平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

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散散歩歩。(312)鎌倉アンド東京。

サムエルコッキング苑から岩屋に向かって歩く。
天候の不安定な日だったので、海からの風が強い。
台風かと思われるような、というより最近経験した台風よりも強い風が吹いている。
岩屋へ下りて行く階段に差し掛かると、海からの風が一層に勢いを増して、このまま飛ばされてしまうんじゃないかっていうほど吹き荒れている。

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すれ違う人や、記念写真を撮っている学生のグループも、景色よりもその風に驚いて、少しばかり喜んでいる風でもある。
そんな風を抜けて岩屋の入り口まで辿り着いた。
入場料を払って中に入る。
岩屋には、第1岩屋と第2岩屋があるそうで、今、この文章を思い出して書こうとしているのだけれど、どうも全部を歩いたような記憶がない。
奥の方に龍のオブジェがあったので、あるいは第2岩屋だけしか行っていないのかもしれない。
何しろ、強い風にほとんどの興味がいっていたので、岩屋の中の記憶が飛んでしまっている。
とはいうものの、ろうそくを持って入って行く洞窟は、遊園地のアトラクションのようでもあり、楽しい観光施設でありました。

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さて、これから戻る訳なのでありますが、これがまた大変だ。
岩屋からサムエルコッキング苑まで戻るのだけれど、これが急な上り坂なのです。
天気のいい日には船も出ているそうだけれど、こんな風の日は当然運航していない。
ふうふう言いながら、途中の休憩も取らずに上って行く。
今思えば、ここで休憩をするべきであった。
でも、ホテルにチェックインする時間もあり、そのまま「もう、アカン。」と言い続けながら上って、そして続いて江の島の入り口まで戻って来た。
これはかなり疲れましたね。
隣のミニボンを見ると、ヘトヘト状態です。
これはいけない。
これはいけないと直感した。
江の島へ向かう道でコンビニを見つけ、ドリンク剤を買った。
そしてミニボンに渡して言った「晩まで、もってや。」
何しろ凡には通行人になるという計画と、渋谷でハシゴをするという計画があるのでありまして、これが凡にとっての今回の旅の最大の目的なのであります。
そして、江ノ電に再び乗り込んで、鎌倉まで戻る。
鎌倉では、ミニボンが友人から頼まれたというお菓子を買わなきゃいけません。
鎌倉にある「紅谷」というお店の「クルミッ子」というお菓子が美味しいから買って来てくれと頼まれたそうです。
可愛いリスの絵のクルミッ子は、これはお土産としても、また美味しいので自分で買ってもいいお菓子です。

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それはそれで良かったのですが、またその分歩いてしまうことになった。
でもまあ、ドリンク剤ものんだしね、晩までもってくれるだろう。
そう思ってJRで荷物を預けた品川まで戻って、それから渋谷に向かった。
2か月ぶりの渋谷。
やっぱりいいですね。
そして、ホテルはやっぱり「渋谷東武ホテル」。
今回は、ツイン。

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みゆきさんは、1人で泊まっていただろうから、ツインじゃなかったとは思うけれど、そこはまあいいことにしておこう。
同じホテルに泊まれたんだからね。
さあて、これから凡の目的というか計画の時間です。
まずは、通行人になりにいきましょう。
そう言うと、「えー。今から?」というのです。
でも、夕方に通行人になりたいって、前の日から申告しているんですから、行こうよっていうと、少し不機嫌というか疲れた表情になって、しぶしぶホテルを出発した。

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