平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
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散散歩歩。(1033)出雲で、うさぎさんの温泉に入る旅。(1)

これを書いている時点で、政府は、東京都などからの要請で、緊急事態宣言を出すようですね。
しかも、学校も、役所も、普通の会社も、そのまま普通に休まないで良いらしい。
それで、飲食店だけが、8時までとか制限される。
なんか、コロナの責任を、飲食店だけに負わせてる感じがして、非常にアンバランスな気がするのではあります。
なんか、可哀想だよね。
というようなこともありますが、凡のブログは、まだ昨年の続きでありまして、いつになったら、新しい年の内容になるのでありましょうか。
とはいうものの、これも凡の老後のために、書き記しておこうと思うのでありまして、もし、宜しければ、お付き合いくださいませ。
12月に、凡とミニボンの休みが同じ日があった。
しかも、連休だ。
ということで、ゴーツートラベルで、また、旅行に出かけようということであります。
行き先は、前から、出雲大社に行ってみたいなとミニボンが言っていたので、そこに決定。
ネットで検索して、1軒のホテルを見つけた。
んでもって、そのホテルが利用できるツアーをJTBのサイトで予約を入れた。
それにしても、便利な世の中になったものだ。
ネットで、予約をして、それでJRのきっぷの自動販売機で、受け取ることが出来て、ホテルも、そのままチェックインできる。
この先、一体、どんな快適な仕組みが出来て行くのだろう。
楽しみでもあるが、そこまで生きているのか。
ということで、12月15日(火曜日)。
朝の6時過ぎに自宅を出て、京橋から、大阪駅、そして、新大阪駅と移動。
まだ時間があるので、モーニングを頂く。
0711 新大阪発 のぞみ075号。
新幹線の旅を楽しむも、すぐに、0755岡山に到着。
乗り換え時間が10分程度なので、急いで駅弁を買って、在来線に移動。
0805 岡山発 やくも003号。
新幹線もテンションが上がるが、特急もまた、気分が昂揚する。
IMG_5058.JPG(駅弁を置く位置が、上下逆だったかな。)
車内は、ガラガラで、走り出したら、その横揺れの激しさに、何とも郷愁を感じて、そのまま強い横揺れに身を任せている。
車窓の風景は、街から田舎の風景に変わって、気が付くと雪景色になっていた。
IMG_5054.JPG
IMG_5055.JPG
ふと気が付くと、座席の床と通路の床に、段差がある。
良い。
実に良い段差だ。
最近の列車には、段差がない。
それはそれで、優しい設計ということになるのだろうけれど、考えてみれば西洋的な形だ。
詰まり、外から家に帰っても、そのまま靴を履いて過ごす文化。
列車で言うなら、通路も座席の床も同じ高さで繋がってるんだ。
西洋建築は、あれで、よくリラックスできるものだと思うね。
本当に、ヨーロッパの人や、アメリカ人は、家で裸足にならないのだろうか。
フランスの美女とも、アメリカのヤンキー娘とも付き合ったことが無いので、その実態は、知らないが、今度、付き合うことがあったら確かめてみようと思う。
「誰か~、凡と付き合ってくれるフランスの美女は、い~ま~せ~ん~か~?」
「シーン。」
静寂が、凡を包み込んだ。
それに比べて、この特急やくもの段差は、どうだ。
実に、日本的じゃないか。
ここが通路、詰まりは、外の道だ。
んでもって、この段差は、家の入口だ。
ここから、座席の床に掛けては、家の中。
凡にしてみれば、この段差のところで、靴を脱いで、そんでもって、この1段高い座席の床に裸足で座りたい気持ちなのである。
とはいうものの、そんなことはしないけれどね。
何故なら、凡は、床というものを信用していない。
この床というものはね、誰もが靴で歩いている床なんだよ。
その靴というのはさ、トイレに行って、誰がこぼしたかもしれないオシッコの上を歩いたかもしれないんだよね。
その靴の底には、きっと誰か知らないオッサンのオシッコの滴がついているはずなんだ。
そんな靴で歩いた床なんて、信用できるはずが無いじゃないか。
たまに、バッグを床に置いている人を見かける。
まあ、バッグぐらいなら、そんなこともあるかもだが、たまに、食料品店で買ったビニールの袋を電車の床に置いている人を見かけることがある。
どうかしてるよ。
たとえ、ビニールの袋に入っているから中の食材は床に触れてないと言っても、気持ちが悪いじゃない。
そんなことを書いていると、みゆきさんのメイキングビデオの映像を思い出した。
サロペットのような服を着て、リハーサルをしているのだけれど、これは記憶で書いているのですが、床にペタンと座っていたような気がする。
「みゆきさん、ダメ―。床に座っちゃ嫌だー。」
叫びそうになる。
みゆきさん、その床はね、誰か知らないヤツがこぼしたオシッコの上を歩いたかもしれない靴で、歩いたかもしれないステージの床なんだよ。
みゆきさんが、オシッコで汚されるーっ。
みゆきさんは、誰にも汚されてはいけないんだよ。
綺麗なままでいて欲しいんだ。
とはいうものの、もう座っちゃっているので、仕方なない。
あのステージの床についているのは、誰か知らないオッサンのオシッコじゃなくて、植野葉子さんのオシッコだと思いこむことにしよう。
うん、それなら耐えられる。
それどころか、植野葉子さんのオシッコなら、凡も、その上に座りたい。
そして、頬っぺたスリスリ?
