平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

創作劇場は、ここをクリックしてください。⇒⇒⇒

散散歩歩。(262)アイラブユー・ほたえてくれ!みゆきさーん。(30)

部屋に戻って、窓から見える会場の裏を見ながら余韻に浸る。
今頃、みゆきさんは、どうしているのかな。
と思うのでありますが、ここは現実に戻って、晩御飯でも食べに行くことにしましょうか。
1階に降りると、さっきのコンサートの興奮はどこへ行ったのか、ホールのドアや階段が、ひっそりと静まり返っていた。
この静かさが、もの悲しくもあり、凡のこころを人恋しくさせる。

画像

祭の後の淋しさ。
♪祭のあとの淋しさが、いやでもやってくるのなら、祭のあとの淋しさは、たとえば女でまぎらわし、もう帰ろう、もう帰ってしまおう、寝静まった街を抜けて♪
(岡本おさみ作詞、吉田拓郎作曲)
さあ、寝静まった街を抜けて、凡は晩御飯でも食べに行きましょうか。
淋しさも女じゃなくて、ビールでまぎらわそう。
どうも、淋しい夜になりそうだ。
平和大通りを歩いていると、道に沿ってイルミネーションが煌めいていた。
それも結構大がかりで、結構な距離が続いている。

画像

もう少し時間が早ければ、若い女の子たちが「キャー、チョー綺麗。」なんてはしゃぐ姿を見ることが出来たのだろうけれど、今は一杯飲んだ帰りのサラリーマンが1人で携帯で写真を撮るぐらいで、人が少なく、ロマンチックだけれど、もの悲しい。
凡も1人でパシャリ。
「ほら見て、あのオジサン。1人で写真撮ってるで、何か可哀想やわあ。独りぼっちで何してるんやろ。」なんて思われてるんだろうなあ。
「オジサンはね、これはこれで案外楽しいんだよ。」ポツリ。
三井ガーデンホテルあたりで、商店街の方に向かった。
流川あたりに行くと、スナック街なので遅くまでやっているお店が多いそうだけれど、このあたりは早く閉めるようです。
いくつかのお店を覗いてみるけれども、決めかねる。
ここは良い匂いがするぞと入ってみると、もう閉店ですなんて振られたり。
ふと見ると、ドアが開いているお好み焼き屋さんがあったので入ることにした。
広島へ来て、広島のお好み焼きというのも、観光気分で楽しいか。
まだ、やってるか聞いたら、もう閉店時間だけれど、気にしないで入ってくれというのでカウンターに座った。
前からいるお客さんの注文が間に合わなくて、まだ閉めることができないから、閉店出来ないんだそうである。
お店はカウンターと奥にテーブル席が見えた。
取り敢えずは、ビールとアテに肉を焼いてもらう。
みゆきさんのコンサートに大阪から来たと言うと、そういうお客様もたまにいるそうです。
お店の主人と言ってもお兄さんなのですが、気のいい人で、1人の凡にも話を合わせてくれる。
広島といえば、広島フォーク村だ。
1970年ごろに、吉田拓郎さんを中心として活動していたサークルです。
そんな話をしていると、お兄さんのお母さんは、若い頃に吉田拓郎さんがやっていたギター教室で、吉田拓郎さんにギターを習ったことがあるそうです。
そんな話で、楽しい夕食をいただくことができました。
最後に、やっぱり注文しないといけませんね。
広島焼きスペシャル。

画像

(この写真ではスペシャル感でてないですね。実際は、スペシャルでしたよ。)
みゆきさんに会えた特別な夜だから、スペシャルがいい。
肉やエビやイカや、兎に角スペシャルな具が嬉しい。
結構ボリュームがあるお好み焼きで、美味しかった。
広島の人は、一味を振りかける人も多いと言うので、凡も振りかえて食べた。
辛いの好きだからね。
最後に、お店を出る時に玄関の写真を撮っていいかって聞いたら、もう電気を消してしまったから、ちょっと待ってくださいって言って、また電気を点けてくれた。
やさしいお兄さんであります。

画像

(ドアのところに立っているのがお兄さん)
旅先で優しい人に出会うと、それだけで、その街が好きになってしまう。
帰り道に、カフェのようなお店が何軒かあって、入ってみようかなと思ったのだけれど、少々疲れもしたし、カフェの年齢層とも違う気がしてホテルに帰ることにした。
でも、何となくもう1軒寄り道をしたい。
知らない街にきて、もう1軒行ってみたいなと思わせるというのは、やっぱり広島はいい街なんだなと思う。
人恋しくなる街。
ホテルに戻ると、気の早いクリスマスツリーが、淋しそうに出迎えてくれた。

画像

コメント

  1. うかれぶた より:

