平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

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散散歩歩。(580)アイラブユー・ほたえてくれ!みゆきさーん。(222)

東京の大井町のアワーズイン阪急で迎えた28日の朝。
今回の東京の目的の中島みゆきさんのコンサートは、26日と27日で終わってしまった。
とはいうものの、せっかくだから東京を観光でもして帰ります。
そこで、取り敢えずはキャリーバッグをホテルから自宅まで宅急便で送って身を軽くした。
そんでもって、ホテルの下にあるモスカフェで朝食。

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今日の予定は、2か所考えている。
どちらも下北沢にあるから、回るのには都合がいい。
さて、最初の目的地は、下北沢にあるジャズバー「LADY JANE」だ。
何故ここに行きたいかというと、これは推測でしかないのでありますが、最近発売されたみゆきさんのCDに、同名の曲が入っていて、それがどうもこの下北沢のレイディージェーンなのではないかと思ったからだ。
その根拠は何もない。
でも、他にそんな名前のお店も知らないものでもありますので、それに場所として雰囲気だ。
このお店はもともと、俳優の松田優作さんがよく行かれていたお店ということで有名だったようです。
あらかじめ調べた地図を頼りにお店の前まで行って見ると、意外と車のよく通る道路に面した、日当たりの良い喫茶店のような雰囲気の店だった。
想像では、少し狭い路地の奥の薄暗いお店という感じだったので、なんだか拍子抜けした感じだ。
というか、そもそもここが歌に出てくるお店なのか。
そして、みゆきさんも行ったことがあるお店なのか。
どうにも正解を知りたいものではありますが、たとえ正解を知ったところで、どうということもないわけでありまして、正解だから後日に行ったとしても、そしてたとえみゆきさんに出会えても、凡である凡は一言の声もかけられずに酒をあおるだけだろうとは思うのであります。

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そんでもって、凡が行ったのは午前中。
もちろんお店は閉まっているので、写真だけ撮って立ち去った。
さて、今日の予定の1つは、早くもクリアした。
残る1つの予定である。
それもまた、ここ下北沢にあるのであります。
それは、下北沢にあるビレッジバンガードである。
ビレッジバンガードは、もちろん大阪にもあるのですが、下北沢には下北沢にしかない企画をやっていると聞いたのでありまして、それは何かというと、テレビの超ムーの世界Rでもおなじみのサイキック芸人のキックさんが担当された「ムーのコーナー」なのであります。
ムー大好きな凡としては、これは行ってみたいのでありまして、東京へ行く前から考えていたのであります。
さて、ビレッジバンガードに入ってムーのコーナーを探す。
お目当てのコーナーは思ったより小さくて、とはいうものの、ちゃんと立派にコーナーとしてありました。

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そんでもって、ついつい本を読んだり、またムー以外のコーナーでも本やグッズをみたりしていたら、結構時間が経っていた。
しかも、何となくいいなと思った本やCDをカゴに入れていたら、本を8冊とCDを1枚買ってしまうことになってしまった。

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まだまだ以前に買って読もうと思っている本が自宅に山のように積まれているのに、更に思い付きで買ってしまうなんて、凡の直感はどうなってるの。
でも、本というのは出会いでありまして、その時に買わなきゃいけないものでもあります。
そんなことで、なんだかんだ言っても、楽しんでお店を出たのであります。
ここでもうお昼なので、ランチといきましょう。
下北沢の若者がよくいくお店なんかも行きたいわけなのですが、それをわざわざ調べる凡でもないわけでありまして、目についたお店に入ることにした。
Palazzoさん。
カフェのようなおしゃれな店構えです。

