちゃんが、テイクアウトのような容器のカップを、ベッピンさんに渡した。
それが、スイカジュースだった。
どういうシステムになっているんだろうね。
お店で出来ないものは、デリバリーで届けられる。
というか、ちゃんと、メニューに載っているんだよ。
これが、日本なら、出来ないものは、出来ないからメニューに載らないよね。
でも、他で作って持ってくる物も、メニューに載っているのだ。
面白いね。
路上で飲んでいると、勝手に、物売りなどが、声を掛けてくる。
丸いドーナツのようなもの。
凡は、いらないと首を振ったが、ミニボンは買ってしまう。
いや、別に買ってもいいのだけれどね、きっと、かなりの値段を吹っ掛けられているんだろうな。
まあ、こんなのも、後になると、楽しいのではありますが。
それと、靴を磨かせてくれてと、しきりに、おっちゃんが、声を掛けてくる。
凡は、革靴を履いていたからだろう。
そもそも、ハノイでは、革靴の人は少なくて、大概、サンダルとか、スニーカーだ。
靴を磨く道具箱を持って話しかけられたら、お願いしたかもしれないが、何も持たないで声を掛けてくるので、断った。でも、街中でも、よく声を掛けられましたよ。
そうそう、ロブスターのお味は、なるほど、ロブスターだなという感じ。
大体、こういうロブスターとか、大きな海老は、殻が大きくて、食べるところは少ないみたいなものだけど、そこそこ、身も大きくて、良かったです。
兎に角、こんなの滅多に食べることがないので、楽しかった。
さて、美味しい料理と、楽しい雰囲気を、ありがとう。
1240ベトナムドン(7440円ぐらい)。
さて、今日は、これだけでは、終わりません。
1軒目に入る前から、ハシゴをする予定でありました。
ハノイでフォーを食べたいと思っていたのですが、いや、実は、食べたのだけれど、ホテルの朝食とかだったんですよね。
でも、1度は、普通のお店で食べてみたい。
なので、これから締めとして食べに行こうと思う。
別に、どこのお店とは決めていないので、ぶらぶら、歩いて店を探そう。
と歩き出したら、「これや、これが、爆音の発生源や。」と、やっと原因というか、理屈が分ったのであります。
夜中の爆音。
周りを見渡しても、カラオケ屋は、無いなあと思っていたんです。
でも、夜になると、爆音のカラオケが聞こえてくる。
でも、その原因が、いま、目の前にいる。
兄ちゃんが、移動式のカラオケの縦長のボックスを押しながら、カラオケの営業をしているのだ。
詰まり、カラオケをしたい人のいるお店まで、機械のボックスを持って行って、そこで、カラオケをするという商売なのだろう。
お店じゃなくて、通りでカラオケをしてるので、あんなに、うるさかったんだ。
なるほど。
今日もまた、このカラオケを、夜中にホテルで聞くことになるんだろうな。
出来ることなら、若いお姉ちゃんが、中島みゆきさんの「ルージュ」でも、歌ってくれたらなと思う。
ベトナムでは、みゆきさんのルージュは、人気の歌らしい。(ただ、歌詞は、全く別のもの)
ハノイに来て、まだ、やっていないことがある。
薬だ。
二日酔いの薬。
凡は、旅に出ると、海外でも、国内でも、二日酔いの薬を買うのが、趣味である。
なので、ここハノイでも、買って帰りたいと思う。
ホテルの近くに、薬局があったので、入ってみる。
PHARMACY GOODさん。
お兄さんに、二日酔いの吐き気と頭痛の薬と、アイフォンの翻訳アプリで見せた。
すると、1つの薬をだしてくれた。
Win-21と書かれている。
後で、翻訳アプリで成分を見てみると、コハク酸100mg、L-グルタミン酸100mg、クズウコン100mg、ナス100mg、フマル酸37.5g、ビタミンC25mg、ビタミンB1が5mg、L-アルギニン2.5mgとある。
そして、服用方法は、ビールを飲む30分前に1~2粒を飲むそうだ。
詰まりは、二日酔いになってから飲むのではなくて、飲む前に服用する薬のようです。
説明書きのお酒が、ビールと書かれているところが、ベトナム人のビール好きが窺い知れる文言ですね。
まあ、二日酔いになってから飲む薬じゃなかったけれど、とりあえず、薬は買ったので、満足であります。
そして、折角だから、イベルメクチンはあるかと聞いた。
ベトナムでは、日本では処方箋が無いと買えない薬でも、薬局で、薬剤師さんが処方してくれる。
これ、いいよね。
しかも、箱単位じゃなくて、錠単位で売ってくれるのだ。
今回のお店は、箱単位で販売するお店のようではありますが。
すると、そういえば、今日、イベルメクチンが入って来たと言いながら、床に置いてあった黒のビニールのゴミ袋から、ごそごそして、凡に出してくれた。
こんなゴミ袋で入荷するのか。
ということで、それも1箱もらった。
二日酔いの薬、600円、そして、イベルメクチン1200円だった。
イベルメクチン、箱を開けると、6mgが4錠だったけど、高くない?
