平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(834)アイラブユー・ほたえてくれ!みゆきさーん。(285)

10月15日(日曜日)の深夜27時からの、中島みゆきさんのオールナイトニッポン月イチの話の続きであります。
4時台になって、本来ならみゆきさんの「なんちゃって天気予報」なんだけれど、最近は、上柳さんが登場することが多い。
別に上柳さんが嫌いな訳じゃないけれど、上柳さんは登場して欲しくない。
だって、みゆきさんの番組なんだから。
上柳さん出る分、みゆきさんの可愛い声を聞く時間が減っちゃうじゃない。
そう思っているリスナーは、案外多いのじゃないかしら。
でもまあ、みゆきさんが、そうしたいのであれば、そうすれば良いとは思うけれどね。
んでもって、上柳さんが出ていた時のお終い頃だったか、みゆきさんが、上柳さんの事を、「颯爽と歩いてらっしゃる。」みたいなことを言ってた。
放送局の廊下を、風を切って早足で歩いているのだろうか。
背筋もピンと伸ばしてね。
ひょっとして、その姿をみゆきさんは、カッコイイと思って見てるのだろうか。
まあ、それは仕方がない。
上柳さんが、颯爽と歩いてらっしゃるのは事実なんだろうから。
凡が気になるのは、みゆきさんが、颯爽と歩く人が好きなのか、どうなのかということだ。
もし、みゆきさんが、颯爽と歩く人が好きというのなら、凡も颯爽と歩きたい。
或いは、今までの凡は、まったく颯爽としてなかっただろうからだ。
凡が歩いていると、後ろを歩いているミニボンが、凡の事を、「フラフラ、フラフラ、歩いている。」と、いつも言うのだ。
そういえば、右へ行ったり左へ行ったり、オマケに身体も傾いているし、猫背だし、颯爽なんて程遠い。
こんな歩き方じゃ、みゆきさんにもダメだこりゃって思われちゃうよね。
それなら、明日から颯爽とあるくことにしようと決めたのだけれど、忘れちゃうんだ。
そんでもって、夜、家に帰ってから、今日もフラフラ歩いてたなと思い出す。
ダメだこりゃ。
しかしね。
凡は、今回の事で、みゆきさんに「カッコイイ」と思われたいのかなと自問してみると、そうではないことに、気が付いた。
もちろん、凡はみゆきさんに好かれたい。
そんでもって、男性として「カッコイイ」と思われたい。
それは、間違っていない。
でも、そんなのは、無理だ。
何故なら、凡自身が、カッコ悪いからだ。
カッコイイの反対の反対の反対だ。
と、こんな子供的表現もいれてみる。
しかし、カッコイイという状態ほど疲れるものはない。
勿論、生まれつきカッコイイ人は、カッコイイことが自然なのだから、疲れはしないだろう。
たぶんね。
でも、カッコ悪い人が、カッコイイ人を演じるとなると、これはサーカスの綱渡りのような状態が、毎日毎日続くことになる。
もし、みゆきさんが、凡のことを、カッコイイという理由で好きになってくれたなら。
そのカッコイイを維持するために、疲労困憊するだろう。
寝顔なんて見せられないよ。
同じベットじゃ眠れない。
そんなの意味ないじゃん。
と、またアホな展開は置いておいて。
カッコイイという理由で好きになった女性は、「えっ、こんな小さなことで?」というようなことで、相手が嫌いになってしまうものだ。
例えば、ざるそばを食べる時の、そばの啜り方とか、お尻がかゆくなったときの、お尻のかき方とかね。
なので、1秒たりとも気が抜けないのだ。
でも、カッコ悪いで好きになってくれたなら、ちょっとやそっとでは、更にカッコ悪いことがあっても、「まあ、そんなものだろう。」なんて、見逃してくれるだろう。
なのだけれど、果たして、みゆきさんんは、カッコ悪い人を好きになるのだろうか。
あり得ないな。
見た目はカッコ悪いけれど、何か真のある人だったら、話は別だけれどさ。
たとえば、見た目はカッコ悪いけれど、ギターだけは天才だとかね。
でも、見た目もカッコ悪いし、何もない、根っからのカッコ悪い人は、好きにはならないだろう。
つまり、凡のような人だよね。
悲しいけれど、現実だよね。
ということは、みゆきさんに好きになってもらう基準として、「カッコイイ」か「カッコ悪いか」を定規にするのは、やめよう。
じゃ、何をもって、みゆきさんに好かれたいだろうか。
そう考えた時に、今回の放送に、そのヒントがあった。
お題の「おいも」のコーナーの最後の方だったか、キューバのロスコンパドレスというデュオの焼き芋の歌というのが流れた。
