平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(1397)陰性証明不要なり。ソウルの旅(4)

旅(海外)

今回も、かなり長文のレポートですが、よろしければ、お付き合いいただけましたら、嬉しいです。

5月23日(火曜日)。

ソウルに来た次の日なんだけれど、帰る日でもある。

1泊2日だからね。

さて、朝からしなきゃいけないことがあるよね。

エグゼクティブラウンジに行かなくちゃ。

今回は、贅沢をして、高級ホテルの、これまたエグゼクティブラウンジを使えるプランで泊まっているのだ。

ということで、シャワーなどをして、身支度をする。

ウエスティン朝鮮ソウルさんは、ロッテホテルなどと違って、アメニティも無料で提供される。

しかも、ちょっとオリジナルっぽい感じで、嬉しい。

エグゼクティブラウンジの朝食は、6時からなので、早めに行くことにした。

6時過ぎに行くと、まだ、ポツリポツリとしか客が来ていない。

なので、昨日のハッピーアワーのような混雑も無く、穏やかな感じである。

さて、朝食を頂きましょうかと、料理を見ると、なかなか豪華な感じで、どれを食べようかと迷ってしまう。

スモークサーモンも分厚いし、ホタテのサラダなんて、ホタテが、ゴロゴロと入ってるじゃない。

安物のバイキングなんかで、ホタテのサラダってあっても、トングでホタテを探さないといけないなんて、そんな寂しい思いなんてする必要が無いんだ。

そんでもって、キノコのソテーのようなもの。

ミニボンは、キノコが大嫌いなので、こんなときぐらいしか食べることが出来ないので、山盛り取ってきたよ。

キノコ、、、ああ、美味い。

朝食はね、これから別のお店に行くわけでもないので、お替わりをしてお腹いっぱい頂きました。

周りを見ると、ビジネスで泊まっているのだろうか、朝食を食べながら、テーブルにパソコンを置いて、何かしている。

あれ、何をしてるんだろうね。

見てると、すごく、カッコイイんだけど。

あれさ、何をしてるのかね。

も一回言うけどさ。

ああいう風景を見るたびに、パソコンの人に聞いてみたくなるんだ。

ビジネスで、何か難しいことを、取引先とメールなどをしているのだろうか。

或いは、株のデイトレードなのかな。

それなら、部屋でしても良さそうなものだが、レストランでやってるんだよね。

凡も、あんなカッコイイことしたいなあ。

、、、、でも、パソコンで、することないんだよね。

そんな誰か知らない人への嫉妬は、ちょっと置いておいて、部屋に戻ろう。

まだ、時間も早いし、少しベッドで横になったら、テレビのスイッチを入れた。

凡は、旅に出たら、それが日本なら、テレビを見ることは、ほとんどない。

大体、夜は酔っぱらって、バタンQだものね。

朝も、面倒くさいし。

でも、海外に行ったら、つけることが多い。

知らない国の、知らない番組で、知らない人が、知らない言葉で、何かやってるのを、ただ、ぼんやりと眺めているのは、旅のオマケのようなもので、その時しか味わえない漠然とした楽しさがある。

