平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

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散散歩歩。(1071)ただ、行って食べただけの高松旅。(1)

8月15日(日曜日)。
青春18きっぷの4枚目と5枚目を使って出かけようと思う。
ただ、ここ4、5日ぐらい雨が続いていて、しかも、九州など、結構な雨量で被害も出ているという。
線状降水帯というものが、九州から中国、東海地方まで延びていて、どこに行っても雨の予報である。
もともと、残りのきっぷは、鳥取か松本あたりに使おうと思っていた。
でも、雨の山陰本線も面白くないし、松本あたりは、雨の被害が出そうな勢いだ。
そんな中で金沢は、どうも昼から晴れそうなのである。
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先日買った「JTBの鉄道旅地図帳」なるものを見ながら、金沢辺りの駅を見ていた。
因みに、このJTBの鉄道旅地図帳は、面白い。
JR,私鉄の全線全駅が載っているだけでなく、電化、非電化の区間や、単線、複線の区間の違いなども図にまとめてあったり、兎に角、旅に出なくても、この本を見ているだけで、楽しくなる仕掛けがあるのだ。
そんな地図を見ていると、デッドセクションなる印があるじゃない。
凡は、そんなことを意識したことがなかったのですが、これは、おもに、電化路線で、交流、直流の切り替わる地点だそうだ。
そのデッドセクションが、金沢の近くの津幡と中津幡の間にある。
そうだ、今回は、そのデッドセクションを経験する旅にしよう。
とはいうものの、実は、この津幡と中津幡が通る七尾線は、何度か通過したことがあるのだ。
なので、本当は、もうすでに経験済みなのだけれど、今回は、それを意識して乗ろうと思う。
ということで、改めて、8月15日(日曜日)の朝。
少しゆっくり目に家を出る。
京橋駅に着いたら、掲示板に停止している路線が表示されている。
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何、何、と路線を見てみると、湖西線は止まるのは想像に易いけれど、北陸線も止まっている。
これじゃ、金沢には行けない。
しかも、京都から米原までの東海道線も止まっているじゃない。
となると、もう東には向かって移動できないということだ。
それにしても、台風でもないし、山の斜面の横を走ることもない東海道線まで止めるとは、あまりにも止めすぎだよ、JRさん。
と愚痴を言っても仕方がない。
金沢は諦めて、他に行くところを決めよう。
播但線と山陰本線が動いているようなので、鳥取には行けそうだ。
ただ、帰路で乗りたい因美線が止まっている。
となると、西に行くしかないか。
といっても、思いつく地域が見つからない。
でも、どこかに行きたいので、高松に行こうかと、とりあえず、京橋の改札の前で決めた。
距離的に、ちょうどいいかなと。
一体、今回は、何の旅になるのだろうか。
ということで、京橋駅で入鋏してもらって、大阪まで移動。
播州赤穂行きの新快速に乗り込む。
車内は、ガラガラで、快適に相生まで移動した。
IMG_7784.JPG(朝食は、サンドイッチ。)
さて、ここから岡山行きの普通に乗れば、そのまま岡山まで移動できるのだけれど、次に来るのは上郡行きの列車だ。
上郡駅は、高架ではないし、なかなか風情のある駅で、それに上郡駅の外に出たことは無いので、まずは、上郡駅まで移動して、駅を楽しもう。
んでもって、上郡駅に到着。
駅から外に出てみたが、乗り換え時間だけでは散策も出来ず、また、これといったものも駅前には無かったので、ホームで岡山行きを待つ。
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そこで、ふとスカイブルーのお気に入りのシャツを見ると、車内で飲んだ缶コーヒーが、ボタボタとこぼれた跡がついている。
ホームで、予備のTシャツに着替える。
それにしても、どうも口許の筋肉が緩くなってきているのだろうか。
ああ、老化という文字が、ひらひらと目の前を飛んで行った。
到着した岡山行きの電車に乗り込むと、意外と混んでいた。
4人掛けの椅子に座る。
んでもって、岡山駅に到着。
ここでロッカーに荷物を預けて、お昼ごはんを食べようと思う。
岡山と言えば、サワラが有名なので、鰆の丼なんかも美味しそうだし、別に普通の洋食だって、美味しそうな店があれば入ったっていい。
いろいろ探しながら、駅前をグルグル歩き回っていると、1軒のラーメン屋があった。
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中華そばの「一の富士」さん。
このお店は、岡山でも有名な「山富士」さんというラーメン屋さんと、「大統領」というラーメン屋さんのコラボしたお店らしい。
