平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(47)小豆島そして高松。続×6。

リゾートホテル・オリビアン小豆島でディナーの至福の時間が過ぎていく。
パジャマのような館内着で、熱々のてんぷらに、よく冷えた発泡酒を喉に流し込む。
窓の外はすっかり暗くなって、リゾート地へ来た旅情を満喫していた。
しかし、メインはまだこれからだ。
ホームページを見ると、ここのバイキングは「瀬戸内旬彩ブッフェ」と言って、地中海をイメージした創作料理が自慢だそうだ。
オリーブを使った料理も小豆島らしい。
その食事のページには、「洋食料理ではシェフ自慢のローストビーフ、島で水揚げされた海産物と蛸出汁、醤油の香ばしさが漂う「小豆島パエリア」をご用意いたしております。」と書いてあって、ページの中央には小豆島パエリアの写真が「これでもかというぐらいに豪華」に掲載されている。

画像

(ホームページのレストランの写真)
わーい。
こんな豪華なパエリアを食べるのは初めてだ。
小豆島の海の幸を豪快に使ったパエリアは、まさにキング・オブ・パエリアに違いない。
これでやっと小豆島へ来た甲斐があったというものだ。
これでやっとリゾートホテルに泊まった甲斐があったというものだ。
テーブルの一角には、小豆島パエリアの看板が威風堂々と飾られている。
その前には、パエリアの王様が置かれるであろう台が鎮座しているのである。
ありがとう、小豆島。
ありがとう、海の幸。
発泡酒を飲みながら、その主人公の登場を今か今かと待っていた。
あれ。
しかし、いくら待っていてもその舞台には主人公が現れないのであります。
フロントの女性の「作りたての料理がたっぷり」という言葉が山彦のように凡の頭の中に響いていた。
「作りたての、作りたての、、、、、。」
「たっぷり、たっぷり、、、、。」
30分過ぎた頃に、スタッフに聞いてみた。
「あのう。今日はパエリアはないんですか。」
そうすると、「時間を調節してお出ししています。」と返事が返ってきた。
えー。そんなんアカンアカン。
そんなん詐欺や。
一番メインの料理が始めから揃ってないなんてアカン。
凡は一番好きな料理を一番最初に食べたいのです。
それが「好きな物を好きなだけ、気兼ねなしに。」のバイキングの醍醐味なのであります。
ああ、それなのにそれなのに、期待に胸を膨らましに膨らましたパエリアが出てこないなんて。
少し文句を言いたい気もしたが、すでに30分間発泡酒をたっぷり飲んで、パエリアではないけれど、美味しい料理をたっぷり食べていたので、気持ちがゆったりとリゾートしていたので、幾分おおらかな気持ちで更に待ってみることにした。
素晴らしきかなアルコールの効果。
素晴らしきかな満腹の効果。
更に待っていると、ようやく主人公が登場。
少し意地悪な気持ちで時計を見ると、バイキングを開始してから48分経っていた。
90分の制限時間で48分後にメイン料理が登場するのは、これは少しホテルの方も考えたほうがお客様の為じゃないかなと思う。
パエリアをたっぷり堪能したかったが、すでにお腹もいっぱいになりかけていたので、味見程度に食べてレストランを出た。
さあ、今日の予定はすべて終了した。
リゾートではこれからどうすればいいのだろう。

コメント

  1. oriver より:

    ここまで、小豆島の旅を一緒に満喫~!
    パエリア登場のタイミングは、BOO!ですねぇ。全部揃ってないと、旅の楽しみも半減してしてしまいますぅ。
    でも、ここの島の方々は皆親切でほっとする優しさ♪おばあさんの一言はその土地に住まう方々の最高のおもてなし。
    さて、続きを楽しみに♪

  2. ろこ より:

    こんばんは。
    初めまして。
    気持玉を頂きありがとうございました。
    楽しい旅を御一緒させて頂きました。

  3. 凡蔵。 より:

    ありがとう、oriverさん。
    小豆島で出会った人は、全員親切で、ホント嬉しかったです。
    自分も他の人に親切にしたくなってくるような、そんな優しい気持ちになりました。
    でも、パエリアのタイミングはどうもね。
    看板料理なだけに、ちょっと悲しかったです。
    というか、それにこだわり過ぎてしまっている自分が悲しかったです。
    パエリアは無くても楽しいな、ぐらいの気持ちで食べれたらもっと幸せなんだろうな。

  4. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ろこさん。
    ろこさんも、旅行が好きなんですね。
    色んなところに行かれているので羨ましいです。
    気持ちを5行にまとめるのって、難しそうですね。
    私も、書いて見たいですが、どうも書き出すと饒舌になりすぎるようで、エッセンスだけ抽出することが出来ないようです。
    コメント、ありがとうございます。

  5. koji より:

    ぜーんぶ、美味しそうで、いいな。
    景色も素晴らしそうで、いいな。
    もう十分なんでない?(^^)

  6. 凡蔵。 より:

    ありがとう、kojiさん。
    料理は美味しかったですよ。
    パジャマのような服でくつろいで食べるのもまた良かったです。
    でも、景色は雨が降っていたので、ホテルからは敷地の施設しか見れませんでした。
    でも、何より小豆島の方がみんな、ものすごく親切なんで、本当に感謝でした。

  7. とっちゃん より:

    さすがオリーブの島ですね~
    美味しいパエリアが自慢料理とは!
    でも出てくるのが遅いってのは辛いですね・・・
    やっぱり期待している料理はおなかが空いている状態で食べたいですもんね~
    ところでパエリアのお味はいかがだったのでしょうか???

  8. 凡蔵。 より:

    ありがとう、とっちゃん。
    そうなんですよ。
    他の料理も美味しいので、それで十分満足なんです。
    でも、わざわざホームページやパンフレットで、パエリアを強調されると、期待してしまではないですか。
    自慢するんだったら、始めから出してほしいですよね。
    そして、そのお味は小豆島の特産の醤油をベースに炊いてあって、優しい味でしたよ。

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