そうだ、昨日、テレビを点けるのを忘れてたなと、スイッチを入れた。

すると、バラエティ番組なのだろうか、可愛い女の子が、ハンバーガーを食べるところだった。

ああ、可愛いなと鼻の下を伸ばして見ていた時だ。

女の子が、食べる時に、ハンバーガーを指で押さえると、肉汁が、じゅわっと、流れた。

それを見た、番組のメンバーが、「おお。」と声を上げる。

なるほど、韓国でも、肉汁が、もてはやされているのかと、面白いなと思った。

それにしても、あの肉汁も、今の一時的な流行なのではないだろうか。

そういうのをテレビなどで、これじゃなきゃダメだみたいな感じで紹介されているのを見ると、腹が立ってくる。

一時、チャーハンは、パラパラじゃなきゃダメだという時期があった。

如何に、パラパラに作るかを、芸能人とかが、バラエティ番組で力説していたよね。

ご飯に、玉子を混ぜてから炒めるなんて、そんな奇妙な方法まで考えだしたりして。

でも、今は、チャーハンを、パラパラにする方法なんて、特にテレビで取り上げたりしないよね。

誰かが言いだして、それが有名な人だから、それに乗っかって、みんなが言いだしただけだったんだ、あのチャーハンパラパラもね。

勿論、パラパラのチャーハンも美味しい。

しかし、それ以外は、ダメだという紹介の仕方は、やや聞いていて飽きてくるものがある。

凡なんか、チャーハンは、全体に油の回ったしっとりとしたのが好きだ。

今、流行っている肉汁のじゅわりは、パラパラチャーハンの時と同じ現象だ。

その肉汁じゅわりに、「おお。」と歓声を上げる人に問いたい。

ハンバーグに肉汁は必要なのかと。

肉汁に歓声を上げる人は、どう答えるのだろう。

勿論、あの肉汁は、美味しいのか、不味いのかと聞かれたら、凡も、美味しいと答えるだろう。

だって、あのハンバーグの肉汁って、何かと考えたら、これは料理をしない凡の想像でしかないけれども、一緒に練り込んだ玉ねぎの水気の汁だったり、パン粉と牛乳を入れることでの汁だったり、或いは、肉の油だったりじゃないのだろうか。

なので、玉ねぎも、牛乳も、油も、これは美味しいので、その肉汁は美味しいということで間違いがない。

ただ、肉汁至高主義は、間違いである気がする。

肉汁も良いけれど、肉汁なしも、これまた美味しいのである。

なので、肉汁を褒めたたえるのは良いけれども、それで、肉汁無しを否定しないで欲しいのだ。

もしそれでも、否定すると言うのなら、あなたは、マクドナルドのハンバーガーは食べないのかと、これまた聞いてみたいのである。

マクドナルドのハンバーガーって、あれ、噛むとキシキシするような、肉汁なんて全くないハンバーグが挟まってるよね。

でも、あれはあれで、美味しいじゃないかと言いたいのであります。

と、そんなことをソウルのベッドの上で、可愛い女の子のアイドルを見て思ったのでありますが、それにしても、韓国のアイドルって、可愛いよねと、これまた鼻の下を伸ばした凡なのでありました。

さて、今日は、日本に帰る日である。

なので、普通なら、チェックアウトをして、ホテルに荷物を預かってもらって、それから観光をする。

時間が来たら、ホテルに戻って、荷物を受け取って、駅から空港に移動して、そこで、飛行機会社にチェックインをして、それから、出国手続きをする。

こういう流れになるはずだ。

しかし、今日は違うのである。

ソウルでは、画期的なシステムが導入されているのだ。

ソウル駅から鉄道を利用して仁川国際空港に行く場合、ソウル駅で、航空会社にチェックインをして、その場で、荷物を預けることが出来るのである。

そのまま、荷物は飛行機に積まれる。

そして、驚くべきことに、その時に、出国手続きまで出来てしまうのだ。

詰まりは、朝イチで、ソウル駅に行って、航空会社にチェックインして、荷物を預けて、出国手続きをする。

そしたら、あとは、手ぶらで、時間まで市内観光をしたり、ランチをしたり。

それで、時間が来たら、電車で空港へ移動して、チェックインの列に並ぶ必要もないし、さらに、出国手続きも、パイロットやCAさんが使う専用出国レーンから、パスポートとチケットのスタンプを見せるだけで、そのまま出国することが出来るのだ。

素晴らしい!

これ絶対に使うべきですね。

ただ、条件が1つだけあって、チェックインをするときに、仁川までの空港鉄道 A‘REXの特急の直通列車のチケットを購入しておく必要がある。

ただ、それだけだ。

どうせ、鉄道で仁川国際空港に行くのだったら、座席の指定も出来るので、何の問題もない。

ということで、それをしにソウル駅に行こうと思う。

なので、ホテルをチェックアウト。

ウエスティン朝鮮ソウルさんは、本当に快適でした。

また、来たいです。

さて、地下鉄で、ソウル駅まで移動。

駅の地下にある空港会社のカウンターでチェックイン。

そして、荷物を預けた。

それから、その横にある出国手続きのところで、飛行機のチケットに、スタンプを押してもらったら終了。

後は、空港に移動する時間まで自由に、残ったソウルの時間を楽しむことが出来る。

そうだ、ソウル駅にいるときに、これまた、構内で、薬屋を発見。

今回は、例の写真は見せずに、二日酔いの薬を訊いた。

純粋に、どんな薬を出してくるのか知りたかったからだ。

すると、カウンターにいた、若い女の子が、吐き気があるのかというジェスチャーで聞いたので、そうだ、吐き気なんだと、これまたジェスチャーで答えると、茶色い箱に入ったドリンク剤と、顆粒の入った小さな袋が3つ連なった物、それに、小さなアンプルを呉れた。