    あれから…
    二週間…
    痩せた黒猫に なってます…
    今、凡さんのコメント読ませて貰ったとこで…
    なにかの涙。ありがとう。
    昨日も、仕事帰り 何度目かの一人 遍路。
    いや、カラオケに ふらり。
    でも 「うらみます」は 唄ってないょ~
    今のは あらゆるアルパムから入っちゃうのね♪
    一晩で 終わらない!
    沢山の親切とぉ
    心配をありがとう♪
    沢山の気遣いとぉ
    人生をありがとう♪
    ぇだから、だから、だから、これきりですぅ♪
    ぇこれで、これで、これで楽になってねぇ♪
    まだ、ずっ~と 好きだけど…ごっめん!!
    てゆーように、私も
    みゆきさまと同じく、
    あなた 幸せになってね。って、身を引くタイプなのだ。
    ばかの癖に愛して貰えるつもりでいた ようなー(長音記号1)
    でも、私には テレパシーがあるもんね~
    東京で 営業のときも、お客さんちで、なぜかみゆきさまの話になって「この並びの家ょ~」なんて!

  2. うかれぶた より:

    この前、TSUTAYAで「ムー一族」を見つけてしばらく笑えた~
    「世迷いごと」も みゆきさま 作曲だしね♪
    あの頃、ひろみファンだったけど、アルパムに、
    「美貌の都」を作っておられた みゆきさま♪
    知らずのうちに、みゆきナイズされて おりましたのね♪
    渋谷に住んで時には、すぐほんとに コクーンの何歩か隣の アパートだったのに…
    「夜会」に行けず、東急本店の 「中島みゆき夜会」の垂れ幕の下で、
    犬を散歩を装い、垂れ幕の写真だけを撮ったのは、 おそらく 私だけでしょう!
    しかし、なんと当時の ラジオ番組で、その不思議犬の事を書いたハガキを、みゆきさまが 読んで!しかも、オリジナル犬の歌も唄って下さった♪♪
    ペンネームとばして、本名読んじゃった みゆきさまも、らしかったんで 笑える~ 私の宝物ね♪
    あのスクランブル交差点も、私と一緒だ♪と 思って、みゆきさまって、声もいつまでも少女でかわいい!
    そして荒野の旅猫だね

  3. 平凡蔵。 より:

    ありがとう、うかれぶたさん。
    これは、そーとーに、みゆきさんにかぶれておられますね。
    さすがに、キャリアが長いと、そうなっちゃいますか。
    でも、みゆきさんて魅力的ですもんね。
    私は、歌については、好きになってから聴きはじめたので、まだまだ知らないんです。
    それにしても、みゆきさんにラジオで名前を読んでもらったなんて、すごいなあ。
    羨ましーーーー。
    失恋から、2週間。
    痩せた黒猫って、痩せたんだったら、儲けもんですよ。
    痩せて可愛くなっちゃうんだったら、もっと失恋しましょうよ。
    きっと、あと3回ぐらい失恋したら、モデルみたいになっちゃうかもですよ。
    あ、うかれぶたさんて、カラオケ上手いんですか。
    私は、音痴で苦手です。
    歌が上手い人って、うらやましいです。
    それに、渋谷に住んでいたなんて、かっこよすぎます。
    先日、東京へ行ったけど、やっぱりカッコイイ街ですよね。
    あ、そうそう、みゆきさんの声って、可愛いですよね。
    特に、トークの時の声は、癒されるー。
    これからも、みゆきさんのこと、教えてくださいましね。

  4. うかれぶた より:

    あのね、
    私も そーとー音痴には 自信がありますぅ♪
    だからぁ、だからぁ
    一人で 唄うんですぅ♪
    って、この前から 一人カラオケに填まった のであります。
    人に 聴かれる緊張感もなし~
    ハズレたら、即次曲に スキップすれば よし~カラオケ
    キー も自分に あわせ、
    エコー と 音量を最大に…さらに、伴奏の派手なダウンロード会社を選ぶ!!
    さすれば、かなりの音痴人間でも、のれる♪のでありますっ♪
    しかし、みゆきさまの唄は 簡単そうなのでも、こなすのは ムズい。
    そう、こなせるのは 人類で ただ一人 みゆきさまのみ!
    だから、こなそうと思わない。
    なりきるので ありま~すぅ♪ みゆきぶしは、一番と二番、さらには、リフレインも 様々。
    そもそも、歌詞自体が、
    時空と、時代を超え、何次元かに 飛んで おりますんで…
    一生涯 読んでみましても、深い!深すぎて、今だに意味不明…
    だから、毎日 新たに聴けるのですね♪

  5. うかれぶた より:

