平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

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散散歩歩。(82)贅沢な旅行。鹿児島サンロイヤルホテル。

鹿児島中央駅のバス乗り場にある気温計は38度と表示されている。
さすが南国鹿児島だ。
とはいうものの、暑いには暑いのだけれど、湿度が高くないせいか、それ程辛くはない。
寧ろ、大阪の方がジトッとした湿気で、どうにも堪らないぐらい暑い。
さて、お昼ご飯も食べたので、ホテルに向かうことにしよう。
予約を入れていた1時半には少し早いけれど、ホテルに電話をしてみると、今からでもどうぞと快くお返事を頂いた。
送迎バスはあるのだけれど、時間が合わないのでタクシーで行くことにする。
ホテルに到着すると、ドアマンなのだろうかホテルの従業員が笑顔で出迎えてくれた。
チェックインをして部屋に案内をしてもらう。
20歳代のスラリとした女性で、清潔感のある制服が決まっている。
綺麗な女性に、やや緊張しながらも、鼻の下を伸ばして説明を聞く。
他人が見たら、あるいは満面の笑みであったかもしれない。
ここのホテルの従業員の接客はなかなかのものです。
都会の有名ホテルよりホスピタリティにあふれているのが、ホテルに入ってロビーを見ただけで分かります。
どの従業員も清潔感があって、常にお客様に意識が向いています。
凡が何かをしようかなと思うと、自然に声を掛けてくれるのです。
それも優しい笑顔でもって。
部屋は11階の禁煙室。

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(ホテルの部屋)

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(部屋の窓から見える桜島)
それ程広くはないが、凡とミニボンが旅の疲れを癒すのには十分でありまして、それよりなにより、凡の泊まった部屋は、窓から桜島がドーンと正面に見えるのであります。
この景色は、作家の向田邦子さんも絶賛されたそうです。
とりあえず、荷物を置いて、鹿児島市内に観光に出かけよう。
そう思っていると、ピンポンとドアのベルが鳴った。
出ると、先ほどの綺麗なお姉さんがいて、桜島観光のパンフレットやバスの時刻表を持って来てくれた。実は部屋に案内してもらったときに、桜島に観光に行きたいという話をしていたのです。
それで、その資料を持って来てくれたのです。
やっぱり、なかなかのものですね。
さあ、これからなのですが、鹿児島へ来たら、こんどは凡が食べたいと思っていたものがあります。
「白熊」
白熊とは鹿児島のかき氷で、ふんわりとした氷に蜜と練乳がたっぷりと掛かっていて、イチゴやスイカなどのトッピングが乗っています。
ホテルからタクシーで天文館にある「むじゃき」さんへ行きました。
お店に着くと満席で、お兄さんが地下のお好み焼きのお店も、おなじお店だから、そこへ回ってくれというのです。
地下へ降りると、すこし暗いガランとしたお好み焼き屋さんです。
やっぱり地上のお店に入ろうと、階段を上ると、またまたお兄さんが、下のお店も同じだから地下にいけというのです。
お店の人にしたら、同じお店かもしれないのですが、わざわざ鹿児島まで来たのだから、上の店で食べたいと思うのです。
とはいうものの、有無を言わせぬ口調だったので、地下にまた下りて行った。
凡が入ったときはガランとしていたのですが、それから上から流れてきた人で周りが埋まってきたので、少し安心する。
白熊もいろいろ種類はあるのですが、タクシーの運転手が「白熊は普通のやつが一番美味しい。」というアドバイスに従って、普通の白熊を注文。
白熊レギュラー683円

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練乳がたっぷり掛かっているので、甘くて美味しい。
レギュラーはかなりのボリュームで、地元の人はベビーというのを注文している人もいる。
ベビーで普通のかき氷の大きさだ。
冷たい氷で、少し元気が出たので、今度は「仙巌園」という庭園を見に行くことにしよう。

コメント

  1. とっちゃん より:

    そうなんですよね!
    何かしようとしたり、レストランで何かを注文しようとした時にサッと気づいてくれる!
    そのあたりが、高級ホテルと普通のホテルの差なんですよね~
    ジロジロ見ず、何気なく食事の進行状況を気にかけていてくれているんですよね!
    先日の日光四季彩もこんな感じで嬉しかったですよ~
    おっ、噂の白熊ですか?
    現地で食べるとは流石ですね~
    ホテルの部屋から桜島がド~ンと見えるのも最高ですね

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