平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
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散散歩歩。(286)アイラブユー・ほたえてくれ!みゆきさーん。(52)

「あたし、凡ちゃんの傍に、ずっといさせてね。」
なんて、みゆきさんに言われたら、全身の皮膚から血を噴いて死んでしまうだろう。
それほど、興奮してしまう。
一体、傍とは、どのぐらいの距離を言うのだろう。
惚れた女性が、僕の傍にいるんだって実感できる距離。
10センチ。
1メーター。
10メーター。
100メーター。
そして、1キロ、10キロ、100キロ、、、、。
みゆきさんとの距離が10センチなら、これは血を噴きだす距離だろう。
間違いなく傍にいる。
1メーターも、そうだ。
ずっとみゆきさんの笑顔を見ていられる。
至福の距離。
10メーターだと、これは何かの障害物、壁だとか、ドアだとかに隔てられている。
でも、意識をすれば、傍にいると感じられる。
お互いに意識し合えば、距離と言う空間を、これぐらいなら埋められる。
考えてみれば、傍にいるという感覚は、物理的な距離よりも、こころの距離による。
例え、遠くに離れていても、お互いにお互いを思えば、それは傍にいるということだろう。
ただ、これはお互いに意識できる、というか、お互いを認識しているという条件を伴う。
凡のように、みゆきさんが凡を全くもって認識していない場合、想像力よりも物理的な距離が優位になってしまう。
いくら凡の妄想が強くても、東京にいるみゆきさんを傍にいるとは思うことが出来ない。
でも、数キロなら、傍にいるとは思えなくても、近くにいるとは想像できる。
そして、凡は今まさに、みゆきさんが近くにいるということを、実感しているのでございます。
そう、今、みゆきさんは大阪にいるのだ。
多分。
おそらく。
みゆきさんが、どこのホテルに泊まっているかは、知らないけれど、大阪でのコンサートなら大阪に泊まるだろう。
そうであります。
今、みゆきさんは大阪のホテルに泊まっている。
筈なのです。
今日、1月24日は、大阪ツアーの前日です。
(ちょっと、書くのが遅れましたが、その日の出来事であります。)
みゆきさんが、傍にいるとは実感できないけれど、間違いなく近くにいる。
それだけで、凡の血圧は10目盛りは上がっただろう。
東京にいる人は、いつもこうなのかな。
こんな気持ちで、みゆきさんを感じているのだろうか。
大阪でのコンサートは、28日にチケットを取った。
オリックス劇場。
今日ではないのだけれど、オリックス劇場に行ってみよう。
ツアーの前日だから、ひょっとして、まだリハーサルをしているかもしれない。
それに、オリックス劇場の場所も確認したい。
28日当日は、仕事なので、終わったらすぐに駆けつけなければならないのです。
迷っていては命取りだ。
仕事を終えて、9時半ごろ、地下鉄の心斎橋駅に着く。
ここから歩いていくつもりだ。
ここでまた、いい加減な凡は、感を頼りに探して歩く。
やっぱり、分らないので、近くにいた女性に聞いてみた。
「ワタシ、シラナイ。」
韓国の人だった。
それは、知らないかもね。
やっぱり、道を尋ねるには、綺麗という基準で人を選んでは上手くいかないようである。
ということで、普通に歩いている人に聞いて、やっとたどり着く。

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(携帯で撮ったら、ちょっとぼやけてました。)

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オリックス劇場は、公園の横に、黒くどっしりとした塊となって、そこにあった。
夜の暗闇に、ものすごい重量のある物体が、威圧的だった。
中を窺うが、様子は分らない。
これじゃ、みゆきさんと会えそうもないので、さあ帰りましょうかという時に、凡の目の前に1人の男性が現れて、オリックス劇場の写メを撮っている。
40才ぐらいだろうか。
「こんな時間に、オリックス劇場の写真?」
普通は、撮らないよね。
でも、撮っているということは、みゆきさんのファンなのか。
それとも、凡のように、みゆきさんに惚れた男なのか。
「おまえは、凡の敵か、味方か。もし、敵なら、いざ尋常に勝負勝負!」
凡は、その男の背中に向かって、無言で勝負を挑んだ。
ナサケナイ。
だって、面と向かったら、怖いしさ。
喧嘩になったら、嫌だもんね。
凡は喧嘩は嫌いだ。
「えい、すきあり!しまった、右肩を切られた。おっと、そうはいかないぞ。メーン!これでもかぁ。うっ、おぬし卑怯な手を、、、。」
それでも妄想の果し合いは続く。
すると、男は携帯で誰かに電話を掛けて、話し始めた。
どうも、相手は、恋人か奥さんのようである。
今、オリックス劇場に来たという事を報告しているのである。
ということは、ちゃんとした恋人がいて、彼は普通に、みゆきさんのファンだということだろう。
そうか、みゆきさんのファンか。
ならば味方だ。
「青年よ。君は偉いぞ。そうやって、みゆきさんのファンとして、グッズを買ったり、CDを買ったりして、みゆきさんに儲けさせてあげるんだぞ。」
そうエールを送って、家に帰ることにした。
いよいよ、大阪でのコンサートであります。

コメント

  1. うかれぶた より:

    想い出してしまう猫
    「ずっと、あたしと一緒にいてくれる?」
    何回か、問いかけていた…
    この世の次のステージに行っても、すぐわかる。
    そこでまた 逢えるょ猫
    そんな 訳わかんないことを、あたしは 真面目に 話していた…
    その世界に、別れなんてないという気がしてた。
    その次の世界に行く前に、別れが くるなんて、計算してなかった。
    別れのない世界では、みゆきさまは、わかれうた 唄わないで HAPPYソングばかりになるのだろうか…

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、うかれぶたさん。
    ずーっと一緒、、、、。
    考えてみれば、世界一悲しい言葉かもしれないですね。
    それにしても、次のステージなるものは、存在するのでしょうか。
    ぼくも、不思議大好きなので、死んでも、次に何かはあると、ずっと思ってたのですが、最近は少し懐疑的にもなっている。
    あったとしても、今のこの世の常識では説明のつかない世界のような気がする。
    別れのない世界があったとしたらね。
    これまたツライことでありますよ。
    愛する人とずっと一緒にいられるのは、いいけれど。
    嫌な人とも、ずっと一緒にいなきゃいけない。
    怨憎会苦。
    世の中、なかなかうまくはいかないものであります。
    そんな世界じゃ、みゆきさんも
    ♪た・わ・わ。お前を殺したい♪
    なんて、曲ばかりになっちゃうよー。

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