平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(443)仙台松島の旅。(3)

ホテル松島大観荘の宿泊プランについている食事プランの種類は多い。
和食洋食中華のそれぞれのレストランもあるし、個室でコース料理を味わうこともできるようです。
でも、ミニボンがとてつもなく偏食でありますもので、やっぱり今回もバイキングを選択。
ただ、バイキングと言っても、このホテル松島大観荘には、2つのプランがあるのです。
和洋中の料理を解放感ある会場で楽しむプランと、地元で水揚げされた海の幸を味わう和風海鮮のプランだ。
でも、新鮮な魚はミニボンは食べない。
なので、和洋中のバイキングにした。
ただ、値段設定をみると和風海鮮の方が高級なのだろうか。
レストラン会場は、地下にあるレストラン「ラ・セレーヌ」だ。
地下にあると言っても高台にホテルがあるので、松島の景色を見ながら食事をすることができるようになっている。
オープンの5時30分に入ると、景色の見える1番良い席に案内される。
係りの人が、まだ時間が早いので景色が見えるように隣に並んで座ったらと教えてくれた。
飲み物は、アルコールの飲み放題を凡だけ頼む。1950円
そしてミニボンは、ソフトドリンクの飲み放題を注文。540円。
ホテルのバイキングでは、ソフトドリンクはタダで付いてくるところも多いけれど、ここはコーヒー以外のものは有料である。
さて、いざ出陣。
まずはテーブルの前に立って両の手の平を輪っかにして双眼鏡にする。
そして、敵の布陣を観察するのだ。
まだ、時間が早い今の時間は攻め時だ。
「エイエイオー」
勇んで料理の待つカウンターに向かう。
長いカウンターは、向かって左から洋、和、中の順番に料理が区分けされていて、選びやすくなっている。
まずは、洋のカウンターだ。
目の前にある料理は、ビーフストロガノフ、貝柱やエビなどの蒸し物をホワイトソースで食べさせるもの、などが
並び、ライブでステーキと牛タンを焼いてくれる。
その右は和のコーナーだ。
天ぷらや寿司などがライブで提供される。
ここでは旬の魚を揚げて餡かけにしたものが美味しかった。
その右のコーナーは、中華料理だ。
スペアリブの豆鼓蒸しや、海老のピリ辛炒めなどがあった。
この海老のピリ辛は、海老自体が大きく、味付けも本格的だった。
その他のカウンターには、オードブルやキッズコーナーなどがある。
まずは、和洋中のそれぞれのコーナーから、ピックアップしてテーブルに戻る。

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飲み放題のビールは席に着いてから持って来てくれるのだけれど、その後は、ビールの残りが2センチぐらいになったら、すぐに係りの人が「お代わりのビールは如何ですか。」と声を掛けてくれるので、飲み放題の追加注文のストレスなく、おおいに痛飲することができたのが、これはなかなかのものでありました。
さて、ホテル松島大観荘の夕食バイキングを楽しみましょう。
ふと横のミニボンのお皿を見ると、から揚げ、たこ焼き、焼きそば、てんぷらが乗っている。
「あんた子供?」と言いたくなるようなチョイスである。
ただ、どうみても子供には見えない。
子供がこんなに重いわけがない。
それに、子供がこんなに丸いわけがない。
ただ、とってきた料理は、キッズコーナーのものばかりだ。
せっかくの美味しい料理を前にして、これじゃねと思うのだけれど、こんな料理を選択できること自体がバイキングの良さでもある。
さてさて、ゆっくりと美味しい料理を頂くことにいたします。
5時30分スタートで、制限時間はないという。
これがいいんですよね。
せっかく普段の疲れを癒すために来ているのですもの、制限時間を気にしながら食べたり飲んだりするのは、ストレスが溜まる。
さて、肝心の料理だけれども、以前に大分の別府に行った時に、杉乃井ホテルのバイキングを絶賛したけれども、ここホテル松島大観荘のバイキングも、それに劣らないというか、それ以上に素晴らしいものであります。
何が素晴らしいかというと、品数はそれほど多くはないけれど、料理の1つひとつが、ちゃんと作られているのある。
中華料理の海老のピリ辛炒めでも、普通のお店の1品として通用する味だ。
別にバイキングだからという作り方をしていない。
そんな丁寧さが感じられる。
和洋中のどれもが美味しい。
そう思いながら頂いていると、タイムサービスが始まった。
そんなものがあるとは知らなかったので、ちょっとした余興になって面白い。
それも和洋中の3回。
始めは洋のタイムサービスだ。ローストビーフを切り分けてくれる。
3皿注文。