アンプルは、栄養剤のようなものらしい。

顆粒のは、2時間だか、4時間だかごとに、飲むらしい。

これまた、若い女の子から、二日酔いの薬を買うことが出来たので、満面の笑みの凡である。

値段は、失念した。

さて、今日は、ミニボンも、どこへ行きたいと言う事も無いと言うので、凡の行きたいところに行こうと思う。

地下鉄で、祭基洞駅まで、移動。

目的地は、ソウル韓方振興センターと言う韓方薬の博物館のような施設だ。

調べていた住所を頼りに行ったけれども、はて?どこにもない。

どうも、昔の住所をメモしていたようで、新しい施設は、別のところにあるみたいだ。

ということで、新しい住所を、地図アプリで検索して、そこへ向かう。

地下鉄の駅まで戻って、再び歩き出したのですが、その辺一体が、韓方薬の材料のお店が、結構な広さの区域に広がっている。

高麗人参だけじゃなくて、知らないような薬草が、店頭に山積みされているのだ。

それらを見て回るのは、実に楽しい。

薬草も、欲しいのだけれど、本当の薬草の、そのままなので、自分で煎じて服用しなきゃいけない。

凡には、無理だ。

それに、ものすごい嵩高いものになるだろう。

なので、ただ見物だけしながら、目的地を目指す。

すると、韓方薬のお店があつまる一帯の中心ぐらいに、すごく立派な建物が見える。

目的地のソウル韓方振興センターだ。

近代的な建物と、伝統的な木を活かした韓屋とが融合した外観で、かなり大きな施設なので、ドーンと迫力があって、これは、想像以上にすごいと入る前からテンションが上がる。

この施設では、常設の韓方薬の資料の展示と、健康の体験コーナーがある。

なので、その体験もさせて頂くことにした。

2人で、16000ウォン。

まずは、常設展示だけれど、薬草だけでなく、いろんな薬の材料となるものが展示されていて、それらを見るなんてことは、なかなか、他では出来ないので、これは面白かったです。

また、自分が、どんな体質なのかとか、ゲーム感覚で調べたりも出来る。

兎に角、ガラガラで、空いているので、そういうのも、し放題だ。

それが終わると、体験の時間だけど、待っているフロアに、薬の匂い袋みたいなものの体験をしている年配のお姉さん2人がいらっしゃって、椅子に座らせて頂いたり、いろいろ、気を遣ってくださる。

