平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(560)国鉄復活!そして、少しばかりみゆきさーん。

メリークリスマス!
なんて浮かれてはいけない。
何しろ凡は特別な日廃止論者なのでありますから。

それに今年のクリスマスはもう終わってしまっている。
どうにもタイミングが悪い。
そういえば、昨年のクリスマスには、みゆきさんにプレゼントを無理やりに送り付けたのではありましたが、あの鉛筆はみゆきさんまで届いたのでありましょうか。

今年の誕生日は凡のオリジナルデザインのTシャツ。
あれも、届いたのだろうか。
届いていることを期待したいのではありますが、たとえ届いていたとしても、気持ち悪がられていないだろうかと、どっちにしたって喜んでくれているみゆきさんの顔が想像できないのであります。
まあ、仕方がない。
という気持ちのせいでもないのだけれど、今年は贈らなかった。
というか、贈る余裕がなかったのかな。
いろいろ考えることも多いときだったものだから。
そんな今日なのでありますが、所要でJRの奈良駅で乗り換えをすることになったのです。
少し時間があったのでホームをぶらぶらと歩いていました。
するとホームの中央ぐらいに白いボックスがあった。
キオスクだ。
凡はキオスクが大好きなのであります。
旅行の時にはキオスクを、何を買うという訳でもないのですが、時間があれば覗かずにはいられないのです。
学生時代は、旅行に行くと、キオスクで必ずちり紙を買っていた。
キオスクで売っているちり紙はしっかりしていて、ズボンのお尻のポケットに入れていてもヨレヨレになりにくいんです。
最近はティッシュになってしまって、でも今でも欲しくて地方のキオスクに行った時はひょっとして売っているんじゃないかと探してしまう。
時代は変わってティッシュであってもね、上から吊り下げられて売っているのがいいんだ。
それに、ゆで玉子なんかも売られていて、列車に乗る前にビールと一緒に買って中で飲むのが旅の楽しみの1つだ。
そんなキオスクをJRの奈良駅で見かけたので、正面に回ってみた。

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ドリンクの自動販売機に変わっていた。
悲しい。
奈良駅でさえ、こうなのである。
そのまま奈良から天王寺まで帰って来たら、天王寺駅にはまだキオスクがあったので、少しばかりホッとした。
天王寺駅のキオスクがなくなったら、JRもお終いである。
とはいうものの、JRは今の状態でも既に終わっている。
国鉄を復活させよ!
凡が国鉄の復活を強く望むのは、昔は良かった症候群のせいではない。
体制によって民営化されたJRの経営陣や職員が、国家の無知な要求に対して唯々諾々として、鉄道魂というものを忘れているゆえなのである。
鉄道というのは利益を第一に優先させるべきではない。
北の端から南の端まで、そして東の端から西の端まで、全国のいたるところに2本の鉄の棒を引っ張ってこその鉄道なのである。
たとえ地方の赤字路線であっても、それは税金を投入してでも1日に1本は列車を走らせるべきなのだ。
それが鉄道魂というものである。
食堂車も寝台車も復活させなければいけない。
そうすることによって、旅の文化の成熟した国となれるのである。
今のJRでは、子供の情緒も乏しく育ってしまうだろう。
与えられた現実を何の疑いもなく信じて従ってしまう、そんな大人になってしまうだろう。
そんなのは少しばかり寂しいじゃない。
だから凡は叫びたい。
国鉄復活をさせるべきだと
それに今のJRには、そんな鉄道魂を持った人はいないのも寂しいのであります。
国鉄が民営化されたときに、JRとなったのでありますが、全国で1つのJRだったらまだ良かったのだけれど、実際は分断された。
何故、今日にこんなことを書くのかというと、凡は天王寺の駅で1枚のパンフレットを手に取ったことに始まっているのです。
元日限定の乗り放題のパンフレットだ。

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こういう企画はいいですね。
凡は元日はミニボンの実家に行く予定なので、この企画には乗れない。
でも、企画しようとする試みは大いに買いたい。
なのでありますが、凡はパンフレットの内容を見て、ガッカリしたのであります。
西は博多まで、東は上越妙高までしか乗れないのです。
つまりはJR西日本のみ。
これなんだ。
これなんだ、旅を詰まらなくしているのは。
これなんだ、子供から夢を奪っているのは。
そして、これなんだ、凡がJRに対して不満を持っているのは。
体制によって国鉄が民営化されて、なおかつ分断されたのは、今の段階では甘んじてその現状を受け入れなければならない。
でも、その状態を何の手も打たないで、それで良しとしているところがダメなんだ。
鉄道魂がないと感じるのである。
たとえ分断されたとしても、JRの職員が連携すれば2本の鉄の棒は繋がるはずだ。
北の端から南の端までね。
でも、凡はいつかそれが出来る日が来ると思うのであります。
というか凡はただただ祈るのみであります。
そして、このパンフレットに元日乗り放題「北の端から南の端まで」とコピーをつけて全国の地図をのっけて欲しいのです。
近い将来に、そんな風にJRになって欲しい。
そんなことを考えたら、駅弁が食べたくなってきた。
そういえば、みゆきさんも列車で旅をするのだろうか。
みゆきさんと列車で駅弁の蓋の裏に付いたご飯粒を食べながら旅をしたいなあ。
とはいうものの、それもまた凡はただただ祈るのみではございます。

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