平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

創作劇場は、ここをクリックしてください。⇒⇒⇒

散歩散歩(851)エンケンさんの追悼ライブとみゆきさん。

中島みゆきさんの夜会工場のブログの途中なのでありますが、今日は、これを書いておきたい気持ちになり、1回だけ、みゆきさんは休憩でエンケンさんについて書こうと思います。
とはいうものの、凡の中では、みゆきさんとも繋がりがあって、何か不思議な感覚なのではあります。
エンケンさんというのは、知っている方には、蛇足ですが、遠藤賢司さんのことです。
フォークシンガーであり、ロッカーであり、なんて書いたら、エンケンさんから怒られそうですが、本人は、音楽のすべてを愛されている純音楽家とおっしゃってられるので、そう紹介した方が良いかもしれませんが、凡とエンケンさんとの出逢いは、やっぱりフォーク。
もう40年以上前になるのかな、カレーライスという曲がヒットしました。
今もエンケンさんの代表ソングのようになっています。
でも、その頃、凡もフォークとか好きで、でも、エンケンさんのカレーライスは、どうも陰気な曲だなあというぐらいの印象で、ほとんど聴くことがなかったんです。
そして、そのまま何十年も過ぎました。
その間、学生時代は、学校へ行って、帰って酔っ払う。
そんでもって、就職してからは、仕事をして、寄り道して帰るか、家で飲むか、とりあえずは、酔っ払っていた。
なので、音楽に触れる機会が、あまり無かったのです。
そんな日々が続いていた時に、あれは、縁会の年だったと思うので、2012年かな、そういえば、もう5年も経つのかな、急に、何の前触れもなく、みゆきさんが好きになってしまったのです。
理由はないのです。
突然に好きになった。
凡なりに、その理由を探してみると、確かNHKの番組で、夜会の「邯鄲」の1シーンを見たときからかもしれない。
「わかれうた」から「ひとり上手」と歌が続く部分を見て、大笑いした。
そして、思った。
この人、変わってる。
凡は、変わってる人が大好きだ。
それから、色々な、みゆきさんの映像を見るたびに、その可愛さ、何よりも白目の美しさに惹かれていったのであります。
そして、遂に、凡は、完全にみゆきさんを好きになってしまって、ミニボンに、みゆきさんを2号さんにする宣言までしたのであります。
ただ、みゆきさんを2号さんにするのには、交換条件がありまして、ミニボンも桑田佳祐さんと、3回までは、一線を越えても良いということを、凡も了承することになったのであります。
ミニボンは、桑田佳祐さんの大ファンなのであります。
というか、どこまでもアホな夫婦ではあります。
と、話が、どうしてもみゆきさんにいってしまうのですが、ここでまたエンケンさんに戻ります。
いつも酔っ払っていた凡は、音楽を聴くことも減ってしまっていたのですが、みゆきさんを好きになって、また音楽を聴くようになった。
もちろん、ほとんどがみゆきさんの曲だけれど、その他の人の曲も聴くようになった。
その中の1人が、エンケンさんなのであります。
と、前置きが長くなりまして、すいません。
これまた、NHKでフォークの番組をやっていて、そこにエンケンさんが登場したのです。
その歌いっぷりは、昔の凡のカレーライスのイメージからは想像も出来ないパワフルなものだった。
ギター1本を、これでもかとかき鳴らすエンケンさんの姿は、本当にカッコヨカッタ。
本当に、痺れました。
それから、エンケンさんの歌を聴くようになって、しばらくした頃、京都の捨得(じっとく
)でライブをやるというので、行ったのです。
そこでまた、心打ち震えることがあった。
凡は、少し早めに会場に着いたのです。
入り口で尋ねたら、ドアの前で待っていてくれという。
そこで、先に来られていた凡より年配の男性と待っていると、中からリハーサルの声が聞こえてくる。
普通、リハーサルというと、音合わせをしたり、進行を確認したりするぐらいなのではないだろうか。
でも、ドアの向こうから聞こえてくる声は、本番そのもの。
ギターを思いっきりかき鳴らし、全力で歌っている。
それを聴いた時に、先に待っていた男性と顔を見合わせて、「本気ですね。」と言った。
何か、ライブを聴く前に、既に感動してしまっている。
エンケンさんのような生き方は不器用なのかもしれないけれど、凡もエンケンさんのようになりたいと思った。
ライブが終わっって、サインをもらう時に話をすると、本当に優しい人で、それでまた好きになってしまったのであります。
岡本太郎さんが好きだというエンケンさんの言うことは、凡も岡本太郎さんを尊敬しているから、よく解る部分がある。
ただ、凡とエンケンさんが違うのは、エンケンさんは、岡本太郎イズムを継承している行動をしておられるけれども、凡は、何も行動に移せてないことだ。
情けないと思う。
そんなエンケンさんが、ガンになられた。
なられた後も、一昨年に、渋谷のクラブクワトロでライブをされて、凡も見に行きました。
その場は、本当にエンケンさんが好きな人が集まって、みんな感動のライブだったなあ。
みんなエンケンさんを応援したいために集まったような感じだった。
でも、その応援の気持ちも虚しく、昨年の秋に亡くなられたのです。
残念だ。
亡くなられる、ほんのちょっと前まで、大阪でライブをやる予定で、凡もチケットを持っていたのですが、ほんとに、直前に中止になったので、心配していたけれども、亡くなられた。
そんなエンケンさんの追悼ライブが、今日、渋谷のクラブクワトロであるのです。
行きたかったけれども、明日から新しいい仕事なので、行くのは無理だけれども、今日の今、渋谷に泊まっているので、書き留めておこうと思った次第であります。
そして、凡は、追悼ライブには行けないけれども、エンケンさんの生き方を尊敬しているし、大好きだということを書き留めておきたかったのであります。

画像

(凡が行った渋谷のライブ。2016年。この時のCDが発売されていた。)

コメント

タイトルとURLをコピーしました