平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
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散散歩歩。(382)JTBのびっくりプライス・岡山の旅。(2)

新幹線に乗る距離と言うのは、どのぐらいからでしょうか。
大阪で言うと、大阪から姫路なら新快速を使う。
この新快速というのは、早いからね。それに普通運賃だけで乗ることが出来るから。
でも、岡山となると迷ってしまう。
大阪から新幹線だと1時間ぐらいだ。
在来線を使うと2時間30分ぐらい。
この1時間30分をどう見るか。
学生なら、間違いなく在来線だ。
出発を早くすればいい。
それに普段乗らない区間を在来線で揺られるのも楽しいものであります。
でも、今は迷う。
2410円を支払えば、快適な新幹線だからだ。
悩みますね。
とはいうものの、凡が今出かけようとしている旅行は、びっくりプライスで新幹線がセットになっている。
これは迷う必要がありません。
しかも、今回は1000円追加してグリーン車に変更している。
そんなリッチな旅行に、いざ出発でございます。

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新大阪8時39分発ひかり495号。
またも書きますが、グリーン車。
乗り込むと中は、ガラガラだった。
凡の車両に5人ぐらいだろうか。
普段乗らない豪華な車両に、どことなくぎこちない動きの凡とミニボンが座った。

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目の前のラックには飛行機などに乗ったときにラックに置いてある雑誌のようなものが挟んであった。
やっぱりグリーン車だ。
席はゆったりとしていて、フットレストもある。
でも、あのフットレストというのは、どうやって使うのか、いつも迷ってしまう。
靴を脱いで足を置く面と、靴のまま足を置く面があるけれども、どっちにしようか迷うし、そもそもグリーン車の車内という公共の場で、靴を脱いで寛いで良いものかどうか。
家じゃあるまいし。
それに、凡の場合、匂いだって気になる。
近くで駅弁なんか食べている横で、湿気た靴下になるのは、裸足になるよりも凡には人の目が怖い。
なら、消臭スプレーを持参して、靴を脱いだ足にシュッシュッなんて振りかけますか。
それも持って歩くのが面倒だ。
そしたら、ウエットティッシュで拭くとかね。
グリーン車の座席に座って靴下を脱いで、ウエットティッシュで、足の指の股なんかを念入りに拭く。
「今、凡はみなさんの迷惑にならないように、足の匂いを拭きとってますからね。もう少し待ってね。」なんて表情を作って、周りに愛想笑いをする。
見た目カッコ悪いね。
じゃ、ビニール袋を足にかぶせますか。
グリーン車の座席に座ったら、持参したスーパーのビニール袋を、それぞれの足に被せる。
そんでもって、足首のところで輪ゴムで留める。
これなら完璧だ。
匂いは完璧にシャットアウトできる。
それに、ビニール袋2枚カバンに入れていくだけでいい。
これは特に中年の男性はやるべきだ。
お互いに気持ち良くグリーン車を使うためにね。
ただ、シャカシャカというビニール袋のすれる音が、気になりますけれども。
ビジネスマンが多い車内だったら、そこらじゅうからシャカシャカとうるさくてしかたないか。
もし横にサラサラロングヘアーの女の子が乗ってきてもロマンスなんて生まれないだろう。
でも相手の事を思いやることのできる女の子なら、あるいはビニール袋を持ってくるかもしれない。
サラサラロングヘアーの白いニットのワンピースの似合う30才ぐらいだろうか、ほっぺたの片方にえくぼの出来る女の子が凡の横に座る。
少しスカートの丈が短くないかな、なんてことを凡は思っている。
チョコレートのような甘い香りが彼女の髪から漂う。
座席に座ると、おもむろに7センチヒールのコンビのハイヒールを脱いで、ビニール袋を足に被せた。
留める輪ゴムはピンク色だ。
見えないところにもお洒落を心がけているんだね。
凡が見つめていると分ると、凡を首を傾げて悪戯っぽい目で会釈をした。
「女の子が、ビニール袋って、カッコ悪いね。」
恥ずかしそうに笑った。
「いや、素敵ですよ。それに、そのビニール袋は日本橋の三越のビニール袋ですよね。お洒落だね。」
「そんなこと言ったの、あなたが初めてよ。」
「あ、そうだ岡山の駅前にも、たしか百貨店があったよ。どう、一緒にビニール袋探しに行かない。」
「きゃー、何か面白そう。あたし、ビニール袋フェチなの。」
なんてね、そんなことは、、、ないか。
とはいうものの、凡は今までこのフットレストに足を乗っけて気持ちいいとか楽だなんて感じたことは1度もない。
どうも、足を乗せる位置なのか高さなのかが、凡の身体にぴったりとこないのです。
長すぎるのか、脚が。
でも、せっかくのグリーン車だから使いたい。
でも、使うと何となく足の居心地が悪い。
でもでも、グリーン車だからと、1分間ほどフットレストを使用して納得した。
このフットレストも追加料金の1000円の中に含まれるからね。
ミニボンも、初めてのグリーン車が珍しいのか、座席の肘掛のところにあるボタンをしきりに眺めている。
ボタンが2つあるのですが、1つはリクライニングと分った。
でも、もう1つあるのです。

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車掌さんが検札に来たときに尋ねた。
よっぽど気になってたのね。
もう1つは、座席のヒーターだった。
これがグリーン車と言うものなのか。
さて、折角のグリーン車なので贅沢な駅弁を食することといたしましょうか。
新大阪駅で買った駅弁。
焼肉弁当「じゅうじゅう亭」850円

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(中はこんな感じ)

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(さらに肉を広げると、こんな意外と大きい肉だった。)
ご飯の横に、十分に厚みを感じる肉が折りたたまれて横たわっている。
これは広げると思ったより大判の肉なんです。
そして街の食堂の焼肉定食にあるような、焼肉のたれを絡ませたものではなく、肉自体に味を浸み込ませたような仕上げになっているので、高級感も感じる。
新幹線のグリーン車で食べるには、ぴったりの駅弁である。
ただ、添えられているコロッケが少し月並みではあるけれど。
まだ、朝の早い時間ですが、グリーン車にはプレミアムですよね。
その後、車内販売でみかんのアイスを買って、スペシャルな新幹線の旅も終わり、9時59分に岡山駅に到着。

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