ホテルや旅館に泊まった次の日の昼食は、大概において遅くなる。
これは朝食を食べ過ぎるからでありまして、鬼怒川温泉ホテルでもバイキングの朝食だったので、和食、洋食の両方を食べたものだから、お昼時分に食べることをしなかった。
でも、そろそろ食べても良さそうだ。
帰りの飛行機の時間もあるから、夕食は食べられないもの。
そこで、銀座のライオンに行くことにした。
ライオンには、今年の始めに行ったけれど、その時は地下のお店に分らずに入った。
そこはそこで楽しかったのだけれど、やっぱり銀座7丁目のビヤホールにも行ってみたい。
何しろ昭和9年からやっている銀座の老舗のお店でありますからね。
中に入ると、3時過ぎなのだけれど、結構な人が既に杯を上げている。
昼間っからビールを飲むなんて、贅沢なものですね。
凡も、そんな贅沢を今から大いに味わうといたしましょう。
勿論最初は、大ジョッキ。
そしてミニボンは、ウーロン茶。
凡の大ジョッキが1050円で、ミニボンのウーロン茶が530円というのは、どうも納得がいかないと、ミニボンが首を傾げる。
1口飲んで言った。
「普通のウーロン茶や。」
まあ、ここはビヤホールなんだから、そのあたりは仕方がない話ではあります。
とはいうものの、ミニボンの言うように、大ジョッキが1050円なら、ウーロン茶は300円ぐらいでも良さそうなものではあります。
それに、この価格は消費税込みの値段だ。
大ジョッキの1050円は解る。
しかし、ウーロン茶は、本来なら525円となるはずであろう。
でなきゃ、消費税を引いたウーロン茶本体の価格は、504.761904、、、、という結滞な数字になってしまう。
5円の行方は如何に。
何て事を考えて飲んでいると、これは楽しくないので、値段の事は考えずに注文することにしよう。
ビールには、やっぱりチキンバスケット。
少しお腹にも溜まるカツサンドも注文。
その他にも数点注文をした。
そして、2杯目はヱビススタウト700円。
そして、3倍目はエーデルピルス700円。
これは香りがいい。
そして、4杯目は百人のキセキ大ジョッキ1380円。
これはフェイスブックのビール愛好家によるコラボ商品だ。
首都圏限定販売なので、注文しなければいけません。
ここ銀座ライオンは、昭和初期からやっているので、やっぱり雰囲気がいいですね。
高い天井や、レトロなライト、奥の壁画など、素敵な雰囲気で痛飲いたしました。
さて、帰路も長いので、あまり酔っ払ってはいけません。
お店を出たら、前回に行った喫茶店WESTさんへ、酔い覚ましのコーヒーでも飲みに行くことにした。
どうもね、酔っ払いたいのか、醒めたいのか、折角の東京なんだからね、その両方だ。
何と言ってもウエストさんは、お店の雰囲気がいいですね。
それにケーキが充実しているというか、もともとケーキが専門なんだろうか。
ウエイトレスさんに「バタークリームのケーキはありますか。」と聞いた。
凡は、時に無性にバタークリームのケーキが食べたくなる。
あの濃厚な甘さが懐かしくてね。
昔は、バタークリームよりも生クリームの方が高級だったのですが、今はバタークリームのケーキを見かけることもなくなり、希少価値がある。
とはいうものの、今の市場に出回っている生クリームというのも非常に疑わしい。
見かけはちゃんとしたケーキ屋さんでも、本当の生クリームをホイップしたものを使用しているケーキは少ないんじゃないかと疑ってしまう。
先日も、ケーキ屋さんに並べられたショートケーキの中に、純生クリーム使用と書かれたショートケーキがあって、他のよりも高い値段がついていた。
ということは、そのケーキ以外のケーキは何を使用しているのだろうか。
不純生クリーム?
ちょっとドキドキしちゃう。
というか多分植物性の油を固めたものだろう。
いわゆるショートニングの生クリーム版。
普通のケーキ屋さんでも、そんなぐあいだからコンビニのケーキなんて絶対に生クリームじゃない。
裏の表示を見てもホイップクリームって書いてあったりする。
消費者は、そのホイップクリームの材料が知りたいんだけれどね。
という話は置いておきまして、今は銀座のウエストさんだ。
先ほどのウエイトレスさんが「バタークリームのケーキはこれ1種類だけなんです。」と持って来てくれた。
さすがだ。
さすがウエストさんだ。
バタークリームのショートケーキがあった。
しかも、見た目も上品である。
ただ、これも本当のバターなのかマーガリンなのかということを知りたいのだけれど、ウエストさんなのだから、バターなんだろうと思う。
そこまで疑っちゃダメだ。
もう少し、ウエストさんでゆっくりとしたかったのですが、帰路の飛行機の時間もあり、お店を出て羽田に向かうことにした。
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