平 凡蔵。の 創作劇場

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そうだ、ソウルへ行こう!(172)台湾慕情。キャセイに搭乗、待っててスチュワーデスさん。

スキップ、スキップ、ラン、ラン、ラン。
チケットを貰ったので、早速出国手続きに進もう。
いつもなら空港で朝食を食べたり、ぶらぶら土産物屋を見たりするのですが、今日はどうも早めに中に入った方が良さそうです。
出国手続きを終えて、サンドイッチを急いで食べてゲイトに向かうと、もう搭乗手続きを開始していた。
凡の席は、エコノミーの最前列だ。
いや、凡の分類ではエコノミーではなく、ドリームクラスとなる。
前にスペースがあるので足を思いっきり伸ばすことができる。
この点は、最高だ。
目の前には濃いブルーのカーテンがあって、その向こうはビジネスクラスという聖域。
前回ソウルに行ったときは、マイル利用とはいえ、あの聖域に足を踏み入れたこともあるのであります。
しかし、今はドリームクラス。
目の前でスチュワーデスさんが甲斐甲斐しくビジネスのお客様を接待している様子をぼんやり眺めているだけなのでありました。
11時離陸の予定が、時刻を過ぎても出発しない。
この便もまた、長蛇の列のせいで、チェックインできない人を待っているのです。
次々と遅れて人が乗り込んでくる。
飛行機がガタッとゲートを離れたのは、45分を超過した時だった。
さあ、これから快適な空の旅の始まり始まり。
「お客様、お飲み物は何になさいます。」
サラサラロングヘアーをアップに纏めたエクボの可愛いスチュワーデスさんが、愛しさを込めた瞳で優しく問いかける。
最後の「なさいます。」の「す。」の時に上唇が少し前に出るのが今風の女の子という感じで、可愛らしい。
ジャスミン系の香水が、香るか香らないかぐらいの淡く爽やかに凡の耳元に、飛行機のエアコンに乗って流れてくる。
「あ、じゃあビールを、お願いします。」
今にも折れそうな細い指で、350ミリのアサヒの缶ビールを開けて、テーブルに置いた。
凡は、少し照れた笑顔で缶ビールを目のあたりまで持ち上げて言った。
「テンキュー。」
凡は、サンキューの時に、下を歯で挟んでサンキューと発音することが出来ないので、いつもテンキューというのであります。
スチュワーデスさんは、それを聞いて、首を少し横に曲げて、子供っぽい笑顔を返してくれた。
ああ、これなんです。
これこそ素敵な空の旅の醍醐味でしょう。
今、凡はまさにその醍醐味を存分に味わっているのであります。
至福の時間が大空の雲の上で流れていく。
、、、そうなる筈だったんです。
、、、そうなることを楽しみにしていたのです。
しかし、安定飛行に入って、目の前に現れたのは、男性だったのであります。
凡が座っているエリアの担当は、2人とも男性なのであります。
なのであります。
カーテンの向こうでは、スチュワーデスさんの柔らかい声と、食器の触れ合うカチャカチャという音が交差して、何やら楽しそうです。
でも、今凡の目の前にいるのは、男性。
「さあ、らっしゃい、らっしゃい。今日の機内食は生きがいいよ。へい、どれにするんだい。」
寿司屋ちゃうちゅーねん。
機内食をサーブしてくれるのは、やっぱり女性の方がいい。
とはいうものの、よく見ると制服が似合う香港のイケメンだ。
仕方がない、諦めて女性のお客様になった気分でこのフライトを楽しもう。
「いやーん。肉にしようかな、魚にしようかな。凡子、迷っちゃうー。うっふん。」

コメント

  1. とっちゃん より:

    凡蔵さん、サラサラロングヘアーのスッチーじゃなかったんですか???
    いや~笑っちゃいけないけど男のCAとは
    残念でしたね・・・(ー_ー)!!
    しかし45分遅れは腹立ちますね
    45分あれば台北の茶房でゆっくりお茶を楽しめますよね~
    あるいは足つぼマッサージ(ショート)もOKですよね~
    さぁこれからどんな機内食が出てくるんでしょうね~

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、とっちゃん。
    CAが男性なんて。
    それも、2人とも男性だったんです。
    今まで、男性のCAは見たことがあるんですが、2人ともなんて。
    それも、私の座っているエリアだけのようでした。
    後ろのエリアは綺麗な女性のCAでしたよ。
    少し残念でしたね。
    でも、かっこいい男性でしたよ。
    若い女性だったら、うっとりするような。
    機内食は楽しみの一つなんで、写真も撮りました。
    やっぱりうれしいですよね。

  3. koji より:

    ホント、好きですよね。
    サラサラロングヘアーのかわいい娘(笑)。

  4. 凡蔵。 より:

    ありがとう、kojiさん。
    そうなんです、サラサラロングヘアーのかわいい子「も」好きなんですよ。
    気が多い性格なのか、女性は、ほとんど全員、大好きなんです。

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