平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(617)熊本の凡・ミニ旅。(2)

昨日、プサンの旅から帰って来ました。
またその時のレポートなどをアップしたいなと思いますので、よろしければ是非お付き合いくださいませ。
まずは、その前にミニボンとの熊本の旅行の話の続きをしたいと思っております。
そう思って帰ってきた昨日。
熊本で震度7の地震のニュースが流れてきました。
凡は、旅行へ行くと、その土地や、そこに住んでいる人が大好きになって帰ってきます。
旅行をするたびに好きな土地と人が増えていくんです。
今回の旅も、熊本と熊本の人が大好きになって帰ってきました。
そんな中での地震のニュースは、どうにもビックリしたのと、大丈夫なのだろうかという心配とで、目が離せません。
今は、少しで早く復旧されることと、被害にあわれた方の救済を祈っております。
今回の熊本の旅のレポートは、そんな熊本大好きなテンションのまま、楽しい雰囲気で書いていきたいと思います。

内牧でバスを降りる。
さて、ここから歩いて明行寺へ行ってみよう。
どっちの方角かなと地図を見ていると、バスの運転手が凡の横にバスを停めて、どこへ行くのかと大きな声で話しかけてきた。
凡は、明行寺ですと答えると、行き方を教えてくれた。
兎にも角にも、親切に感謝であります。
お目当てのお寺は、内牧のバス停のすぐ裏側にあった。
ここは漱石の「二百十日」に登場するお寺である。
門前に漱石の石碑があった。
中に入ると、本堂があったが閉まっていたので境内の写真を撮るだけでやることがなくなった。
漱石の小説に登場すると言っても、その小説の中で結局、主人公はお寺の中に入ってないようなのです。
なので、凡もその真似をして門を出た。

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(門の横にある漱石の小説の1部分の石碑)
ここから歩いて夏目漱石記念館まで10分ぐらいだろうか、ぶらぶらと街並みを見ながら歩く。
すると左手に凡の今日の宿が見える。
それを横目で見ながら通り過ぎると山王閣というホテルがあって、資料館はその敷地の庭の中にある。
フロントで声を掛けると、そのまま靴でロビーを抜けて庭に出ると資料館はあるという。

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(資料館のある山王閣さん。優しそうなフロントの人がいた。)
言われたとおりに庭に出ると、小ぶりの落ち着いた庭で、小さな池を渡ったら、漱石の上半身の像が建てられていた。
お目当ての資料館は、庭の端にある。

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(味わいのある庭)
少し古くなった民家のような見た目で、入口のドアが取って付けたように壁にあって、下半分はベニヤ板で補修をしてある。
そのドアに小さな「漱石記念館」のプレートが貼られていた。

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(漱石資料館)

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(入口の雰囲気がいいですね。)
記念館は2階建てで、まずは1階を見てみることにする。
岸恵子さんの撮影のロケで来られた時の色紙などが掛けてあったり、その他は漱石のパネルや当時のホテルのパネルなどがあるが、資料的には、これといったものがない。
2階に上がると、漱石が使っていた部屋を再現しており、机にヱビスビールが置いてあったり、当時使っていた火鉢があったりするが、部屋全体的が日焼けをしている感じだ。

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(2階)

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(1階)
この記念館は、漱石が止まった部屋を保存したものだそうです。
ということで、展示されている資料は、コピーであったり、大したものはないけれども、この部屋自体が資料というべきものであろう。
代金は、保存のためのこころざしとガイドブックに書いてあったので、2人で1000円をフロントの男性に渡した。
さて、そろそろホテルのチェックインの時間だし、すぐ近くまで来たのですが、まだ少し大丈夫なので、またお寺の近くまで歩いて、ガイドブックに載っている「Patisserie d‘Aso MIYUKI」さんというケーキ屋さんを覗きにいった。

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ケーキはどれもおいしそうだ。
とはいうものの、今からホテルで夕食を食べるので、ケーキはいらない。
でも、ちょっといい感じのお店だったので、日持ちのするクッキーを買う。
これが、ナッツが沢山練りこんであって、たまらなく贅沢な味だ。
それと何より、お店の名前がいいですよね。
MIYUKIさん。
お店を出て店名の写真を撮っている凡を見て、「それでお店に行こうっていったんや。」とミニボンが言った。
そういう訳でもないのだけれど。

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(MIYUKIさんのクッキーは、本当に美味しいです。)
さて、そこからまた聞き返してホテルに歩いて向かう。
ホテルの建物の下に着いたら、大浴場の小さな建物があった。

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(ホテルに着いた。)

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(ホテルの入口に行くまでに大浴場があった。)
そこを越えて回るとホテルの入口がある。
自動ドアが開いたら、そのドアの手前までチェックインの行列ができていた。

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(フロントのある入口)
1階には、フロントの他、お土産売り場と館内で着る浴衣を選ぶコーナー、休憩したり待ち合わせたりするテーブルや椅子があったが、ホテルに入ったときの印象は、やや狭いかなという感じだ。
チェックインした人だろうか、何人もがその辺に滞留しているので、尚更そう感じたのかもしれない。
さて、凡もチェックイン。
部屋は2階の露天風呂付和モダンルームだ。
1泊2日、2食付きで、1人13800円(2人で27600円)
部屋に入ると、ベッドが2つと、やや狭いカラーの畳。
そして、正面に全面ガラスの壁があって、その向こうに露天風呂があった。

