平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(1463)はじめてのハノイ。(5)

旅(海外)

6月5日(水曜日)。

目が覚めて、バルコニーの椅子に座る。

流石に、朝の通りは、静かだ。

ホテルには、朝食が付いているプランで、泊まっている。

美味しいレストランが1階にあって、昨日は、そこで頂いた。

コンパクトだけど、雰囲気が良いので、凡のお気に入りだ。

なので、今日も、そこで頂くのが、自然な流れだろう。

というか、もう、セットで付いてるんだものね。

ただ、今日は、ホテルの朝食は、敢えて、食べないで、外に出かけようと思う。

というのも、ハノイに来たら、食べてみたいなと思う料理が、いくつかあった。

まずは、フォーだ。

これは、昨日の朝食で食べたけれども、1度は、普通のお店で食べてみたい。

それと、バインミーというパン、ブンチャーというハノイの名物料理。

ただ、これらは、凡としては、晩御飯というよりは、朝食、昼食、或いは、おやつ、みたいな軽食の位置づけなのである。

なので、あとハノイで過ごすことが出来るのは、今日と、明日の2日間となる。

その2日間で、この3品を食べるとなると、ホテルで朝食を食べたら、結構、続けて食べなきゃいけないことになりそうなのである。

なので、今日の朝食は、まずは、この内のどれかを食べて、残り2つとしたい。

朝食代払ってるから、ちょっと、勿体ない気がするけどね。

ということで、ホテルを出て、バインミーのお店に向かう。

朝のハノイの街を歩くのは、気持ちがいい。

途中、ブンチャーのお店があって、店先で、炭で豚肉を焼いていた。

いい香りをさせている。

ちょっと、入りたい気がしたが、そのまま、お目当てのお店に向かって歩いて行く。

まずは、バインミーを、やっつけようという算段だ。

バインミーというと、フランスパンに具を挟んだ、サンドイッチをイメージするが、もともとは、パンという意味らしい。

バインミー屋さんは、あちこちにあって、ホテルの前にも屋台が出てたんだけど、今、向かっているのは、バインミー25という有名店である。

始めっから、有名店に向かうと言うのは、ちょっと、ミーハーで、恥ずかしい気もするが、初めてのハノイであるからして、そこは、自分に甘く行動しても、仕方がないだろう。

ということで、バインミー25に到着。

ここで作っている。イートインは、向かいのお店で。
イートインから、作っている方を見たところ。

店先で作っているので、注文しようとしたら、道の反対側の店で注文しろという。

反対側に行くと、テーブルと椅子があって、座って食べることが出来るようになっている。

バインミーも、いろいろ種類があって、凡は、お店のトレードマークだというパテとバーベキューポークと、スモークソーセージのものを注文。(記憶では、そうなんだけど、写真を見ると、ソーセージ入ってたかなと、ちょっと、あやふやになってきております。)

ミニボンは、牛肉のバインミーを注文した。

そして、冷たいコーヒー。

やっぱり、有名店ですね、バインミーの包み紙も、なにか、オシャレ。

フランスパンの皮もパリッとしていて、美味しかったです。

ただ、凡としては、気になるメニューがあった。

というのも、このお店に入ってきた時に、オッチャンの4人グループがいて、バインミーではない、モーニング的なおかずとパンのセットを食べていたのだ。

この表紙の料理が気になるんだな。

メニューを見ると、表紙に写真が載っているぐらいだから、お薦めの料理なんだろう。

後で入って来た若い御夫婦も、これを注文していた。

これが気になるんだよね。

薄いフライパンのような鉄板に、肉みたいなものと、玉子が、焼かれて乗っている。

或いは、これがこの店の名物だったのだろうか。

この時、凡は、隣のオッチャングループのひとりの食べ方が気になって仕方がない。

ちょっと、素人さんでは無いのかなという雰囲気のあるオッチャンで、これまた素人では無いのかなという柄のシャツを着て、ぴちぴちのズボン、そして、ルイビトンの柄の入ったベルトを付けている。

