平 凡蔵。の 創作劇場

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そうだ、ソウルへ行こう!(186)台湾慕情。高雄の龍虎塔。

南国台湾に来たのに、肌寒い。
台北にいた時は、そう感じていたのですが、新幹線の左営のホームに降り立つとすぐに、湿った暖かい空気に包まれた。
新幹線での1時間半の南下が、これほどの気温の差を生むということを知った。
この日の高雄の気温は27度らしい。
ここ高雄では、龍虎塔という蓮池潭(大きな湖)のほとりにある七重の塔に行く計画だ。
少し離れた位置にあるので、駅からタクシーで向かった。
タクシーは、龍虎塔のすぐ前に止めてくれる。

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蓮池潭という大きな湖に、2基の七重の塔が中華風の鮮やかな色彩でそびえていた。
その下に、大きな龍と虎の建物があり、どちらも大きな口を開けている。
龍の口から入って、虎の口からでると、今までの悪いことが清められて善人になって出てこれるそうです。
凡は、果たして善人なのか悪人なのか。
善と悪は、コインの裏表のように、まったく相容れないものでもあり、
一本の糸の両端のように、連続していて、その境界線がはっきりしないものでもある。
仮に善と思われる部分の糸をハサミでちょきんと切っても、またその善の部分に善と悪が生まれる。
ということになれば、自分が善人なのか悪人なのかということを考えることに意味がなくなってくる。
そんな屁理屈を考えながら、龍の口から入っていった。
龍の口を抜けると、1基目の塔がある。
その2層めに上ると、蓮池潭から吹いてくる爽やかな風が、少し汗ばんだ体に気持ちいい。
「もっと上に上がれるよ。」ミニボンが言ったが、「いや、止めとく。」と答える。
凡は極端な高所恐怖症である。
わざわざ台湾にまで来て、そんな危険を冒す必要はない。
賢者は高所を好まない。
塔の上にはミニボンだけが上って行った。
上の層は、さらに景色もよく気持ちが良かったそうであります。
それにしても、あんな高い所に上るなんて、もし落ちたらなんて想像はしないのでしょうか。
恐るべしO型のいい加減さである。

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(ミニボンが上から撮影)
湖の上を吹き渡る風を楽しんだ後、
凡とミニボンは、こんどは虎の口から出た。
これでいままでの悪いことは、清められたでありましょう。
「あれも、これも、そして、あれも、これも、、、あ、そうだ、あれも、これも。」
この七重の塔までは、九十九折の橋が渡してあります。
悪魔は直線でしか、歩くことが出来ないそうです。
この橋で記念撮影をする人が多い。
ここ龍虎塔は、地元の人よりも観光客で賑わっている。
高雄の観光スポットの目玉のようなところなので、高雄に来た人は、ほとんどここに来るようです。
龍虎塔を見学した後は、湖沿いの道を、隣の春秋閣に向かった。
この湖には、このような塔がいくつかあって、どれも観光客で賑わっている。
こんどの春秋閣も色鮮やかな建物だ。
蓮池潭のほとりの歩道を楽しむほどの距離もないほど、近い場所にある。
すぐに2基の塔と、大きな龍に乗った観音様に着いた。

コメント

  1. とっちゃん より:

    きっと塔の上からは素晴らしい景色が見え、爽やかな風が吹いていなんでしょうね~
    凡蔵さんも一応登って、下を見なければ大丈夫なんではないでしょうか???
    せっかく行ったのに~
    それにしても1時間半でガラッと気候も変わっちゃたんですね!
    台北よりも旅行情緒が掻き立てられそうな場所&のんびりした感じで良い所ですね~

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、とっちゃん。
    もう高いところはダメですね。
    いつも、私は下で待っています。
    お城なんかの天守閣に登っても、私は真ん中で立っているだけです。
    景色の見えるところには、行かないですよ。
    ここは来ている人みんな観光に来ている雰囲気で、のんびりしていましたよ。

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