散散歩歩。（１３９５）陰性証明不要なり。ソウルの旅（２）

やっと、海外に行くのに、流行の風邪の陰性証明が不要となった。

政府が、５類に分類を変更したからだ。

ということは、ワクチンを接種していない凡も、海外に行けると言うことなのである。

それならば、行きたいじゃない。

海外に。

ということで、この前のブログで、ウダウダと書いてしまいましたが、ソウルへ行こうと言うことになった。

ただ、１泊２日と、いささか、駆け足の旅となる。

凡の周りには、台湾に行きたいけれど、故宮博物院を見るには、１週間ぐらい欲しいから、定年したら行くとか、折角行くのに、その日数じゃ勿体ないから、長い休みが取れたら行くとか言う人がいたけれども、ナンセンスである。

これは、海外旅行でも、近場の観光地でも、同じだ。

先の事なんて、誰も解らないのである。

極端な話であるけれども、明日死ぬかもしれないのである。

先の２泊３日を待つよりも、今行くことの出来る１泊２日が大切だ。

それに、どこの地域についても、日々、変化している。

今行く目的地と、１０年後に行く目的地は、大いに変化しているのである。

今の目的地は、今しか見ることが出来ないということは、重要な事実であって、そこを見落としちゃいけない。

大阪で言っても、阪神百貨店の裏の戦後から残っていた古いお店の集まった一角なんて、今行ったとしても、ただ、高いビルディングが立っているだけだ。

あの雰囲気は、その当時に行かなきゃ味わえないし、あの美味しいお店も、味わえないのである。

と、これまた、前のブログのウダウダを引きずってしまいました。

ということで、気分を変えて、「アサー」。

（この部分は、谷岡ヤスジさん風に。）

５月２２日（月曜日）の朝であります。

始発ぐらいの時間に出発して、京阪電車、地下鉄谷町線と乗り継いで、天下茶屋駅で、南海電車のラピートに乗り込んだら、凡の席に、既に誰か知らないカップルが座っている。

凡の指定席のチケットを見せたら、無言で、何処かへ行った。

嫌だなあと思っていると、そんな人が結構いるらしく、３カ所ぐらいで、席を立ったり、あっちへ行ったりと、そんなことをしているじゃない。

どうなってるのだろう。

それに、さっきから気になっているのだけれど、凡は、最後列に座ったのだけれど、凡の背もたれの後ろの隙間に、知らない男性が入って立っている。

これまた、嫌だなあと思っていたら、しばらくしたら、いなくなっていた。

それにしても、今日のラピートは、どうなっているのかな。

と、そんなことがありつつ、乗り継いで行って、関西空港に着。

アシアナのカウンターに行こうと思ったら、長蛇の列。

それに並びかけたのですが、念のために係員に聞いたら、そこはキャセイのカウンターに並んでいる人で、アシアナは、向こうだと教えてくれた。

あのまま、キャセイの列に並んでいたら、エライコトだったよ。

ということで、無事、アシアナにチェックイン。

１万円を両替して、すぐに、出国をした。

顔と指紋の認証をして、係り員のチェックは、付け足しのような感じ。

まだ、８時前なので、お店も開いてなくて、ただ、ブラブラと歩いてみたり。

食べるところもないので、パンを買って、通路の椅子でパクついた。

８時になって、免税店などがオープンしだしたので、ちょっと覗いて、そのまま搭乗口まで行く。

往路のアシアナは、０９１０時発の、ＯＺ１１５便。シート配列は、３－３だった。

乗り込むと、ほぼ、満席状態。

そして、久しぶりに見る、国際便のＣＡさん。

ちょっとタイトなスーツがカッコイイ。

色合いも、何となく高級感があるんだよね。

何て言うのかな、茶色系なんだけれど、濃はなくて、柿渋系みたいだけれど、茶色とは言えない色なんだ。

じゃ、何色かというと、グレーかとも思う。

ただ、グレーでも無いのである。

凡には、表現できない色である。

でも、それを表現したいと言う気持ちが湧いて来るが、凡の能力不足で、インポッシブル。

今でも覚えているのだけれど、大学の時に、一般教養の英語の先生が、「文化の成熟度は、その国や、土地で使われている語彙の数で、判断できる。詰まり、語彙が多いほど、成熟している。」というのである。