ただ、コラボした味を提供するのではなく、それぞれ、別々のラーメンを、というか、もともとのラーメンを、どちらか選ぶようである。
山富士さんは、アッサリ、大統領さんは、コッテリという分類に入るらしい。
食券機で、購入するのだけれど、凡は、山富士さんのラーメンを選んだ。750円。
すると、サービスは、あとでお聞きしますと店主が言った。
中国出身の人なのかな、なまりのあるイントネーションだ。
サービスとは、ゆで玉子、ネギ、ライスが、無料で付くというものだ。
もちろん、ゆで玉子もネギもお願いをした。
それで、餃子も追加する。通常400円が、オープン記念で200円だ。
その後に、時間をおいて瓶ビールを頼んだら、アルコールを頼んだ人だけ、餃子が100円になるといって、100円を返してくれた。
どこまでサービスがいいんだ。
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まずは、瓶ビールで、ゆで玉子を頂く。
半熟でなくて、固ゆでの玉子も、懐かしくてビールに合う。
塩を、たっぷり振りかけてアテにした。
IMG_7796.JPG(食べてる途中で、写メ撮ってないことに気が付いた。)
餃子を持って来た店主は、1個多めに焼いときましたと言う。
これまた、サービスがいいじゃない。
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肝心のラーメンは、これはもう、定番の味だろうなと思わせるスープで、大変、美味しく頂きました。
見た目は、濃い醤油に見えるのだが、辛くはなく、ちょうどいい。
にんにくからし、からしみそが、テーブルに置いてある。
こういう場合、凡は、だいたい3分の2ぐらいは、そのまま食べる。
そして、その後に、お店のおすすめの薬味を入れて食べる場合が多い。
所謂、味変を楽しむという言い方になるのだろうか。
でも、ここでジレンマに襲われることになる。
どうでもいいお店や、あまり美味しくない味付けの場合は、それが正解だ。
味を変えることで、最後まで、食べることが出来る。
ただ、美味しいお店や、良いお店の場合が、困るのだ。
たとえば、美味しいラーメン屋さんは、始めっから、美味しい味にスープを仕上げてある。
なので、そのまま飲むのが正解なんだ。
それが1番美味しい。
でも、そんなお店に、おすすめの薬味が置いてあったりする。
そうすると、やっぱり、最後は、その薬味を入れた味も試して見たい気になるのが人情であろう。
なので、凡も、残りの3分の1になった時に、薬味を入れるのだが、美味しい店にかぎって、始めのオリジナルのスープの方が美味しいのである。
シマッタと思うのだ。
薬味を入れなければ良かった。
でも、せっかく薬味があるのに、これを試さないのも、勿体ない。
美味しいものを食べたいが、両方の味を試すのが、お得だと思ってしまうのである。
出来ることなら、最初に味変を味わって、最後にオリジナルの美味しいスープで終わらせたい。
でも、それは、時系列的に無理な話だ。
これが、ジレンマなのである。
このお店でも、最後の3分の1の時に、両方の薬味を、順番に入れて味わってみたが、やっぱり、最初のオリジナルの方が美味しかったのである。
奥のカウンターには、多分、息子さんだろうか、ゲームをしていて課金をしたそうなのだが、店主が、そんなお金ないよと言っているのが聞こえてくる。
ラーメンも美味しく、お店の雰囲気も良くて、満足して店を出る。
さて、荷物をコインロッカーから出して、JRの改札をくぐる。
1412時、岡山から高松行きのマリンライナーに乗り込む。
途中、瀬戸大橋からの眺めは、いつみても美しい。
IMG_7799.JPG(いつも、写真が、上手く撮れない)
車内で、今日のホテルを予約した。
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1505時、高松駅着。
ホテルのチェックインが16時からなので、まだ時間がある。
どうしようかと思っていると、ホテルのある瓦町行きのバスが停まっている。
まずは、乗り込んで、近くまで移動しよう。
それで乗り込んだら、循環バスなのだけれど、大きく反対側を経由して瓦町まで行くバスだった。
なので、普通のルートで行けば、すぐそこなのだけれど、反対周りなので、結局、50分ぐらいバスに乗っていただろうか。
ようやく、瓦町に到着。
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さて、今日のホテルは、ビジネスホテル瓦町さん。
朝食付きで、1泊2日、税込み3100円。
朝食は、近くの吉野家かドトールで使えるクーポンをくれる。
ホテルの1階に行くと、エレベーターの入口付近のガラスが割れていたり、かなり古い印象だ。