その後のみゆきさんの感想にドキリとしたのだ。
「あたし、久々に、何ちゅーか、感動してしまいましたね。」みたいなことを言ったのである。
そして、「すげーやー。」と言ったんだ。
これだ、これなんだと、凡は気が付いたのであります。
凡は、カッコ悪い。
そんでもて、何もない。
そんでもって、他人より勝っているものは何1つとしてない。
そんでもって、優柔不断だし、弱虫だし、意思も弱いし。
でも、凡は昔から、人に「変わっている。」とよく言われる。
そう言われると、何となく嬉しかった。
血液型B型だものね。
ロスコンパドレスの歌は、本当に変わっている。
その歌を聴いて、みゆきさんは「すげーやー。」と言ったんだ。
そして、感動してるとも。
それなら、凡は、この「変わってる」で、みゆきさんに「すげーやー。」と言ってもらえることを目指すべきなんじゃないだろうか。
それしかない。
独創的で、ユニークで、面白い。
それだ。
凡は、昨年、大本教の本部を訪れた時に、出口王仁三郎さんの茶盌の説明に書かれていた「古今独歩」という言葉に感動したことを思い出す。
何て、開き直った言葉だろうか。
人に何と言われようと、自分の道を行く。
そこには、凡の大好きな岡本太郎イズムがある。
それは、最近みんなが使う「オンリーワン」なんて薄っぺらな言葉とはかけ離れた潔さがある。
凡は、あのオンリーワンという言葉が好きじゃない。
その好きじゃない理由は、以前にブログに書いたので、お時間があれば読んでみてくださいませね。
⇒⇒⇒https://tairabonzou.jp/201010_article_8_html
なので、これからの凡は、みゆきさんに「すげーやー。」と言ってもらえることを目標にしよう。
凡も、考えると、あと何年生きられるか知らない。
だから、みゆきさんに好きになってもらいたいとか、そんなことは、一旦横に置いておこう。
いくら凡が、みゆきさんが好きで、みゆきさんに凡の事を好きになって欲しいと願ってみても、好き嫌いの問題は、そんな理屈じゃないのである。
説明のつかない感覚的というか感情的なものだ。
でも、みゆきさんに「すげーやー。」と言ってもらえるのは、これは努力で出来る可能性もある。
たとえ、みゆきさんが凡の事を、嫌いでもね。
誰が何と言おうと、みゆきさんだけが、「すげーやー。」と言ってもらえればいい。
或いは、「凡ちゃんって、大嫌いだけど、すげーやーでもいい。」
そう考えて、何かスッキリとした気持ちになった。
そんでもって、何日か経って、凡はコーヒーを飲みながら、考えた。
「さて、古今独歩。みゆきさんに、『すげーやー。』と言ってもらうためには、どんなことをしたらよいのだろう。」
暫く考えて、天井を見上げた。
何かあったっけ?
凡が、みゆきさんに認めて貰えて「すげーやー。」と言ってもらえる何かがさ。
、、、無い。
断じて、無い。
でも、この道しかないのか。
そんでもって、今回の放送では、ウマオさんが、チェロを持ったまま転んだという話で、みゆきさんも、街中で、「しょっちゅう転んでますよ。」みたいなことを言ってた。
凡も、夜会工場vol.1で、みゆきさんがセットの後ろに行くときに転んだように見えたシーンがあった。
でも、普段の街中でも転ぶんだね。
そんな時に、そばに居て、助けてあげたいよね。
起き上がる時に手を差し出してね、、、。
と、またもや妄想が始まりそうですが、今回は長くなったので止めきますね。
んでもって、学園祭や文化祭の話もあったし、みゆきさんが上柳さんとのトークで「そうなのね~。」という時の発音が、凡には「そうなのニェ~。」に聞こえて可愛かった話や、郵貯のカードでお金を引き出す時の「番号が違ってます。」のみゆきさんが可愛かった話や、スキニーパンツの話が出て、みゆきさんのスキニーパンツをはいた姿を想像した話や、あれやこれや、いろいろ書きたいところもあったのですが、少々長くなっちゃいましたので、感想は、これで止めとこうかな。
それがいいよね。
んでもって、それにしてもさ。
凡が、みゆきさんに「すげーやー。」と言ってもらえるものって、あるのだろうかね。
無いと断言してしまったら、悲しいから。
今のところは、「あるような、無いような。」と言うことにしておこう。
と、またもや優柔不断な凡なのでありました。

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