平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(888)夜会「リトル・トーキョー」劇場版がやってきた。(1)

7月23日(木曜日)の今日から(この時点でね)、全国の映画館で、中島みゆきさんの夜会「リトル・トーキョー」の劇場版の上映が始まる。
奇しくも、凡は休みだったので、何を置いても行かなくちゃというものである。
関西でも、やっている映画館が数カ所あるが、1番近くて、座席数も多い、なんばパークスシネマに行くことにした。
時間を見ると、今からだと、12時の回に間に合う。
ということで、家を出て灘波に到着。
食べようかどうしようか迷って、550円のトンカツを食べる。
何故、迷ったかと言うと、今、ランチを食べると、ちょうど映画を見る時間に眠たくなりはしないかと心配だったからだ。
でも、食べた。
終わってからだと、時間的に中途半端になるだろうから。
んでもって、チケットを購入。
コロナ対策として、間隔を空けなければいけないので、指定できる席が決まっている
中に入ると、10人いないぐらいで、それから少しずつ入って行って、結局どうだろう30名ぐらいかな。
凡の斜め後ろに座った年配のカップルが、予告編の時に、ベラベラお喋りをしだした。
凡は、予告編も楽しむ方なので、こういうのは、少し気になるのである。
もう少し、トーンを落とせないものかと。
でも、この人の年代になると、耳も遠くなって、自然と声も大きくなってしまうのかもしれない。
仕方ないと諦めよう。
とりあえず、みゆきさんの時だけは、静かにしてもらえれば、それで良い。
ということで、会場が暗くなって、いよいよリトル・トーキョーが始まった。
もう、みゆきさんロスで、寂しくて、寂しくて、堪らなかったものだから、どうにも嬉しい。
それに、リトル・トーキョーを見に行った時の事も思いだされて、ややセンチメンタルな気持ちにもなってしまった。
ということで、リトル・トーキョー。
やっぱり大画面で見るのは、まったく違う。
勿論、ブルーレイで、自宅で見ることはできるし、何度か見ている。
でも、大きさが違うんだ。
大きなみゆきさんは、それはそれは、可愛くて。
ウットリしてしまう。
それに何が違うかと言うと、みゆきさんが、画面の端っこにいて、或いは、誰かの後ろにいて、テレビの画面なら、小さく小さくしか見えないような映像でも、映画館の大画面なら、その端っこや、誰かの後ろのみゆきさんも、そこそこの大きさで見えてしまう。
この効果が実に大きい。
なので、これまた、みゆきさんだけを、ジロジロと見つめることができるのだ。
これは、何より嬉しいのであります。
それにしても、ブルーレイを家で見た時も思ったのだけれど、今回のリトル・トーキョーの映像は、ピントが甘いんだよね。
ちょっと、みゆきさんがボヤケテ見える。
これが勿体ないのなんのって。
折角の美しいみゆきさんが、ぼんやりと映し出される。
ああ、もっとクッキリしたみゆきさんを見たいと、切に願うのではある。
しかし、もう撮っちゃった後だものね、どうしようもない。
とはいうものの、そこは、みゆきさんだ。
たとえ、ボヤケテいたって、美しいこと極まりない。
それが美というものである。
そこに存在するだけで美しい。
それが、美というものの真実なのだ。
なので、たとえ目をつぶっても、スクリーンに映し出されたみゆきさんの映像は、美しいと認識できるのである。
と、まあ、そんな美は置いておいて、凡は、そんな真実の美よりも、目の前のスクリーンに映し出された、みゆきんさんの生々しい美の方が大好きだ。
ということで、お目目をこれでもかってぐらい見開いて、みゆきさんを鑑賞であります。
今回の、みゆきさんの映像を見て、やっぱり、みゆきさんの白目は美しいと再確認した。
しかも、みゆきさんは、それを意識的にやっている。
詰まりは、みんなに、白目を見せるために動いているということだ。
たとえば、「野ウサギのように」の歌の時だ。
ああ、あの野ウサギのダンスは、もう超絶に可愛いよね。
あれだけでも、1週間は、見続けられる。
