時をさかのぼる事がきるのなら、みゆきさんの若いときに出会いたかったな。
今は、DVDで見ているのですが、もう、とてつもなく可愛いですよね。
とはいうものの、若いときに、こんなにも可愛くて才能のある女性に会ったなら、どうなっていただろう。
たぶん、、、、狂っている。
愛しい人を、いくら求めても求めても得ることの出来ない苦しみと、愛しても愛しても、巡り会うことのできない苦しみに、悶え苦しんでいただろうう。
それが高じて、あるいは自殺の道を選んでいたかもしれない。
あるいは苦しみを乗り越えて、悟りの境地に達していたかもしれない。
「凡蔵和尚さまー。」なんてね、若い尼僧に言われていたりして。
鼻の下、だらーんと伸ばしたりしてね。
それはそれで、うれしいけれど。
やっぱりみゆきさんじゃなきゃだめなんです。
尼僧は諦めて、仏の道をまっしぐら。
南無阿弥陀仏。
ちーん。
それは、嫌だな。
そして、凡がみゆきさんに惚れてしまったのは、今年の8月であります。
みゆきさんは、今現在も、やたらと可愛い。
凡を包み込むように優しく、時には悲しく、そして朗々と、そして、パワフルに歌い上げるみゆきさんは、カッコ良すぎる。
そうかと思うと、ずっこけるぐらいにキュートな喋り方をしたり、凡のこころをとろかせる笑顔を見せてくれたり、そしてあの白目だ。
ひょっとすると、凡はみゆきさんの一番素敵な時期に出会ってしまったのかもしれない。
そして今、凡はみゆきさんへの恋に狂っている。
いつ出会っても、狂うことの変わりはないようであります。
みゆきさんの素敵さは、大切に大切に熟成させたワインのようです。
いつもはキャップの栓のついた安いワインしか飲んでいないのですが、本当のワインは美味しいですよね。
一度その本当のワインを貰ったことがある。
くれた人は、何度も何度も、「これは、フランスで買った、ちょっと高いワインですよ。」と、高いワインを強調しながら凡にくれた。
飲んでみると、全然違う。
本当にブドウから作ったんだなというのが、解るのです。
柔らかな口当たりなのに、しっかりとした渋みがあり、そして濃厚だ。
みゆきさんは、ワインで言うと、そんな高級なワインに似ている。
「シャトウ・ミユキ」
深い赤の色は、こころの情熱を表す。
グラスに注いで、ゆっくりと回しながら、シャンデリアの光に透かす。
「完璧だ。」
おもむろに口に含んで嚥下すると、、、、
「あれ?カルピス?」
爽やかな甘酸っぱさが口に広がった。
凝り固まった緊張が、いっきに時ほぐれる。
みゆきさんの素晴らしさは、ここにあるんですよね。
素晴らしいのに、可愛い。
こんな女性なかなかいないよね。
「初恋の味、カルピス。」
凡のこの気持ちは、あるいは初恋なのかもしれないな。
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