4月11日(月曜日)。
凡とミニボンは、沖縄の那覇に来ている。
そして、今日のホテルの「JR九州ホテル ブロッサム那覇」にチェックインをした。
部屋は、9階のツインルーム。
ドアを開けると、まだ新しい感じで、そこそこ広くて快適そうだ。
トイレとバスルームが、別々なのも良い。
ただ、窓が全面ガラス張り。
高所恐怖症の凡は、ミニボンに窓側で寝てくれとお願して、カーテンを閉めた。
さて、出かける前に、ミニボンがシャワーをしたいという。
凡も、汗を流したら、明日の靴下と下着のシャツが足りなくなってしまった。
なので、ドン・キホーテで、必要なものを購入。
そして、未だ明るいのだけれど、いよいよホテルの女の子に教えて貰ったお店に行こう。
お店は、ホテルから少しだけ歩いた国際通りの脇道を入ったところにある。
1階には、別のオシャレなガラス張りのおでん屋さんがあるのだが、薦めて貰ったお店は、その横の螺旋階段を降りたところにある。
教えて貰わなければ、入るのに勇気のいる入口だ。
「土香る」さん。
中に入ると、カウンターがあって、テーブル席が3卓ぐらいだったかで、奥に座敷がある。
全体的に落ち着いた感じのお店である。
カウンターには、泡盛の甕が並んでいるのも、期待が膨らむ。
凡とミニボンは、テーブル席に座った。
スタッフは、女性が3人ぐらいと、男性の店長さん、それに、奥の厨房にも誰かがいるようである。
まずは、オリオンビールだよね。
沖縄なんだもん。
そして、メニューを、女の子が持って来た。
そのメニューには、珍しい食材の名前や、沖縄の言葉が散りばめられていて、「分からない料理があったら、聞いてくださいね。」という。
面白い作戦だよね。
分からないから、どうしても、女の子を呼んで料理の事を聞くことになる。
詰まり、コミュニケーションのツールなんだよね。
そういえば、後から入ってきてカウンターに座った男性も、同じように料理について聞いていたけど、これって、もし1人で来たとしても、スタッフに気軽に話しかけられるから楽しいよね。
ミニボンも、女の子を呼んで、この「フーチバーって何ですか。」とか聞いている。
ヨモギの事だそうだ。
さて、お料理だ。
まずは、お通しなのだが、器も凝っていて、料理を楽しませてくれるお店の匂いが感じられて、嬉しくなってきた。
ビールをお替りしたころ、店長さんが、テーブルにやってきて、話しかけてくれる。
世間話のようなことを、凡と話してて大丈夫?と思ってしまうぐらいに、ゆっくりと話してくれるのだ。
お客さんに、楽しんでもらおうという気持ちの表れなんだろうなと思う。
そんなコミュニケーションは、女の子にも伝わっていて、凡のTシャツを見て、「ミッキーのTシャツ、私も好きで着てるんですよ。」なんて、話しかけてくれた。
そんなことを若い女の子に言われたらさ、もう、そりゃ、鼻の下が、ダラリーンとなっちゃうでしょ。
その伸びた鼻の下を見て、ミニボンが「良かったね、若い子に話しかけて貰えて。」と言った。
うん、凡は、嬉しかったのね。
さて、お料理は、ジャンボインゲンと生湯葉の胡麻和え。
島ラッキョ。
海ぶどう。
そして、近海白身魚と島野菜のネギ味噌がけ。
フーチバーとスイートコーンのかき揚げを注文。
そのどれもが美味しかったです。
近海白身魚は、赤マチと青マチという魚だそうだ。
鯛に似た魚らしい。
食べ比べたけれど、違いは分からなかった。
赤マチの方は、高級魚だという。
始めはね、ハシゴをする予定だったんだ。
折角の沖縄。
普段なら、嫌だと言うミニボンも、ハシゴしても良いと言う。
なのだけれど、居心地が良いので、このまま、このお店で飲んで食べようと思う。
なので、フーチャンブルと、もずくの天ぷらを追加。
折角だから、泡盛も飲みたい。
女の子に、オススメを聞いたら、店長さんに選んで貰うと言う。
そこで、サーブされたのが、宮古島の古酒「豊年」だ。
これまた、お酒を持って来てくれる時に、店長さんが、そのお酒の説明をしてくれる。