シマッタ!
またまた、変態的発言。
それにしても、この段差は、嬉しいなあ。
誰かの家に上げて貰ったようなものだものね。
いらっしゃませ。
おじゃまします。
ってね。
IMG_5066.JPG(宍道湖がみえた)
車内で駅弁を食べて、車窓を楽しんで、横揺れに身をまかせ、段差を眺めて、そんなことをしているうちに、出雲市に、1104時に到着。
観光案内所で、出雲大社までの行き方を聞いたら、今の時間は、バスが良いということだったので、バスで出雲大社前まで移動して、そのまま徒歩でホテルに荷物を預けに行った。
IMG_5070.JPG
今宵、お世話になるホテルは、
天然温泉大社の湯 「月夜のうさぎ」さんだ。
フロアー全体が、畳敷きというか、そんな和風の靴を脱いで過ごす仕組みになっている。
これは、なかなか良かったです。
入口で靴を預けて、そのまま、ずっと裸足というか、足袋のようなものを置いてあるのだけれど、それで過ごすので、すごいリラックスのできるホテルになっている。
そんなホテルで、荷物を預けて、まずは、お昼時分なので、名物の蕎麦でも食べに行こうと思う。
少し歩きまわって、2軒の候補を見つける。
1つは、秋篠宮様が召し上がられたという蕎麦店だ。
しかし、これから凡は、みゆきさんとの縁をお願いしに出雲大社にお参りをしようとしている。
そんな時に、途険しき眞子さまの事を考えたら、そばが喉に詰まっちゃうよ。
眞子さまには、愛を優先させて欲しい。
たとえ、失敗に終わっても、それが良いと思う。
なので、すぐ近くにある別の有名店の「荒木屋」さんに入った。
2階の座敷に通されて、コロナ対策で、横並びに座らされる。
まずは、出雲大社のお神酒のヤチホコで温まりながら、ちょっと贅沢な割子五代そばを頂く。
ミニボンは、かまあげを注文した。
IMG_5075.JPG
お待ちかねの割子そばは、水気がなく、麺が引っ付いている。
湯呑みに注がれたそば湯は、麺を食べ終わって、そば湯を飲むころには、冷めていた。
これが、出雲スタイルなのだろうか。
とはいうものの、悪口ではない。
観光地では、観光地で出された料理が正解である。
楽しくそばを頂いて、満足して店を出る。
タモリさんや、美空ひばりさんの写真が飾られていた。
さて、出雲大社にお参りに行こう。
大きな鳥居をくぐって、祓社で、穢れを祓って、参道を歩いて、本殿にお参り。
IMG_5090.JPG
そのまま、裏にある素戔嗚尊を祀る素鵞社にお参りをして、またぐるっと回って、本殿の左側に行くと、そこにまた、参拝をする場所がある。
IMG_5106.JPG(本殿の横から参拝する場所がある)
なんでも、出雲大社の神様は、本殿の中で、横を向いているそうなのです。
どういうことかというと、本殿の中で、正面の参道に向かっているのではなくて、向かって左を向いているので、その左側の塀から参拝すると、神様の正面からお願いする形になるとのこと。
そんな説明を読んだので、そこでもまた、お願いをしたのであります。
参拝中、雪が、強い風に流されるように降ってきた。
寒いけれども、傘を差さなくてもよいから、雨でなくて良かったと思った。
参拝をしたら、宝物館で、境内より出土した古代本殿の心御柱などを見学。
なかなか迫力のある柱だった。
さて、出雲大社も参拝したので、今回の目的は終了。
考えてみると、凡は、今年、伊勢神宮もお参りをしたし、今回、出雲大社もお参りをした。
これで、天津神と国津神の両方にお参りをしたので、なんともバランスが良くて嬉しい。
まだ、ホテルのチェックインまで時間があるので、商店街というか参道を歩いてみることにした。
そういえば、出雲大社は、ぜんざいも名物だ。
ということで、餅の形が可愛いぜんざいのお店があったので、入ると、空席はあるのだけれど、外で待てという。
雪と風が強い、こんな状況で、外で待つのは、辛いので、他のお店に行くことにした。