なので、その匂い袋の体験も、他の体験が終わったら来ますと約束をして、コースの足湯体験に向かった。

足湯の体験は、屋根のある外というか、テラスのようなところに1人か2人の足をつけることのできる溝というか穴があけられていて、そこに足を入れるようになっている。

すると、係りのお姉さんが来て、蛇口を捻るとお湯が穴に溜まるのである。

しばらくすると、お姉さんが、塩のようなものを投入した。

体験をしているのは、凡たちと、韓国の年配のお姉さん4人組だ。

お姉さんたちは、ずっと、世間話をしていて、何を話していたんだろうね。

足湯には、終わった後に拭く紙や、殺菌のローションなどが揃えられていて、手ぶらでいっても大丈夫だ。

足湯は、テラスになっているので、風も吹いて気持ちが良かった。

それが終わると、3階に上がって、今度は、機械を使った足のマッサージと、手のマッサージ。

電気店や通販で見かける足をすっぽり入れるマッサージ機で、ふくらはぎから下をエアーで揉んでくれる。

足にはめる紙の靴下のようなものを付けるので、機械は綺麗にしてあるから安心だ。

手のマッサージは、ビニールの手袋が置いてあって、それを着けると、内側にローションが塗ってあるので、ベトベトだ。

それが、手の皮膚に良いらしい。

手の機械は1人に、片手だけなので、左をしてから、右を機械に入れてマッサージをする。

機械だから、気楽である。

それが終わると、ベッドのある横の部屋に移動して、ベッドに横になる。

すると、お姉さんが、ポンと目に温かい目隠しのようなものを乗っけた。

温熱効果で、目をリラックスさせるものだろう。

んでもって、お姉さんが、ベッドのスイッチを押したら、ベッドの身体に当たる部分に、沢山の穴が開いていて、その穴から、丸いものが飛び出して、背中を叩く。

所謂、ゲームのモグラたたきのようなものだ。

その叩き方がすごいんだ。

ドンドンドンと、背中に玉のようなものが当たるのだ。

しかも、肩から腰まで、すごい早いリズムで、上にいったり、下に行ったりして、背中を叩く。

これ、かなり楽しかったです。

揉んだり、伸ばしたりするマッサージ機はあっても、寝て、その背中を叩く機械は、はじめて体験しました。

これで、体験は終了。

施設の受付のお姉さんが、安いでしょと言っていたが、これだけ体験して、800円ぐらいなのは、良いですね。

さて、さっき、匂い袋の年配のお姉さんと約束をしたので、また2階もどる。

んでもって、匂い袋製作を体験。

というか、匂い袋に、目の前にある3種類の薬草を詰めるだけ。

凡が詰めたら、お姉さんが、さらに、詰め込んで、体験終了。

これで、3000ウォンだった。

ということで、この施設は、薬が好きな方や、健康志向の人には、オススメの施設であります。

ミニボンも、来てよかったと言っておりました。

さて、これからなんだけれど、まだ、どこかに行くことのできる時間はある。

ソウル駅を16時10分に発車する特急を予約しているからだ。

とはいうものの、どこかに行って、本格的に何かをするには、どうだろう、出来るのかもしれないが、焦ってしまいそうだ。

なので、早いけれども、ソウル駅に移動することにした。

その辺りで、ランチでも食べようかと思う。

ということでソウル駅まで移動して、そこで、駅構内には食べるお店も沢山あるのですが、ちょっと駅の周辺を探してみたくなった。

と、歩き出したものの、大きなビルが多くて、小さな飲食店は、あまり見つけられない。

仕方がないので、また駅に戻ろうかと思った時に、街の食堂っていう感じのお店があって、店先に写真が貼ってあるじゃない。

これなら、ミニボンも食べれるかというので、お店に入った。

すると、オッチャンが、外に出て、写真で注文したらいいと言う感じで、外に凡とミニボンを連れだした。

そこで注文したのが、ミニボンは、韓国のうどんのようなもので、凡は、ズンドゥブの定食。

今から思えば、トンカツやオムライスもあったので、そっちを頼めば良かったかな。

何の変哲もないお店なんですが、割とお客さんも入ってきて、それが地元の人ばかりなので、ちょっと嬉しい気もする。

凡のズンドゥブは、日本で食べるよりも、あっさりとしていて、それでいて、辛みはしっかりあるような、そんな味でありました。

絶賛するような味では無いけれど、普通に食べる味なのかと思う。

さて、駅に戻ると、まだ時間があるので、ソウル駅の横にあるロッテマートを覗いてみようかな。

前に来た時は、その規模の大きさと置いてある商品の多さで、テンションが上がって、買いまくった記憶があるが、今回は、何も買うつもりはないので、ただ見るだけ。

西洋わさびを刻んだようなもので、あまり辛くない。
これが重いのなんのって。

とはいうものの、ミニボンは、職場へのお土産と、凡は、わさびのチューブと、明日のパンを購入。

この明日のパンだが、ひとつは、サラダパンで、刻んだキャベツの挟んだパンだ。

そして、もう1つが甘いパンで、これが持った瞬間、ズシリと重いのである。

大きさも大きいのだけれど、パンの間に、緑のあんこ、クリーム、ジャム、栗、普通のあんこが、サンドされていて、表面は、メロンパンのようなクッキー生地になっている。

家に帰って重さを量ったら、1個602グラムあった。

味も重いし、重さも重い。

5500ウォン。

大王マンモス???の断面

アイフォンの翻訳アプリで品名を見たら、大王マンモスと出たのだけれど、そういうイメージもあるかも。