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それに、表のサンプルを見ると、カレーにスパゲティ、それにフライなどが1プレートに盛り合されていて、更にドリンクもついて463円だという。
安いし、ヤングな感じだ。
久しぶりに使ったヤングという言葉。
今のヤングは何ていう言葉で表現するんだろうか。
ナウも古いもんね。
凡は、それの大盛りの1.5メガというものを注文。
これだけ盛り合されているのでお値打ち感がある。
それに料理の出てくるのも早い。
ただ、作り置きしているものを盛り合せるだけのところもあって、アツアツではないのでありますが、今のヤングはこういうものを食べているんだと思うと、何か新しいことをした気分で楽しかった。
さて、今日の予定の2つは既にミッションをクリアということで、次はどうしようかと考える。
取り敢えずは渋谷まで戻る。
そんでもって思いついたところは、代官山だ。
なぜこの代官山を思いついたかというと、ミニボンはサザンオールスターズの桑田さんの大ファンである。
そのファンクラブ、サザンでは応援団というのですが、の会報誌が代官山通信という名前なのです。
なら、代官山に行けばサザンの風も感じられるかもしれない。
そんでもってサザンの風を感じるお土産なんかもミニボンに買えるかもしれない。
そんな風に思ったのであります。
渋谷から代官山までは電車で1駅だ。
着くと、そこらあたりを歩く人が、何とも独特の雰囲気というか、歩く人みんな可愛いのである。
これは素晴らしいところへ来たものだ。
そんな嬉しさを胸に歩き始める。
取り敢えずは、みんなが歩く方に向かって、同じように凡も歩く。
そしておしゃれなお店が点在する道路を渡ったところに、こんもりとした小さな山というか塚が見えた。
面白いなと思って行って見ると、小さいながらも神社だった。
猿楽神社だ。
それは、猿楽塚という古墳の上に立っている。

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今年は申年である。
これはお参りをしたなら、何か良いことが起こるかもしれない。
塚を上ると神社の祠がある。
「むにゃむにゃ、、、中島みゆきさんと縁が結ばれますように。」
と、これはお願いをしておかなきゃいけませんよね。
そんでもって、お参りを終えて下に降りて、その横のお店に向かおうとしたら、6、7人の女性が集まっていて、何やら独特の雰囲気だ。
誰かにお見送りの挨拶をしているようで、また近くの人がそれを見ているようである。
するとその挨拶をされていた女性の2人組が凡の方に歩いて来て、凡とすれ違った。
見たことがあるなあ。
と思ったら、すぐに気が付いた。
歌手の工藤静香さんだった。
スラッとしたスタイルで、毛むくじゃらの大きな犬を引っ張っていた。
凡は、すれ違ったまま歩いて行って、さっきの人が集まっているところまできてから振り返る。
そして、そこにいた女の子3人に、尋ねるとやっぱりそうだったと解って、女の子3人組とキャーっと声を上げる。
有名人に会っちゃったよ。
しかも、結構な有名人だ。
もう一度、キャー!
いや、違う違う。
そうじゃないんだ。
神様、間違ってるよ。
さっき猿楽神社でお参りをしてお願いをした神様。
違うんだってば。
凡がお願いしたのは、中島みゆきさんとの縁なのでありますよ。
工藤静香さんとの縁じゃありません。
とはいうものの、工藤静香さんもみゆきさんの曲を歌っていたこともあるわけだし、まったく縁がないということでもない。
今回のことは始まりだ。
まずは、遠回しに縁が繋がるのかもしれないね。
キャーと叫んだ後に、女の子3人組と後を少し追いかけたが、もういなかった。
すぐに消えた儚い縁だったのであります。
さて、良いこともあったし、さらに代官山を散策といきますか。
ぶらぶらと無暗に歩き回って、目黒川のところではドラマの舞台になったんだなと写真を撮ったりして、最後は蔦谷書店まで戻ってきた。