すると、なんともオシャレなカフェがあって、そこでもぜんざいが食べれるようなので、面白そうなので入る。
暖炉風のストーブの傍で、ぜんざいを頂いて、ホテルに戻る。
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IMG_5111.JPG
ホテルは、「月夜のうさぎ」さん。
何ともメルヘンチックな名前じゃないですか。
部屋に入ると、浴衣じゃなくて、作務衣のような館内着に着替える。
部屋は改装して間もないのだろうか、木の温もりを感じさせる内装で、女性の喜びそうなテイストである。
トイレの上に置いてあるトイレットペーパーも、オシャレなポーチのようなものに入れられていたりね。
IMG_5145.JPG(トイレの上の棚にあるトイレットペーパーも可愛い)
部屋に、バスタブは無く、シャワーブースだけだけれど、どうせ大浴場に行くからね、それは必要ない。
IMG_5117.JPG(窓からの風景)
さて、その大浴場に行くことにしよう。
気が付かなかったのだけれど、大浴場は2つあって、その日は、月の湯というところに入る。
それほど、大きくはない浴場だけれど、凡以外には、1人2人なので、ゆっくりと湯に浸かる。
寝て入るお湯には、石のうさぎが、付いていて、何とも可愛い。
うさぎの温泉.jpg(大浴場のウサギさん。なでなでしました。画像はHPより拝借)
このホテルの売りの1つに、貸切風呂がある。
5つの趣向の凝らしたお風呂が用意されていて、予約ではなく、空いてれば入れるという仕組みになっている。
それが人気であるようで、いつ行っても、使用中だった。
それでも、1つ空いていたので、中を見てみたら、小さな岩のお風呂があった。
ミニボンが、入る?と聞いたが、折角、大浴場があるのに、わざわざ小さいお風呂に入る気もしない。
子ども連れの家族には、気兼ねなしに入れるので、そこは良いのだろうね。
さて、部屋で寛いだら、お待ちかねの夕食だ。
時間制で、凡は17時30分に予約をしていた。
レストランに入ると、それほど混雑もしていないので、気分的にも、リラックスできる。
手袋などのコロナ対策も、他のバイキングのホテルと同じだ。
料理は、大皿から取り分けるのじゃなくて、予め小さなお皿や、容器に、取り分けてあるのをピックアップする方式だ。
これは、色んなものを食べたいという凡には、ありがたい。
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種類は、普通だけれど、どれも美味しい料理で、蟹だって、スカスカの干からびたようなものじゃなくて、ちゃんと、しっとりとした触感のもので、美味しかったです。
飲み放題なので、ビールも沢山いただき、大満足して部屋に戻る。
部屋に戻って、明日の予定を考えたり、そんなことをしていると、珍しく、ミニボンが先に寝てしまった。
このホテルでは、22時から、夜鳴きそばのサービスがある。
ミニボンに声を掛けたが、行かないというので、凡だけ、夜食処に行ってみる。
そばは、1人ずつ番号札を貰って作って貰う。
テーブルに座ったら、マスクをしていないことに気が付いた。
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実に、居心地が悪くなった。
作務衣の袖で、口許を覆って、そばを待つ。
そばは、小さなサイズながら、これを提供しようという気持ちが嬉しい。
帰りに、湯上りに無料で食べれるアイスをもらって、部屋に戻った。
それにしても、月夜のうさぎという名前から、どんなホテルなんだろうと思っていたが、本当にリラックスの出来る良いホテルだと思う。
さて、明日は、どうするかな。

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