この冬もまた、青春18きっぷを買った。
青春18きっぷは、春、夏、冬と、年に3回の販売期間と使用期間がある。
今回買ったのは、冬のきっぷだけれど、使用期間が、12月10日から翌年の1月10日までだ。
昨年の12月は、休みはあったのだけれど、さすがに12月なので、疲れていたのもあり、ミニボンと小樽に行ったこともあり、結局、青春18きっぷの本領を発揮させて使用したのは、東京へ行った往路の1回だけだ。
とはいうものの使用期限が迫っているので、流石に、12月に、もう1回使っておいたほうが良いだろうと、29日の水曜日に消化試合ならぬ、消化乗車をしてきたのであります。
ということで、今回のレポートは、内容は何もありません。
次に書くかもしれない青春18きっぷの乗車レポートとの回数の辻褄を合わせるために書こうと思いますので、まずは、スルーしてくださいませ。
しかも、去年の話だしね。
去年は去年でも、もう1か月も前の話。
ということで、2021年12月29日(水曜日)であります。
時間も忘れたが、家をゆっくり出て、琵琶湖を1周して、気になった駅があったら降りてみようぐらいな気持ちで、京橋駅で入鋏。
そこから京都まで移動して、一旦、お昼ごはんの為に改札を出た。
京都駅なら、美味しいお店もあるだろうと思ったが、ちょうど、時分時なので、どこも混んでいる。
地下街の新幹線の連絡通路の近くにある、うどん屋さんに入った。
立ち食いと椅子席の両方があって、少しばかり狭苦しい造りだ。
そこで食券を買うのだけれど、ここで迷った。
というのも、このお店には2つの人気メニューがあるようなのである。
1つは、玉子の餡かけのうどん。コピーは忘れてしまったが、「お店のイチオシ」みたいなことが書かれている。
もう1つは、玉子の餡かけのカレーうどんだ。これには、「人気NO1」とか何とか、そんなコピーが添えられている。
「お店のイチオシ」と「人気NO1」と、どっちにしようか。
コピーだけを見て、どっちが美味しいかと判断しなきゃいけないなら、人気NO1となるだろう。
実際に美味しいから人気があるとみれるからだ。
コピーを信用するならね。
お店のオススメというのは、美味しいとは限らないのである。
この辺りが、メニューや看板のコピーを見て注文するときの悩みである。
これが、対面で注文を取りに来るお店なら、そこの看板娘にオススメを聞くことになるだろうけれど、そんな時に、「あたしは、これがオススメです。」なんて言われたら、たとえ全く面識のない女の人でも、それに乗っかることができる。
たとえ、他のメニューに、人気NO1と書かれていても、たとえ、そんなに好きじゃない素材を使っていても、素直に、その子のオススメが1番だ。
でも、目の前にあるのは食券の自動販売機である。
目の前に看板娘がいる訳じゃない。
悩んで、玉子の餡かけのうどんを選択した。
出汁味が飲みたいと思ったからだ。
さて、お味はというと、餡かけも出汁も美味しくいただきました。
うどんは、もう少し柔らかい方が好みかもしれないが。
さて、これからまた、JRに乗り込むのだけれど、どうも湖西線は、途中で止まる可能性もあるし、取り敢えずは、奈良線に乗った。
この時点で、もう青春18きっぷを使っての旅が狭い範囲になってしまうことが、半分決まったようなものだ。
んでもって、奈良に移動。
改札口を出て、何かしようかと思うが、これと言って行きたいと言う場所も思い浮かばないので、また改札口を入る。
普通なら、ここから桜井線で天理を周ったり、或いは、和歌山線に乗り継いで、和歌山から大阪に帰ってくるなんてことをしただろう。
でも、ちょっと冷えたのか、脚がだるくて、腰もだるい。
今日はもう、帰ろう。
そう思った。
なので、奈良から京橋まで戻ってきて、2回目の青春18きっぷの旅は終わったのであります。
惨憺たる青春18きっぷに終わってしまった。
JRに乗ったことは楽しかったが、あまりにも消化使用でありすぎた。
とはいうものの、これが青春なんだ。
どこへ行きたいかも自分では分からず、ただ、立ちすくむ。
立ちすくむだけでは、焦る気持ちで胸が締め付けられそうになるよ。
ああ、何て才能がないんだ。
他人と比べちゃいけないが、自分だけが、取り残されている気がする。
