平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

創作劇場は、ここをクリックしてください。⇒⇒⇒

散散歩歩。(637)台北ピーチ2990円の旅。(2)

台北に着いた夜。
ホテルのスタッフのお姉さんには寧夏夜市を教えて貰ったんだけれど、そこは凡も好きな夜市なんだけれど、以前に行ったことがあるし、今回はミニボンがマッサージをしてみたいというので、そのお店の近くにある夜市「雙城街夜市」に行くことにした。
地下鉄台北駅から民権西路駅まで移動する。
駅を出たところの案内板で場所を確認していると、既に少し向こうに歩きだしていた40歳ぐらいの女の人が、大丈夫ですか?というような雰囲気で戻ってきて話しかけてくれた。
片言の英語で道を教えて貰う。
日本語も出来ないのに、よく声を掛けてくれたと思うと、その心づかいが嬉しい。
それにしても、毎回台北に来るたびに思うのは、台北或いは、台湾の誰もが本当に親切なんですよね。
こういう親切な目にあう度に、凡もまた日本で道に迷ったりして困っていたら、助けてあげなきゃと思う。
教えられたとおりに行ったが、曲がる地点などを、もう一度ガイドブックで見ていると、道端に単車を停めてヘルメットをかぶったまま動かないでいる少し恐そうな男性が、こちらの様子を見ていた。
ひょっとして気にしてくれているのかと思い、地図で今の場所を訊いたら、わざわざ単車を降りて、明るい場所に移動して、ヘルメットを脱いで、地図を見て教えてくれた。
またもや、親切にありがとうであります。
そんな感じてたどり着いた雙城街夜市は、来てみて分かったが、以前に一度来たことがある。
規模も小さなローカルな感じの夜市だ。
ぐるっと回ったら、あまり食べたいようなものはなかった。

画像

でも、もう23時前であるので、どこかで食べようと考えたら、一番道に近い場所にある屋台が賑わっていたので、そこで食べることにした。
蚵仔麺線というカキの細めんと、炒麺の小、それに屋台のおっちゃんのオススメの海老のから揚げを注文。
カキの細麺は、あっさりとしていて香草の香もよく、カキも沢山入っていた。
エビのから揚げは、これは間違いない味だ。
3品で、240元。

画像
画像

食べ終わって歩いていると、薬局があった。
凡もミニボンも、喉が痛くて風邪のような症状だったので、風邪薬を購入。
オススメを聞いたら、日本の風邪薬だった。
營昌薬局さん。風邪薬、1箱100元。

画像
画像

さて、ここでミニボンが考えていたマッサージだ。
お店の前まで来たら、意外と入口が狭くて入りづらいからか、時間も遅いからか、「もう、マッサージは、いいかな。」なんてミニボンが言った。
でも、せっかく来たんだしと思っていると、階段の上から女の人が降りて来て、凡とミニボンに声を掛けた。
今からでも大丈夫と言うので、マッサージをしてもらうことにする。

画像
画像

(入口は狭いです)
2階に上がると、カウンターがあって、ベッドが8台ぐらいかな、見えた。
コースは、何種類もあって、その中の足裏と肩首のマッサージの安いコースをお願いする。

画像
画像

スタッフは、たぶんご夫婦なのかな、男性と女性の2人だけだ。
まず、ベッドにミニボンはうつ伏せに、凡は上向きに寝るようにと言われる。
すると、ミニボンはすぐに肩のマッサージが始まった。
凡は上向き寝て、先に足裏をマッサージするようなのだけれど、見ると枕も少し古そうで、出来ればタオルを1枚乗っけてほしかったが、そのまま頭をのせた。
強さは大丈夫かと聞かれたが、今まで2回足裏マッサージをやったが、一番軽いタッチだった。
それにしても、凡は左足からマッサージが始まったのですが、この左足が結構な時間をもんでくれるのです。
横のミニボンが肩と首のマッサージが終わっても、まだ凡は左足のマッサージだ。
そして、ようやく右足のマッサージになったときに、ミニボンを見ると、既に肩と首と左足も終わって、凡と同じ右足をマッサージされていた。
どうも、オッチャンの方が丁寧にじっくりやってくれるようであります。
でも、そこは夫婦なのか、最後にはほぼ同じぐらいに時間を合わせて終了。
その後、奥でプラスチックの桶に足をつけて足湯をする。
やってもらった感想としては、値段が安いので気軽に来やすいということはある。
ガイドブックにアットホームな雰囲気と書かれていたが、間違いなく気兼ねしないでいい雰囲気である。
庶民的というのだろうか。
でも、ミニボンは、2、3日前から背中が痛かったのだけれど、マッサージをしてもらったら、その痛みが消えていたそうです。
単純な仕組みの体だね、ミニボンは。
或いは、マッサージの名手だったのか。
お聞きすると、日本人もよく来店するそうです。
なので、簡単な日本語は大丈夫。
三葉足裏養生館さん。
肩と首と足裏のマッサージ。499元×2人。