例えば、赤い色を、ただ、赤いという言葉以外に、どれだけの数の表現する言葉を持っているかで、決まるというのだ。

それは、ある意味、一個人にも当てはまるのかもしれない。

今、目の前にいるＣＡさんの制服の色を、凡は、表現しあぐねている。

ああ、凡の文化度の低さよ。

そういえば、凡は、みゆきさんを表現するときに、「美しい。」という言葉を遣う。

それは何故かと言うと、岡本太郎さんの影響を、大いに受けているのですが、美しいという言葉には、絶対的な美に対する潔さがあるからだ。

何かと、誰かと比べて美しいというのではなく、ただ純粋に美しいという意味。

ただ、今、凡は、みゆきさんの美しさを、美しいという言葉以外の言葉で表現したいという欲が出て来た。

可愛い、癒される、柔らかい、強い、弱い、明るい、面白い、、、、もっと、見つめれば、儚い、エロい、可憐、そんなものも見えてくる。

ただ、それらを、ひとつの言葉で表すことなんて出来ないよ。

それなら、みゆきさんの美しさを表現する言葉は、表現できないという意味で、「不可」なんてのもありそうだが、どうも、漢文みたいで、しっくりこない。

出来ることなら、柔らかい表現がいい。

大阪弁なら、「ごっつええ。」って事なのだろうと思う。

詰まりは、みゆきさんは、「ごっつええ女。」って事になる訳で、それは間違ってはいない。

ただ、「ごっつええ。」には、「美しい。」に表現される絶対的な潔さが無い。

となると、凡は、当分の間、みゆきさんを表現する時に、「美しい。」を使い続けることになりそうである。

そんなことを考えていたら、飛行機は、地上を離れた。

すると、まだ上昇途中なのに、前の客が、シートを後ろに倒した。

いやいやいや、それはないだろう。

シートベルトのサインが消えてからなら、まだ解るけれども、飛び立ってすぐにシートを倒すのはダメだろう。

安定飛行に入って、ちょっと前を見てみると、２０才代のアメリカかヨーロッパみたいな感じの女性である。

足を組んで、通路の方にスニーカーの裏を見せて、はみ出している。

ああ、嫌だなあと思う。

それにしても、今日と言う日は、ラピートといい、このアシアナといい、ちょっぴり嫌だなあと思う事のある日だなと思う。

他のシートを見ても、シートを倒している人はいないので、すごい確率で、この女性の後ろに座ったものだ。

安定飛行に入ると、すぐに機内食が配られる。

アシアナでは、近い距離のフライトには、レトルトメニューの「トラベルミール」なるものが提供される。

ＣＡさんが、小さな弁当箱のようなものを呉れた。

そして、ドリンクは、ジュースかコーラか、水だ。

凡は、コーラを頼んだ。

機内食は、下にソース焼きそばがあって、その上に鶏のから揚げが乗っかっている。

コチュジャンの小さな袋が付いているので、途中から、それで味を変えて楽しむ。

たとえ、ソウルまでの短い距離でも、ちゃんとした機内食が出てたことを思うと、ちょっぴり寂しい気もするが、出るだけマシだということだろう。

そうそう、機内食が配られるときに、ＣＡさんが、前の席の女性に、食事の時は、シートを戻すように言ってくれたのは、嬉しかったな。

この嬉しさを味わえるのは、やっぱり、前の席の女性が、シートを倒して嫌だなあという気持ちにさせてくれたからだよね。

ただ、食事が終わったころになって、また、シートを倒されたんだけれどね。

ということで、無事に、空の旅を終えまして、仁川国際空港に到着。

機内で、携帯が使えるように設定。

飛行機を降りて、出口に向かって歩いていると、ああ、海外に来たんだなって、テンションがアップしてくる。

入国手続きは、顔と指紋の認証と、係員による確認。

今回は、健康状態の質問票を書かなくても良い「検疫情報入力システム（Ｑ－ＣＯＤＥ）」というものを、予め、パソコンで申請していた。

なので、そのＱＲコードを見せるだけなのだが、登録した時に、ＱＲコードを印刷するか、保存するかしてくださいとあったので、取り敢えず、印刷したのだけれど、実際には、その印刷したのはＡ４のコピー用紙だったので、大き過ぎて、それは使えなかった。

ただ、到着した時に、メールで、ＱＲコードが届いたので、それで無事、通過が出来たのではあります。

ということで、これからソウルに行かれる方に書いておくと、印刷した大きなものは、たぶん、使えないので、スマホに保存くださいね。

それにしても、仁川国際空港は、いいですね。

関空とは、規模が違うよ。

取り敢えず、コンビニで、水を買おうと思ったら、まさかの、お釣りの小銭が無いから商品を変えてくれと言う。

なので、１０００Ｗぴったりの水に変更

空港からホテルまでは、Ｋリムジンで行こうと思う。

Ｋリムジンは、高級リムジンなので、シートが、２－１の快適なゆったり配置なのである。

乗り込んだバスは、少し古かったが、兎に角、ゆったりしているので、ミニボンも、これは気に入ったようである。

後から、２０代の日本人女の子の２人組が、乗り込んで来た。

ドリンクのカップを手に、大声で笑ったり、話ながら、乗り込んできた時は、これまた、ちょっぴり嫌だなあと思った。

今日は、乗り物で、ちょっぴり嫌な気持ちになる日だね。

というか、この２人が、韓国の人に、日本の若い女の子は、こうなんだという見本みたいに見られたくない。

どうして、このバスを選んだかと言うと、ゆったりしているということもあるけれども、これから泊まるホテルまで行ってくれるからだ。

１３時ごろ、今日お世話になるホテル、ウエスティン朝鮮（チョースン）ソウルさんに到着。

高級ホテルである。

まずは、荷物を預ける。

チェックインは、３時ということなので、外に出ることにした。

それにしても、やっぱり、大きいホテルということもあってか、スタッフも多い。

なかでも、荷物を預かってくれるところいるスタッフは、全員、若い男の子で、黒いスーツをビシッと着こなしている。

その誰もが、イケメンなので、ミニボンも大喜びである。

さて、これからミニボンが、ソウルに来たら、まず、作りたいと言っていたカードを作りに行きましょう。

それは、ＷＯＷカードと言って、韓国で使えるプリペイドカードです。

凡的には、１泊だし、現金とクレジットカードがあれば、問題ないと思っているのですが、どうも、ミニボンは、ネットの動画で見た、このカードが作りたいのだそうだ。

なので、それが発行できる明洞のロッテホテルまで、歩いてぶらぶら出かけた。

ロッテホテルは、大きいですよね。

そして、高級だ。

そこにある自動販売機でカードを買って、チャージ。

別に入金をすると、交通カードとしても利用できる。

ミニボンだけ、カードを買った。

さて、ここで、ランチでも食べに行きましょうか。