それでも、まだ時間があるので、駅でコーヒーなどを飲んだ。

さて、いよいよ、ソウルを離れる時間が来たようです。

ソウル駅から空港への列車は、地下の7階から発車する。

なので、そっちに向かうのだけれど、途中で、釜山の名物のクルミ饅頭を売っていたので、思わず購入。

これ、大好きなんですよね。

クルミとあんこがベストマッチ

んでもって、鉄道の改札に向かうエスカレーターを下りてゆく。

そして、朝に出国手続きをした横の改札を入る。

目の前にエレベーターがあったのですが、何人か待っていたので、横にあったエスカレーターで、地下7階に降りて行った。

仁川国際空港に行くA‘REX直通列車のホームは、地下7階にある。

かなり深いところにあるホームにエスカレーターで降りて行って、ホームに到着。

すると、4時10分発の列車が来ないというか、無いのである。

電光掲示板を見ても、そんな列車の表示がない。

目の前に停まっているのは、一般列車だ。

あれ?ちょっと変だなと思ったので、近くにいるサラリーマン風の人にチケットを見せたら、仁川国際空港に行くなら、ここで間違いがないというのだ。

次の列車に乗れば行けると言う。

でも、凡は直通列車だと説明すると、それなら、別の階からじゃないといけないと言う。その直通列車までの時間は、もう5分ぐらいしかないのである。

シマッタ。

そう言えば、直通列車のホームには、専用のエレベーターで行くと書かれていたのを、ぼんやりと思いだした。

同じ地下7階のホームでも、別のホームだったんだ。

急いで、エスカレーターを上って行って、何階だったか覚えてないが、係員のいるところに来たので、その女性に聞いてみた。

、、、、無視だ。

鉄道のジャンパーかなにかを着ているので、関係者に違いないのですが、エスカレーターの誘導しかしない仕事の人なのだろう。

まったく、話すら聞こうとしないのである。

仕方ないので、また別の男性を捕まえて聞いたら、改札から出て、どこかへ行けと言う。

でも、一回、改札を通っているので、外に出ることすら出来ないのだ。

ああ、もう発車の時間だ。

直通列車に乗り遅れてしまった。

しかし、あの女性は、何だったんだろう。

人間、あれほど、横で困りながら話しかけているのに、顔も見ずに、聞きもせずに、まるで、凡が存在すらしないように振舞えるものなのだろうか。

なんて、恨み言を言いたくなったが、すべて、凡の不注意であるので、それは言えないのである。

まあ、仕方がない。

直通列車は乗り遅れたけれども、一般列車で、各駅でなら、同じチケットで行くことができるから、そうしよう。

時間的な余裕もみて予約していたので、問題はない。

それにしても、直通列車と一般列車のホームが違うということを、もっと大々的に表示しておいた方が良いのではないだろうかと、これは、失敗した凡の、A’REXさんへの助言であります。

ということで、一般列車で、仁川国際空港まで、移動した。

さて、別に用事もないので、そのまま出国をしよう。

出国手続きは、ソウル駅で終えてるので、CAさんとかが通る専用の入口から、スタンプを押したチケットと、パスポートを見せて通過。

奥の一般の窓口を見たら、長蛇の列が出来ていた。

入口を通過した後は、顔と指紋の認証をして、そのまま、搭乗口のあるフロアに出た。

あらためて、このシステム、素晴らしいですね。

後は、飛行機に乗って帰るだけだが、残りの小銭を、練り物の天ぷらを買ったり、水をかったりして使う。

そして、いよいよ、飛行機に乗り込む。

アシアナ航空 OZ116便 1920時発 2105時関西空港着。

客の乗船率は、5分の1ぐらいだろうか。

かなり空いている。

さて、帰路の飛行を楽しもうかと思ったら、ミニボンの前の若い日本人の女性がシートを倒した。

こんなことがあるだろうか。

周りを見回しても、誰もシートを倒している人はいない。

しかも、乗船率から見たら、かなりの確率で、小さな不幸が起こったことになる。

いやいやいや、よくこの状況でシートを倒せるものだよね。

自分がシートを倒すことで、後の人が、どう感じるかなんて、どうでもいいのだろうか。

見た目、どこにでもいそうな普通の女の人である。

いや、凡が言いたいのは、倒したいなら、この女性の前の席も、その前の席も、横並び3つの席が空席だったんだよね。

それほど、倒したいなら、自分が、1つ前の席に移動したら、気兼ねなく倒せるじゃない。

どうして、自分は、何もしないで、倒すことだけするのかと。

凡の通路を挟んだ隣の3席も空席だったので、ミニボンに、移動しようかと聞いたら、もう、これでいいというので、そのままでいたけどさ。

往路の飛行機も、復路の飛行機も、ちょっぴり不幸が起きた旅の始めと終わりなのでありました。

んでもって、復路の機内食は、チャーハンのようなものと、鶏のから揚げみたいなものだった。

そうだ、折角の帰路の国際線なので、しかも、夜の便だしね、一応。機内食が配られたときに、飲み物を聞かれたので、ビールは無いですかと聞いたんだよね。

でも、無いという。

ああ、残念なり。

ということで、関空に、無事到着で、そこから、南海電車、地下鉄、京阪電車と乗り継いで帰って来たのであります。

今回も、長い文章にお付き合いくださいまして、ありがとうございました。

久しぶりの海外旅行ですが、行って良かったです。

というか、また、行きたくなっています。

(参考までに)

