平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

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散散歩歩。(168)高崎山自然動物園のサルの子供は可愛かった。

大分の駅に着いたら、駅前の商店街をブラブラ歩くのもいいなあ。
そう凡のこころの中では思っていた。
凡は商店街が大好きだし、商店街というと地元の人が集まる場所だ。
とはいうものの、大分観光についての知識がないものですから、駅の観光案内所を覗いてみることにした。
お姉さんにお勧めの場所を尋ねてみると、今は「高崎山の自然動物園」がブームになっているという。
高崎山には、15年ぐらい前に別府に来たときに見に行ったことがある。
ただ、ハッキリとした映像として思い出せないが、行ったことは間違いない。
どうしようかなと思ったが、ここは流れに身を任せてみようと、高崎山に行くことにした。
高崎山に行って、少しだけ見物をして、また駅に戻って商店街を歩こう。
そうプランを決めた。
高崎山へはバスで20分ぐらいです。
バスを降りると、すぐに入り口があって、「さるっこレール」というモノレールで、サルの集まる猿寄せ場に向かった。

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(サルの絵も可愛い小さなモノレール)

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(細いレールが観光地っぽくて、気に入った。)
ここ高崎山には、1300頭のサルが群れを作って生息してるそうです。
このサルは、飼育されているのではなくて、野生のサルです。
凡が到着した時は、丁度、サル寄場で、餌のサツマイモを貰うところでした。
すぐ間近でサツマイモを取り合うシーンを見ることが出来て、迫力も満点です。
昨年は山の食べ物が豊富だったせいで、今年の凡が行った5月は出産ラッシュだそうで、可愛い赤ちゃんのサルが、お母さんの胸の中に引っ付いている姿は、見ていて微笑ましい気分になります。

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(サツマイモを2個ゲットしたサルと赤ちゃん)

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さて、そろそろ帰ろうかと思っていると、サルの群れの交代が始まると、説明のお兄さんが言いました。
折角だから、そのサルの群れの交代を見てみよう。
どんな交代劇が待っているか楽しみだ。
と思ったのでありますが、これが中々交代しないのであります。
そうなんです。
ここのサルは野生のサルなんです。
動物園のショウのように芸を教えられている訳じゃない。
サルは群れで生活をしていて、縄張り意識も高いんです。
なので、違うグループ同士が一緒にいるということはないんだそうです。
今、サル寄場にいるサルが、山に帰らないと、次の群れがサル寄場に集まってこないのです。
しかも、それがピッチリと交代が行われるわけじゃなくて、ちょっとずつ、ちょっとずつ前のサルが山に帰りかけて、徐々に次のグループのサルが山から下りてくる。
とはいうものの、この自然動物園は、ここのところが素晴らしいんですよね。
そのリアルな交代を見ることができる。
中々に交代しない、というか、何となく少しずつ交代していく間に、説明のお兄さんが面白く説明をしてくれます。
2つのグループの中間に餌を投げて、グループの境界線を教えてくれたり、サルについての知識を教えてくれたり。
その説明も楽しい。
そんな自然の時間でサルを見ていたら、1時間半以上の間、そのサル寄場で突っ立ってサルを見物してしまった。
サルの交代も無事見届けて、山を下りてバスで大分へ戻る。
ここ高崎山は、大分からバスで20分なのですが、別府からは10分で来れる。
だったら、別府からJRで大分に行かずに、別府から高崎山にバスで行って、そしてバスで大分に行けば良かったのでありまして、これから行かれる方は、その方が便利だと思います。
でも、凡はJRに乗って大分という駅に降りてみたいという気持ちがありましたので、このルートもまた良かったのであります。
それにしても、この高崎山は、以前行ったことがあって、それほど印象に残っていなかったので、もうひとつかなと思っていたのですが、意外に楽しくて来て良かったと思った。

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(2番目のグループは、さつまいもじゃなくて、小麦をもらっていた。小麦なので、エサを摘み上げる仕草が切ない。)

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