まあ、それは置いておいて、その時も、普通は、前を見るだろうシーンで、きっちり、白目を見せている。
普通なら、右を向くときは、顔も右を向くはずだ。
でも、顔は正面を向いたまま、目だけを右に向けている。
当然、正面から見た目は、白目になっているのだ。
白目.jpg(mp4に画質を落としたのから引っ張ってきたので、鮮明じゃないけれど、白目が絶品なのが解る。わざと見せてるもんね。可愛いもんね。)
あの白目は、もう絶品だ。
そして、みゆきさんは、それを意識的にやっているのだ。
その辺のところは、昔に何度も書いているので、有り余るほど時間がある方は、もし宜しければ、読んでいただければ、チョー嬉しいです。
→ → → (この回のブログから、みゆきさんの白目の魅力について、数回にわたり書いております。)
さて、今回、大きなみゆきさんを見て、「あれ、こんなのあったかな。」と思う瞬間があった。
新しい発見というか、誰でも知っていることなのかもしれないが。
みゆきさんの右頬に、ちょっとした瞬間に現れる「えくぼ」だ。
どうだろう。
あったのかな。
というか、これは、エクボなのだろうかと、何度も何度も、みゆきさんの、その瞬間を観察した。
いや、エクボだ。
ふとした瞬間に、右頬に、ちょっと控えめなエクボが現れる。
上品である。
「あのねえ、知ってる?あたし、エクボがありましてよ。」
なんて、東京のどこか高級なお店、そうだな、凡の知識では、どこが高級なのか知らないけれど、代官山とかさ、そんな場所にある小さな喫茶店でさ、窓際の柔らかい光が差し込むテーブルでさ、マレーシアのキャメロンハイランドの紅茶に、定番のショートケーキを食べながら、とろけるような笑顔で、それでいて、ちょっと悪戯っぽく、凡に告白するんだ。
そう言った後に、自分でも可笑しくなったようで、ケーキフォークを持ったまま、口に手の甲を当てて「くくっ。」って、顔を赤らめて笑うね。
すると窓からの風が、ふわっと、みゆきさんの前髪を揺らすんだ。
笑った顔の右頬に、上品なエクボが、薄っすらと見える。
そんな瞬間があるとしたら、凡は、ずっとその、みゆきさんのエクボを見ていたいと思うだろうな。
そんな上品さだ。
みゆきさんのエクボはね。
エクボが可愛いと言うと、少女のエクボを思い浮かべる。
日差しが強くなってきた初夏の海岸とかで、無邪気に遊んでいる女の子だ。
ママに作ってもらったサッカー地のワンピースを着て、裸足で打ち寄せる波を相手に、ひとりで遊んでいる。
ママが、女の子を呼んだら、ニコッと笑って振り返る。
ほっぺたに、ペコリンとエクボが出来る。
あの女の子のエクボは、見ている人を幸せにしてくれるエクボだよね。
ママだけじゃなくて、周りにいる人も、可愛いなと元気をもらえる。
でも、みゆきさんのエクボは、そんなペコリンとはしてない。
だから、元気を与えるエクボというのではない。
上品に密やかに、気まぐれに現れる。
ああ、愛おしい。
ああ、美しい。
そう思わせるエクボなんだな。
あのエクボのへっこんだところだけは、他の空間とは違う匂いがするだろうな。
ekubo2.jpg(美しくも可愛いエクボ)
エクボ1.jpg(こっちは、ちょっと鮮明ではないかな。でも、可愛い。)
みゆきさんと凡が、夜の公園でベンチに座って、お話をしているんだ。
すると、疲れたのか、みゆきさんが、凡の膝枕で寝ちゃうんだね。
凡は、足を動かしたりした時に、みゆきさんが、びっくりして起きないように、身体をコンクリートになったつもりで、微動だにさせないで、座っているんだ。
夜の空気は、意外と冷える。
すると、朝方かな、気が付くと、みゆきさんのエクボに、夜露が溜まっているんだ。
清らかな、丸い水玉が、エクボに溜まっている。
「ああ、美しいな。」と思って見ていると、そこに月の光が、冷たい光を放って映ってるんだね。
凡は、その夜露を、そっと啜ってみるだろう。
きっと、甘くて、この世のものとも思えない良い香りがするに違いないな。
そんな、あり得ないことも、妄想させてしまうのが、みゆきさんのエクボなんだ。
一応、ありえない話だけれども、もし、みゆきさんと夜に公園に行くことになったら、念のために、ストローを持って行こう。