そのオッチャンが、おかずをスプーンで掬って口に入れるのだけれど、掬ってから口に入れるまでが、スローモーションのように遅いんだ。

ひと匙、口に入れるまで、15から20秒ぐらい掛かっている。

身体のご不自由な方なのかなと思ったら、他の動作は、普通のスピードなのだが、スプーンを運ぶときだけ、スローモーションになる。

これが、ハノイの玄人さんの食べ方なのだろうか。

まあ、そんなことを詮索しても仕方がないが、気になって仕方が無かった。

或いは、オッチャンは、料理を、心から味わっていたのかもしれない。

そういえば、凡は、最近、思ことがある。

料理を味わっていないなと。

たとえば、今日は、トンカツが食べたいなと思う時があるとして、それを食べに行くんだけど、始めのひと口は、口に入れて、うん、美味しいと思う。

でも、2口目からは、ただ、流れで、トンカツを食べ、ご飯を食べ、味噌汁を飲んでいるのだ。

味わっていない。

味覚とは、口の中の舌で感じるものだろう。

食べたものが、口の中に入っている時に、舌で、その感触や、味わい、そういうものを、楽しみ、そして、胃袋に落とす。

味わうとは、そういうことだろう。

なので、次は、料理を味わって食べようと思うのだけれど、いざ、料理を目の前にすると、ガツガツと口に入れて、もちろん、美味しいと思うのだけれど、そのまま、流し込んでしまうのだ。

