平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(571)傷心旅行だよ。みゆきさーん。(3)

1月9日の凡の傷心旅行。
旅行へ出かけたなら、夕食をどこで食べようかと悩むところである。
1人ならどうしてもカウンターのある居酒屋ということが多い。
ホテルのフロントのお姉さんにこの街の賑やかな場所を訊くと駅の北側だという。
フロントの横にあるラックに手作りの駅前の地図が置いてあったので、それを持ってホテルを出た。
まずは、駅の北側がにぎやかだというので散歩がてらに下見をしてあるく。
なかなかいい。
そう感じながら薄暗くなってきた街を歩く。
都会のような繁華街ではない。
そして、シャッター街のように寂れてはいない。
地方らしくどの業種のお店も店構えが大きい。

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(ホテルの反対側の駅前)
地方都市の香りが寂しさを醸し出してはいるが、ただお店も思ったより多く。
旅人を優しくもてなしてくれるだろう雰囲気のお店も多く、地図を頼りに散歩するのもことのほか楽しい。
そんな中で、凡はホテルの手作りの地図に「オススメ店」と書かれていた1軒に入ってみることにした。

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(このコピーの地図の説明が詳しくて、持って歩くと探検しているような気分で楽しかった)
「角山水産」さん。

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2階にあるお店に入ると、思ったよりも広くて、テーブル席に座敷もあって、座敷は宴会の予約でいっぱいのようだった。
カウンターに座る。
凡の左に若い夫婦が座っていて、もうすでに終わりかけのようである。
その左横には男性の1人客が2組。
そして凡の右側には、凡が来た時には誰もいなかった。
ここでこれは書いておく必要はないのかもしれないが、一人旅の若い女の子はいない。
別に期待してお店に入ったわけじゃない。
ただ事実として書いただけだ。
さて、とりあえずはビールと、駿河湾の生の桜海老。480円
これは少し前にテレビの番組でやっていたので、メニューを見るなり即注文。
これで名物を食べたことになる。

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そして、このお店にはお値打ち商品があって、それを注文。
ぶりの天ぷら180円
やりイカ下足刺身180円。
これは安いですね。

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(ぶり天ぷら)

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(ゲソ刺身)
しばらくして右隣に常連の年配の男性が座った。
この安いメニューとキープの焼酎でしばらくやったら帰って行った。
なるほど、こういうメニューがあると毎日でも寄ることができる。
ただ、この男性も帰りには寿司折りをお土産なのか自分用なのか買って帰った。
一応利益の出るものも注文するところが常連だ。
そうやって、周りを見ながら少しずつ呑むのもこれは旅の楽しみである。
料理も美味しいし、店員も元気なので、これは良い居酒屋に入ったと思った。
やっぱりホテルのスタッフオススメである。
お店の収容人数は結構多いようだけれど、凡のいる間に満席になった。
この後、周りのお店を見てみたが、こんなに流行っているお店はなかったな。
それにしてもオカシイのである。
来ないのだ。
いくら待っても来ない。
一人旅の女の子が来ないのである。
いや、凡は別に期待している訳じゃない。
それに、もし仮に若い一人旅の女の子が来たところで、何回も言うけれども、凡は声をかけるつもりもないし、それなら、若い女の子の一人旅が来たところで意味のない話なのではあるのだけれど、おっさんの横顔を見ながら飲むよりはよっぽど楽しいことは、これは間違いがない。
とはいうものの、これがもし実際に一人旅の女の子が来て、しかも白いニットのワンピースだったりしたら、これはエライコトになってしまう。
もちろん、断るのではある。
たとえ誘われても断る。
しかしだ。
こういう場合に限ってミニだったりするわけで、これはそんな危険というか悩ましいことに遭遇するまえに退散するのも一計である。
君子危うきに近寄らず。
正確に言うなら、君子ミニに近寄らず。
何につけ若い女の子の一人旅に遭遇することは厄介であるのであります。
そんな訳で、その他にも、子持ちカレイの煮つけやアサリのかき揚げなどを頂いて、お会計をすると3898円だった。
ビールも頂いているので、丁度いい感じだろうか。

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(カレイ煮つけ)

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(あさりのかきあげ)
さて、1軒目に入る前から、もし余力があるなら入ってみようと思っていたお店に寄ってみることにした。
手作りの地図にオススメ店と書かれていたところのもう1軒のお店だ。
そば屋「金時」さん。

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ミニかつ丼とみにざるそばのセット。1080円。
お店の壁には「秘密のケンミンSHOW」で紹介されたと書かれている。
ということは、これは名物ということで間違いがないだろう。

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その前に、名前は忘れたが地酒を1杯。

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お店には、地元の方だろうか、落ち着いた感じのご婦人や仲間で夕食を食べに来ている人が静かに食べている。
運ばれてきたセットは、ミニとはあるのだけれど結構なボリュームがあった。
そして、かつ丼はといえば、普通はカツの上にやや軽く溶いた玉子をかけ回して作るのが一般的だと思うのですが、ここのかつ丼はかなり念入りに玉子をかき回して、なおかつ熱で固まりかけた玉子を更にかき混ぜているようで、カツにかかっている玉子はトロトロの状態でかかっている。
それが皿に盛られていて、スプーンで食べるのである。
豚は「天下逸品、富士ブランド」のようである。

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しかしだ。
しかし、来ないのだ。
いや、クドイようではあるけれども、若い一人旅の女の子が来ない。
でも、それでいい。
凡はただ、若い女の子が来て、そしてそんな状況でも凡が本当に誘われても断るんだということころを皆に知ってほしかっただけなんだ。
だって本当にお誘いを断るんだもの。
口で言っているだけじゃないんだもん。
さて、お酒も頂いたし、ご飯系も頂いたし、とはいうものの、何ともこのままホテルに帰るのも寂しい。
のではあるのでありますが、少しばかり疲れたので、やっぱり帰ることにした。
途中、駅の売店へ寄ると「富士から生まれた富士の味」というコピーが目に入った。
これは名物ということじゃないか。
「ようかんぱん」

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そして裏の棚に回ると「元祖!富士の味」そしてまたしても「秘密のケンミンSHOW」の文字があった。
これもまた名物だ。
「のっぽパン」

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凡は1個ずつ買おうかと思ったら売店のお姉さんに「しろいようかんぱん」も美味しいとか言われて、合計3個購入。
ホテルに帰って食べようかと思ったけれど、お腹いっぱいだったので、2個しか食べられなかった。
ようかんぱんは、中はアンコで上に掛かっているチョコレートに見えるのがようかんだ。
真ん中にホイップクリームがあって、これはちょっとしたアクセントで美味しい。
のっぽパンはお姉さんのオススメで、じゃりじゃりメイプルのっぽというのを買ったけれども、やっぱりお腹いっぱいで、これは翌日に食べたのであります。
さて、今日はまだ早いのだけれど、明日は早めに出かける予定なので寝ることにしましょうか。
明日は冨士本宮浅間大社である。

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