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ここは面白い本屋ですね。
時間があれば、これまた何時間でも費やしてしまいそうである。
ただ、最近こんな形態の本屋が多いのでありますが、これでいいのかと思う。
何がこれでよいのかというと、本屋の中にカフェがあって、本屋に置かれている本を自由にカフェで買う前に読むとが出来るのである。
立ち読みならぬ座り読み、というかお茶しながら読みである。
しかも、足を組んだり、ダランとした姿勢で読んでいるのである。
図書館ちゃうっちゅうねん。
ここは本屋やっちゅうねん。
そんでもって、あんたの自宅ちゃうっちゅうねん。
本屋というところは本を買うという前提でもって入るところである。
そして、立ち読みもするだろう。
そして、それは楽しい。
でも、最終的には買うという前提があるのである。
もちろん、その本が立ち読みをしてみたら、存外に詰まらないものだったということもあるだろう。
そんなときは買わなくていい。
詰まらない本に、立ち読みをした義理を果たす必要はない。
でも、あくまでも立ち読みは、自分の探している本に出合うためのものであるはずだ。
それは、自分の興味のある分野だったり、或いは興味がなかったけれども偶然手に取ったら面白かったとかね。
とにかく、自分と本の縁をつなぐ場所なんだ。
それが、この蔦谷に代表される最近の本屋は、自らその目的を忘れてしまって、とにかく話題を集めて集客することだけに囚われているのではないだろうか。
しかもである。
本というのは、物体であるけれども、物体ではない。
紙に文字が印刷されていて、それを束ねたものであるけれども、その本質は、その紙を束ねたものではないのである。
その文字で表そうとした形のないものが本の本質なのである。
言葉にできない形而上のストーリーだったり理論だったり、そんなものが本の本質である。
詰まりは知的財産。
それを、お茶しながらゆっくりと読むなんてことは、それを盗む行為と同じであって、してはいけないことなのではないかと思う。
それをしたいなら、たとえばカフェで読んだページ数だけお金を払うとか。
無形の創造物にも、その対価を払うべきだと凡は言いたいのであります。
と同時に、蔦谷さんに、そのところをもう一度考えてほしいのであります。
そんなことを考えながら、ぶらぶらと歩いていると、あることに気が付いた。
それは、蔦谷さんの周りにはオシャレなカフェがいくつもある。
そこにはお客がいる。
それは、そうだ。
そのお客の9割は若い女の子なんだ。
これは驚きじゃないか。
素晴らしいじゃないか。
そしてさらに観察すると、その女の子の9割が可愛いのである。
こんな地域が、この日本に他にあるだろうか。
詰まりは、代官山のカフェには、9割の9割だから、81パーセントの割合で若くてかわいい子が、楽しそうにお茶しているという訳だ。
しかも、ツバ広のハットを被っている女の子は、ほぼ全員が可愛いと言って間違いがない。
大好きだ。
凡は代官山が大好きだ。
「ウォー。」
感極まって雄たけびをあげそうになる。
そして、ショウウインドウのガラスに映った凡自身の姿に気が付く。
「ウォー。」が「ハア。」というため息に変わってしまった。
少しばかりショックを感じた凡は、代官山から歩いて渋谷まで歩く。
新しい街並みを見ながら歩くのは楽しい。
とはいうものの、キャリーバッグは宅急便で自宅に送ったものの、今持っているバッグには、アイパッドやカメラ、それにメモ帳など、重いものがたくさん入っている。
しかも、午前中にビレッジバンガードで買った本も入っているので、重くて重くて。
それを持って歩き回ったものだから、もうへとへとである。
少しばかり時間が余ってはいるけれども、成田空港まで帰ることにした。
ちょうど東京駅からバスが出ていたので乗り込む。
そして成田で飛行機を待っていると飛行機の準備が遅れているという。
結局30分遅れて飛び立った。
ということは、関空着も遅れるということである。
22時25分着の予定がが、22時54分ぐらいに着いた。。
となると、関空からの電車も予定と変わってくる。
着陸したらアイフォンで電車の時間を確認する。
ギリギリだ。
飛行機から連絡バスまでも走って、バスの到着したところからは、さらにダッシュでJRの駅まで走った。
凡も走るけれども、みんなも走る。
何となく楽しい。
なんてことを言ってはいられないのでありまして、何とか23時09分発の天王寺行きに乗り込むことができたのでありました。
これに乗り遅れたら、自宅の門真市までは乗り継げなかったのでありまして、天王寺からタクシーになっていたわけで、往路と同じく、せっかくピーチで安い便を予約したのに、何をしているのだろうということになっていたのであります。
とりあえずは、無事に門真市までもどってまいりました。
今回もまた、みゆきさんのコンサートに行かせてくれて、ありがとう、ミニボン。
ということで、今日のブログは、かなり長くなってしまって、すいません。
また、読んでいただけたなら、それは本当に、ありがとうございました。
というのも、これを書いているのは2月6日の深夜というか、7日でありまして、この8日には、また中島みゆきさんのコンサートに東京へ出発しなきゃならないので、何としても今日中に書いてしまいたかったのであります。
なのでありますが、そこが凡なのでありまして、書くだけ書いてアップするのを忘れていました。
んでもって、2月10日というか、日付が変わって11日になってしまいましたが、帰ってきまして、やっとアップであります。
これから2月の8日と9日に、またもや一会に行ってまいりました、そのブログも書いていきたいと思いいますので、もしよろしければお付き合いくださいませ。