先日、テレビ番組で、どこかのお店を取材していて、そこに映った客が、唐揚げか何かを口に入れてから、目を閉じて、やや顔を上に向けて、ゆっくりと咀嚼しているのを見た。

果たして、目をつぶることが、味覚に、どういう影響を与えるのかは不明だが、味わってるんだろうなと、ある意味、羨ましく思ったことがある。

視覚も、美味しさに影響するのだろうから、始めに、箸で摘まみ上げて、ジロリジロリと、唐揚げを見つめ、そして、口に入れたら、目を閉じて咀嚼する。

そういうのが味わうと言う事であるに違いない。

次は、やってみようと思うのだが、果たして、その時に、憶えているのかどうなのか。

忘れているよね、きっと。

さて、バインミーも経験したので、これから観光でもしようかと店を出た。

んでもって、初めて、Grabという配車アプリで、車を呼ぼうとしていた時だ。

このGrabというアプリは、今回、使ってみて、感動するぐらいに便利だと感じましたよ。

御存じない人の為に、簡単に説明すると、日本のタクシーアプリみたいなものだろう。

だろうと書いたのは、凡は、日本で、タクシーの配車アプリを使ったことがないからだ。

使い方は、まず、アプリを立ち上げて、行きたい場所や、住所を入力する。

日本語で検索しても、有名なところは、検索結果に、英語かベトナム語か忘れたが、出てくるので、それを選択。

すると、現在位置から目的地までのルートが、地図に表示されて、この時点で、料金も確定されるのです。

市内の、ほんと、近くなら、あとで金額を確認したら、180円とかでした。

すると、近くにある車を検索してくれて、候補が、顔写真とともに、表示されるんですね。

で、予約をするボタンを押すと、それで、あとは、待っているだけ。

地図で、車が近づいてくるのが楽しいです。

それで、車が来たら、ナンバープレートを確認して乗り込む。

降りる時も、ただ、降りるだけ。

Grabの良いなと思ったところは、料金が始めに確定するので、安心なんですよね。

予め、クレジットカードを登録しておけば、ただ、乗って、降りるだけなんです。

それに、乗る時と、降りる時に、ハイとか、サンキューとか、挨拶ぐらいはするけれども、それ以外は、喋ることも無いので、ノーストレス。

タクシーと、白タクの中間ぐらいのものだろうか。

タクシーのように、近いから気を遣うとか、ボラレルのじゃないだろうかとか、そういう心配も無いし。

今回は、初めてのGrabだったので、ちょっと、ドキドキでしたけどね。

そんな、Grabで、車を呼ぼうとしていた時だ。

ぽつりぽつりと、雨が降り出したなと思ったら、急に、ドシャ降りに変わった。

スコールというやつだ。

ちょうど、お店の写真を撮ったりしていたので、まだ、お店の前にいたので、急いで、お店の軒の下に、避難。

すると、若い兄ちゃんが、店の中で待ってたらと、ジェスチャーを交えて言ってくれた。

これが、助かったんですよね。

兎に角、写真やビデオを撮ったけれども、それでは分からないぐらいにドシャ降り。

なので、どこにも行けないのだけれど、これが、店の前にいて、さっきまで、バインミーを食べてたものね、お店に入れて貰えたのだけれど、ちょっと、歩いてでもいたら、避難するところなんて無いので、悲惨な目に遭ってましたよ。

1時間弱ぐらい雨宿りさせてもらったら、小雨に変わったので、また、表に出てGrabで、車を呼んだ。

行き先は、ボアロー収容所だ。

フランス統治時代に建てられた刑務所で、当時の、ベトナムの政治犯とか、そういう活動をしていた人を、収容して、拷問などを行っていたところです。

アメリカと戦争している間は、アメリカ人の捕虜の収容所としても使われていたそうです。

ホアロー収容所に行くと、想像以上に、整備されて、若いスタッフなどもいて、ハノイの主要な観光施設にしようという感じに思える。

日本語の音声ガイドもあったので、それを借りた。

展示内容は、解りやすく、コースも決められていて、順番に見て回る。

ギロチン。

独房や、人形を使った足枷を付けられた収容者、それに、実際に使われていたギロチンなど、当時の様子が、生々しく伝わってくる。

一見、残酷な展示だけだと思われるかもしれないが、その中から、収容されていた人たちの、自由を勝ち取ろうとする気持ちや、ベトナムの独立への思いの強さが伝わってきて、その意志の強さに感動を覚えました。

見ごたえのある施設なので、1時間半以上は、ここにいたかもしれません。

さて、次は、文廟という孔子を祀ったところに行きましょう。

ここの移動も、Grabでね。

ここは、音声ガイドもあるらしいのだが、借りなかったので、歩いていても、これ何やろうね、あれ何やろうね、と、解らないまま散策。

さすがに、奥にある孔子の像は、解りましたけどね。

孔子像。
若い女の子に人気の、謎の神様なのか、仏様なのか。

ただ、堂内の左端にある祭壇に、若い女の子が集まって、真剣に、お参りをしている。

或いは、受験合格祈願なのかもしれないが、解らないまま。

さて、そろそろ、お昼ごはんにしましょうか。

ハノイで食べたいものは、フォー、バインミー、ブンチャーと、さっき書いたところなのですが、それとは全く別なものを食べに行こうと思う。

ユーチューブで、現地のホテルのスタッフが発信しているのですが、ハノイでは、シチューや、ビーフステーキが、人気なのだそうで、高級なお店では無く、普通の人が行くお店があるということで紹介されていたので、そこに突撃しようということなのであります。