まあ、取り敢えずは、嬉しかったけど。
さて、ぶらぶら歩いていると、フォーのお店があったので入る。
入ると行っても、入口の壁とかドアとか無いんだけどね。
フォーは、美味しかった記憶がある。
記憶があるという表現は、細かいことは忘れてしまったという意味と、ニアリーイコールだ。
メモも取っていないし、たぶん、この時も、ガツガツと胃袋に流し込んで、味わってなかったせいか、味まで覚えていないのである。
値段も、憶えていないが、やや、高かったようにも思う。
今までは、フォーを頼むと、野菜というか、葉っぱというか、大量に添えられているのだけれど、ここは、それは無く、ただ、フォーと、にんにくや、唐辛子の薬味、それと、チャインと呼ばれるすだちのようなものだけだ。
でも、それは、はっぱがあるのが主流か、無いのが主流か、そこを知らないので、どうとも言えないのではあります。
それにしても、ハノイの人は、このチャインと呼ばれる柑橘類が好きですよね。
どんな料理にも、薬味として付いて来る。
それと、ニンニクと唐辛子。
でも、この薬味は、使うに、やや、難しい側面を持っていると思う。
フォーにしたって、他の麺料理にしたって、凡は、始めにスプーンで掬って口に入れた時の優しい味が好きで、なるほど、美味いとなる。
でも、折角、ハノイに来たんだからと、途中で、味変として、にんにくや、唐辛子を入れるのだけれど、やっぱり、始めの味の方が良かったなと思うのである。
これは、何も、ハノイに限ったことでは、凡の場合無い。
日本で、ラーメン屋に入って、スープを啜って、ああ、うまいと思う。
それで、食べていって、最後の方になって、薬味で味変を、折角だからしてみようと、いろいろ投入すると、あれ?さっきのオリジナルの味の方が美味しかったなと、後悔するのである。
美味しいラーメンを食べに来て、最後に、美味しくないラーメンで終わることになる。
先日も、近所のラーメン屋に行って、美味いなあと、大満足でスープを啜っていたのだけれど、壁にトッピング無料と書かれた紙を見つけて、キムチ、ニラ、高菜を、ちょっとだけ取れば良かったのだけれど、貧乏人は、ここで大量に取ってしまうんですね。
それを、途中で、ラーメンに、全部入れたら、塩辛くて、どうにも不味いラーメンになってしまったというか、辛すぎて食べるのが嫌になるぐらいに塩辛いラーメンになってしまって、最後は、苦行のように口に入れて完食したけれど、最悪だった。
話は、ラーメンになってしまったが、ハノイでフォーを頂いて、途中、味変はしたけれども、そこは、薬味少な目で、美味しく最後まで頂きました。
さて、フォーも、普通のお店で頂いて、残る、ハノイで食べたい料理は、ブンチャーだけとなりました。
明日は、最終日。
ブンチャーを食べに来ましょう。
ホテルに帰ると、ドアのあたりに、カタツムリが待っていた。。
昨日は、ヤモリがいたんですよね。
このホテルの愛すべき住人。
部屋に入ると、カラオケの爆音が聞こえてくる。
バルコニーに出たら、さっき、ビールを飲んでいたお店が、すぐそこに見える。
ああ、明日が最終日何だと思うと、名残惜しい気持ちが溢れて来た。
コメント
ベトナムで生ガキですか???
凡蔵さんは、やはりチャレンジャーですね
もはや達人の域に入っていますね
自分はアジアでは生ガキがはちょっと無理ですよ
でも良い店入りましたね
焼きそばも美味しそうだし、ロブスターなんて滅多に食べられませんからね
でも会計はそこそこしましたね
ベトナム市民の平均所得から言うとかなりの高級料理でしたね
イベルメクチンが何の薬か分かりませんが、また怪しい薬を買いましたね(笑)
大丈夫ですか???
現地の人が食べにくるフォーのお店も行ったなんて、ベトナムが初めてとは思えない行動力ですね
いよいよ明日は帰国の日ですか
この最終日が何とも言えない悲しい気持ちになるんですよね
行く時は嬉しくてテンション上がりまくっていますが、帰りはしょんぼりですよね・・・
生ガキは、写真を見たら、美味しそうだったので、それに、シーフード中心のお店だったので、
注文しちゃいましたよ。
ちょっと、生臭くも感じたんですが、大丈夫でした。
ロブスターは、まさか、こんなお店で食べるとは思いませんでしたよ。
でも、奥さんが、これする?というので、注文しました。
私が、ビールを好きなだけ飲ませて貰ってるのに、奥さんの注文は、ダメなんて言えませんしね。
値段も、高かったのですが、たぶん、年とっても、良い思い出になるんじゃないかなと思います。
イベルメクチンは、もともと、虫下しの薬ですが、今は、流行の風邪に効くとか、ガン予防になるとか、いろいろ、言われている薬です。
陰謀論大好きな私は、一応、買わなきゃと、2個買いました。
二日酔いの薬は、ちょっと飲み過ぎた翌日に飲んでみましたが、スカッと爽やかというほどでもありませんでしたが、また、試したいと思います。
その為には、二日酔いにならなくちゃです。
今回は、深夜便で帰国して、その日は、お休みにしたんですが、こんなに気に入るなら、早朝帰国して、そのまま仕事にしたら良かったなと、今では思うんですよね。
ああ、また、行きたいです。