コメント

  1. うかれぶた より:

    こんにちは♪凡さん(^o^)/
    下北沢、猿楽町も代官山も お話を聞くだけで、空気が伝わってきますね~♪
    そこを歩くだけで、何か古の時代に包まれたような感覚。都会なのに 何か懐かしい建物の趣きの中を 探索をしてみたくなる。
    代官山、猿楽町は、動物好きの私には とても愛着があり、当時家から目的もなく、ふらふらと歩いたものです。みゆきさんも、ふらふらと歩いたと思います♪下北沢、この趣も、、
    みゆきWORLDでは ないでしょうか。
    工藤静香さん!みゆきさんが、彼女に貰ったネックレスを自慢してた所をみると、歌の提供だけでなく、かなり親しいですね!!羨ましい。そんなオーラに近付いた凡さんも、、かなり みゆきさんとの近距離が期待できますね!
    糸井重里さんとの対談の時の、みゆきさんの衣装は、透けるように柔らかなシフォン地に、花鳥風月!!みたいな模様が施されている、とても素敵なワンピースだった記憶が残ってます♪
    私も、そんなのが大好きで、、みゆきさんも 大好きなのを、衣装さんは熟知しているのだろうなぁ♪と思います。
    という事は、みゆきさんと私の好みは同じ(^o^)/
    またも妄想全開。

  2. 平 凡蔵。 より:

    ありがとう、うかれぶたさん。
    代官山は、やっぱり芸能人が多いのでしょうか。
    それにしても、偶然に工藤静香さんに会えるというかすれ違うのは、やっぱり東京だからですよ。
    東京はいいなあ。
    でも、みゆきさんは代官山のイメージないですね。
    どちらかというと、やっぱり下北沢。
    それも、会えるのは安いお店のような気がする。
    そういえば、下北沢に行ったときに、確か記憶では、うかれぶたさんが下北沢で撮った写真がなみふくに載ったとか、何かそんな話をしてられましたよね。
    そんなことを思い出しましたよ。
    みゆきさんは、柔らかなワンピースもすごく素敵なことは、これは間違いがないのですが、私は、DVDになっている歌姫を歌っているときのGパンに白いシャツなんてのも素敵だなと思うんですよね。
    そういえば、うかれぶたさんの家も1ミリぐらい映っているかもしれない横浜のビルの上の、恩知らずの時の衣装もカッコ良かったなあ。
    というか、なんでも素敵なんですけれどね。
    それにしても、うかれぶたさんの妄想もなかなか良いですねえ。

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