    そう、今だに 理解不能な面が ありながら、あるとき、時々の 私達には グサリと その場に 突き刺さる。
    同じ曲でも、そうやって 時代と年代を 越えて いつまでも 語りかけてくれるのが、人類 唯一 みゆきさま♪
    「東京全力少女」には びったりと ゆーより、ドラマ枠を超越した、恩知らず♪も 人生の深水に填まってない 若者には 浸透しづらいかもだが…
    私が、視聴率ひゃくぱ~ なんだから、それでよいのです。しかし、フルで 流して欲しかったなぁ~
    それに 台詞に、かぶってては、意味がないんですっ…
    「南極大陸」毎回涙したなぁ~。そして 一年毎朝 同じアルパムを聴き続け、そして また すぐ 一年…
    素晴らし~!!
    「歌旅劇場版」の皮切りが私の誕生日だったし♪
    また 5月やってくれないかなぁ~♪
    まわりは、老人ホームだょ なんて ゆー輩もおるが、それがどーした、
    時空を理解してる人達素晴らしい!!ではないかぁ~

  6. うかれぶた より:

    そして、
    あたしが、若く、かわいく居られるのも?ふふふっ…
    みゆきさまが 若く 美しく、かわいいからなのです。
    藤女子大文学部を出られた みゆきさまだけに、古文から 現代文 宇宙文未来文 まで? 巧みに 操られ、声音は、少女から大人の女…男からオヤジ…犬から猫まで…
    声幾多の人の心に 呼び掛けられるのは、みゆきさまが、仙人のように 変化し、まるで 天使のようだから だと思うのです。
    きっと、今 若者も 聴いたら 届く 季節があるとおもう。
    オレンジレンジの誰だか、毎朝 「ひとり上手」でチューニングすると言ってた♪
    あなたは 気づいたね♪
    そうだ、体臭って、加齢臭や 汗菌とか あるけど…
    洗うには、柿シブ石鹸。
    飲む なたまめ茶、
    なんか試したかしら?
    私は、バラのエキスの粒♪これが、体全体を巡り 汗も 薔薇の香りなのょ♪
    会社の、加齢臭たばこ汗ミックス親父達 にホンと薦めたいたらーっ(汗)

  7. うかれぶた より:

    私もギター弾きたくて、
    4つしかコードない「まつりばやし」だけなんとか♪
    その「まつりばやし」
    みゆきさまの お父さんが若くして 亡くなった時の場面じゃないかと、私は思う。祭囃子が、通りすぎて行ったんだって、悲しいね。
    私も、ファザコンだから わかる…
    だけど、泣いてる間もなく、母親と弟を養わなくては。そして、時代 でグランプリの賞金を 葬儀代に…とか。ハングリーで、しかも 才能があるからこそ
    できる みゆきさま。
    内心を想うと、胸が 締め付けられる。
    私の苦労なんて、屁でもない。
    高校時代の文化祭の ギターの弾き語り、なんと、無礼にも、トイレットペーパーを投げられたとか?
    それでも、みゆきさま、平然と 唄いきり!!
    だけど、内心は、ここを乗り切らねば、先を行けない。と思った とか。
    「ファイト!」を聴くたびに、あれは みゆきさま 自身へのエールでもあるのかと。毎回涙してしまう。
    鮭だけの歌ではないのだ。

  8. 凡蔵。 より:

    ありがとう、うかれぶたさん。
    東京全力少女は、第1話は、録画して、そんでもって仕事が終わったら飛んで帰って見ましたよ。
    もっともっと出演してほしいなあ。
    でも、最近は録画が溜まっています。
    そもそも、みゆきさんの歌が聴きたいから録画してたんですね。
    でも、今は中島みゆきオフィシャル・ユーチューブで、恩知らずのフルバージョンが見れるんですもん。
    映像があるから、そっちの方がいい。
    みゆきさん、カッコイイですよね。
    あ、体臭には柿渋石鹸ですか。
    今度試してみよう。
    それになたまめ茶。
    なたまめ茶は、1度取り寄せましたよ。
    でも、続かなかったのは、その時は体臭じゃなくて、鼻かなにかの効能をあてにして飲んでたからかな。
    そんでもって、バラのエキスのカプセルは、これはやりました。
    何か乙女チックな気分になって、これは良かったな。
    で、今は柔軟剤を変えたり、制汗剤を使ったり、加齢臭をバラの香りに帰るスプレーを使ったりしてますが、
    少し寒くなってきたんでね。
    夏よりは、大丈夫になりましたよ。
    で、みゆきさんさは、歌が素晴らしいだけじゃないんですよ。
    その存在自体が素晴らしいの。
    だから、好きなんです。
    うかれぶたさんも、そうとうですけれどね。

タイトルとURLをコピーしました