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凡は、このホテルを予約するときに、まず楽天トラベルで空き部屋を検索してみた。
すると一般客室なら空いている。
でも、露天風呂付は満室だった。
この時点で、どうしてもこのホテルでなきゃということでもない。
でも、夕食がバイキングで極端な偏食のミニボンも食べれるし、温泉もあるし、阿蘇の景色も綺麗だろうなと思って、ここに一旦決めたのであります。
今までの凡だったら、ここで間違いなく一般客室を予約している。
でも、どうせなら、露天風呂付というものもいい。
何故なら、凡もミニボンも露天風呂付の部屋に、今まで1度も泊まったことがないからだ。
値段もそれほど変わらないので、露天風呂付にしたいな。
でも、露天風呂付は満室なのである。
こういう場合は電話に限る。
果たして、ホテルに直接に電話をしたら用意ができるというので、今回は目出度く露天風呂付の部屋となったのであります。
さて、部屋に入って、その露天風呂が目に入った。
思ったより広いなと思った。
ホームページの写真では、もう少し幅が狭いように見えた。
それに、予約の電話を入れた時に、ベランダに設置された露天風呂ということだったので、期待をしていなかったのです。
ミニボンは、露天風呂を見て、ビックリするほど喜んでいた。
それなら、良かったと思った。
夕食まで、まだ時間があるので、初めての露天風呂といきましょう。
横のドアから、ベランダの露天風呂に出ると、石でできた湯船がある。
目測では2.5メーター×3メーターぐらいだろうか。
石でできているので滑ることもないし、サラッとした感じなので、気持ちいい。
湯船の横に洗い場があって、ここだけで全部間に合う。
ベランダからは、阿蘇の山々が遠くに見え、ホテルの近くの畑なども見える。
気持ちのいい風が吹き込んで、ついつい風景に見とれてしまう。
真っ裸で見る阿蘇は格別だ。

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(湯船)

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(洗い場)

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(ベランダからの風景)
さて、湯船につかって今日の疲れをとろうか。
足を伸ばしても、まだ余裕がある。
これなら、露天風呂も値打ちがある。
ただ、湯船につかるとベランダの柵が胸ぐらいまであるので、阿蘇の景色は見えない。
見えるのは空だけだ。
とはいうものの、その広さと開放感で、露天風呂付の部屋にして良かったと思った。
何より、ミニボンが、すごく喜んでくれたので、それが良かった。
さて、温泉も入ったので、あとは夕食まで明日の予定でも考えよう。
明日は朝から熊本市内へ出て、市内を少し観光。

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sansanpopo@tairabonzou.jp
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コメント

  1. ゆけむり より:

    まず、凡蔵さんが行かれた熊本が大変な事になってしまいましたね
    自分も熊本は何度か行った事がありますし、凡蔵さんの熊本旅に触発されて自分も行きたいと思っていたところでした
    軽々しい事は言えませんが、皆さまの無事と早急な復興を願いたいと思います
    さて宿泊されたホテルですが、外観は和モダン的
    入口は純和風っぽい感じでかなり良い感じですね
    なるほど、奮発して露天ぶろ付きの部屋に宿泊されましたか
    これは贅沢ですよね
    まさに非日常を味わえ、優雅なひと時ではないでしょうか?
    自分は一度も経験ないのですが、いつかは泊まってみたいと思っています
    画像を見るとネットで見る露天ぶろ付きの部屋の風呂よりも一回りも二回りも大きいですね
    これならお二人で一緒に入れますね
    しかも湯に浸かりながら阿蘇の山々を眺められるなんて、奥様が大喜びされるのも頷けます!
    湯船に浸かりながらビールなんて事も出来ますし、テーブルセットもあるからタオルを腰に巻いたまま、冷たい空気にほてりを冷ましながらビールなんて贅沢な事も出来ちゃいますね

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    熊本の地震は、まだ現在も続いていることが、どうも心配もあり、テレビの報道を見ていると、こんな言い方はどうか分かりませんが、気の毒で仕方ありません。
    兎に角、先日行ったとばかりの土地のことなので、気になります。
    今までも、温泉のホテルに泊まった時に、露天風呂付のホテルのプランを見かけたことがありますが、部屋についている露天風呂なんて、狭いだろうし、大浴場があるなら、そっちの方が楽しいに決まっているだろうと思っていたんです。
    でも、今回泊まってみて、これもまた楽しいなと思いました。
    なので、今まで泊まったことはないというか、露天風呂付の部屋なんて不要だと思っていたのですが、次回からは選択肢に入れて検討しようかと思っています。
    とはいうものの、露天風呂付の部屋は大体において価格が高いですからね。
    やっぱり一般客室となるかもしれませんが。
    コメントを拝見して、そうだ、それがあったんだということ。
    露天風呂でビール。
    部屋付きの露天風呂だったら、それができたんですね。
    気が付かなかった。
    これは残念。

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