みゆきさんのエクボに溜まった夜露を啜るためにね。
ということで、また新しいみゆきさんの魅力を発見して、ちょっと嬉しくなって映画館を出た。
そうだ、エンドロールの時に、何気なく名前を見ていたら、「中垣みな」さんの名前があった。
ファンのみんなは知っているのかもしれないが、凡は始めて知ったので、ビックリした。
中垣みなさんと言うと、みゆきさんのモノマネをしている人で、自身もまた、みゆきさんのファンらしい。
人は、会いたいとか、一緒に仕事がしたいとか、思い続けて、走り続けると、いつかは、こんな風に、大好きな人に巡り合えるんだなと思った。
そう思うと、凡の思いは、まだまだ足りないんだなと、反省をしたのであります。
その中垣みなさんの役のところに、「Under Study」とあった。
その時は、何のことか分からなかったのですが、帰って調べてみると、「代役。補欠。」という意味だそうだ。
スゴイじゃないですか。
あらためて、羨ましく思いました。
でも、ガンバッテとエールも送りたいな。
スタッフの事を言ったついでに、他の人のことも、一言だけ書かせてもらっちゃお。
ヴァイオリンの、牛山玲名さん。
今回は、ヘア―にボリュームを持たせて横に分けていた。
もうゴージャスで、素敵だったな。
それに、みゆきさんが、リトル・トーキョーの曲で踊っている時に、演奏のブースが映るのですが、その時に、ちょっとニコリと笑ったような表情になるんですよね。
みゆきさんが踊っているが可笑しかったのか、そんな表情だった。
あれは、なんとも、オーケストラピットにいるけれども、みゆきさんと舞台を作り上げている人の表情だったように思う。
あの笑顔も、可愛かったです。
そして、植野葉子さんもまた、可愛かったなあ。
歌も上手いし、ステージで石田匠さんと、踊っている時も、その場がパッと明るくなるような、そんな存在だった。
葉子さんが、いなきゃ、あのステージの雰囲気は出せなかっただろうな。
あ、それから、舞台の最後の方のシーンで、雪崩が過ぎ去って、宮下文一さんと抱き合うシーンがあるのですが、その時に、葉子さんが、着物姿で転ぶんですよね。
あの転びっぷりが、上手いのなんのって。
あれは、吉本の芸人よりも、上手いですよ。
こけた瞬間に、着物がはだけて、白い足が見えるんだけれど、その足が、ぴょんと上に跳ね上がるんだよね。
いやあ、すばらしいこけっぷりです。
それとそれと、三井さん役の志村史人さん。
実に演技が上手くて、この人も、このステージには、なくてはならない人だったなあ。
あ、そうそう。
渡辺真知子さんだ。
もう、初めてキャスティングを見た時に、みゆきさんと真知子さんの組み合わせなんて、想像すらできなかった。
どうなるの?ってね。
でも、それが、公演が始まって、実際に見てみると、これがまた、はまり役なんですよね。
みゆきさんとのデュエットも素晴らしくて。
また、次回も真知子さんでやって欲しいなと思っちゃった。
本当に、素敵でした。
と、みゆきさんだけじゃなくて、色んな出演者も、素敵で素晴らしかったなあ。
愛おしい気持ちが、さらに愛おしさを増して、みゆきさんのことを思いながら、映画館を出た。
気が付くと、自然と凡の足は、またもや、券売機のフロアーに向かっている。
この後、20分もすれば、次の回が始まるのだ。
見るべきだろうか、いや、見たい。
さっきの回では、見る前に食べたトンカツのせいだろうか、みゆきさんが始まった時から、なんとも眠気が襲って来て、ふと意識が飛んでしまうことがあった。
だから、もう1回見てみたい。
というか、そんな理由じゃなくて、単純に、みゆきさんが見たいのである。
とはいうものの、身体が空調で冷え切っている。
とはいうものの、身体が冷えるぐらいで帰っては、みゆきさん愛が足りないというものだろう。
そう考える前に、切符を買っていた。
また、みゆきさんに会える。
そんでもって、今度は、どんな魅力を見つけてしまうのだろうか。

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