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そして、次は和のタイムサービス。
鯛を1匹さばいて、鯛茶漬けにしてくれる。
この鯛茶漬けが絶品に美味かった。
なのでお代わりを貰いにいくと、鯛茶漬けと鯛を刺身にしてくれた。

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そして、最後は中のタイムサービスで、これは北京ダックのバーガーのようなもの。

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それらを味わっていると、すぐそばでピアノの生演奏が流れてくる。
フィリピン出身のルーベンさんだ。
ピアノを弾いて歌を歌ってくれる。

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ちょうど、お腹も満ちだしてきて、少し食べるスピードを落とそうとしていたときだから、これもゆっくりとした気分で聴くことができた。
レストランのガラス張りの向こうにはプールがあって、子供たち向けの花火会が始まる。
小さな花火に火を点けて、体が固まったように花火を持っている子供たちを笑いながら見ていた。
何となく、楽しい。
ふと右隣のテーブルを見ると、女性の2人組が座っていた。
1人は少し年配の婦人で、もう1人は若い女性だ。
後で聞くとお嫁さんと義理のお母さんだったのだけれど、2人で遊びに来ているとのことだったのだけれど、同じように花火をする子供を見ては大笑いしていた。
それにしても、この女性2人は仙台に住んでいるそうで、そんな近いところからも遊びに来ようと思うところが、このホテルが良いホテルだと言えるところである。
5時30分にスタートした夕食だけれど、閉店の9時前ぐらいまでゆっくりとテーブルに座っていた。
終わりごろになって、先ほどの隣の女性が、注文したワインが飲みきれないので凡に飲んでくれと言って、始めは残ったワインをくれたのだけれど、最終的には360ミリを1本くれた。

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凡は凡で、計画的に最後の1杯を飲んだのだけれど、この断わり切れないワインで、結局は二日酔いになってしまった。
嬉しいやら、ツライやら。
そして、部屋に戻ると計画通りにバタンQ―――。

コメント

  1. ゆけむり より:

    ビーフストロガノフに貝柱やエビなどの蒸し物
    ライブでステーキと牛タンですか?
    かなり豪華なバイキングですね
    いや、ビュッフェと言った方が良いような内容ですね
    鯛の刺身やマグロの刺身までお盆に乗っていますね
    タイムサービスのローストビーフの切り分け
    続いて鯛茶漬け
    この鯛茶漬けは絶対美味しいでしょうね
    飲んだ後は一層美味しい、間違いないですね!
    お隣の女性からのワイン、これは嬉しいですね
    でも結果的に2日酔いですか?
    う~ん(^_^;)

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    ここのバイキングは、良かったですよ。品数は少なめですが、1品が丁寧に作られていました。
    どの1品も美味しかったです。それに、タイムサービスも、鯛茶漬けを追加したら、刺身もどうかと一言言ってくれるのも、お客様の気持ちになったサービスだと思いました。
    そんでもって、隣の女性のワインは効きましたね。最後の最後に貰ったので。でも、全体的に、素晴らしいいバイキングでした。この素晴らしさが、私の行った時のまま続いてくれることを願ってやまないです。
    そんでもって、ホテルのバイキングは、もう1か所あって、そっちは、新鮮な魚を使った料理を提供するバイキングのようでした。そっちの方が、値段を見ると高級なのかな。ひょっとしたら、ゆけむりさんなら、そっちをチョイスされるかも。どんな内容かは、行ってないので詳細は不明ですが。

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