〇今回、ソウル駅の構内で買った二日酔いの薬

3つ連なった袋の顆粒。

EPSON MFP image

アイフォンの翻訳アプリでは、おかしな訳になってしまう。

半荷、黄金、健康、高麗人参、甘草、なつめ、などの文字が見えるが、何のことか。

効能に、嘔吐に効くと書かれているのは、駅のお姉さんのジェスチャー通りだ。

小さなアンプル。

これは、栄養剤と言っていたと思う。

しかし、どんな内容なのかは、アプリで読み込めなかったので、不明。

茶色の箱に入ったドリンク剤

ウルソデオキシコール酸

チアミン硝酸塩

リボフラビン 

安息香酸ナトリウム

などの、文字が判別できる。

肝臓や胃腸に効くウルソと、ビタミンなどが成分のようだ。

コメント

  1. yukemuri より:

    ホテルの朝食ビュッフェはメチャクチャ豪華ですね
    こんな美味しそうなの滅多に見ないですよ
    これだとまた泊まりたくなりますね
    朝ごはん食べながらパソコンカチャカチャやってるのカッコ良いですか?
    自分は逆です、朝飯の時まで仕事しないと追いつかないって事は、むしろ仕事ができない人なのかなって思っちゃいます
    世界の金融市場を動かしているような人なら話は別ですが、空港や機内でカチャカチャやるのはどうかなって思っています
    ソウル駅で条件が揃っていればチェックイン&荷物預けができるとは知りませんでした
    メチャクチャ参考になります
    しかし空港直通の電車に乗るホームが専用エレベーターで行かないと乗れないってのはちょっと不便ですね(これも勉強になりました)
    本場のスンドゥブチゲも美味しそうですね
    やはり日本で食べるのとは一味違っていたのではないでしょうか?
    帰りの機内食もやや少なめですね
    やはり関空だから近いからってのが大きな理由なんでしょうかね?
    それとビールが無かったようですが、それなら有料でもいいから販売してほしいですよね
    それにしても帰りの飛行機も前の席の女性がシートを倒すとは、今回はちょっと残念な部分もあったようですが、それでも久しぶりの海外を楽しまれたようで羨ましいです
    自分も早く海外に行きたいです!

  2. 平 凡蔵。 より:

    ありがとう、yukemuriさん。
    今回のホテルは、エグゼクティブラウンジが利用できる部屋というのを選んで正解でしたよ。
    朝食も、ここ以外の普通のビュッフェもあるんです。
    料理の種類は、そっちの方が多いそうです。
    でも、正規の値段で、そのレストランに行ったら、たしか7000円とか、そんな高額なんですよ。
    でも、エグゼクティブラウンジなら、朝食が付いていて、しかも、ゆっくり食べれるそうなんで、種類は少なくても、
    こっちの方が得なような気がします。
    料理も豪華ですしね。
    ただ、私が探したところ、ご飯はありませんでした。
    お粥も無かったような。
    それと、パソコンをガチャガチャは、そういう考え方もあるんですね。
    そうですよね。別に朝食会場でやらなくてもいい。
    人からカッコヨクみられたいからやってるのかもですね。
    そんでもって、ソウル駅のチェックインと出国手続き。
    空港までリムジンバスで行くしかないホテルに泊まっているなら話は別になりますが、
    もし、ソウル駅から電車でも良いっていうなら、もう、このソウル駅のチェックインと出国手続きが、断然、お勧めですよ。
    良いことばかりで、悪いところが無いです。
    ただ、強いて注意点をあげるなら、この時点で荷物を預けてしまうので、それ以降は、機内に持ち込めるものしか買い物ができません。
    なので、大量のお土産とか、機内に持ち込めない液体とか、そんなのは、買えないというぐらいです。
    今回は、1泊だったので、それほど、あれをしよう、これをしようとか、欲張ってなかったので、気楽に楽しめましたよ。
    でも、また行きたくなってます。
    というか、今月、また別のところに行く計画をしてるんですよ。
    遊んでばっかりと思われますが、、、、それは否定しませんです。

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