楽天の予約のページにも、ホテルが古いということを理解したうえで予約してくださいと、わざわざ書いてあるぐらいだから、それに文句をいう客がいるのだろう。
2階のフロントに行くと、そういえば、フロント前も、雑然と物が置かれている印象だ。
説明を聞いて、5階の部屋に行く。
ドアを開けると、すぐに1つの部屋という感じで、そこにベッドがあった。
窓は、板の扉が付いていて閉まっているので暗い。
とはいうものの、スペースは、下手なビジネスホテルに比べたら、広いという印象だ。
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口コミによると、もとラブホという話もあるが、間取りを見ると、そうかもと思う。
かつては、この凡のいる部屋で、高松の男と女が、激しく求め合ってきたのか。
その愛欲の波動が、凡を包み込む。
ただ、包み込みはするが、老兵の凡には、薬にも毒にもならないのが残念ではある。
部屋は広いし、凡の部屋は、ラッキーにも壁紙などリフォームした後のようで、全体的に綺麗だ。
しかも、バスとトイレが別々で、どちらも、ゆったりとしている。
ベッドの硬さも、ちょうどいい。
口コミでは、バス・トイレが、共同の部屋もあるようで、そっちの部屋の感想は、あまりよくなかったが、凡の部屋は、まずは良い。
これで3100円なら、文句はなにもない。
さて、これから、晩御飯と行きましょう。
高松も、コロナの影響で時短をやっていて、アルコールは19時までで、お店は20時までだ。
今は、5時だから、急がなきゃいけない。
とはいうものの、どんなお店があるのかを確かめもしたい。
幸い、ホテルのある瓦町は、飲食店の多い場所である。
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あちこち見て回ったら、もう5時30分ごろだ。
高松と言えば、以前に、ツイッターをしている美人から、このお店が美味しいと聞いたピザ屋さんがある。
ここにしようかと思うが、どうも凡の脳が寿司を食べたいと呟いている。
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すると、ライオン通りだったかな、その通りに、路地にある寿司屋の立て看板が置いてあった。
見ると、美味しそうな寿司屋で、地元のネタを使っているとある。
しかし、寿司屋となると、これはハードルが高い。
このハードルは、値段だ。
でも、その立て看板には、おじいちゃんと、孫の写真があって、「おじいちゃんの握るお寿司はおいしいよ!!」なんて書いてあるじゃない。
なかなかの作戦である。
この孫の写真と、このコピーで、すっかり安心してしまった。
まずは、観光客にボルような、そんなお店じゃないだろうと。
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お店の前に行くと、綺麗なお店で、ただ、値段が書いたものが無い。
でも、お孫さんの写真が、凡を押してくれる。
「寿し竹」さん。
中に入ると、カウンターが6席ぐらいかな、小さなお店で、大将が1人でやっているようだ。
客は、まだいない。
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まずは、一番奥に座ってメニューを見る。
2枚のヘギのような紙に、ネタとつまみと分けて書かれている。
値段が、無い。
しかも、ネタを見ると、種類は少なく、なかなか高級な素材の名前が並んでいる。
海老だって、普通の海老じゃなくて、車海老である。
これは、諦めよう。
ある程度の金額になってしまう予感がする。
とはいうものの、寿司が食べたいし、時短だから、河岸を変える時間も無い。
こういう時は、もう諦めて、この場を楽しむべし。
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まずは、生ビールと、わたり蟹のむしった身を注文。
これは、美味いに決まっている。
渡り蟹の小指のところを、そのまま、かぶりつくようにしてくれていて、そこの身のボリュームが、おちょぼ口の凡がガブリとやるに、ちょうどいい。
やっぱり、この店にして正解だったなと思う。
路地の入口の立て看板を見て来たと言ったら、そういうお客様が、たまにいるという。
でも、おじいちゃんは、お盆休みで、今日は、お父さんが1人だ。
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またビールを追加して、地だこのからしみそを頼んだ。
渡り蟹も、地だこも、地元の庵治という漁港で水揚げされたものだそうだ。
庵治と書いて、アジと読むそうだ。
生ビールを2杯ほどやってから、熱燗の2合に切り替えた。
口のところまで、酒を入れてくれている。
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そのころになると、常連のお客さんと思われる男性1人、さらに、初めて入ってきたような男性客が1人。
