平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。
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散散歩歩。(777)アイラブユー・ほたえてくれ!みゆきさーん。(279)

背中にピッタリと汗で貼りついたTシャツを気持ち悪いなあと思いながら、おばあちゃんの家のドアを開ける。
その瞬間、ドアから居間に風が抜けた。
熱気を帯びた風が、濡れた背中を撫でてゆく。
声を掛けながら、そのまま入って行くと、おばあちゃんは、テレビの音を居心地が悪いぐらい大きくして座っていた。
凡を見ると、「シーッ。」と言って人差し指を口に当てた。
それは如何にも、真剣な表情である。
「いる。」
そういって、肩をすぼめながら、畳の下を指さす。
「えっ、何が。」と凡が言うと。
声を潜めて、「泥棒が、いる。」と言った。
その時は、何歳ぐらいだっただろう。
おそらく90歳ぐらいか。
少しばかりボケが入っていたのだろう。
時に、そういう声が聞こえたり、見えたりしていたのだ。
とはいうものの、そういうことは、凡ぐらいにしか言わない。
気持ちを許している人には安心して喋るのだろう。
そう思うと、その泥棒の話が、愛おしくもあり、でも心配でもあった。
おばあちゃんが、泥棒がいるという言葉を聞いて、凡は「へえ。」と言って座った。
「泥棒、おれへんで。」と言って笑うと、おばあちゃんも笑った。
泥棒はいないということも解っているようで、でも、真剣にいると思って身構えているのでもあって、一体、頭の中は、どんな風になっているのだろうかと、不思議だったな。
年が年だから、そんなものだろう。
でも、ふと凡自身を見ると、最近は、自分の頭に自信がない。
まあ、それは昔からではあるけれども、最近になって気が付いた。
みゆきさんを好きになったからだ。
凡は、みゆきさんを好きになって、そんでもって、コンサートなるものに行くようになった。
好きで好きで堪らない。
なので、真剣に見るんだ。
コンサートの始めから終わりまで、目を凝らしてみゆきさんを見る。
そして、みゆきさんの声を聞く。
そして、コンサートが終わってから、その場面を忘れたくないから、何度も何度も、頭の中で反芻をするんだ。
頭の中で、みゆきさんの姿や声を、何度も繰り返して思い出す。
勿論、みゆきさんの姿を、ハッキリと思い出すよ。
でも、ふと気が付いて、たとえば1週間経って、思い出そうとすると、だんだん、凡の頭の中のみゆきさんのイメージが薄れて行っていることに気が付くんだ。
勿論、覚えてはいるけれども、みゆきさんの細かい表情が思い出せない。
そんでもって、1年たったら、これはもう、かなりの部分を忘れてしまう。
印象的な、一瞬は覚えていたりするけれどもね。
寧ろ、コンサートが終わってから食べに行ったお店の、食べたメニューの方を鮮明に覚えていたりするんだね。
そんな時に、どうして凡は、こんなに頭が悪いんだろうって悲しくなる。
或いは、脳の老化なのだろうかと、怖くなる。
そして、凡の頭の悪さを考えると悲しくもあるのだけれど、その前に、勿体ないという気持ちが強い。
折角、みゆきさんを見たのに、忘れてしまうなんて、勿体ない。
そんでもって、少し内容はズレるけれども、凡は精神的に、どこか異常なのかとも思う。
凡は、みゆきさんが好きで好きで堪らない。
なので、コンサートに行ったなら、興奮して、目がランランとして、食い入るようにみゆきさんを見るだろう。
でも、実際は、凡の気持ちとは裏腹に、すごく眠たくなるのであります。
コンサートの幕が上がるまでは、目がランランと興奮状態だ。
でも、幕が上がって、みゆきさんが登場して、「きゃー。素敵。」なんて思っていても、思っているのだけれど、同時進行で、どうにも眠たくなってくるのである。
瞼が閉じそうになる。
ああ、ここで寝てしまったら気持ちが良いだろうなと思いながら、必死に耐えて、目を開けて、みゆきさんを見るのだ。
可笑しいよね。
明らかに凡の脳は異常であるだろう。
でなきゃ、大好きなみゆきさんのコンサートで眠くなる筈がない。
ひょっとしたら、軽いナルコレプシーなのだろうか。
そういえば、凡は夜も眠るのが苦手だ。
どちらにせよ、睡眠障害なのだろう。
そんな訳なので、今までは、コンサートに行く前に、カフェインのドリンクを何本も飲んだり、カフェインのドロップをなめたりしていたのだけれど、これがねえ、何とも効かないんです。
多少は、しっかりとはするけれども、対して効果がない。
というようなこともあり、凡の頭の悪さからくる、みゆきさんを覚えてないということと、大好きなみゆきさんを前にして眠くなるということを、これは何とかしたいと思っていたのであります。
でも、兎に角、頭を良くして、みゆきさんの姿や声を、出来るだけ長い時間、出来るだけ鮮明に、記憶にとどめておきたいと思うようになった。
そんな時に、都市伝説の本で、スマートドラッグが、前よりもずっと進化しているということを知った。
スマートドラッグとは、人間の脳の機能や能力を高めるサプリメントのことです。
もともと頭悪いのだから、今からいくら鍛えたって、たかが知れている。
それなら、サプリメントの力を借りて、少し頭の下駄をはかせることの方が、実際的だろう。
ということで、昨年の夜会「橋の下のアルカディア」の時から、そんでもって、今回の「一会劇場版」も、スマートドラッグを飲んで見に行った。
感想としては、やっぱり、少しは頭がハッキリとしているような気もしないではないような、そんな気もしないでもない。
でも、スマートドラッグは、これからもっと注目を浴びるというか、普通に生活の一部になるでしょうね。
あのホーキング博士も、スマートドラッグがこれからの人類を変えるというようなことを言っているらしいです。

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そんでもって、そのホーキング博士が飲んでいると言われるスマートドラッグが、COGNI-Qだ。
噂というか聞いた話ですが。
ただ、同じ商品は手に入らなかったので、同じ成分のPQQの入ったものを取り寄せた。

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(同じ成分のもの)
んでもって、さらに同じような名前のCogni-Qというものも取り寄せる。
こっちの方は、成分が違って、Angelicaというものが主成分だ。

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(名前似てるけれど、全く違う成分のもの)
試してみた結果は、成分の違う商品の方が、ややハッキリとするような気がした。
計算とかで確かめた訳じゃないですけれどね。
んでもって、さらに、いつも取り寄せているピューリタンズプライドのFOCUS&ENERGY FORMULAも試す。
カフェインが1カプセルに200mg入っていて、1日に2カプセル以上飲んではいけないと書かれている。
これも少しは効いているような気もする。
ただし、今は何故か同じものが売っていない。

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(見た目は効きそうですよね)
その他にも、今まで頭に効くというサプリメントを何種類も試してみたけれども、「わお。これはスゴイ。」というものは見つかってはいない。
とはいうものの、そこまでスゴイものは、少しばかり怖い気もしますが。
ただ、今年もまた、年末にみゆきさんが、何かのコンサートのようなものをされるのではないかと思う。
その時までに、もっと頭のよくなるサプリメントを探さなきゃと思う凡なのでありました。
或いは、頭に電極を取り付けて、ビビっとすると、みゆきさんを鮮明に記憶することが出来るチップとか発明されないかな。

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