岡山駅で途中下車をする。
ホテルのある児島には、昔仕事で何度か行ったことがあるのですが、何もないという印象なので、岡山でちょっと
観光気分を味わおうということであります。
駅の観光案内所に行く。
今から観光できるお勧めをお聞きすると、「今日は、月曜日なので観光施設は全部閉まってますよ。」というのです。
「全部閉まっている。」
「今日空いているのは、岡山城と後楽園だけです。」
「他は、、、。」
「全部閉まってます。」
あまりのきっぱりとした返事に、その場で笑ってしまった。
ミニボンも、ここまで閉まってるのは、潔いなあと感心している。
それじゃ、却って焦って観光地を走り回ることもない。
ぶらぶら岡山城へでも行ってみますか。
岡山城ヘは駅前から出ているチンチン電車で向かう。
といっても、乗っている時間は短い。
岡山城は、前から見ると平面的なペラッとした印象のお城で、色は黒く烏城とも呼ばれているそうです。
入場料を払うと1人800円だった。
特別展をしているので普段より高いようです。
取りあえずエレベーターで4階まで上がり、6階の1番上まで階段で上る。
上がった瞬間ミニボンに言った。
「もう、あかん。」
怖いのです。
高すぎるのです。
ただ、お城の外に出る廊下のようなところがなく、壁があるので、まだ普通のお城より耐えられる。
とはいうものの、やっぱりだめだ。
窓がある。
窓と言うのは、外が見える。
これはだめだ。
見たくはないけれども、窓があったら窓を見てしまう。
窓を見ると、窓の外が見える。
外は、怖い。
やっぱり高所恐怖症の来る場所ではないな、お城と言うところは。
早々に下の階に移動した。
岡山城の天守閣は、もともと小さいので、展示物はそれほど多くない。
これで800円は、高いなあ。
そう思って階下に下りると、特別展をやっていた。
「江戸の遊び心」
(お城の入り口の看板)
特別展といっても、天守閣自体が狭いので、そこまで大がかりなものじゃない。
そして、特別展のイベントを2種類やっている時だった。
1つは、からくり人形のコーナーで、若い女性が昔のからくり人形の仕掛けを説明してくれる。
お客さんが来るたびに、その都度説明してくれるので、これは良かった。
凡も、そのからくり人形の間にあげて貰って、お茶を運ぶ人形の体験をさせてもらった。
ただ古い人形なので、上手くいかなかったりするところが、また楽しい。
そして、その横にお姫様の恰好をして写真を撮るコーナーがあって、体験人数に限りがあるんだけれど、あと1名できるということで、ミニボンがお姫様の恰好の体験をした。
カツラが大きくて、斜めになって被りながら写真を撮った。
これも、楽しい体験だ。
あとは駕籠に乗ったり、戦国時代のアイテムを自由に使って記念写真をとるコーナーもあった。
見終えて、やっぱりこの800円は、特別展とはいえ高かったかな。
ただ、凡とミニボンはお姫様の格好をしたり、からくり人形をそばで見させてもらったりと、いろいろやったので、まあ楽しかったけれども。
岡山城を見学したあとは、隣にある後楽園に行ってみる。
さすがに広い庭園は綺麗に整備されていて、のんびり歩くには、気持ちがいい。
ぐるっと1周して、桃アイスを食べる。
岡山といえば桃だものね。
凡とミニボンでは、後楽園でも庭よりもメインは桃アイスとなってしまう。
さて、これからどうしましょう。
何しろ、月曜の岡山は、全部閉まっているのですから。
岡山城に近い表町の商店街あたりを、ぶらぶらする。
やっぱり旅行に行ったら、商店街を歩きたくなる。
楽しいよね。
折角の岡山市内なので、少しだけ何かを食べたい。
お洒落なうどん屋を見つけたので入ってみることにした。
今晩のホテルの夕食はバイキングなので、うどんぐらいが丁度いい。
うどん屋「およべ」さん。
2階に案内されると、結構お客様が多く、流行っているお店のようです。
メニューを見ると、どれも美味しそうだ。
そこで目を付けたのが、ハイカラうどん。
大阪でハイカラうどんというと、うどんの上に天かすが乗っている。
後の具はほとんどない。
でも、ここハイカラうどんは、天かすは少しで、他におぼろ昆布や煮たまごが乗っていて、更にレモンが添えられている。
変わっている。
B型の凡にとって、変わっているというのは褒め言葉だ。
変わっているものは食べてみたい。
これに決めた。
天かすや昆布やレモンなどを、始めは乗っかっている位置を変えずに、その部分のうどんを楽しむ。
それぞれのトッピングは、それぞれに美味しい。
そして、半分食べた後に、トッピングを少し混ぜて食べてみた。
レモンは2切れだけなのですが、これがアクセントになって爽やかだ。
岡山で、思わぬ変わったうどんに出会えて、やっぱり商店街は楽しいね。
さて、ホテルのある児島に、まだ時間は早いのですが向かうことにした。
何しろ、月曜の岡山は、全部閉まっているのですもの。
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