そして、電話を予約してきた男性1人が、凡の隣に座った。
予約の客は、すぐに、渡り蟹やウニのおつまみなど、3品ほどと、冷やで2合を頼む。
こういう場合、店主は1人だから、注文のタイミングが問題だ。
カウンターに座っている客同士で、注文のタイミングを計りながら待つことになる。
良心的な客ほど、その傾向があって、先に入った客が注文してからじゃないと、なかなか、注文できないのである。
隣の男性は、すぐに注文したけれどね。
それに比べて、他の客は、なかなか注文できないでいる。
凡も、一旦、注文を待った。
他の客の注文も、おおかた通ったところで、凡は、時間を気にしている。
このメンバーと、アルコールストップまでの残りの時間を考えると、早めに、例のピザ屋に移動する方が、面白そうだ。
そんなことを考えていると、店主が、何かあったら言ってくれというので、寿司で、赤身、鱧、車エビ、ウニを頼む。
どのネタも、これは美味かった。
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エビもさ、車エビなんて、そうそう食べれないものね。
いつもは、どこかしらない国で獲れた、バナメイとかさ、横文字の名前のエビだ。
鱧も、梅肉がたっぷり乗せられていて、このあたりは、ちょっと田舎風だけれど、濃い味付けの好きな凡には、ぴったりだ。
赤身は、ややトロっぽい味わいもあるネタだったが、まあ、これでいい。
ウニは、これはもう、大好きだ。
それにしても、凡は、普通の寿司屋というだけで、もう、ビビっちゃって、ドキドキなのだけれども、みゆきさんは、こんな寿司屋ぐらいでは、屁でもないんだろうな。
もう、片っ端から、高いのを注文したりして。
「あ、大将、ウニお願い。」
なんてね、値段なんて、まったく気にしない。
でもって、「大将、ウニ追加で。」
って、美味しいものは、何度でも食べちゃうだろう。
「あ、ウニお願い。」
もう、大将や、他の客に何を思われようと構わないというか、みゆきさんは、食べたいものを食べるんだ。
「大将、ウニ。」
「ウニ。」
「ウニ。」
「ウニ、ウニ、ウニ、、、、。」
やっぱり、みゆきさんと食べに行ったら、そこはさ、いくら何でも、男性の凡が支払うべきだろう。
死んでも割り勘なんてしたくない。
しかし、ウニの連呼だよ。
凡は、カウンターの下で、みゆきさんに見られないように、算盤を弾くだろう。
「えー、ご破算で願いまして~は、1000円な~り、1000円な~り、1000円な~り、1000円な~り、、、、、。パチパチパチ、、、。」
みゆきさんと付き合うなら、本当の意味での「ご破算」を覚悟しなきゃいけないのかもしれない。
とはいうものの、実際のみゆきさんは、どんなネタを好きで食べるのだろうか。
北海道出身だから、ホタテとか、イクラとか、サーモンなんかだろうか。
意外と、回転ずしの、カルビ焼き肉のにぎりとか、唐揚げ軍艦とか、玉子焼きとか、そんなのが好きだったりして。
カルビ焼き肉のお寿司を食べて、「ああ、美味しい。」なんて、思いっきりの笑顔を見せたりしたら、キュンとなっちゃうだろうなあ。
かなり昔に、心斎橋の回転ずしで、となりに座った青年が、イヤホンで音楽を聴きながら、マグロにガリを乗っけて、その上に、甘ダレを掛けてパクリとやったのを見たことがある。
それ以来、その食べ方が気になって、凡も1度やってみたことがある。
まあ、美味いと唸るものではなかったが、食べられない代物でもなかった。
ただ、新しい不思議な寿司だった。
みゆきさんも、そんな面があるのかもしれない。
新しい、独自の食べ方が好き。
ウニに、ガリを乗っけて、甘ダレを掛けてパクリとね。
んでもって、言うんだ。
「凡ちゃん、美味しいよ。」ってね。
飛び切りの笑顔でもってさ。
凡は、「うん。それは良かったね。」とでも言っておこうかな。
どっちにしたって、凡とみゆきさんが、寿司屋に行くなら、回転寿司だな。
その時は言うよ。
「みゆきさん、好きな皿を、好きなだけとっていいからね。」と。
ああ、何か悲しいけどさ
話を戻して、今回は、高松のすし屋に、凡ひとりだ。
久しぶりに、回転すしじゃなくて、普通の寿司屋で、それも高級なネタを頂いたが、やっぱり、美味いですね。
量は少ないが、満足感は、かなり感じて、お会計をお願いした。
以上の、寿司とお酒で、8000円なり。
成る程、結構、いきましたね。
店を出てから、想像で、生ビールが、550円として、国重の熱燗2合が、900円ぐらいなのかな、渡り蟹は、、、と、今食べた8000円の内訳を考え出したが、すぐに止めた。
ああ、なんて下品な食べ方なのだろうか。
すし屋で、食べた物の値段を分解するほど野暮なことは無い。
今やった行為を、恥じながら、ピザ屋に、急ぎ足で向かった。
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IMG_7836.JPG(店の前には、窯でつかうマキが置いてあった)