画像

(犬は、マッサージをしなくても、気持ちよさそうだ。)

画像

(猫ちゃんと目が合った)
マッサージを終えて外へ出ると、もう24時を回っていた。
この夜市に来たなら、是非に寄りたい店があったので、ついでだから入ってあるものを買った。
それは、ベルトだ。
凡は、何年も前に、ここでオートマチックのベルトを買って、それ以来その魅力に取りつかれているものである。
それは、ベルトのどの位置でも止めることが出来るものです。
日本にも、どの位置でも止めることが出来るベルトはあるのですが、留め具でベルトを挟んで止める仕組みなので、使っているうちにベルトが傷んでしまう。
でも、台湾のものは、ベルトの中央部に付けられた溝のポッチで止める方式なので、ズレないし、傷みにくい。
韓国にも似たようなものがあるが、溝が浅いので、すぐにズレてしまう。
このベルトは、台湾に限るのであります。
勝立生活百貨さん。
オートマチックベルト499元。

画像

(色んな雑貨を扱っていて、見ているだけで楽しい。)

画像

(ベルトの裏の溝がアイデアなんですね。)
そして、コンビニがあったので、明日からの移動に備えて、悠遊カードを購入。
500元×2枚。(このうち100元は、デポジット代)
この悠遊カードは、台北の地下鉄やバスで利用できるカードで、非常に便利なものです。
特にバスの場合、入るときと出るときに、このカードをかざすだけで清算ができてしまう。
なので、小銭を用意する必要もないし、予めある程度の金額をチャージしておけば、交通費の金額を気にする必要もないのであります。
さて、もう24時も回っているので、地下鉄もないので、タクシーでホテルまで戻った。
雙城街夜市からコスモスホテル台北まで、タクシーで130元。
ただ、凡はアルコールを摂取してから寝たかったので、コンビニでおにぎりと、せっかくの台湾だから、パイナップル味のビールを買って部屋で飲むことにした。
ビールとおにぎりで62元。
部屋に戻って、シャワーをしてソファでくつろぐ。
何か、2泊しかないので、寝る時間が勿体ないような、そんな気持ちで明日の予定などを考えながらパイナップルビールを飲んだが、これはビールと言うよりパイナップルジュースだったが、これもまた楽しいのではあります。
さて、明日はミニボンの希望していた野柳に行くのでありますが、早めの出発のため、この今の時間をもっと楽しんでいたい気がするが、寝ることにした。

画像
画像

=========================================
平 凡蔵。へのファンレターや
       お褒めの言葉は
sansanpopo@tairabonzou.jp
=========================================

コメント

  1. ゆけむり より:

    なんと言う偶然
    自分も台北に行った時、雙城街夜市のすぐ近くのホテルに宿泊し、もちろんこの夜市に行きました
    それと凡蔵さんがベルトを買った勝立生活百貨にも行きました(笑)
    足ツボ店は「足津マッサージ」でしたけどね
    おっしゃる通り台湾の人は親切ですよね
    親日家が多いんでしょうが、当時の日本軍がした事を考えると、心の広い人が多いんだなぁと嬉しくなります
    ところで今回の旅で台湾の物価は上がっていましたか?
    昔とそれほど変わっていないように見受けられましたが、実際はどうなんでしょうか?
    パイナップルビールなんてのがあったんですね
    ジュースみたいのようですが、ちゃんとアルコールは入っていましたか?

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    夜市も、いろいろ特色があって、いろいろ見て回るのは、楽しいですよね。
    それと、ゆけむりさんと、同じようなところに行っているのは、これは楽しいシンクロですね。
    それと、親日に関しては、当時の国民党への怒りの裏返しの部分もあるのかなと思います。
    大陸から来た腐敗政治の酷さに比べたら、まだ日本人の方が良かったというような。
    でも、そんなことを度外視しても、兎に角、もともと台湾の人は、こころの底の部分に、いっぱい優しさを持った人が多いと思います。
    それから、物価については、昔行ったときの価格は覚えていないんですが、感覚としては、上がってないと思います。
    特に、交通費が安いのが、良いですね。
    パイナップルビールは、アルコールは入ってましたよ。
    でも、味はまったくジュース。
    二日酔いの朝に飲むのにはいいかもです。

タイトルとURLをコピーしました