このお店は、凡が行ってみたいなと思ったんですよね。

ということで、これまた、Grabで、移動。

ユーチューブで紹介されていたお店に行こうと思ったら、その前に、同じようなお店があって、入れと言う。

聞いたら、同じお店だと言うので、向かいのお店に入店。

動画で紹介されていたお店。
凡が入った向かいの同じお店。

BANH MY TRAM(バインミー チャム)さん。

まずは、ベトナム風シチューの、バインミー ソッヴァン。

パンが付いて、300円ぐらいで、それを、1つ。

そして、ビット テットというビーフステーキ、480円ぐらいかな、それを、2人前。

んでもって、ハノイビール、120円、ミニボンは、オレンジジュース。

さてさて、お待ちかねのビーフシチューが登場。

味付けは、具も多く、とろりとしたスープと言うかソースと言うか、それを、ひと匙、食べてみる。

独特の風味である。

シチューと言うので、ドミグラスソースを想像していたのだが、それとは、全く違って、ちょっと、癖のある味。

そして、ビーフステーキがサーブされた

肉と、ハンバーグのようなパテと、目玉焼き、ポテトが、熱々の鉄板に乗っている。

これまた、独特の風味がある。

いや、不味いと言う事はないのではあるけれども、凡の好みの味付けじゃない。

動画では、美味しそうだったんだけどね。

たぶん、美味しいって言う人もいると思うんだけど、凡は、もう食べに来なくても良いかなという感じかな。

ビーフステーキ屋さんや、ビーフシチュー屋さんは、他にもたくさんあるので、それを試してからでも、評価するのは遅く無いのかもしれないが。

さて、これまた、Grabで、ベトナム軍事歴史博物館に移動。

ベトナム戦争のときのようすの模型。
墜落した戦闘機などで作った作品。

ベトナム戦争についての資料などが展示されています。

中に入ると、ベトナムの国旗を掲げた高い塔が印象的だ。

植民地時代に、見張り塔に建てられたそうです。

そして、奥には、墜落した飛行機などを集めて作った作品などもあって、これも印象に残った。

建物の中には、色んな資料が展示されています。

ただ、ガイドブックに載っていた国宝の戦車は、見つけることが出来なかった。

見落としたのかな。

さて、次は、タンロン遺跡に行きましょうか。

歩いて、ぶらぶら、移動。

入口にランタンがぶら下がっていたので、夜になったら綺麗なのだろうな。

タンロン遺跡は、公園のような広い施設で、ユネスコ世界遺産にも登録されている施設なのですが、知識も無いまま訪れたので、レポートすることが出来ないのが残念。

それに、なんせ、暑かったので、写真も、ほとんど撮っていないんです。

ということで、タンロン遺跡については、これだけ。

さて、これからは、凡のやりたかったことのメインイベントだ。

とはいうものの、ミニボンは、あまり興味がなさそうなので、無理矢理、凡のお願いを聞いてもらうことになる訳なんだけど、お願いしたら、まあ、付き合っても良いということなので、これから、そこへ向かおうと思う。

Grabで、ハノイ駅に向かう。

駅ということで、お解りだと思いますが、鉄道に乗ろうと思うのだ。

ベトナム鉄道だ。

今、凡は、ベトナム鉄道と書いたけれども、統一鉄道とも、南北線とも言うらしいが、それは、ハノイ、ホーチミン間を走る路線に使うらしくて、これから乗ろうとしている路線が、どう呼ばれているかは、知らない。