そして、かなり前に、ツイッターをやっている美人に教えてもらったピザ屋さんに到着。
「Duomo」(ドゥオモ)さん。
店の中に入って、カウンターに座る。
んでもって、アルコールは、大丈夫かと尋ねた。
19時の5分前。
ギリギリセーフなので、生ビールとグラスワインを頼んだ。
メニューを見ると、料理も種類が多く、選ぶのも迷う。
ピザ以外もあるのだけれど、ピザの気持ちになっていたので、ピザのページを見るも、ピザも種類が多く、どれにしたらよいか決めかねていると、可愛い店員さんが来たので、アンチョビのピザはあるかと聞いた。
凡は、アンチョビのピザが大好きなんだ。
すると、メニューにはないけれども、特別に作ってくれるという。
これは有難いし、嬉しい。
ピザは、カウンターの目の前に窯があって本格的にマキで焼いている。
大きな杓文字のようなものに乗っけて、微妙にピザの角度や杓文字の高さを調整しているのが見える。
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んでもって、サーブされたピザは、もうちょっとアンチョビが欲しかったが、フレッシュトマトがサッパリとして、想像していた以上に美味しい。
凡は、今まで、ピザの縁のチーズの乗っていない部分は、好きじゃなかったのだけれど、そこが絶妙に焦げていて、香ばしくて美味しい。
それを焼いてくれたスタッフに言うと、ニコリと笑ってくれた。
まだ、8時までには時間があったので、ソーセージも追加。
スタッフの心配りで、ワインは、時間をずらして持ってきてくれたので、ソーセージは、ワインで頂く。
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しかし、このお店は、また来たいお店だ。
ピザが美味しいのは、もちろんだけれど、若いスタッフが、男性も女性も、みんな優しくて、時間ギリギリに来たのに、美味しいものを楽しんでもらおうという気持ちが伝わってくる。
いやあ、高松はいいなあ。
会計をしたら、3260円だった。
さて、もう普通のお店は閉まる時間だから、ホテルに戻るのだけれど、ライオン通りに、気になる肉まん屋がある。
実は、ちょっと前に、旅をよくされているツイッターをしている人が、そこの肉まん屋の写真をアップしていたのを覚えていて、その店を偶然に発見したのだ。
これは、何かの縁だし、美味しいお店らしいので、ちょっとテイクアウトしてホテルで食べよう。
ということで、1個だけは買いにくかったので、お腹はいっぱいだったけれど、肉まん2個と、ちまきを1個買った。
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ということで、ホテルで、実食。
肉まんは、甘辛い味付けで具も多い。
酢醤油のようなものが付いているのだけれど、それがたっぷりの量が付いているので、そういうのは、嬉しい。
ちまきは、ネットリとしたもち米が、これは間違いない味だ。
ということで、大いに食べ過ぎて、胃腸薬を飲んで、シャワーをする気力もなく、ベッドに横になった。
でも、なかなか寝付けず、ああ、シャワーしたいなと夜中15回ぐらい思いながら、それでも、身体が重いなと、そのままベッドに横になっていた。
エアコンも、凡の部屋のは新しいようで、温度調節も出来て、うんと寒くしたら、やがてシャワーをしたい気持ちも治まって、明け方、すこしだけウトウトしたのではあります。
んでもって、5時頃起きて、シャワーをして、そのまま今日の予定を考えながら起きていた。

コメント

  1. yukemuri より:

    ただ、行って食べただけの高松旅。とありますが、実際に現地に行ってその土地の物や名物を食べる事自体すごく価値があると思います
    価値と言うよりも、楽しい時間、美味しい物、車窓からの風景、街の雰囲気などなど、名所旧跡をあまり見なくとも十分楽しい旅になるのではないでしょうか?
    そんなふらっと行った感じの旅って素敵だと思います
    それに旅の達人でなければできないと思うんですよね
    同じ旅好きとして憧れますよ
    餃子、ラーメン、お寿司、とどめにピザ
    ナイスです!

  2. 平 凡蔵。 より:

    ありがとう、yukemuriさん。
    コメント、見落としていました、ごめんなさい。
    んでもって、私も、そう思うんですよね。
    その土地に行くって言うことだけで、行かないのとは、全然違うと思うんです。
    行く前と、行った後では、その土地に対する思いが違うというか。
    やっぱり、行くと好きになるし、そんな好きな土地が増えて行くのは、旅の良さですよね

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