とりあえず、今の状況から抜け出したい気持ちで、青春18きっぷを握り締めて、歩き出したけれども、目的なんかない。
ただ、誰がが引っ張ってくれたレールの上を、走り出しては見たが、見える景色は、今までと同じ。
悩んで、悩んで、また元の駅にたどり着いた。
そして、ひとつため息をつく。
「明日も、今日と同じ日なんだろうか。」
何も出来ない、目的も解らない明日。
でも、探し続けるしかない。自分の求める場所を。
でも、見つける自信もないのである。
それが青春なんだ。
そして、青春18きっぷなんだ。
そう言う意味で言うなら、今回の旅と言えない旅もまた、立派な青春18きっぷの旅と言えるのかもしれない。
肩を落としながら京阪電車の改札をくぐった。
今回の旅は、不完全燃焼な旅と終わりましたが、まだ、5回分の3回分が未使用で残っている。
ということで、年を開けてから、3回目のきっぷを使用しに出かけた。
1月4日(火曜日)。
朝から、予約していた住友病院に行く。
そして、終わってから、京橋駅まで移動。
今回も、やや消化乗車となるけれども、目的は決まっている。
和歌山だ。
和歌山で、和歌山ラーメンを食べに行こうと思う。
まずは、朝食を京橋で食べようと思う。
駅近くの喫茶店に入る。
初めての店で、入るとオール喫煙席。
地元のオッチャンや、年配のお姉さんが、タバコをふかしている。
最近は、禁煙の店にしか入らないが、懐かしい雰囲気が漂っている。
ホットドッグのモーニングを頂いた。
さて、京橋駅からもライナーが出ているが、取り敢えず、天王寺駅まで移動。
そこから、和歌山行きの電車に乗り込む。
阪和線を和歌山まで移動した。
さて、今回、行ってみようと思う和歌山ラーメンのお店は、以前に、ツイッターをされている方が、オススメだと言っていたお店だ。
ただ、ちょっと行きにくい場所にある。
1番近いJRの駅は、紀三井寺だ。
そこから徒歩20分以上かかる。
もしくは、和歌山駅からバスで20分。
なのだけれど、バスの発車時刻までまだ30分ぐらいあるのである。
ここで、他のお店の候補も考える。
和歌山ラーメンと言って始めに思い浮かべるのが井出商店だ。
でも、行ったことがある。
観光案内所の人に聞いたら、駅の近くなら、井出商店か、麺屋ひしお、そして近鉄百貨店の地下にある清乃だという。
ここで改めて、行ってみようと思っていた和歌山ラーメンの「丸三」さんは、そもそも、今日という日に、お店をやっているのかという問題もある。
それなら、先に清乃さんへ行って和歌山ラーメンを食べてから、そして、目的の丸三さんに行くと言う手もある。
ただ、清乃さんでお腹いっぱいになるという危険もあるけれどね。
でも、清乃さんは近くなので、1度見に行ってみようと近鉄百貨店の地下に行ってみたら、10人以上の待ちの人がいた。
これはダメだ。
こうなったら、もう丸三さんの一手しかない。
でも、一応、確認のために電話をしてみよう。
休みかどうかの確認をね。
大体、バスも1時間に1本しかないし、行って休みなら、これはガッカリだからね。
ということで、電話をしたら、、、、出ない。
んでもって、最後に、「近くにおりません。」のメッセージが流れた。
しかし、考えて見たら、人気のあるラーメン店に、1番忙しい時間の12時過ぎに電話をしても出られないよね。
これは、お店に申し訳ないことをした。
そう思って、待っていたバスに乗り込んだ。
丸三さんのある塩屋のバス停まで20分程度。
バス停を下りて、お店まで歩いて行ったら、大きな定休日の看板があった。
しまった。
また、こんなことをしてしまった。
凡にしては珍しく、電話までしたのに、何をやっているのだろう。
電話に出ないことが休みだって、どうして素直に考えなかったのかね。
こうなったら、また駅までバスで戻るしかない。
とはいうものの、次のバスまで30分ぐらいある。
でも、お腹も空いているし、たとえ、駅まで戻っても、ラーメン店には行列が出来ているということも考えられる。
そういえば、バスが停まる前に、交差点のところにラーメン屋の大きな提灯が見えた気がする。
もう、こうなったら、そこで食べよう。
でも、それは和歌山ラーメンなのだろうか。
入ってはみたが、札幌ラーメンだったりしてね。
和歌山ラーメンを食べるたびで、札幌ラーメンを食べると言うのは、ありやなしや。