鉄道が好きなら、やっぱり乗りたいよね。

でも、実際に乗ろうと思ったら、かなりの時間と体力が必要だ。

ハノイ、ホーチミン間なら、33時間かかるそうだ。

それは、無理なので、今回は、1駅だけ乗ろうという計画だ。

南北線ではなく、支線みたいな形で、ハノイからハイフォンというところまで、走っている路線がある。

そして、ハノイから言うと、1駅目が、ロンビエンという駅だ。

旧市街からも、歩いて行くとこの出来る距離なのである。

なので、ハノイから乗って、次の駅のロンビエンで降りようと思う。

前日、Transitというナビタイムの海外版みたいなアプリで調べたら、1日に3便あった。

そこで、昼間の15時15分発の、ハノイ発ハイフォン行きに乗ることにしたのであります。

ここで、今から思うと、もうちょっと時間的に余裕をもって行くべきだった。

時間に余裕があれば、ハノイ駅を探検してから、チケットを買い、乗り込む、そして、写真なども撮ることが出来るし、何しろ、駅を味わう事ができるのだ。

でも、凡がハノイ駅に着いたのは、14時45分ぐらい。

あと、30分ぐらいしかない。

まずは、チケットだ。

窓口。
チケット。

窓口で、戸惑っていると、その辺で巡回をしている女性スタッフの方が、手伝ってくれる。

パスポートは?と聞かれたけども、もたついていたら、名前と生年月日を書けとメモを渡される。

チケットを貰ったら、凡の名前と生まれた年が印字されていた。

ソフトシートのエアコン付きである。

この時点で、テンション高めなのだが、そうだ、写真を撮ろうとしていたら、さっきの女性スタッフが、こっちへ来いという。

凡は、VIPだったのか。
VIPルームの中。
女性職員のオススメのコーヒー。

その先を見ると、「VIP」と書かれた部屋がある。

「VIP?」と、女性に聞いたら、うなずいた。

そして、コーヒーは、飲むか?と聞いてきたのだ。

凡が、アイフォンの翻訳アプリで、女性の声を訳したら、ベトナムのコーヒーは、美味しいから、是非、味わってくださいということだ。

凡としては、時間が無いので、コーヒーは、どうでも良かったが、折角の申し出だから、アイスコーヒーを頂く。

VIPだから、無料かなと思ったが、有料だった。

でも、こんなことをしてはいられない。

まだ、ハノイ駅の外観の写真も撮っていないのだ。

ミニボンを残して、急いで外に出て、正面まで行けないので、斜めからパシャリ。

走って撮りに行ったハノイ駅の外観。

さあ、それそろ、列車に乗り込まなくっちゃ。

改札口。
跨線橋から下を見ると、列車が停まっていた。

跨線橋を渡って、ホームに降りる。

凡は、焦りまくって、全然、関係ない車両をパチリパチリと撮ってしまって、ミニボンに、それは違うと指摘される。

そして、向いの乗るべき列車の指定された車両に行って、乗り込むのだけれど、ミニボンには、先に、乗り込んでもらって、凡は、先頭まで行って、写真とビデオを撮影。

ディーゼル機関車だよ。
貨物車両には、バイクが乗っていた。
ここも貨物を乗せる車両だと思うけど、おっちゃんが、お茶をしていた。白く見えるのが本格的な茶器。

先頭には、紅いディーゼル機関車が、エンジン音を上げている。

これは、感激だ。

日本では、見られなくなったディーゼル機関車だ。

実際には、見れるのだけれど、こんな風に、日常の足として走っていないものね。

高校時代の旅行の記憶がよみがえってくる。

あのころは、まだ、日本でも、機関車で、客車を引っ張る路線が、いくつもあった。

今は、そう言う路線では、気動車に変わってしまった。

勿論、気動車も大好きなのですけれど、機関車は、もっとテンションが上がるのであります。

機関車の次には、多分、小さな貨物を乗せる車両があって、その次に、凡の乗る客車がある。

さて、客車に乗り込みましょうか。

入ってすぐに、給水機があった。
腹出てる。

席に行くと、ミニボンが座っていて、さっき、座ろうと思ったら、他の人が座っていたそうだ。

それで、ここは、あたしの席だというと、その先に座っていた女が、あっちへ行けというジェスチャーをしたそうだ。

なので、係員を呼んで、席を開けて貰ったと、そんな話をした。

シートに座ると、前の座席のカップルが、いちゃついている。

それにしても、ミニボンから、少し御不満な様子のオーラが出ている。

どうも、凡が、駅で、あたふた、走り回っている、そんな態度が、嫌なのだそうだ。

そんな。

だって、これは、テンションが上がるよね、鉄道が好きな人はね。

15時15分発、ハイフォン行き。

客車は、引っ張られて、走り出した。

いよいよ、走り出した。ホームにバイクとおっちゃん。
向こうに停まっている列車、サイゴンエキスプレスって書いてあるけど、サイゴンまで行くのかな。
客車から見た踏切。
動画をキャプチャしたので、ぼやけているが、凡の列車をみんなが写真を撮っているところ。