この後に飲んだ、宮古島の古酒「ずなら」の時も、いろいろ説明頂いた。
沖縄の店長さんも、宮古島の醸造元の人の方言が解らなかったとかいう話とか、酒税法の関係で、沖縄以外では販売していないとか、そんな話を聞かせてくれる。
最後に、瓶ビールで、締めて店を出た。
そして、ミニボンと、この店にして良かったねと話した。
兎に角、食べるものも美味しいし、楽しく食事をさせてくれる気遣いのある店だった。
確か、11050円だったかな。
さて、ハシゴをしないと決めた凡ではありますが、1軒だけ行ってみたい店があった。
いや、これから居酒屋なんてのは、もう無理だ。
二日酔いになったら、折角の沖縄が勿体ない。
でも、そのお店は、沖縄そばのお店である。
ミニボンに言うと、行っても良いと言う。
沖縄そばも、ネットやガイドブックに、美味しいお店が紹介されている。
でも、これから行こうと思っているのは、ひょっとして観光客にとっては、穴場じゃないのかと思う店構えなのだ。
高級な、そして、味にこだわったお店じゃない。
どちらかというと、安物、、、あ、失礼、庶民的なお店で、しかもチェーン店のようだ。
簡単に例えると、吉野家の牛丼。
これは、凡の想像だけれど、沖縄の若者は、飲んだ後などに、こんなお店で締めをたべるんじゃないかと思うのだ。
ガイドブックに載っているようなお見せじゃなくてね。
そう言う意味で、行ってみたいのである。
沖縄そばのお店「どん亭」さん。
沖縄そばだけでなく、牛丼やカレーもある。
ミニボンは、お腹いっぱいだけど、凡に付き合って、沖縄そば。
そして、凡は、どうせ食べるなら、沖縄そばも、牛丼も、カレーも食べてみたいということで、「どん亭スペシャルセット」1150円の食券を購入。
沖縄そばは、もともと、それほど食べない凡ですが、今まで食べた中で、1番美味しかったかも。
それに、気になっていたカレーも、庶民的な味付けで、大好きだ。
カツも、牛肉も、これまた、グッド。
ということで、全部、平らげて沖縄の夜は終わったのでありました。
ごちそうさまでした。
まあ、少し食べ過ぎという感じはしますが、何故か、ペロリといけちゃいました。
ホテルに戻って、ベッドに横になったら、いつのまにか寝てしまっていたが、またしても、寝るのが下手な凡は、夜中の2時頃に目が覚めた。
コメント
お~、なかなか良いホテルの部屋じゃないですか
お値段が手頃なのでどんな部屋かと思っていたんですが、これなら快適に過ごせますよね
さて沖縄の居酒屋ですが、まさに沖縄っぽい料理で素晴らしいですね
どれも美味しそうです
フーチャンプルーとかもずくの天ぷらとかは特に良いですね
泡盛もいっぱい飲まれましたね
けっこう酔っぱらいませんでしたか?
沖縄出身の知人に貰って何度か飲みましたが、やはり効くなぁっての思いました
口当たりが良いとつい飲み過ぎちゃうんですよね
それにしても最後の〆は強烈ですね
かなり食べ過ぎのような気がしますが大丈夫でしたか(笑)
ありがとう、yukemuriさん。
タイミング的なこともあるのでしょうけれど、今回の沖縄のホテルは、どこも安かったです。
ここも、2人で6000円ぐらいなので、かなりお値打ちだと思います。
流行の風邪が終わったら、また値上がりするのかもしれませんね。
そう言う意味で、行き時かもですよ。
居酒屋ですが、1回しか行って無いのに、オススメするのは無責任かもしれませんが、おすすめですよ。
美味しいですし、器も凝っていて、ただ居酒屋に行ったというより、特別な沖縄で居酒屋に行ったというか、そんな、ちょっと高級な感じがします。
それに、スタッフも、いろいろコミュニケーションを取ろうとしてくれるし、楽しませていただきました。
んでもって、最後のスペシャルは、何故か、食べれちゃったんですよね。
泡盛で脳がマヒしてしまったのか、まだ食べれそうでしたよ。
ただ、ホテルに帰ったら、すぐに寝てしまいましたけど。