この場合、目的を捨てるというのも、まあ凡らしいのかもしれない。
ということで、店の前まで来た。
ラーメン店「まるやま 塩屋店」さん。
塩屋店ということは、本店があっての塩屋店ということなのか。
店の前で、アイフォンで検索しててみたら、和歌山ラーメンで、早すしもあるという。
であるならば、レッツラゴーである。
引き戸を開けて入ると、ほぼ満席で、入口に立ちすくむも、スタッフの女性は、まったく無視である。
声のひとつも掛けてはくれないし、その前に、凡を見てもくれないのである。
仕方なしに、凡から声を掛けた。
テーブルを2つに割ったような席に座る。
客のほとんどは、ラーメンと焼きめしのセットを注文している。
凡は、ラーメンと、ここはやっぱり大阪では食べられない「早すし」を2個頼んだ。
さて、肝心のラーメンは、麺は、やや茹でたりない感じの硬めか。
これはまあ、凡の好みで言っているのだけれどね。
でも、ストレートの細麺であるところは、凡の好みではある。
和歌山ラーメンというと、ちょっと甘めの醤油味のアッサリした豚骨スープを想像していたが、ここのスープは、甘みはなく醤油味が効いている。
これはこれで、和歌山ラーメンには違いない。
チャーシューは、脂のない硬めタイプ。
カマボコが添えられているのは、和歌山風か。
んでもって、早すし。
これ大好きなんですよね。
実に、美味しい。
どうして、これが大阪のラーメン屋というか、全国に広がらないんだろうと思う。
大阪や神戸のうどん屋とかそば屋で、バッテラを出すお店はあるんだけれどもね。
バッテラとか、バラ寿司、いなり寿司なんかをね。
あのバッテラだって、もっと多くのお店において欲しいんだよね。
きざみそばに、バッテラなんて、最高に美味いんだけれどなあ。
ということで、予定していたお店ではなかったし、予想していた味ではなかったけれども、間違いなく和歌山ラーメンを、バスの時間を気にしながら、やや急ぎ気味に頂きまして、今日の目的を達成したのではあります。
さて、食べたら、急ぎ足で、バス停に戻る。
ここからまた、JRの和歌山駅まで戻って、さて、どうしようかということなのだが、一応、今日の目的は達成されたのでありまして、これといって、どうする予定もない。
それでもまあ、青春18きっぷをフルに活用して、和歌山線などに乗って見るのも良いのだけれど、今日もミニボンがパートを終えて、早めに帰って来るので、それに合わせて、凡も帰ろうと思う。
ということで、これまた阪和線で天王寺まで移動して、環状線で京橋まで帰って来た。
今回の旅は、これまた小さな日帰り旅行となりましたが、一応は、和歌山ラーメンを食べると言う目的を持った旅でありまして、前回よりは、少しばかりマシだったのではないかと、、、いや、ちょっと欲求不満な旅になってしまったのかな。
2回とも、途中で気持ちが折れてしまった感があるんですよね。
気が付かないところで体調が悪いのかなとも思うのだけれど、横になって休むというほどじゃない。
ということで、残る回数は、2回。
どこに行こうかな。
コメント
う~ん、青春18きっぷの達人である凡蔵さんなのに、なんだかイマイチな結果に終わってしまったようですね
それでも出かけたのと家でテレビを見ていたのとでは天と地の差がありますからね
それと旅行も連発していくとかなり疲れますからね
それから旅のひらめき的な感性も鈍り、ある意味惰性的な部分も出る場合もありますからね
だって去年の凡蔵さんは旅しまくりでしたもんね
相当行ったなぁと驚きましたし、羨ましく見ていましたよ
それから和歌山のラーメン屋、お客さんが入って来たのに無視はないですよ
自分だったら出てきます(何度もあります)
でも美味しい和歌山ラーメンが食べられたのですから、まぁよしとしないとね!
ありがとうyukemuriさん。
ほんと、今回の青春18きっぷは、日にちが迫って来て、無理やり使ったという感じになってしまいました。
それにしても、一昨年から、昨年にかけては、旅行は、よく行ったかもですね。
時期的に、ホテルも安いし、休みもちょっと多かったので。
和歌山ラーメンは、目的のお店が休みだったので残念。
それにしても、他のお店も、行列が出来ていたので、ブームなのかなって思いました。