ただ、乗っているだけで楽しい。

やっぱり、1駅だけだけど、乗って良かった。

ハノイの観光名所の1つに、列車が、お店のギリギリのところを走るという場所がある。

みんな、線路際のお店から、列車を見たりするのが有名だ。

そんな線路ギリギリのお店を、凡は、車窓から眺めながら通り過ぎるのである。

実に楽しい。

と喜んでいたら、女性のスタッフが、ロンビエンと叫んだ。

楽しい1駅列車旅も、8分で終わってしまった。

どうして、ハノイ駅から乗らないのかな。ロンビエン駅にみんな住んでいるのかな。

列車を降りたら、ロンビエン駅から乗り込む客が、ずらーっと列になって、客車に乗り込んでいく。

その人数の多さにびっくりした。

どうして、ハノイ駅から乗らないのかな。

列車が、出発した後、線路で写真を撮ったりして、少しだけ余韻を楽しむ。

ロンビエン駅。
列車が出発していった後の線路にて。

さて、この駅の近くに、ロンビエン橋という有名な橋がある。

ホン川(紅河)に掛かる鉄道橋だ。

紅河というと、このブログの1回目ぐらいに書いたけれども、中島みゆきさんの夜会の「紅い河」という歌の素材となったであろう川なので、鉄橋の端を歩いて行って、その川を見てみたい。

ロンビエン橋の手前。

なので、歩き出したら、やっぱり怖い。

凡は、高所恐怖症でありまして、橋も進むにつれて、その高さが怖くなってくるのであります。

なので、川まで歩くことは、断念。

橋は諦めて、そのまま、ホテルの方角に向かって、帰ることにした。

フルーツとか、買えば良かったかな。

ドンスアン市場の前を通り過ぎて、旧市街に戻って来た。

そして、ホテルで、シャワーをして休憩。

冷蔵庫にあった、333ビールを頂く。

初めて、ホテルで洗濯を頼んだのだが、綺麗に仕上がっていた。

さて、晩御飯でも食べに行きましょう。

コメント

  1. ゆけむり より:

    朝食はバインミーですか
    まさにTHEベトナム朝ごはんですね
    じぶんもなんどかありますが、ホテルの朝ごはんをパスするのある意味勇気が要りますよね
    でもホテルで食べちゃったら好きな物食べられないですもんね
    ベトナムはフランスに統治されていた影響でパンが美味しいし、カフェの文化もあるんですよね
    メニューの表紙にある写真が人気のモーニングだったのですかね?
    見るからにこちらも美味しそうですよね
    凡蔵さんならダブルでいけたんではないでしょうか???
    ボアロー収容所ですか?
    こちらは全く知りませんでしたが、ベトナム戦争関連の施設を見学するのも大切だと思っています
    一駅だけのベトナム鉄道乗車体験も凡蔵さんらしいですね
    でも乗ったのと乗らないのでは雲泥の差ですもんね
    後悔しない為にも乗らないとね!
    ランチのステーキはイマイチ口に合わなかったようですが、なるほど値段を見るとまさに現地の人が食べる価格ですね
    それにしてもタクシーアプリ大活躍ですね
    いつか自分も行く機会があったら利用したいと思います

    • tairabonzou より:

      バインミーは、行く前から食べたかったので、突撃しました。
      ホテルの朝ごはんは、お気に入りのレストランだったので、ホテルでも食べて、バインミーも食べようかなと思ったりもしたのですが、
      バインミーを美味しく食べるために、パスしました。
      表紙の美味しそうな料理は、今から思えば、1つだけ取って、味見をしても良かったかもですね。
      鉄道は、乗って良かったです。
      ほんの8分だけですが、海外の鉄道旅が楽しめました。
      いつか、ハノイ、ホーチミン間を乗ってみたいです。
      ランチのステーキと、シチューは、好みじゃないと判断するのは、早いかもしれません。
      あと、1、2軒、試してみてから判断してもいいかもですが、味付けは、たぶん、同じような感じだろうし、
      試さなくても、もう、行かないかもしれません。
      今、ブログを書いているところですが、写真を見るたびに、ハノイロスを感じてしまいます。

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